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【無し】文才 【書く】小説

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 19:00:10.97 ID:tAJFIMsr0
ここはお題をもらって小説を書き、筆力を向上させるスレです。


◆お題を貰い、作品を完成させてから「投下します」と宣言した後、投下する。

◆投下の際、名前欄 に『タイトル(お題:○○) 現在レス数/総レス数』を記入。メール欄は無記入。
 (例 :『BNSK(お題:文才) 1/5』) ※タイトルは無くても構いません。
◆お題とタイトルを間違えないために、タイトルの有無に関わらず「お題:〜〜」という形式でお題を表記して下さい。


※※※注意事項※※※
 容量は1レスは30行、1行は全角128文字まで(50字程度で改行してください)
 お題を貰っていない作品は、まとめサイトに掲載されない上に、基本スルーされます。

まとめサイト:各まとめ入口:http://www.bnsk.sakura.ne.jp/
まとめwiki:http://www.bnsk.sakura.ne.jp/wiki/
wiki内Q&A:http://www.bnsk.sakura.ne.jp/wiki/index.php?Q%A1%F5A

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 19:02:31.67 ID:tAJFIMsr0
▽読み手の方へ
・感想は書き手側の意欲向上に繋がります。感想や批評はできれば書いてあげて下さい

▽保守について
・創作に役立つ雑談や、「お題:保守」の通常作投下は大歓迎です
・【!】お題:保守=ただ保守するのも何だから小説風に保守する=通常作扱いにはなりません

▽規制されている方へ
>>1から辿って行けるまとめ板に、規制者スレがあります。
 そちらの方に投下していただければ、心ある人が転載してくれます。

▽その他
・作品投下時にトリップを付けておくと、wikiで「単語検索」を行えば自分の作品がすぐ抽出できます
・ただし、作品投下時以外のトリップは嫌われる傾向にありますのでご注意を

▲週末品評会
・毎週末に週末品評会なるものを開催しております。小説を書くのに慣れてきた方はどうぞご一読ください。
 wiki内週末品評会:http://www.bnsk.sakura.ne.jp/wiki/index.php?%BD%B5%CB%F6%C9%CA%C9%BE%B2%F1

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 19:04:41.20 ID:tAJFIMsr0
「なぁフルシチョフ、私の時計を知らないか?」
「すぐに探し出しますスターリン同志!!」

翌日

「 フルシチョフ、昨日はすまなかったな。時計は家に置き忘れていただけだったよ」
「手遅れです同志。すでに5名逮捕され、全員自白しました」



第220回週末品評会  『取扱注意』



規則事項:6レス以内
投稿期間:2010/06/26(土) 00:00〜2010/06/27(日) 23:30
宣言締切:日曜23:30に投下宣言の締切。それ以降の宣言は時間外になります。
※折角の作品を時間外にしない為にも、早めの投稿をお願いします※
投票期間:2010/06/28(月) 00:00〜2010/06/29(火) 24:00
※品評会に参加した方は、出来る限り投票するよう心がけましょう※

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 19:09:36.14 ID:tAJFIMsr0
立ててみたけど、規制スレからどこまで転載されてるのかが分からん
とりあえず、まとめに無い>>337の「爆弾ゲーム」から転載するわ
抜けてたらすまん

5 :爆弾ゲーム 1/4 ◇pEiFbPF7ug:2010/06/27(日) 19:12:03.38 ID:tAJFIMsr0
 待ち合わせ場所に指定されたのは都内某所、ホテルの一階にあるこ洒落た喫茶店だった。大
学が多いという場所柄、昼間から街は学生で賑わっている。最近にしては珍しく橙一色の車体
だった中央線を降りる。通い慣れた道、駅からホテルまでなら目を閉じてでも行ける自信があ
った。尤も、私が前回そこへ訪れたのはもう十年も前の話で、最近は自宅で何をするでなく時
間を浪費しているような私が、何故今更になってそこへ行かなければならないのかは未だ解せ
ない。ただ私にとっての商売仲間とでも言うべきだろうかその人に、「某所」へ来るよう命じ
られただけだからだ。
 細い道を一本入ると、近代的な白い建物が現れる。橙色の電車もホテルに隣接する大学も、
時代の流れを経てすっかり変わってしまったが、此処だけは違った。魔界にでも迷い込んでし
まったかのように時間が止まっているのだ。しかし此処へは何度も通った手前、どんなに建物
が感動的であってもそう長い時間突っ立っていることは出来ない。私は時計の針の急かすがま
まに、「某所」へ向かった。
「よく来たね」
 だらし無く皺の寄った背広に被われた猫背がこちらを向く。その人は、少しばかり年齢を感
じさせながらも、昔と変わらない場所で昔と変わらない恰好をして私を待っていた。
「お久しぶりです」
 その人は私の会釈を軽くいなして向かいに座るよう促した。そして、ウェイトレスを呼んで
アイスコーヒーを頼んだ。はるか昔の記憶が正しければ、ここの喫茶店はなんでもないアイス
コーヒーが一番美味い。
「しかし、よく此処まで来れたね。僕は『某所』としか言ってないはずだけど」
 そうは言うが、かってからその人と私の間には暗黙の了解があり、彼も私が此処へ来れない
とは露ほどに思ってはいないだろう。私は肩から提げていた鞄を下ろしてフローリングの床に
置き、しばしアイスコーヒーを待つことにした。
「そうそう。君はまだ僕が呼んだわけを知らなかったっけ」
「ええ。一方的に切るんですから聞けるはずもありませんね」
「じゃあ時間もないことだし、なるべく簡潔に言おう。死ね」
 ちょうど若いウェイトレスが私たちのコーヒーを運んで来たところ、彼女はその人の言葉を
聞いてしまったのか、無言でコップをふたつ置いて立ち去ってしまった。尤も、私にしてみれ
ば彼から罵声を浴びせられるのは日常茶飯事で、殴り合いの喧嘩さえ何度もしたような仲だ。
今更驚くこともない。

6 :爆弾ゲーム 2/4 ◇pEiFbPF7ug:2010/06/27(日) 19:14:16.86 ID:tAJFIMsr0
「……なんだ君、少しくらいは驚かないのか?」
「まさかあなたはこれまで私に浴びせた罵声のひとつひとつを覚えていて、そう仰りますか」
「いやいや、あんなのと一緒にしないでくれよ。あれはちょっとした冗談だろう」
 私の向かいに座る男は、一瞬目を丸くしたかと思えばまたすぐに普段通りの薄ら笑みを浮か
べるような表情に戻り、そう言った。
「僕は君に死ねと言っているのだよ。意味が分かってないようだから英語でも言ってやろう。
ユー・シャル・ダイ」
 彼はわざと冗談めかした口調で言う。
「つまり、私に死ね、と」
「そうだよ、よく分かったね。君にはこのホテルの一部屋と、一週間をくれてやる。それまで
に小説を書き上げて、死ね」
 十年前の私なら、ここで立ち上がって彼を殴り付けていただろう。しかし、ウェイトレスと
顔なじみでもない今はそうもできまい。しかし何より、私の中に彼を殴り付けるだけの気力が
なかった。
「死に方はある程度自由に選ばせてやる。必要なものはこちらで用意するから、なんなりと言
ってくれ」
 表情をまったく変えずに、彼は言う。なるほど、そんな彼を殴ることさえできない私など、
死のうが生きようが最早変わらないのかも知れないと思えてくるのだ。寧ろ小説を書いて死ね
るのなら本望だろうか。
 しばし考えた末、私は彼に肯いた。
「話が早くて助かるよ。僕にはまだまだ仕事がたくさんあってね。最後に、これが君の部屋の
鍵だ。冷蔵庫の中も自由に飲んでくれて構わない。食事は七日後の朝食までは部屋に届くよう
になってるから心配しなくていい」
「随分な待遇ですね」
「まあ最期だしね。君ごときで地獄に堕とされても堪らない」
 彼は立ち上がると、ゆっくりとした動作で床に落ちていた伝票を拾い上げてから何を言うで
もなく行ってしまった。テーブルに残された私は、十年前から気持ち味が落ちているコーヒー
を口に含み、渡されたカードキーに書かれた部屋番号に目を遣る。最上階のスイートルームの
一室。喫茶店を出るとき、アイスコーヒーを持ってきたあのウェイトレスの、私を憐れむよう
な表情が見えた。心なしか、口の中にわずかに残ったコーヒーが苦かった。

7 :爆弾ゲーム 3/4 ◇pEiFbPF7ug:2010/06/27(日) 19:16:34.48 ID:tAJFIMsr0
 私が小説家として初めて文壇に昇ったのは今からちょうど十四年前、文学部の学生だった時
だ。私の生み出した言葉が人々の手に渡り、それに対するそれなりの評価も得ていた。私は自
分が文学を志す者としての頂点に君臨したかのように思った。
 しかし、文章で口を糊する生活は長く続かなかった。私の文章の泉は次第に涸れ始める。私
は指先から言葉を意のままに紡いでゆく、あのえも言われぬような感覚を失っていった。文学
という巨大な蟻地獄に足を取られた私に残された道は、ただなけなしの才能を擦り減らしなが
ら文章を紡ぎ続けることだけだった。どんなに足掻こうとも、一度足を踏み入れた文学から逃
れることはできない。そして、摩耗しきった私の言葉を読む人はいない。
 終わりのない闇。しかし、そこに一筋の光が射した。今、私は再び筆を執ることを許されたのだ。
 誰も乗っていないエレベーターが最上階に到着した。ゆっくりと、重たい扉が開く。部屋は
エレベーターの直ぐ向かいにあった。臙脂色の扉。そこにカードキーを差し込み、鍵が開く音
を聞いてから部屋に入った。
 扉を開けるとまず目に入るのが、一面に取り付けられた大きな窓。都心から、東京湾のあた
りまで見えるだろうか。それに向かって机と椅子が置かれている。テレビはどうやら私が来る
前に取り除かれたようで、木目柄のデッキの上にはコードが無造作に散らばっている。シング
ルベッドにはシーツが何枚か積んである。
 机上には原稿用紙と万年筆、それに「これから死ぬ君へ」と書かれた悪趣味な封筒が置かれ
ていた。椅子に腰掛け、まず封筒を手に取る。丁寧に糊付けされている封筒の端を破り、机の
脇にあるごみ箱に投げた。
「これから死ぬ君へ
 僕は君に同情しない。文学を行う者は、誰しもが生と死の狭間にいるからだ。否、ひょっと
したら生と死の狭間にいなければ、文学などはじめから出来ないのかも知れない。
 ……これは僕の個人的な考えだが、日本文学というものは日々、その力を衰えてはいないだ
ろうか。我々の言葉は、遥か一千年前の『源氏物語』を超えることが出来ない。僕は紫式部が
日本文学の真骨頂にして、文学を死へ向かわしめた張本人だと思うのだ。
 僕がこの手紙を書いている時も、日本文学は今際に立っている。そして、君は人柱だ。
 死に向かう文学は危うく、爆弾のようなものだ。その底無し沼に足を踏み入れた時から、君

8 :爆弾ゲーム 4/4 ◇pEiFbPF7ug:2010/06/27(日) 19:18:48.61 ID:tAJFIMsr0
には爆弾を抱える覚悟があったはずだ。言ってしまえば、爆弾が君の手元で爆発した、ただそ
れだけのことだ。
 一週間後、日本文学は死ぬ。殺すのは君だ。しかし、君のために日本文学が死ぬことを誰が
許すだろう。だから、君が文学の為に死ぬ。日本文学はかりそめの死を経て生まれ変わる。
 僕が君の代わりに生まれ変わった文学を見届ける。だから君は安心して死んでくれ」
 癖のある字を読み終え、紙を畳んで封筒の中に戻す。椅子の背もたれに寄り掛かり、大きく
息をつく。文学が死ぬ。あまりにも漠然としている。
 起き上がり、机に肘を乗せて窓の向こうの景色を眺める。灰色の、無機質な建物たちが並ん
でいる。几帳面な列車が、ダイヤグラムの通りに走っている。窓の外は平静だった。この中の
何人が、まさか一週間後に文学が、それも私の手によって死ぬと思っているだろうか。否、そ
の私すら、文学が死ぬとは思えないのだ。
 万年筆の蓋を外し、原稿用紙の一番上に滑らせる。黒いインクが紙に滲み、死という文字を
作った。私は手を止めずに、呪詛のように死の一文字を並べ続けた。最期の一週間の、最初の
一日が終わった。
 それから三日、私は無心に死を並べた。用意された原稿用紙が底を付こうとしていた。私は
携帯電話を取り出し、彼に電話を掛けた。
「順調に行っているかい」
「ええ、おかげさまで。紙が無くなったので持ってきてください」
「……なるほど、分かった」
 通話が切れると、携帯電話を折りたたんでベッドへ投げ、私は死を並べる作業を再開した。
原稿用紙の上に一文字一文字の死が連なり、それらは意味を失う。句点も読点も打たれないそ
れは、最早文章ですらない。ただ白い紙が黒い液体に規則正しく染まっているだけ。意味を持
たない文字が、その死を表すのならば、死んだ文字の羅列こそが文学の死を意味する。
 私は残された時間も、意味を失った死だけを書き続ける。そして、やがて私の死すらも意味
を失うだろう。私はもう一度彼に電話を掛け、白装束と日本刀を一緒に持ってくるように言った。

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 19:25:02.81 ID:eho1I2ex0
すれたて乙ん

10 :CONTEXT 0/2 ◆LBPyCcG946 :2010/06/27(日) 19:46:03.43 ID:tAJFIMsr0
品評会作投下します

11 :CONTEXT 1/2 ◆LBPyCcG946 :2010/06/27(日) 19:48:19.37 ID:tAJFIMsr0
「しまった!
 うっかり落としちまった……。どうしよう。もう完全にバラバラになってるわ。
 あーなんだったっけ、忘れちまった。とりあえず、頑張って復元してみるしかないか」

 インド人もビックリの超巨大シーフードカリイ。1時間以内に食べきったら賞金5万円。ただし食べ切れなかっ
た場合は罰金として5000円いただきます。そんな誘いに乗った俺は自他共に認める大食漢。量だけなら全く問
題無かったんだ。しかし店側がこんな卑劣な罠を用意してくるなんて。途中で熱くなるカリイなんて卑怯だ!
「違うな。
 こんなんじゃ無かったはず」
 ガラパゴス諸島は独自の生態系を作ってきた島である。そこには今も未発見の新種の動物達が沢山いる。その中
の1種、センスイオオメジロは、世にも珍しい長時間潜水が可能な鳥である。ある探検家の手によって発見された
このメジロは、キャラクター化され様々な商品になって日本で大ブームを起こした。今、海中の鳥が熱い!
「これも違うなあ。
 あ、こういう感じだったっけ」
 ああっ! アイリかわいいよアイリ! 俺はアイリの写真にちゅっちゅしながらごろごろと部屋の中を転げまわ
った。去年の夏、俺が一目ぼれしたアイリは同じクラスのかわいらしい女の子。お下げ髪にパッチリお目々、つん
と尖った唇に赤く染まる頬。ああ、なんてかわいいんだアイリ! いつか絶対アイリにちゅうしてやる!
「これはひどいな。
 でも確かこんなんだったような気がする」
 世界を回る探険家が事故にあった。ボート1つで大海原に放られ、食料もいよいよ底をつきた。どうしたらいん
だ。神様、仏様、なんでもいいから私を助けてくれ! そんな祈りが通じたのか水平線の向こうに船の影が。必死
に漕いでいって助けを求める「おーい! 助けてくれ!」「ダメだダメだ! 今はイカ釣り勝負の途中だから」
「違うんだけど、
 確かに近づいているっぽいぞ」
 黄色の糸は読まなくなった古雑誌を縛り付けるのに使った。緑色の糸は紙コップで糸電話を作るのに使った。青
色の糸は靴紐が無くなったので代わりに使った。白い糸はボンレスハムを作るのに使った。あれ? それならあの
糸はどこに行ったんだ? おや、船が出るみたいだな。良く見たらあいつが持ってるの、あれ赤い糸じゃないか?
「もうわかんねーや。
 とりあえず適当に混ぜてみよう」

12 :CONTEXT 2/2 ◆LBPyCcG946 :2010/06/27(日) 19:50:40.70 ID:tAJFIMsr0
 大事なイカ釣り勝負の当日だというのに、釣り糸を無くしてしまったマヌケな漁師がいた。漁師は仕方なく、友
達に無断で赤い糸を借りて、釣り糸の代わりにしてイカ釣り勝負に挑んだ。
「アカイイトツリチュウ」
 漁師2人を乗せた船は沖まで出て、いよいよイカ釣り勝負が始まった。途中、遭難者らしき奴が漁師に助けを求
めたが漁師はそれを断った。何せ今は大事な勝負の途中なのだ。
「イカツリアイトチュウ」
 両者とも数え切れないくらい沢山のイカを釣り上げて、勝負は引き分けになった。一方、漁師に糸を盗まれた男
はある女の子に告白しようと思っていた。しかしただ告白するのでは失敗は明らかだ。何かプレゼントがあれば。
「イツカアイリトチュウ」
 そうだ! アイリは確か今ブームになっている海中鳥のマスコットを欲しがってたなぁ。あの陶器で出来た高級
海中鳥の像をプレゼントしたら凄く喜んでくれるだろう。男は海中鳥ブームに乗っかる事にした。
「カイチュウトリアツイ」
 でもあの像は5万円もする。とてもじゃないが買えそうにない。そう思った男はある名案を思いつく。そうだ、
あのレストランの超巨大シーフードカリイ。あれを完食すれば賞金5万円がもらえるはずだ。
「トチュウアツイカリイ」
 見事に店主の罠にハマってしまった男。しかしここで諦める訳にはいかない! 自らを奮い立たせ必死にシーフ
ードカリイに喰らいつく。だが今日はたまたまイカがとても多く釣れたらしく、その量はいつもの倍。だが男は諦
めない。それもこれもアイリの為だ。なんとしても勝って、海中鳥をプレゼントしなければ。俺とアイリは赤い糸
で繋がってるはずなんだ!
 どうにか時間ギリギリで挑戦成功した男は、5万円を手に勝利の雄たけび。その足でお店に向かい、海中鳥の像
を購入する。スキップしながら海中鳥の入った箱を運ぶ男。目の前にちょうど転ぶのに良さそうな石が!
 気づいた時にはもう遅かった。どんがらがっしゃーん! 陶器製の海中鳥。箱を開けなくても分かる。中で跡形
も無く粉々になっているはずだ。男は涙目になりながら箱を見つめる。そこにはこう書いてあった。
「トリアツカイチュウイ」
 取扱注意。
「ああ、これだこれだ」



13 :【転載】:2010/06/27(日) 19:54:17.90 ID:JVd2e9+70
◆Mulb7NIk.Q :10/06/27 17:39:59 ID:KOfZFASj
品評会投下します

14 :【転載】おんなの供述 1/4 ◇Mulb7NIk.Q:2010/06/27(日) 19:55:12.15 ID:JVd2e9+70
 母は、物心つく前に亡くなりました。祖父母とは随分疎遠だったので、男手一つ、父親に育てられてきました。その点
には今でも深く感謝しています。
 しかしながら私の父は、いわゆる立派な父親ではありませんでした。自己弁護、擁護の類をするつもりはありませんの
で、なるたけ正直に申し上げますが、本当に、ただただひどい父親でした。
 最初の兆候はいつだったか、多分、私が小学校に入って間もなくの頃でしょう。女の人か、お酒か、仕事の失敗か、あ
るいはもっと別の理由からか、家での父は不機嫌でいることが多くなりました。今にしてみれば私の十七年足らずの人生
も、あの時にはもう絶頂を越えてしまっていて、幸福らしい幸福も碌に知らないまま、後はいよいよ落ちていく一方でし
たのね。
 でもどうなのでしょう、いま私の立っている場所より下はあるのかしらん。父親を殺し、こうして警察のご厄介になっ
ている身分よりも下。私の貧相な想像力ではおおよそ考え及びませんけれども、あるとしたならそんなどん底に限りなく
近い場所まで降りていってみたい気もしますね。こうなってしまってからには。ああ、ごめんなさい、続けます。 
 父の悪い素行は単なる他愛のない小言から始まり、何でもないことで罵声が飛ぶようになり、いつしか暴力が日常に溶
け込んでいきました。幼い時分から思ったことをきちんと言えない人間でしたから、私はいつもわんわん泣いているばか
りでした。泣いているうちにまた、角ばったあの硬い拳骨の感触が雷でも落ちたみたいに、身体の内側にびりびり蘇って
きて、殴るのに倦んだ父がどこかへ出掛けていった後も、私はずっと怯えていました。上手く呼吸が出来なくて、苦しい
けれど頼る人なんて誰もいなくて、私はただ真っ暗な部屋の中で何時間もうずくまっている、そんなことが毎日のように
繰り返されました。思い出せるのは鼻の奥がツンとする、色のない映像ばかり。あの時の私は、いつも死について考えて
いました。
 こんなことを言うと不思議に思うかもしれませんが、死について考えるだけで、積極的に死のうとは思いませんでした。
踏んでも踏んでも枯れない、それどころか踏まれる度に強く咲き返る野草のようなものでしょうか。父親の仕打ちを受け
続けるうちに、どんな目に遭っても意地汚く生きてやろうと思うようになりました。
 世間には、霧が消えるみたいにふうっと自殺を図る方がいますよね。一見何の問題も抱えていなさそうなのに、死んで
しまう人。そういう人は幸福によって殺されたのだと思います。満たされていることでだんだん生の感覚が稀薄になり、
空っぽになっていく。死と、空っぽの生を隔てるものがありましょうか。それらはきっと同列にあって、違いなんてほと
んど無いから、運悪くも死の側に転んでしまう人が少なからずいる。人間を生かしているのは、痛み、つらみ、それから
飢えだと、私、思うんです。或いは人間に限らずもっと大きな意味で生命を突き動かす装置なのかもしれません。幸福に
よってよく生きることを忘れた幸福者は、逆説的に不幸なのだと、そういう風に考えることで私は今まで何とか生き永ら
えてきました。
 ……あら、ごめんなさい、また話が逸れてしまいましたね、では事件について語ろうかと思います。

15 :【転載】おんなの供述 2/4 ◇Mulb7NIk.Q:2010/06/27(日) 19:56:01.93 ID:JVd2e9+70
 動機、端から見れば、それは単純な動機かもしれません。でも、私にとっては重大事でした。さっきお話したとおり、
うちは父子家庭でしたから、私は「お母さん」というものに強く憧れていました。学校の授業参観など、いつも胸が張り
裂けるような気持ちがしました。それくらいクラスメイトのお母さんが羨ましかったのです。大人になったらきっと良い
お母さんになると、私は常から願い続けてきました。
 そんな私の中に理想の母親像というものがあって、長く美しい髪が欠かせない意匠の一つでした。古来より長髪が女性
の象徴とされてきたのはご周知のとおりです。私の場合はそれが色濃いイメージとして母性と結びついていましたので、
髪だけは大切に、長く伸ばしていました。
 しかしながらご覧の通り、私の髪はもう長くありません。そう。そうです、父に髪を切られたのです。それが、殺した
動機です。刑事さん、私を笑いますか。たかが髪じゃないか、そう言って笑いますか。もしそうなら見過ごせません。真
剣な話をしているんです、切実な問題なのです。いいですか、続けます。
  あの晩、父はひどくお酒に酔い、喋ることもままならない状態でした。私は腫れ物でも扱うように、出来るだけ触れ
ないでおいてさっさと寝床に着きました。それから、正確な時間は分からないのですが、深夜のことです。私は平素から
眠りが浅い方だったので、何か物音がした拍子に目を覚ましました。暗闇に目が慣れてくると、父親が枕元に座って何か
をしているのに気付きます。よくよく見てみれば、父の右手に鋏が握られている。あまりにも異常な光景だったので、私
は身動きも出来ず父の動静をただぼんやりと見つめていました。シャキ、シャキ、とニ三度金属の刃同士が擦れあう冷た
い音がして、次に、ジョキリ、ジョキリ、と小気味のいい裁断音が聞こえました。切られているのが私の髪だと直感した
瞬間、本当に、呼吸から血の巡りまで、あらゆる生命活動がまっしろに凍結されたような気がしました。私は両手で父を
突き飛ばし、なにやってるのと、息せき切って詰め寄りました。私がこうした反応をするのは初めてのことだったので、
父も酔いがひいたらしく、つまらなそうに「鬱陶しいからな」とつぶやきました。絶望の淵にでも立たされた気分です。
 この男に何かを言ったところで堪えるはずもなし、一頻り泣きはらした後、私は暗闇の中に佇む父の影を灼きつけるほ
ど睨んでやりました。これといって他に責めるかたもないので、仕方なしにです。
 すると父は、「髪なんてまた伸びるだろう」といって部屋から出て行きました。殺害を決心したのは、この瞬間です。
それまでの感情の昂ぶりが嘘みたいにスーっと冷めていって、透徹した思考と、自分自身すらのまれそうな、どす黒い殺
意の闇だけが残りました。
 蛍光灯をつけ、白いシーツの上に散乱した髪を今一度見つめなおすと、我が身を、いや、自分の子供をでも無惨にばら
されたような気分がしました。ちょうど半生をかけて伸ばし続けてきた、本当に、血肉を分け与えたものです。愛情の全
てを、女としての愛を、惜しまずに注ぎこんできたのです。
 私は髪を最後の一本まで残らず拾い集めると、大切に机の上へ置きました。考えに耽りながらじっと眺めていると、不
意に、最適な復讐手段を閃きました。髪が弔いを求めて、私に知恵を授けてくれたのかもしれません。

16 :【転載】おんなの供述 3/4 ◇Mulb7NIk.Q:2010/06/27(日) 19:56:46.27 ID:JVd2e9+70
 それから何をしたかといいますと、私は鏡の前に立って残った髪を首筋のあたりで切り揃えたのです。手が震え、息が
上がり、およそまともな精神状態ではなかったでしょう。苦しいって、そんな言葉じゃ表現できません。あれは、ほとん
ど痛みに近い。みぞおちの奥のあたりがどうしようもなく痛かった。私はやっとの思いで切った髪を束ね、そして一本一
本丁寧に編み上げていきました。
神聖な注連縄を扱うように隅々に念を込めながら夜通し作業していきます。そう、私の髪を使って父を絞殺しようと考え
たのです。
 一晩では完成しなかったので、朝になればいつもどおり学校に行きました。日中も常に髪のことが気がかりで、クラス
メイトに髪を切った理由を聞かれた時、下手な嘘をついて怪訝な顔をされたのをよく覚えています。
 放課後になると寄り道など一切せずに帰り、私はすぐさま作業を再開しました。そういった努力の甲斐もあってか、日
付が変わる前に縄は完成しました。
 自分でいうのも何なんですが、細心の注意を払って育くんできた素材ですので、手触りと強度は抜群の、ほのかに甘く
匂う縄が出来上がりました。私は自分に子供が出来たみたいに嬉しくて、縄を抱いて一晩を過ごしました。私にしては珍
しく、生ぬるい沼に全身で沈み込んでいくような眠りに落ちて、翌朝、遅刻しそうになるくらい寝坊しました。
 完成させてから数日間、私はどうやって父を殺そうか考えていました。あの縄で絞殺するとして、確実に成功させるた
めにはどうすればいいか、そういったことです。ちょっとしたこだわりがあって、寝首をかいたり、酩酊状態を襲う選択
肢は最初に外しました。あの男に自分の罪を思い知らせ、今際のきわまで苦痛と恐怖と後悔を噛みしめさせる必要から、
意識がはっきりしているのが絶対の条件でした。
 私は仲のいい友達に相談して――勿論、例えばなしとして話ましたからね、殺人幇助では決してないですが――大変よ
ろしい手段を提供してもらいました。映画や小説などではポピュラーな、女であることを武器として生かす手を。ええ、
そうです、どうかしてると思われても仕方ないでしょう、加えて近親相姦でもありますもんね。でも私は実行したのです。
探せば他にいくらでも方法はあるのでしょうが、私にとってこれ以外はなかった。
 勘違いしないでほしいのですが、私は性にだらしない淫奔女ではございません。あのような父親に身体を許すことは屈
辱の極みに違いなく、思い返しただけでも吐き気を催します。ですがこれ以上に深く、魂に痕を残す方法がありましょう
か。
 考えても見てください、人を殺そうというのですよ。衝動ではなく、理性で、悪意の元に。生半可な覚悟で達成できる
事ではありません。ねえ、刑事さん覚えていますか、さっき私が話した、生きる感覚のこと。私はね、一度死んでるんで
す、切られたあの晩に。だから、もう一度私が生きるために一生消えない深手が必要だった。いわば生まれ変わるための
儀式みたいなものです、一連の行為はね。
 こうして手段が決まってから、私はすぐに行動に移りました。切り離した髪が瑞々しさを失わないうちに、やってしま
いたかったので。

17 :【転載】おんなの供述 4/4 ◇Mulb7NIk.Q:2010/06/27(日) 19:57:36.05 ID:JVd2e9+70
 父が素面であることを確かめた夜、私はお風呂上りに全裸で彼を挑発しました。誘惑するほどの手管はないので、単に
男であることに対して、挑発の文句を投げつけました。すると父は簡単に逆上して、私を押し倒します。
 行為の最中、この上なく汚いものが全てを支配していました。心も身体も血を流し、地獄の責め苦になぶり倒され、ひ
たすら爛れていく一方で、私は必死に嬌声をだして善がる演技をしました。父を油断させるためにです。それはまさに、
殺しの価値を分かりやすく迎えるための序曲でした。迸る銀色の熱気、酸い吐息、下腹部に走る鋭い感覚、鮮明に浮きぼ
られていく五感は生きている徴に相違ありません。
 そして父が射精を迎えた直後、隠していた縄を手早く首にかけ、全霊をこめて絞りあげました。顔色がみるみる変わっ
ていくのを見据えながら、耳元によって考えつく限りの言葉で譴責しました。事切れる寸前の歪んだ顔が、皺くちゃな皮
膚にうずもれた眼球の濁った光が、きらきらしていやに綺麗に見えた水洟の印象が、つい先程のように今でも強烈な色彩
をもって蘇ってきます。
 完全に殺したのを確認した後、身体の力が抜けて急に意識が遠くなりました。

 後はもう、特に言うことはありません。汚物の中で横たわっている私を、大家さんが見つけて、通報から何からやって
下さったそうですね。是非、感謝していると伝えてください。

 ねえ、刑事さん、必死に反省の色でも見せれば、私の刑罰は軽くなるのでしょうか。あら、こういうことは普通、弁護
士さんに相談するものでしたっけ。
 でもいいんです、私はそんな馬鹿なことはしませんから。
 自分のしたことが正しいとは決して思いませんけれど、絶対に間違っていることとも思いません。私は父に殺されたの
です。殺されたから殺し返す、実にシンプルな論理でしょう。肉体だけが、目に見えるものだけが全てと割り切ってしま
うなんて、あまりにも悲しくありませんか。父は、他人に平気で暴力を振るうような、感受性の鈍い人間ですから、生身
の肉体で償うしかなかったのです。私のように、豊かな精神を持ち得なかったから。この感覚、理解できますか。……そ
うですか、それは非常に残念です。でも覚えておいてください、絶対的少数ではありますけれど、私のような人間がいる
ことを。あなたの家族、友人、恋人がそうかもしれないし、あなた自身だって自覚していないだけなのかもしれません。
 きっかけさえあれば簡単なものですよ。よく生を感じ、生を見出す、たったそれだけのこと。

 ええと、気になる点があれば何でも仰って下さい。全て話しますから。はい……、はい……、いえ、ありがとうござい
ました。それでは、また。

(了)

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 19:59:12.66 ID:tAJFIMsr0
まだこれ転載されてなかったか、すまん乙

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 19:59:46.85 ID:JVd2e9+70
◆Lq氏の作は前スレで転載されてた希ガス
あー疲れた

20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 20:04:29.27 ID:5aTvI8+l0
これの前スレってのはどんなタイトルですかねぇ

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 20:08:51.33 ID:JVd2e9+70
文才ないけど小説書く
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1277614465/

これかな

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 20:17:02.45 ID:5aTvI8+l0
ありがとうなのよマイブラザー。
そしてそれの前スレはこれかな?

文才ないけど小説書く June 26, 2010〜
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1277501743/

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 20:32:45.02 ID:A6NoUrpN0
hosyu

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 20:54:58.51 ID:myQGHINo0
ho

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 21:06:04.03 ID:myQGHINo0


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 21:36:56.37 ID:myQGHINo0


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 21:41:20.63 ID:JVd2e9+70
>>22
合ってるよ、マイソウルブラザー

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 21:43:22.40 ID:HTTWWlBt0
先生、ぜんぜん小説が先に進みません

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 21:45:56.32 ID:JVd2e9+70
分かる、よく分かるよ
おまえさん何気にIDすげーな

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 21:46:45.38 ID:zZ7wIBzg0
先生、忙しくて小説書く時間がありません

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 21:54:56.59 ID:JVd2e9+70
効率よく時間を使うのじゃ

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 21:56:48.14 ID:HTTWWlBt0
Wカップにゲームに漫画も読みたいし
昼寝もしたい
なんでこんなに時間がないのだろう

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 22:19:34.82 ID:myQGHINo0


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 22:22:37.30 ID:2Q53deXr0
それは時間がないのでなくお主が時間をなくしているのじゃ

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 22:38:59.31 ID:myQGHINo0
 

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 22:43:53.35 ID:myQGHINo0
 

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 22:45:33.53 ID:N6dZ5pP50
よし、今週は諦めた!!

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 22:46:10.18 ID:HTTWWlBt0
あと十五分で片付けねばサッカーがはじまってしまう
もう無理矢理終わらしてやるぜーハッハー

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 23:00:39.52 ID:bc6CgGKs0
サッカーみよ

40 :暗望 0/5 ◆pxtUOeh2oI :2010/06/27(日) 23:10:01.55 ID:HTTWWlBt0
でけたー
品評会投下します

41 :暗望 1/5 ◆pxtUOeh2oI :2010/06/27(日) 23:10:38.10 ID:HTTWWlBt0
 青い空に丸い月が浮かんでいるのをさっき見た。振り返れば夕日の進行、侵されていく青空に月が浮かぶんだってはじめて知った。
 鳥が川で泳ぐのをこの前見た。はばたくよりも浮かんでいる時間のほうが長い。ふらふらゆらゆらぷかぷかと
鴨という名の鳥が泳ぐ。鳥は飛ぶだけじゃないんだってやっと気づけた。
 物語の鳥は飛ぶばかりで、お月様は夜空にしかいないものだと思っていたけど、世界はそんな単純なものじゃないらしい。
 そんな現実の鴨だったろう肉をほおばるあたしは、はじめてまともな飲み会に参加することになっていた。
 あたしの送別会。
 会社を辞めさせられるから、みんなとお酒を飲むということ。あたしの行く先に光りあれとか、別れが悲しい
ですねとか、そんなちょっとバカらしい理由で、小汚いお店に集まって騒ぐだけなのに、なんとなく嬉しいのは
それがはじめてだからということにほかならない。なんだってはじめては新鮮でドキドキするものだ。それがお別れの何かだってね。
 送別会は粛々と進んでいく。
 退社の理由は、眼が見えるようになったから。

「あたしってかわいい?」酔っぱらっていたので、こんなことが言える。
「京香、そういのって自分で言うもんじゃないよ」職場で一番中の良かった高木美智恵が笑う。
「そうなの? だってあたしずっと眼が見えなかったからさ、かわいいとかわからないじゃん。プーさんとか太っ
たおじさんみたいでかわいくないし。わかんないんだよね。そういうのって言っちゃダメなの?」
「そうそう天橋さん」同僚の浅岡信治が言う。「自分のこととか言わないのがかわいいんだよ」
「じゃあじゃあさ、浅岡くんはかっこいいの?」
 そんなことを言うが早いか視界が崩れ、あたしは火照った顔を押さえながら倒れてしまった。

 あたしの眼は生まれつき機能を失っていた。ずっと暗闇。光りという言葉の意味がわからない。色という概念
を理解できない。異性の体がどのようになっているのかを知らない。
 触れることのできないものは何もわからず、触れたものの形すらも想像であやふや。音楽は素晴らしいものだ
と、眼の見えないお前には音楽しかないのだと、やさしさの押し売りを受けてあたしは音楽を嫌いになった。
 そんなあたしの前に突如現れたのが、ナノマシンと呼ばれる未知の医療技術だった。
 二〇三〇年。技術はどんどん進歩し世界は日々形を変えていた。十数年前に世界中で使われていたらしいパソ
コンは指輪におさまり、車は全自動で事故無く目的地へ人を運ぶ。
 脚を失った人は、培養された新しい自身の脚を得、眼の見えなかった人間は、特性のナノマシンを注入するこ
とにより、光りを得ることができる。
 それは素晴らしいものだった。

42 :暗望 2/5 ◆pxtUOeh2oI :2010/06/27(日) 23:11:10.06 ID:HTTWWlBt0
 二十数年生きてきて、自分は普通ではない視覚異常者として死ぬのだ、とずっと思っていた。
 与えられた世界で、周りに助けられ、多くを知らないことを受け入れて生きるのだと諦めていた。
 両親を呪ったこともある。
 神様を憎んだこともある。
 自殺を考えたこともある。
 ただそれでも仕方がないことなのだと生きていたら、有能な健常者の学者があたしに光りを与えてくれたので
ある。去年と比べ、視覚異常者の数は九十九パーセント減った。皆、他の普通に人々と同じ、まっとうな人間に
なったのだ。正常な人間になったのだ。
 そう、光りを得た瞬間は思っていた。

「大丈夫?」世界の九割を覆う美智恵の顔が上から言葉を落としてきた。
「う、うん」
 あたしは美智恵の顔を手で押すと、あたまをぐらぐらさせながら起き上がって、それから今度はわざと狙いを
付けて浅岡くんの方もたれかかった。
「ああ、やっぱり酔っちゃったみたい。ダメかも」
「水もらってくる」美智恵がそう言って店員を呼びに行った。
 浅岡くんの心配そうな顔が見える。彼ってかっこいいんだろうか。眼の見えないうちからなんとなく好きだっ
たから、容姿についてはよくわからない。見えるようになったと言ってもまだ一ヶ月。あたしには、綺麗とかかっ
こいいとかの判断基準が全然できていない。だからもっとゆっくりと彼を知りたいと思うのに。
 そんな彼ともう一緒に働けない。
 あたしは会社で本当に仕事をしているわけではなかったのだ。
 うちの会社はかなりの一流企業で、あたしは障害者枠での採用だった。与えられる仕事も簡単なものばかり、
出世があるわけでもなく、眼が見えるようになってしまえばかって一日かかっていた仕事は一時間で済んでしま
うようなものだった。
 だからそれは本当に望まれた仕事ではない。
 眼の見えるようになった人間に、今までの数倍の仕事が振られることはない。それは障害者向けに用意された
偽物の仕事であったから、もう雇っておく必要性がなくなっということ。
 恨むことはできない。皆、努力して勉強してこの会社に入った人たちなのだ。高校しかでていないあたしは本
来ならば入社できるような場所ではないのだから。
「はい、水」

43 :暗望 3/5 ◆pxtUOeh2oI :2010/06/27(日) 23:12:14.24 ID:HTTWWlBt0
 美智恵からコップを渡されたから、あたしは飲まずに机の上へ、叩き付けるようにしておいた。意味はわからん。
「それにしても天橋って変な奴だったよね」美智恵が笑う。
「なあに? なんで、うっこっけいなの?」あたしのギャグは全会一致で無視された。
「盲目の女の子が来るからっていうからさ」
「そうそう、どんなおしとやかで静かな人が来るかと思ったら」横から課長が首をつっこむ。
「来たのはこんな天橋さんで、うちで一番、うるさい奴になっちゃったよね」と浅岡くん。
「うるさい! 元気でかったつって言いなさい」あたしは割り箸を打ち上げる。「みんなが静かすぎなの、だっ
てほら、みてよこのハゲ」
 あたしは浅岡くんに寄りかかったまま課長の頭を指さした。さされた課長は驚いてた。
「あたし知らなかったよ、課長がハゲなんて。声からはもっとこう渋くてダンディな姿を想像してたらハゲじゃ
ん。なんで誰も教えてくれないわけよ。惚れちゃってたらどうするのん?」
「それは普通言わない」美智恵が言う。
「うん」浅岡くんも頷いた。「言わない」
「言ったらクビね」課長は笑顔で微笑んでいる。
「あたしはクビじゃんよ。もーハゲったら」
 そんな風に、あたしは、はじめての宴会を楽しんでいた。今まで眼が見えないときは、そんなに酔うこともで
きなかったから、今日は思う存分楽しむことに決めてきたんだ。
「ねえ、京香、大丈夫?」
「大丈夫よ。もう眼が見えるんだから、そんなに心配してもらう必要もないのです」
 それよりも美智恵はあたしの気持ちを知っているのだから応援してくれたりはしないのだろうか。浅岡くんと
のことをさ。もっとこう盛り立てて盛り上げてくれたりなんか。とか。
 ちょっとなんか変。なれないことをしたせいか、変な気分になっていた。もう友達に期待はできないと。だからあたしは要求したのだ。
「ね、浅岡くん?」あたしは言う。「水ちょうだい、口移しで」
「それセクハラって言うんだよ」浅岡くんが笑う。
「もう、上から水かけちゃいなよ」美智恵が言う。
 なんて酷い奴。やさしい浅岡くんは、コップに入った水を飲ませてくれた。もう冷たくはなく生ぬるい。けれ
どなんだか心地良い。
「うー、それは知ってる。けど、ありがとう」あたしは彼に抱きついた。
 彼の顔が近くに見える。赤いのはきっと照れているからだろう。好きな人に抱きつかれたら誰だって真っ赤に
なるって読んだことあるもん。酔いじゃこうはならないよな。あれ、好きなのはあたしか? でも顔赤いしこれ

44 :暗望 4/5 ◆pxtUOeh2oI :2010/06/27(日) 23:13:02.37 ID:HTTWWlBt0
は良いんじゃないでしょうか。
 ああ、好きな人の顔が見えるってやっぱり幸せだなあ、と思う。
「ちょっとトイレ」浅岡くんはあたしを押し剥がして立ち上がった。
 あたしは、ぐうと床にひれ伏す。
「私もお手洗い」美智恵がそういってあたしの頭をぽんと叩いて席を立つ。
 残されたのはあたしと課長。残されたのはあたしとハゲ。残っているのはまずいサラダと変な豆腐。
「あたしもトイレ行ってきます」立ち上がって急いで出て行く。
 残されたるは、まずいハゲと変なサラダと光る豆腐だったか。もうよくはわからないし、興味もなかった。

 なんだか気持ちが悪い。ちょっとはきそう。でも愛しの彼の子を妊娠してたりなんかは残念ながらありえない。
 今日は楽しかった。お別れだからとかそんなこともあるけど、みんな良い人たちだし、お酒っておいしいし、今まではみんなに心配してもらうことばかりで、心から普通に遊んだりできなかったから、眼が見えるって素晴
らしいなと思う。どこかの偉い科学者に本当に感謝したいぐらい。
 ただ、今日の目的は楽しむことだけじゃない。
 最後だから思いを伝えようと思っているのだ。彼に、告白して、仕事じゃなくて普段から合ってもらえるよう
にしようって、そんなことを言おうって決めてきたのだ。
 今まで、そんなことをしたことはなかった。相手の顔が見えないから、すごい怖くて、勇気なんて一欠片も湧
いてこなかった。でも、今は、いろんなものを見れたし、いろんなことを新しく知ったし、少しだけ、少しだけ
やっても良いかなって思うようになった。

45 :暗望 5/5 ◆pxtUOeh2oI :2010/06/27(日) 23:13:39.60 ID:HTTWWlBt0
 あたしは、弾む心を押さえつけて、トイレから出てくる彼に告白しようと居酒屋の厠へと向かったのだけど、
それより前で彼と美智恵を見つけたのだった。
 何故か彼が美智恵を抱きしめている。
 何故か美智恵は微笑んでいる。
 何故かあたしはここにいる。
 きっと……。
 きっと……、二人はそういう仲だったんだろう。あたしには話さないでいた仲だったんだ。それなのにアホな
女がちょっと眼が見えるようになったことに調子づいて男にかまかけてたから、美智恵は心配になってしまって
たりしたんだろう。
 二人があたしに気付いたようで、美智恵の微笑みは消え、なんだか彼女の顔から力が抜けていくようで、怖かった。
 人間ってあんな顔をするのだと、あたしは今、どんな顔をしているのだろうか、と思う。
 顔を触るけどわからない。
 鏡もない。
 自分の表情なんてまったく知らない。
 ただ好きだった人よりも友達の顔に眼を惹かれた。
 光りは素晴らしく、青く赤く白く、笑顔も喜びも嬉しさも伝えてくれるけれど、少しだけ、
 何も見えない暗闇が恋しくなった。                          <了>

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 23:14:38.43 ID:HTTWWlBt0
以上です。
ごめんなさい、投下してる最中に気付いたけど
この時間は予約が必要だったね

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 23:21:23.35 ID:5aTvI8+l0
とくに他の予約もなかったので現時点で問題は無いと思われます。
アナウンスもありませんでしたしね。

というわけで、今からは予約をお願い致します。
予約は区切りも終わって速やかに投下できる状態でお願いします。

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 23:26:33.87 ID:5aTvI8+l0
とえりあえず予約が入るまで規制者スレから転載します。


【順番】
◆vvyCATvZj6氏
◆BFS4hea.ps氏

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 23:26:58.37 ID:8gQIQjnB0
ああ、今回も無理だった。

50 :原子爆弾 1/2 ◇vvyCATvZj6 :2010/06/27(日) 23:27:15.22 ID:5aTvI8+l0
「私は出来ることならば、これの開発に携わりたくはないのだがね」
「そう仰らないでください博士。これも平和のためです」
 いつ頃だったか。地球で、ウラニウム元素に中性子をぶつけると、多大なエネルギーと更に中性子
が発生することが発見された。科学者はそれを核分裂反応と呼んだが、すぐさま誰かが軍事転用の可
能性を見出した。そこで、戦争をしていたA国は、敵国であるB国に後れを取るまいと、科学者達に
核分裂反応を研究させ、それを用いた爆弾の開発を急いだのであった。
 博士は呆れたように言った。
「お前たち軍人も、この反応が人々の近くで進行すれば何が起きるかくらいは知らされているだろう」
「ええ。一通りのことは聞かされていますよ」
「それが本当に平和に繋がるとでも思っているのか?」
「はい。一度痛い目を見れば、B国の奴らも二度と戦争などしないでしょうからね」
博士は閉口した。軍人とは、何時の時代も、どの勢力でも、ここまで錯綜したものだったのだろうか。
 軍人は続けて言った。
「ですがもし博士が断るのであれば、軍としてもそれなりの手段をとらせて頂きます」
「亡命などしないと誓ってもか?」
博士はすがるように言った。
「愚問ですね。祖国の為に働かない者はそれ即ち反乱分子。敵と変わらないですよ」
軍人の口調は冷たさを増した。

51 :原子爆弾 2/2 ◇vvyCATvZj6 :2010/06/27(日) 23:28:10.31 ID:5aTvI8+l0
「この爆弾を威嚇としてのみ用いるということならば……」
「くどいですよ博士。B国も恐らくこれを開発していることでしょう。
 双方が同じものを持っていても、何の威嚇にもなりはしないのです。
 B国よりも先に開発し、先に使わなければ何の意味も無いのですよ」
「わかったよ、私だって殺されたくはない。開発に携わろう」
 博士はとうとう諦め、軍人の要求を受け入れた。
「そうして頂ければ助かります。では博士、これにサインをして下さい」
「だが、これだけ言わせてくれ。この爆発を受けたものは、その場の苦しみよりも、その後の苦しみに
 苛まれることだろう。そして彼らは恐らく報復を企てるだろう。これの取扱いには注意しないと……」
「そんなのは取るに足らないことですよ。彼らが苦しんでいる間に、我々は更に強い武器を得ているで
 しょうからね」
博士はもう何も言うことがなくなり、その八本の指でペンを握り、渡された書類にサインをした。
「ありがとうございます博士。これも祖国の繁栄のためです」
博士と軍人はその四本の腕でがっしりと握手をした。そうして軍人が帰った後、博士は呟いた。
「おそらく、今栄えている文明はあの爆弾によって滅ぼされることになるだろうな。いや、もしかすると、
 はるか昔に存在していたという古代文明もあれで……」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 23:28:10.33 ID:cf6RvRTfO
予約

53 : ◆16RCt/Xfu4ke :2010/06/27(日) 23:28:46.48 ID:mjQOUNLa0
予約

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 23:29:18.18 ID:5aTvI8+l0
では ID:cf6RvRTfO氏 トリップをつけてどうぞ

【順番】
◆BFS4hea.ps氏(規制者スレ)

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 23:35:00.40 ID:5aTvI8+l0
音沙汰がないので後回しで。
◆16RCt/Xfu4ke氏投下どうぞ。

【順番】
◆BFS4hea.ps氏(規制者スレ)
ID:cf6RvRTfO氏

56 :シゴとホウとシハクと(1/5) ◆16RCt/Xfu4ke :2010/06/27(日) 23:37:47.02 ID:mjQOUNLa0
 太陽が西に傾く頃、10人の護衛を引きつれた亡命中の公子シハクの乗る馬車が野原に差し掛かった。
カン=シゴ=チュが手を挙げると部下が矢を放ち、先頭の護衛と最後尾の護衛がのどを射られてその場に崩れ落ちた。
あまり経験が無い者を寄せ集めただけのシハクの護衛達は急襲に色を失った。さすがにその場から逃げ出す者は
いなかったが、8人の男達は烏合の衆と化した。
 シゴと部下二人は茂みから駆け出すと、邪魔な護衛を切り捨て、シハクの乗る車に迫った。しかし、一人の護衛が
シゴに飛びかかる、足にからみついた腕を刀で突き刺し、引きはがした。その間に、部下の一人が、車の戸に
手をかけた。戸を開けたとたんに刀が現れて、部下の頭を割ろうとした。シハクが斬りつけたのだ。部下は、
ひるんだが、車からは離れなかった。さらに斬りかかるシハクに部下は刀で応ずるが、一合目で部下の刀は
はねとばされた。そのままシハクは相手を切り伏せた。もう一人のシゴの部下は護衛の相手をしていたので手を
出せない。
 そのとき、シゴはシハクに矢を放った。特製の毒が鏃に付いた矢はシハクの腰にあたり、彼は車から落ちた。毒は、
それを焼き付けた匕首の一突きで大男も簡単に殺すものだったので、シゴは勝利を確信した。しかし、状況は悪くなる。
もう一人の部下が三人の護衛に取り押さえられたので口の中の毒薬で自殺したのだ。シゴはそのまま撤退せざる
を得なかった。

 シハクとキュウは大公国の一つキの国の大公の弟だった。残暴で知られる大公は、公国中の恨み辛みの対象であり、
シハクとキュウにとっては命をいつ奪うかわからない恐怖の存在であった。大公は自分の親族であっても
つまらないことで殺した。だから、シハクとキュウはそれぞれ別の国に亡命した。しかし、その大公は、部下に
暗殺された。その直後に、その部下も暗殺され、キの国は主の無い国となっていた。そこで、シハクとキュウ、
先に帰った方が大公になる、という状況になっていたのだった。
 下馬評ではシハクの方がやや亡命先のキョの国に厚遇されていたので有利と言われていた。そこで、シゴは
キュウを確実に勝たせるためにシハクを暗殺することにしたのだ。
 シハク暗殺を聞いたキュウは激怒した。仁厚い彼はまともにシハクに勝ちたかったのだ。しかし、キュウに
伝える前に、亡命先であるロの公爵へ「シハク暗殺、大公継承争いの勝利間違いなし」、と伝えてあったので、
キの国に恨みがあったのでキュウをやや冷遇していたロの公爵は手のひらを返すようにキュウへの厚遇を始め、
帰還のための大行列を作り始めた。

 しかし、キュウが大公となることは無かった。キュウを中心にしたロの兵士の大行列は国境で追い返された。


57 :シゴとホウとシハクと(2/5) ◆16RCt/Xfu4ke :2010/06/27(日) 23:38:41.24 ID:mjQOUNLa0
 シハクは生きていた。シゴが放った矢は腰帯の留め金に当たったに過ぎず、その毒はシハクの体内には入らなかった。
自分が死んだ、という情報が流れたことを知ったシハクの陣営は、密かに大急ぎでキの国に戻っていた。そして、
シハクはキュウが戻る前に大公の座についていたのである。一歩間違えれば、そのまま殺されて板かも知れなかったが、
シハクは賭に勝った。シハクはキュウに勝利したのだった。

 シハクがキュウとその部下達の身柄を要求する前に、ロの公爵はキュウ達の身柄を拘束していた。最後に許された
面会でキュウは部下にこれまでの礼を言うと共に、シハクの腹心にして新任のキの大臣となったホウ=ガ=シュクから
密使があり、キュウがおとなしく死ぬならば、部下の命は助ける、と伝えられたことをロの監視役に聞こえるように
言った。それを聞いた部下達の多くは口々に殉死を望んだ。しかし、キュウはそれをやめるように言い、命が助かれば
キの国に尽くすように言った。シゴはその間、一言も発することもなく、立派な主の方を見ることすら出来なかった。

 やがて、正式にキの国の大公、つまりシハクから身柄引き渡しおよびキュウの処刑の正式な要請が来た。ロの公爵は
当然のようにそれに従った。キュウを死刑執行のための牢に入れ、部下達を囚人車に乗せてキの国の首都へ送った。
キの国において、部下達は軟禁下に置かれた。部下の多くはキュウを責め、シハクへの忠誠を誓うことで命を救われた。
しかし、シゴとコツという男だけはキュウへの忠誠を誓い続けた。二人は、自分たちがシハクへの忠誠を誓うとしたら
キュウの命が保全される場合だけだ、と言い続けた。しかし、やがてロの国でキュウが処刑された、ということが
伝えられる。これは、大臣のホウ=シュクが、二人の心を折るために伝えたことだった。シュクは二人の命を惜しんだのだ。
しかし、コツはそのことを聞くなり、舌をかみ切って自殺してしまった。そのことを知ったホウはシゴを
自殺しないように拘束した上で自宅に連れてこさせた。
「ひさしぶりだな、チュ」
汗で汚れた古い友人に、絹の服を着たホウが声をかけた。シゴは真名であり、生きている間は親であっても気軽に
呼びかけてはいけない。だから、チュという「あざな」でホウは呼びかける。
「さっさと殺せ」
シゴは吐き捨てるように言った。その目には強い敵意が含まれていた。
「なあ、君の主君だった公子キュウは、キの国の未来のために君の力を生かすように言ったはずだ。どうして
その命令に従わない?君は、昔から失敗をしてはその度に立ち上がってきたじゃないか。君の力を失うのは大きな
損失だ。この失敗からも立ち直って欲しい」
 ホウの言うように、シゴは昔から何度も失敗してはホウに救われていた。時には家をつぶしかねない損失を
商売のために出したことがあるが、同じ頃に巨利を得たホウは、「商売と勝敗は時の運」と言ってそれを穴埋め
した。そしてその度にシゴは立ち直って、最終的には利益を出した。

58 :シゴとホウとシハクと(3/5) ◆16RCt/Xfu4ke :2010/06/27(日) 23:39:22.61 ID:mjQOUNLa0
「今回は違うんだ」
 毒気を抜かれたような放心した目になってシゴは言った。
「俺は責任をとれなかった」
「これまでも俺が何度も尻ぬぐいをしてやったじゃないか」
「いや、大ばくちを打てたのはお前が成功すると踏んでいたからだ。そうでなければ勝負なんてかけられないよ。
今回も、必ず成功すると思ったから出来たんだ。シハクが愛人の元へ行く日、警備体制、道順、全てを調べた。
無理に護衛の人数を増やすように暗殺計画の情報を流した。手配できるだけの人間も備えた。必ず成功するはず
だったんだ。しかし、失敗した。殺されるのが俺ならいいんだ。俺は責任をとれた。しかし、殺されたのは
公子様だ。殺されるべきなのは俺なんだ」
「チュ、お前が責任を取りたいならばキの国のためにお前の力を使え、死ぬことはなおさら責任を逃れることにしか
ならない」
 ホウは、シゴが死刑になれば彼の遠い親戚までが死刑に処されることを伝え、何時間にもわたって利害を説いた。
現君主の暗殺の実行犯である彼はそれだけ危うい立場にあった。ホウが擁護しなければ既に悲惨な死刑に処せられて
いただろう。
 熱心なホウの説得にシゴはついに折れて、「大公がシゴを許すなら」という条件付けてシハクに従うことを
約束した。
 ホウは大喜びすると、シゴを大公となったシハクに会わせる手続きを取った。「シゴは転向した」とホウは
大公に伝え、大公はしぶしぶながら謁見を了解した。
 文武の官大勢が居並ぶ中、シゴはホウと共に大公に謁見した。
ホウがシゴを簡単に紹介した後、シゴは暗殺についての弁解を始めた。
「おい、シハク!俺はなんの後悔もしていない。俺の信ずる限り、我が主人こそキの国の大公となるべき人だった。
桀紂のごとき暴君よ、俺を殺せ」
 謁見の場はシンと静まった。大公の真名を呼ぶなどとんでもない不敬であり、似た響きの言葉を口にする
ことすらはばかられることであったのだ。静寂を打ち破ったのは、大公の言葉だった。
「ホウよ、この男をお前は宰相にせよ、という。しかし、余はそのようなことをしたくない。お前が宰相であれば
十分ではないのか?」
 ホウは、額ずいてからはっきりした声で答えた。
「殿下、殿下がこの国の大公であるだけならば、私でもつとまりますが、天下を統べるためにはこの男を宰相に
しなくてはなりません。この男は簡単に節を曲げる男ではございません。しかし、殿下が許せば忠誠を殿下に
捧げる、と約束いたしました。並の男ならば、私も曲げてお願いなどいたしません」

59 :シゴとホウとシハクと(4/5) ◆16RCt/Xfu4ke :2010/06/27(日) 23:40:56.70 ID:mjQOUNLa0
 恐るべき不敬を友が行ったにもかかわらず、自分の意見を言ったホウを信じて、大公はシゴを許した。
 大公は公子であった頃からホウを重く用いていた。それは彼が有能だったことだけでなく、彼が本当に自分に
忠誠を捧げていると思っていたからだった。主人と部下という間柄だったが、シハクはホウを自分の親友だと
信じていた。

 この後、シゴは不敬を行うこともなく、ホウと共に大公の命令の下でキの国の舵取りをした。シゴは、ホウ
よりもこの役割において有能だった。ホウならば10の成果が出せる所を、シゴは20、ときには100もの成果を
出した。時にマイナスになったこともあるが、ホウがそれを補った。
 やがて、大公は衰退した王に代わり、秩序を保つ同盟の盟主となった。これは画期的なことであり、無駄な
戦争は盟主である大公が仲立ちすることで収まるようになった。大公はその後「覇者」と尊号で呼ばれる。
 しかし、ロの国との関係は悪いままだった。キュウの一件以来、大公は自国の大きさを背景に居丈高な
態度をとり続けていた。ロの国のちいさな間違いにつけ込んでは国境に攻め込むことが多くなっていた。ロの国
はその度に領土を奪われていた。
 シゴもホウも反対はしていたが、大戦争というわけではなかったので、「責任は余が取る」と大公が言えば
それ以上のことは言えなかった。
 度重なることに、ついにあきらめたロの公爵は、重要な地域をキの国に明け渡すことで屈服することにした。
「匕首を突きつけられれば、屈服するしかない」
と側近に漏らしていたという。
 そして、領土を明け渡す儀式が国境で行われた。大公以外の人間はどこかしらけた気持ちでその儀式に参加した。
得意満面の大公が筆を執り、書面を書こうとすると、ロの国の参加者の一人が大公に飛びかかった。あまりの
早業に誰も対応出来なかった。

 相互に行われた参加者の持ち物検査でも見つからぬように隠された匕首を男は大公に突きつけると、これまで
ロの国からキの国が取った領土を全て返す、という書面を書くように迫った。
 大公は押し問答の末、仕方なくそのような書面を書いた。
 城に戻った大公は、「脅されて結んだ約束など無効だ」といい、すぐに軍備を整えて、ロに侵攻するように命じた。
しかし、シゴもホウもそれに反対した。
 シゴは、反対の理由を説明したい、と人払いを大公に願い出た。既に、シゴを信用していた大公は護衛も含めた
全ての人間を遠ざけた。
 シゴは大公に近寄ると、ポカリと大公を殴りつけた。

60 :シゴとホウとシハクと(5/5) ◆16RCt/Xfu4ke :2010/06/27(日) 23:42:18.70 ID:mjQOUNLa0
「何をする、無礼者!」
 当然、大公は怒った。しかし、シゴは冷静に言い返した。
「殿下、殿下のおっしゃる「脅されて結んだ約束は無効」などという論理はせいぜい公爵までが許されるものです。
殿下のような覇者には許されるものではありません。殿下は、我々が反対するにもかかわらず、ロの国への圧迫
を続けてきました。我々が従って参りましたのは、殿下が自分で責任を取るとおっしゃったからです。殿下は
すでに、天下に覇者として名を知られております。そのような強き者に、『脅されたから約束は無効』などという
言い分ができるでしょうか。諸侯達は、脅されぬように取りはからうが覇者の責務と思っておりましょう。残念
ながらここは失敗を認めることでしか、天下の信用は得られぬでしょう。はやって小国であるロの国に攻め込めば、
なんとも、情けない覇者であるか、と笑いものになり、盟主の名望は名目だけのものとなりはてます。覇者ならば、
自分に起こることはすべて自らの責任となるのです。私に殴られたのも、殿下の責任でございます。そのような
強き者であることこそが覇者である証なのです」
 大公は腹を立てたままだったが、もっともだと思うところもあったので、ロの国への制裁は行わなかった。
 一旬ほど後の宴会で、大公に勧められるまま酒を飲んだシゴが、次の朝、女装させられて眠り込んでいるところを
謁見の間の前で発見されたことは後世の記録には残されていないが、しばらく宮廷人の一番の話題であった。

 しかし、ホウもシゴも人間である。人間は必ず死ぬ。惜しまれながらも二人ともあまり日をおかずに死んでしまった。
政治は後任の者に任せていたが、どうしてもホウとシゴがいた頃のようにはうまくいかなかった。大公は次第に
いつも不機嫌になっていった。
 不機嫌である、ということは、とても不愉快なことだ。大公は自分の不機嫌を直す者に褒美を出すようになった。
ヒトの赤ん坊が食べてみたい、とボソッと言ったのを聞き、自分の子供を料理した料理人や、不愉快な後宮の
ケンカ沙汰を無理やり解決した宦官が重用されるようになった。
 そのうちに、大公が不機嫌になるようなことが無くなっていった。悪い報告は隠され、無礼な者は見せ物のような
死刑に処された。しかし、逆にキの国の人々は不機嫌になっていった。誰も大公に忠誠を持たなくなった。
しかし、それでも彼を不機嫌にはしないのだった。笑顔で忠誠を語り、嘘でも良い報告をし、なんでもやって機嫌を
取り持った。彼は宮中の危険物だった。関わるとろくなことがない。
 大公は孤独になった。誰も大公には本当のことを言わない。誰もシハクのことを愛さず、おもねった。
 皆、シハクに忠誠を誓っていたのに、シハクが死ぬと、後継者が定まるまで誰も彼を埋葬しなかった。
良い諡をなされた彼の死体にはウジが湧いて、部屋の外まで出たという。
 これも、彼の責任なのだろうか?
 また、彼はその時代の覇者として常に筆頭に挙げられるが、そのことは彼を、満足させただろうか?

61 : ◆16RCt/Xfu4ke :2010/06/27(日) 23:43:16.53 ID:mjQOUNLa0
以上です。

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 23:43:48.60 ID:5aTvI8+l0
はい。お疲れ様でした。
では◆BFS4hea.ps氏の作品を転載します。

【順番】
ID:cf6RvRTfO氏

終了

63 : ◆1ImvWBFMVg :2010/06/27(日) 23:44:10.23 ID:cf6RvRTfO
投下しま

64 :報告電報(1/5) ◇BFS4hea.ps:2010/06/27(日) 23:44:29.23 ID:5aTvI8+l0
          民間人徴発計画実施時に確認された盗聴電波について(報告)

 標記の件について、別紙の通り報告する。

宛 先:全軍司令官
発信者:陸軍東部方面軍長

 ◇ ◇ ◇

 経緯概要。
 軍長、竹中陸将による民間人徴発計画実施の際、軍長の乗用車から違法な電波(※この際は盗聴電波を指す。
以下、同意)が発信されているのを確認。盗聴器自体は徴発された民間人が所持していた。
 鑑定の結果、敵による諜報活動の可能性は低い。しかしながら車内での会話の一部が盗聴されていた可能性は
否めない。以下に漏洩した可能性のある情報について可能な限り文章として記載する。 なお、該当車両に乗車
していた人物については以下の三名。

 陸軍東部方面軍長:竹中陸将
 軍長付運転手:篠崎二等陸曹
 民間人:佐橋(元三等陸曹)

「久し振りじゃの、佐橋。相も変わらず真白な髪じゃの。染めんのか? なあ篠崎、そうは思わんか?」
「あ、いえあの私の口からは何も」
「うるせえなクソジジイ。髪の色が抜けたのもテメエのせいだろうが」
「うわ怖いの。大声出して年寄りを脅そうってのか。そんな曲がった性格に育てた覚えはないんじゃがの」
「育てられた覚えもねえよ!」
「つれない奴じゃの。入隊から五年。仲良く同じ釜の飯を食った仲じゃろ?」
「そんな昔のことは、もう忘れた」
「そうかの。それじゃ、一つだけ聞かせて貰うがの? ……心残りは、ないかの?」
「それ聞いてどうすんだ。……俺に何か残ってるとでも思ってんのか?」
「己の領分は弁えておる、か。その辺りは変わっとらんの。……どうじゃ、傷は癒えたか?」

65 :報告電報(2/5) ◇BFS4hea.ps:2010/06/27(日) 23:45:15.38 ID:5aTvI8+l0
「分かった上で尋ねてるんだろ、それ。答える意味があるか?」
「言質を取る、と言って欲しいの」
「……そういう真っ直ぐな物言い、十年経っても変ってねえな。そんな偉そうな階級付けてる癖に」
「上がどんどん戦死してったからの。生き残っとるのも、この階級に居られるのも、奇跡みたいなもんじゃ」
「俺が生き残ってるのもアンタが生き残ってるのも、何でも奇跡で一括りにすんのか?」
「奇跡じゃなくて何と言うんじゃ? この十年、お前があの娘っこと過ごすだけの時間を、ワシらが必死になっ
て稼いできたんじゃよ。じゃがの、もうそろそろ限界が近い」
「そうか、そうだよな。……戦争、終わった訳じゃないもんな。俺が勝手に一方的に投げ出しただけで」
「未だに気に病んでおるのか? あの作戦の失敗の全責任は、現場指揮官じゃったワシにある。軍法会議でもそ
う宣告されたじゃろうに」
「そんなこと、言われるまでもない。分かってる。……でもな、そうそう割り切れるもんじゃないんだよ」
「十年経って、あの娘っこと一緒に過ごして、それで癒えたモノもあるじゃろ?」
「それは否定しないけどな……」
「何じゃ、あの娘っこのことが気になるのか? 安心せい、もう二度と会わせはしないからの?」
「そりゃまた太っ腹なことで。保護してくれるってのか?」
「気に掛けるくらいには、お前の中で大切な存在になっておるようじゃの。それなら一安心じゃ。お前にあの娘
っこを預けるのには些かの不安もあったんじゃがの? ……まぁ報告書と盗聴・盗撮記録だけでは不安じゃった
が、これで確信が持てたわい」
「待て。色々と不穏な単語が混じってたように思うんだが、俺の気のせいだろうか」
「気のせいじゃな。少なくとも軍法会議に引っ掛かるようなことはしとらん」
「会議開いた場合、テメエが裁判長になるから自動的に無罪で釈放だろ」
「それは否定せん。ワシはこれでも陸軍序列第三位。この関東辺りでは向かう所敵なしの将軍様じゃからの」
「何か自分で言ってて悲しくなってこないか? 権力アピールは他所でやれよクソジジイが」
「つれないの。この地位まで上り詰めると凄いんじゃぞ。ほれ、ワシの副官とか庶務室なんか、選りすぐりの若
くて可愛いWACばかりじゃ。もちろんセクハラもし放題」
「セクハラって自覚がある分最悪だな……」
「反応が妙に薄いな……、そうか、お前も篠崎と一緒で特殊な嗜好の持ち主じゃったか」
「え、ちょっと将軍、何ですか特殊って!?」
「篠崎、お前はちょっと黙っておれ。……佐橋よ、覚えとるかの? 初めて北に行った日のことじゃがな。ほら
、お前、『大人の女とか興味ねえんだよおおおお』なんて堂々と本人含めた皆の前で」

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 23:45:25.15 ID:HTTWWlBt0
さるしんぱん

67 :報告電報(3/5) ◇BFS4hea.ps:2010/06/27(日) 23:45:56.24 ID:5aTvI8+l0
「オイ待て、クソジジイ! あれはちげえんだよ! 山田曹長は人妻だっただろ! じゃなくって、五十歳前だ
った筈だぞ。そんなん絶対無理だろ! 当時で俺より三十歳上とか、絶対ありえねーっての!」
「そうやって痛い所突かれると急に喚き出す所もちっとも変わっとらんの。……しかしワシならイケる」
「そりゃアンタの趣味だ! 俺を一緒にすんな!」
「じゃから、ロリコン佐橋三曹に、例の五歳児を預けるのもどうかと、そういう話も上層部では出ておった。じ
ゃがワシは、その感動的なエピソードを語って必死に上層部を説得してだな」
「うっわ……。というか美談で纏めようとしてるつもりだろうが、俺は騙されねえぞ。しかもそんな偉そうな階
級付けてんだから、相応の偉そうで有り難い訓示の一つでもしてろよこのクソジジイ」
「このワシにそんな口がきける人間も、今じゃお前くらいしか残っとらんからの。……素直に褒め言葉として受
け取っておこうじゃあないか!」
「そういう拡大ポジティブ思考すげえな! 俺にはとても真似出来ねえよ」
「そうか? お前も結構ポジティブ思考じゃと思うがの? 聞いておるぞ。会ってそうそう『おじい』なんて呼
ばせおってからに……。どんだけ特殊な趣味しとるんじゃよ。しかもそれを聞きつけた上層部の一部で問題にな
ってじゃな……」
「……真白なこの髪見て、即、そう呼ばれたんだよ。もう諦めたし、そもそも慣れた」
「手塩に掛けて大事に育てた娘っこじゃもんな。その愛情、推して余りある。お互い心の内まで知り尽くして、
一緒にお風呂に入ったり一緒に布団に入ったり、しかも血の繋がりは無い。なんというエロ、」
「黙れクソジジイ! 断じて誓うがな、手なんて出してねえぞ! つーか今、血の繋がりがどうとか言ったな?
 アイツ、誰の娘なんだよ? 親の顔とか知らねーとか抜かしてやがったぞ?」
「そんな質問すら今更じゃろうて。……親? そんなもの、お前以外に誰がおるんじゃ?」
「遺伝子的な話をしてるんだな」
「誰が誰を孕ませて、とかそういうエロ話をしたいんじゃな。……思春期のガキかの? お前確か今、三十三歳
じゃろ? あぁ、これも青春時代を軍人として過ごした弊害か……」
「あー、これ、ケンカ売られてるとみていいんだろうか? いいよな? いくぞ?」
「何じゃ、こんな年寄りに手を出そうっていうのか? 容赦ないの、お前。じゃがそういう方向に走るその気持
ち、元上司として理解はしよう。青春時代をあの戦争で潰されたその怒り、憤り、嘆き。その迸る感情は大人の
女性に向けることなど出来ず、だから幼女に、」
「三遍死なす! そこに直れぃ!」
「……」
「……な、何だよ急に黙って」

68 :報告電報(4/5) ◇BFS4hea.ps:2010/06/27(日) 23:46:37.05 ID:5aTvI8+l0
「落ち着いたかの? それじゃ、マジな話、してもいいかの?」
「お、おう……。何だ、改まって」
「量産兵の失敗作。もしくは試験管ベイビー。心当たりはあるかの?」
「……あり過ぎて、何も言葉が出ねえよ」
「もしかしたらお前とあの娘っこは、兄妹だったかもしれない。そういう話じゃの」
「……だよな。あぶねえとこだった」
「なんじゃって? まさかお前、監視カメラと盗聴器とを掻い潜って、」
「ちげえよ。何でもねえよクソジジイ。耳遠くなってボケてんだろ。白髪も増えたしシワだって深くなったじゃ
ねえか。歳だってことだ。さっさと引退しろや」
「ワシが引退するのは、戦場で死ぬ時、と決めてるからの。そうじゃないと、死んでいった部下達にも、お前の
大好きだった山田曹長に申し訳が立たん。……まぁこの階級にもなれば、戦場に出ることがまずないがの」
「山田曹長ネタはもういい。……他の奴らは?」
「あの時、軍に残ると決めた奴らで生き残ってるのはもうワシだけじゃよ。優秀な奴も愚直な奴もどうしようも
ないろくでなしもロリコンも皆死んだ」
「ロリコンって俺以外に誰が居たんだよ……」
「自覚はあったようじゃの。気にするな、お前以外には居らん。それにその魂を受け継ぐものはここに居る」
「てめえ、なめてんのか!」
「大丈夫じゃ、あの娘っこのことはこの篠崎に一任するつもりじゃ。優秀じゃし、若いし、何より、」

 ここで一度ノイズが激しくなる。悲鳴のようなものが車内に響き渡る。

「落ち着け、落ち着くんじゃ。二度とあの娘っこには会えんのじゃから、どうなっても構わんじゃろうに」
「そういう問題じゃねえよ、このクソジジイが!」
「娘っこのことになるとすぐに熱くなるの。……良い傾向じゃ。さて、マジメな話をさせて貰おうか。結論から
言うとじゃな。佐橋、お前には一個小隊を任せたい。親父をやれ、とは言わん。じゃがの、兄貴分をやって欲し
いとは思っとるんじゃ」
「俺に現場指揮官として、小隊長やれってことだよな?」
「元部下は察しが良くて助かるの。嬉しい限りじゃ」
「いきなり小隊長になったって、現場との壁作って引っ掻き回して大した戦果も挙げられずに全滅して終わるだ
ろうよ。クソジジイ、てめえが俺をどこに派遣しようとしてるのか、それはまだ敢えて聞かねえけどよ、少なく

69 :報告電報(5/5) ◇BFS4hea.ps:2010/06/27(日) 23:47:18.05 ID:5aTvI8+l0
とも互いに背中を預けられるような関係ってのは、」
「第三中隊の生き残りじゃ。お前が除隊した時に、一緒に軍に愛想尽かしてこの関東に散った、な」
「……オイオイ、そりゃまた豪華メンバーじゃねえか。何だ、俺以外はもう集まってるのか?」
「そうじゃ。お前が小隊長になることが条件じゃがの」
「何だソレ、ズルい話じゃねえか。……だが、悪くないメンバーだ。で、猶予は?」
「一ヵ月後、ワシらは大規模な反抗作戦を開始する。そうすれば。……そうしなければ、何もしなければ半年で
人類は全滅するだろうが、作戦が成功すれば、一年は持つ。そういう見積もりじゃ」
「……」
「端的に言うとじゃな。お前の可愛い可愛い娘っこを半年後に敵に無抵抗に殺されるか、それとも一年後に銃を
持たせて果敢に突撃させるか。その分岐点じゃよ、今が」
「何だその選択肢。最悪じゃねえか」
「じゃろ? ワシもそう思うわ。じゃがの、ワシの力でもってしても、無理なんじゃよそれ以上は」
「そりゃ寂しい限りだな。辞世の言葉としちゃ、悪くねえよ。……俺は今の軍の実情も知らんしな。それにテレ
ビなんかじゃ毎日毎日いつの時代の作品だよって腹抱えて笑っちまうような、勧善懲悪モノの時代劇とかアニメ
がずーっと流れてるもんな。ありゃ、ギャグだぜ」
「あれはあれで立派な国民洗脳の一環じゃよ。……実際、あの娘っこだって影響受けとるじゃろ?」
「お陰様で、毎日が楽しくて仕方なかったよ。『このモンドコローを目に入れてやるうう!』だとか『オモテを
開けい! 斬り捨てる!』とか、微妙にアレンジ加わっててまた可愛いんだよ。よくよく考えてみるとちょっと
怖いんだが」
「何じゃ、この親バカロリコンめ。そういうプレイが好きか。……モンドコロー」
「……殴っていいか?」
「お静かにっ! 将軍、通信班より通報が。この車両に盗聴器が仕掛けられている、と。敵の情報収集活動の可
能性から、ジャミング圏内、――」

 ◇◇◇

「おい、通信班長!? これ既に報告文書として司令官宛てに送付したのか!?」
「はい、その通りです、将軍。文章にするのに特に苦労した会心の作です。既に電報は打診済みです」
「バカもんが! このまま送りつける奴があるか! セクハラの部分とか取り消すんじゃ! 今すぐ!」
「もう手遅れです将軍! 落ち着いて下さい! 落ち着いて裁きを受けて下さいってば!」

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 23:48:01.75 ID:5aTvI8+l0
では最後に ◆1ImvWBFMVg氏 どうぞ。

>>66
ありがとうございます。

71 :うちの棟梁は箱入り娘 1/6 ◆1ImvWBFMVg :2010/06/27(日) 23:49:04.70 ID:cf6RvRTfO
 新しく切り出されたばかりの木材が強く芳しく香る中、むき出しの骨組みが組まれていく。
 今任されてる新築中の一軒家の現場は、棟梁と二人だけなのですごぶる忙しい。
 うちの棟梁は昔気質の職人で、図面も作らずに頭の中で全て組み上げてしまう。だがその見立てはどの設計書で弾き出した計算より正確だ。
 なにより木材でできている木造建築は、数年後の撓みや木材の目などは計算できない物なのだ。
 その見事な手捌きは、いつ見ても惚れ惚れする程決まっている。仕事の手を棟梁の方を見ていると、棟梁に見つかってしまった。
「甚六、またぼさーっとして。手が留守じゃん。ダメだなホントにもう、しっかりしてよね」
 そう言って叱ってくる棟梁の頭の後ろで、綺麗に纏められた長く黒いお下げ髪が、ファサリと揺れた。
 この少女がうちの棟梁だ。可憐で恥じらいのある、まだ思春期特有のあどけなさの残る少女、それがうちの棟梁なのだ。
 女の大工自体は珍しくはないが、少女で棟梁というのは日本全国でもなかなかいなのではないかと思われる。
 聞いた所に寄ると、彼女の父親が大工で、彼女は幼い頃から手伝いをするのが好きだったらしい。
 まだ二十歳にも満たないが、その腕は天才的であった。しかもだ、しかも彼女はかなりの美少女だった。
「……寝ぼけてんの?ねぇいま仕事中だよ?人の顔見てぼーっして」
 その陽に焼けた肌は実に健康的だ。少しだけ釣り上がった、その大きくつぶらな瞳がこちらをにらみつけている。
 そして勝ち気な性格を物語る、挑発的な視線。年頃の少女にそんな風に睨まれたら、男だったら堪らない。
「いや、でも棟梁が可愛いすぎて仕事にならないんです」
 俺がそう答えると、棟梁の顔がみるみる内に赤く染まっていく。彼女は照れ屋なので、誉められるのをひどく苦手としていた。
 とたんに先ほどまでの、あのてきぱきとした手際のよさが、とたんにしどろもどろした様子に変わってしまう。
「はぁ……なに言ってんのバカ。真面目にやらないと、そのまま梁に打ち付けちゃうからね」
 そう言ってため息をつくと、呆れ果てたように肩を落とす。その仕草でさえ可愛いらしくて仕方ない。
「いいですよ。そしたら棟梁も自分と一緒に、補強材として柱になってください」
「アッハッハ、そんな事したら体がくっついて離れなくなっちゃうよ。いいジョークだねー」
 棟梁が楽しげに笑うので、そこで一緒に笑うと、勢いよく木の切れ端が飛んできた。俺は慌てて仕事に戻った。

 昼飯時になり、俺が棟梁のためにいつものお気に入りジュース、『果汁入り飲むアセロラヨーグルト』(ここら辺の細部のこだわりは少女だ)
 を二軒先のコンビニで買って帰ってくると、なんと棟梁の近くに見慣れない男が立っていた。
 そいつはあろう事か、俺の棟梁と仲睦まじげに話しをしている。気が付くと俺の手からジュースがこぼれ落ちていた。
 一緒にいる棟梁の笑顔は死ぬほど可愛いが、それはまた別の話だ。なんだか許せない。心の中では嫉妬の感情が渦巻いていた。
「あ、甚六、ちょうどいい所にきた。こっちこっち」
「お知り合いですか、これはどうも……棟梁コイツ誰ですか」
 俺はせいいっぱいの虚勢を張ってなんでもない風を装ったが、その実相手が気になって仕方がなかった。

72 :うちの棟梁は箱入り娘 2/6 ◆1ImvWBFMVg :2010/06/27(日) 23:50:00.80 ID:cf6RvRTfO
 なるべく声をひそめたつもりだったが、棟梁に平手で思い切り張り飛ばされてしまった。
 見るからにか弱い細腕だというのに、相変わらずすごい力だ。一瞬で横の木材置き場まで吹っ飛ばされてしまった。
「このバカは、また変な勘違いをして……、まったくもう」
 相手は驚いたのか、俺と棟梁の顔を交互に見くらべている。棟梁は頭をかいて、笑って誤魔化している。
「んな事言ったってコイツいま棟梁に……」ちょっかいを、と俺が言い掛けた所で、棟梁が大声を出して止めてきた。
「わぁーわぁー!バカバカバカ!この人はアンタの前の弟子なのっ!」
 そういえば昔、俺の前にも弟子がいたと棟梁に聞いた事があったのを思い出した。それがコイツなのだろうか。
「なかなかひょうきんな子だな。どうも、俺はちょうど君の兄弟子にあたる真鍋凌夫だ。よろしく」
 その凌夫と名乗った男は、どこぞの俳優とよく似た角刈りのよく似合う美男子だった。
 そして敵意をむき出しにした俺に対して、どこまでも爽やかに手を出して握手を求めてきた。
 この世界では、上下関係は絶対であり、逆えない物だ。仕方なく俺は奥歯を噛みしめつつ、握手を交わした。
「……どうもよろしくです兄弟子さん」
 ただし相手の名前をわざと呼んでやらなかった。そこまで親しみを込めるのは、俺のプライドが許さなかったからだ。
 そんな俺の中で起きていた、絶え間ない心の葛藤などまるで気づく様子もなく、二人は再び先ほどまでの会話にあっさり戻っていった。
「でも金づち苦手だったあの凌夫が、まさか宮大工とはねー。驚いちゃった」
「いやいや、あの頃の棟梁の厳しいシゴキがあってこそですよ。ホント、棟梁には頭が上がりません」
 凌夫は頭に手をやり照れている。コイツが宮大工だと言う情報は、息巻いてた俺の威勢も急に削ぐのに十分な物だった。
 何しろ宮大工ときたら、大工の世界でも花形の職人だ。全て木造の寺院の本堂を修復する、誉れ高き最高の大工。大工だったら一度は憧れる存在だ。
「いいよ謙遜しなくても。わたしなんて世間から見たら単なる小娘だもん」
 棟梁は大工の棟梁としては一人前だが、本人はまだ二十歳にも満たない少女だ。
「棟梁、いまはまだ無理でしょうけど、棟梁でしたらいつでも宮大工の口紹介します」
 凌夫はじゃあこれで、と言いながら頭を下げて帰っていく。棟梁は少し淋しそうに、その背中に手を振っていた。
 午後の仕事の間、棟梁はずっと考え事をしている様などこか浮かない表情のままだった。
 その物憂げな表情も魅力的だったが、俺はそこにどこか少し釈然としない物を感じていた。
 仕事が終わり、いつもの様に安い居酒屋に繰り出す。もちろん棟梁はウーロン茶だ。
 でもそこで一杯やっている時も、心ここにあらずといった様子だった。俺は思いきって棟梁に聞いてみる事にした。
「棟梁ちょっといいですか?」
「なに?いきなり改まったりして。あ、前借りならダメだからね」
「いや違くて。実は思ったんですけどね……棟梁ほんとは宮大工の仕事をやりたいんじゃないかなって」
「え、やだな、そんな訳ないってないない。だってわたしは大工の棟梁。ほらもうこれだけで不満なんか吹き飛んでしまう」

73 :うちの棟梁は箱入り娘 3/6 ◆1ImvWBFMVg :2010/06/27(日) 23:51:02.05 ID:cf6RvRTfO
 棟梁はそう言うと必死で否定したが、どこか空々しく響いた。棟梁は絵に描いた様な江戸っ子気質で、もちろん嘘が下手だった。
「なんだ。やっぱりそうだったんだ。じゃあなんで目指さないんですか。迷うことなんかないじゃないですか」
「……だーかーらー。嫌だってば。それにね、わたしぐらいの腕じゃ絶対無理。宮大工だなんてできる訳ないよ」
 棟梁はそう言うが、彼女の腕は確かな物で、すでにそこら辺の大工の腕を凌駕している。特に木材の組み方については明らかに異常だ。
 ただ棟梁には派手な事を嫌うようなどこか枯れた所があった。きっと今回もそれを嫌がっているのだろう。
 でも棟梁はもっと上を目指せる人のはずだ。俺は常日頃からそれを歯がゆく思っていたため、つい口を出してしまった。
「棟梁、俺は棟梁のその類稀なる可愛さはもちろんの事、その大工としてのピカイチの腕に惚れて弟子入りしてきたんです。
その棟梁の腕が大した事ないだなんて、そんなのあんたが言ってもこの俺が認められねえって話です」
「甚六ったら……お節介焼くのが好きだな、本当にもう」棟梁は仕方ないとばかりに首を振った。
「棟梁、あぁよかった。わかってもらえましたか。じゃあ宮大工の件、受けるんですね?」
 俺が安心した様にそう言うと、棟梁は今度は素早く首を振って、キッパリ断った。
「ダメ。そのつもりはないからね」
 そうして俺がなにか言い掛ける前に勘定を払い、足早に出ていってしまった。
 
 それから一ヶ月ほど経ったある日の事。土砂を仕入れに行った先の場所で、あの兄弟子の凌夫とばったり出くわしてしまった。
 凌夫はこちらを発見すると親しげに話しかけてきた。忌々しいがシカトする訳にもいかなかった。
「よぉ、甚六くん元気そうだね。相変わらず棟梁んとこなのかな?棟梁の方はどうしてる?」
「どうも、ぼちぼちやってます。棟梁も元気ですよ」
「そっか。それはなによりだ。ところであの件についてなんだが。宮大工について、彼女はなにか言ってた?」
「いえ。むしろ棟梁は嫌がってましたね」
「ううむ、まぁ仕方ないか。ありがとう甚六くん」
 そう言うと、凌夫は踵を返して帰り掛けた。どうやら昔から誘っているらしい。
 そこで俺は凌夫に対して、気になって仕方がなかった疑問をぶつけてみた。
「兄さん、棟梁は一体なんで宮大工をやりたがらないんでしょうかね?」
「え、知らないのか」凌夫は振り返ると、ひどく意外そうな顔つきで俺の顔をみている。
 よく分からず返事ができないでいると、凌夫は当然の様に、自分の知らなかった事実を告げた。
「もちろん君だよ。棟梁は君が心配なんだ。それで君が一人前になるまで面倒みるつもりだったのさ」
 ショックだった。確かに出来の悪い弟子として働き、自分でも腕に自信は持っていなかった。だけどまさか重荷になっているだなんて。思いも寄らなかった事だ。
 棟梁がずっと我慢していたのだと思うと、あまりに情けなくてくやし涙が出そうになった。
 そのためだろうか。凌夫の背後に迫った危険に気づくのが致命的に遅れてしまった。なんとなく見えていたはずなのだ。

74 :うちの棟梁は箱入り娘 4/6 ◆1ImvWBFMVg :2010/06/27(日) 23:51:57.82 ID:cf6RvRTfO
 俺がショックを受けた次の瞬間、凌夫の背後で山になっていたコンクリを詰めた大量ね袋が、何かの弾みで雪崩を起こしたのだ。
 始まった雪崩は急速に進み、あっという程瞬く間に、凌夫の上に襲い掛かってきた。凌夫はコンクリの袋に埋もれてしまった。
 すぐに現場は騒然となった。俺はというと、どうしていいかわからず、ただおろおろとコンクリの袋の山の前で狼狽える事しか出来なかった。

 次の日、早速棟梁と俺は凌夫の入院してる近くの病院に見舞いに駆けつけた。
 包帯でぐるぐる巻きにされた痛ましい姿の凌夫が、ベッドに寝かされている。複雑骨折や諸々で全治二ヶ月だと言う事だ。
「本当に無事でよかったよ。二人とも死ぬ程心配してたんだよ」
 凌夫はギブスのついた腕を億劫そうにあげて、詰まらなそうな表情で応えた。
「どうも棟梁、ご心配お掛けしまして。まぁ最近忙しかったんで、長い休み取ったと思って、ここでゆっくりしていますよ」
「そうだね。無理せずしっかり治しなよ。仕事の方は仲間に任せきってさ」
 すると凌夫は仕事、という言葉に何か思う所があったのか、少し表情を変えて身を正した。
「いやそれなんですけどね棟梁、実は棟梁に折り入って相談があるんです」
「……なに?宮大工の件ならきっぱり断ったはずだよね?」棟梁は相手の取りつく島も無く切って捨てた。もちろん凌夫も食い下がる。
「いや棟梁そう言わずに、どうか聞いてください。今僕が任されてる仕事は非常に複雑なんです。その代わりを出来そうな職人は、あなたぐらいしかいないんですよ」
「だから何度言われようが答えはNOだよ。今やってる新築の施工だってほっぽり出す訳にはいかないもん」
「それについてはうちの若いのを何人か寄越します。言い方は悪いですが、図面さえ貰えればたかが一軒家ごとき簡単に出来てしまいますから。
でもね、宮大工の指揮はそうはいかない。それぐらいはわかるでしょう棟梁」
 凌夫が噛み含めるように言えば言うほど、棟梁は頑さに拍車がかかっていく様に見えた。
 棟梁の顔からはすっかり穏やかさが消えていた。
「“たかが”でも“ごとき”でも、今この一軒家の現場こそが私の仕事場なの。人が誇りを持ってやってる仕事をとやかく言わないで」
 棟梁はすっかり不機嫌な様子で席を立つと、ろくに挨拶もせずに病室を出ていってしまった。
 俺は慌てて「失礼します」と凌夫に頭をさげ、棟梁の後を追う事にした。
 部屋に残された凌夫はベッドの上でお手上げといった感じで手を上げると、苦笑いをしていた。
 病室の外では、足早に廊下を急ぐ棟梁の背中が見えた。なんだか全てが食い違っているような気がして仕方がなかった。
 その夜、俺はある人の家の門戸を叩く事にした。もう頼れるとしたら、その人しか考えつかなかったからだ。
 その人は棟梁の父親だった。親父さんは普通の会社で言う所の社長にあたる方で、俺からしてみたら大棟梁といった大変お世話になっている人だった。
「おう、どうした甚六。なんかあったか」
 夜、玄関先の明かりから顔を覗かせた親父さんは、何の前触れもなくいきなり訪れた俺を、嫌がりもせず機嫌よく迎えてくれた。
 その短く固そうな髪には、所々白い物も混じっていた。顔つきは武骨で愛想のない物だったが、なにより頼りがいがあった。
「実は、折り入って親父さんにお話ししておきたい事がありまして」俺は親父さんに全てを話した。

75 :うちの棟梁は箱入り娘 5/6 ◆1ImvWBFMVg :2010/06/27(日) 23:53:01.14 ID:cf6RvRTfO

 そのまた次の日。朝一番、棟梁が来る前にはもう、親父さんが先に現場にやってきていた。
 親父さんは現場の前でキセルをくゆらせ、あぐらをかいている。俺はその姿に近づき、軽く頭を下げた。
「ご苦労様です」
 おう、短い返事が返ってきた。ちょうど棟梁が欠伸をしながら現場に到着し、あぐらをかいてる親父さんを見つけて驚いた。
「父さん!どうしたの、見に来るなんて珍しい」
 棟梁は嬉しそうに話しかけたが、親父さんはまったく返事をせずにキセルを吹かしている。
 そのどこか突き放した様な態度に、棟梁は違和感を感じているようだった。
「……なに?どうしたのよ父さん?」
 親父さんはそれでも彼女の顔を見ずに、あくまでも突き放すような態度を崩さず話を切り出した。
「おう六花、おめえな、今日からこの現場クビだわ」
「は?なんでよ!なんのミスもしてないのに!」
 このいきなりの首切りに、棟梁が納得がいくはずもなく、朝の閑散とした住宅街には彼女の大きな声が響いてる。
 だが親父さんは娘の声にも一向に構う様子も見せず、キセルの吸殻を落とした。
「うるせえ、つべこべ抜かすなこのへっぽこ小娘が。使えねえからクビだっつってんだ。この現場は今日から俺が受け持つ。
おめえはまだまだ修業が足りねえからな、凌夫んとこで世話になってもらう事にしたんだ」
「……凌夫ね。あいつが父さんに頼んだんだ」
 いままでの話の流れからか、棟梁が凌夫を疑いだしてしまった。
 このままだと話がややこしくなりそうだった。俺は自分から素直に白状する事にした。
「棟梁、俺です。俺が親父さんにすべてをお話したんです。昨日の夜にお伺いし、て最近の事情を全部話しました」
「甚六が?なんでそんな事をしたの?」
 棟梁は俺の顔を見ると、今にも泣きそうな怒りだしそうな、複雑な表情をしている。
 棟梁のそんな顔を見るのはあまり楽しい物ではなかったが、それをでもまだどうしても彼女に伝えておくべき事があった。
「棟梁、どうか話を最後まで聞いてください。俺はね棟梁、あなたが好きなんです。それはもちろん女性としてです」
「はぁ?……それもう何べんも聞いたってば。いい加減聞き飽きたよ。それがどうしたの」棟梁はそれでも少し顔を赤らめている。
「どうしたって、棟梁は一向に振り向いてくれないじゃないですか。つまり早い話がいくらやっても無駄だったんですよね」
 俺がそう言うと、棟梁は呆れて頭を抱えてしまった。もう何べんも繰り返したいつものパターンだった。
「はぁ……なんでそんな事を今このタイミングで言うかな……」ため息をつきつつ、なだめてくる棟梁。
「だからさ、大工としていっぱしにもなってないのに鼻の下だけ伸すのって、どうなの?しかもいまはその話関係ないし」
「いや関係ありますよ。だってね、棟梁には昔から想い人がいたんじゃないですか」

76 :うちの棟梁は箱入り娘 6/6 ◆1ImvWBFMVg :2010/06/27(日) 23:54:02.16 ID:cf6RvRTfO
 俺がそう言うと、棟梁は訳もわからず目を何度かぱちくりとしばたかせている。
「だから、いくら俺がいっぱしになろうと努力して頑張ったって、結局は棟梁とそいつにとっての邪魔者にしかならないんですよ」
「へ?……まさか凌夫の事?だからアイツは前の弟子だって……」
「違います。想い人ってのは棟梁にとっての宮大工の職そのものって事です。
 棟梁は宮大工に成りたいのに、俺がその邪魔をしている。そう言う事なんですよね。知りませんでしたよそんなの。俺には耐えられません」
 俺はそこまで言うと、棟梁の返事を待たずに、現場に入り自分の仕事を始めてしまった。なのでその時棟梁がどんな顔をしているのかさえ、俺にはわからなかった。
 すると近くから親父さんの声が聞こえてきた。ひどく優しい声だった。
「なぁ六花よ、いつだったか母さんが死んでからな、俺はお前の事をどう扱えばいいか正直悩んだ時があったんだよ。
 男の俺には満足に女の子らしく育てる事も出来ねえだろうしな。しかもだ、そのうち大工の真似事なんかしだしやがった。一体どうなる事かと心配でな。
 でもよ、お前は本当に立派に育ってくれた。だからこそな六花、お前にはもう何も我慢して欲しくねえのさ」

 それから二ヶ月後、棟梁が帰ってきた。
 俺が現場の近くで休憩時間に一息ついてると、後ろから懐かしい彼女の声がしたのだ。
「どう?あの時わたしの障害になるのが嫌だなんて格好いい事言ったんだから、きっともう一人前になってるんでしょうね」
「親父さんのしごきに耐えれるぐらいにはね。お帰りなさい棟梁」
 振り返ると、彼女が飛びっきりの笑顔で立っていた。
「ただいま。じゃあ思う存分鼻の下伸ばそうかな」
 彼女が勢いよく抱きついてきたので、俺は踏ん張って倒れない様に存分に抱きしめた。

《終わり》

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 23:55:54.28 ID:5aTvI8+l0
お疲れ様でした。

現在、週末品評会221thの投票受付中です。今回の品評会お題は『取扱注意』でした。
投稿された作品は■まとめ http://yy46.60.kg/test/read.cgi/bnsk/1277505562/ にてご覧頂けます。
投票期間は2010/6/29(火)24:00:00までとなっております。

感想や批評があると書き手は喜びますが、単純に『面白かった』と言うだけの理由での投票でも構いません。
毎回作品投稿数に対して投票数が少ないので、多くの方の投票をお待ちしております。
また、週末品評会では投票する作品のほかに気になった作品を挙げて頂き、同得票の際の判定基準とする方法をとっております。
ご協力ください。
投票には以下のテンプレートを使用していただくと集計の手助けとなります。
(投票、気になった作品は一作品でも複数でも構いません)

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携帯から投票される方は、今まで通り名前欄に【投票】と入力してください。
たくさんの方の投票をお待ちしています。 
時間外の方も、月曜中なら感想、関心票のチャンスがあります。書き途中の方は是非。

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/27(日) 23:58:28.81 ID:5aTvI8+l0
週末品評会221th『取扱注意』投稿作品一覧


No.01 2084年 ◆X78jHks0c.氏
No.02 団塊親父とゆとり娘 ◆X78jHks0c.氏
No.03どっかーん ◆A9epGInhJg氏
No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
No.06 爆弾ゲーム ◆pEiFbPF7ug氏
No.07 原子爆弾 ◆vvyCATvZj6氏
No.08 報告電報 ◆BFS4hea.ps氏
No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
No.10 シゴとホウとシハクと ◆16RCt/Xfu4ke氏
No.11 うちの棟梁は箱入り娘 ◆1ImvWBFMVg氏


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 00:00:01.90 ID:9limcTfP0
おつかれさまです

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 00:01:51.08 ID:8s26wTx00
一覧、◆LB氏のが抜けてる気がする

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 00:05:51.54 ID:w357nRCm0
お題をくりゃれ?

82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 00:06:32.67 ID:wyP96an30
>>81
エレクトロニック

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 00:06:42.42 ID:87yw8c470
自己責任

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 00:07:55.72 ID:+Z33jXKk0
>>80
本当ですね。
どうやら転載されてないみたいです。

>>81
失態

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 00:09:57.48 ID:+Z33jXKk0
ではこちらに訂正で。


週末品評会221th『取扱注意』投稿作品一覧


No.01 2084年 ◆X78jHks0c.氏
No.02 団塊親父とゆとり娘 ◆X78jHks0c.氏
No.03どっかーん ◆A9epGInhJg氏
No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
No.06 爆弾ゲーム ◆pEiFbPF7ug氏
No.07 原子爆弾 ◆vvyCATvZj6氏
No.08 報告電報 ◆BFS4hea.ps氏
No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
No.10 シゴとホウとシハクと ◆16RCt/Xfu4ke氏
No.11 うちの棟梁は箱入り娘 ◆1ImvWBFMVg氏
No.12 CONTEXT ◆LBPyCcG946氏


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 00:31:42.69 ID:+Z33jXKk0
そしてひっそりと落ちていくのですね。

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 00:36:05.56 ID:2G2pF84OO
お疲れー
↓じゃあお題でももらおうかな

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 00:38:03.85 ID:4USybdR50
お題
保守

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 00:42:02.02 ID:2G2pF84OO
>>88
ん?短い保守文を書けばいいのかいな?オッケーわかった。

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 00:42:08.97 ID:+Z33jXKk0
>>87
因縁

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 00:43:44.00 ID:4USybdR50
>>89
保守をお題にしてくれれば、長くてもいいよ

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 00:48:12.14 ID:2G2pF84OO
>>90
はいよ、こっちは対決物かな
>>91
なるほど、了解した

93 :世界各地に白銀時雨が降るでしょう ◆FcModpyaRc :2010/06/28(月) 01:10:48.95 ID:h5WWDMXl0
時間外投下。

迷走しまくりワロタ

94 :世界各地に白銀時雨が降るでしょう 1/6 ◆FcModpyaRc :2010/06/28(月) 01:11:33.37 ID:h5WWDMXl0
 広大であり豪奢である部屋。敷かれたきめ細かな紅い絨毯。一流の画家たちによって描かれた山、川、海、などの自然の優美な景色。
 その空間の中央に置かれる巧みな細工が施された丸い木製円卓と二つの木製椅子。青年の男と初老の男。向かい合うようにして二人
の男が座っていた。初老の男の後ろには数人のボディーガードが冷然と、その場に立っていた。 
 青年。年は十九。着込んだ服装は茶色の紳士服。商人の勝負服とも言うべき正装。ただ、その端整に整った顔立ちは商人より貴族の
それに近かった。両指を絡めてへこへこする様に、向かい合う初老の男に対して機嫌を取っていた。
 初老の男は貴族服を纏っていた。少しでも体を動かすたびにジャラジャラと貴金属の音がする。貴金属は全て純銀。この世界でそ
れ以上の価値を誇るモノは存在しない。そして、それは本来既に世界中の銀鉱全てから掘り尽くされたモノの筈だった。
 厚顔不遜を貫くソルヴェーヌ王国の統治者スターリオは、向かい合う商人風の青年ルベルッソに銀を売る契約を成立『させてあげた』。
「スターリオ様。この度の商談、誠に有難うございます。お取引につきましてはまた後ほどよろしくお願いいたします」
 スターリオはその謝礼を当たり前のように聞き流しながら、円卓に置かれた葉巻に五個の純銀製の指輪を嵌めた右手を伸ばす。
「Ken」
 しわがれた声が紡ぐ省略詠唱によって、葉巻の先端に火が点る。ただしこれはスターリオが演じた魔法ではない。右手中指の純銀
の指輪が少量の光を発した。魔法そのものを込めることの出来る、この世の中のモノで銀だけに備わった性質。作られた魔法銀。
「しかし、いつもながら誰しもご想像を巡らせますが、一体これほどの銀をどうやって賄っているのでございましょうか?」
「二言目はギロチンに処すぞ。帰れ」
 スターリオの一括でルベルッソはすぐさまに無音の謝辞を行い、席を立ち広大な部屋の出口まで歩いていき、頭を深く下げて扉を
静かに開けて出て行った。
 葉巻を加え最高級の香りを一通り愉しんだスターリオは、先ほどルベルッソに問われた質問を、とても愉快そうに、権力者特有の
笑みを浮かべながら独白した。
「白銀(しろがね)のレヴィリスが居る限り、我が全ては安泰よ」

 ソルヴェーヌ王国。そのイスタリア城の城下街、王都イスタリアはこの世界の最先端を行き、何もかもが栄える場所。そしてソルヴ
ェーヌ王国を象徴するシンボル、イスタリア城から伸びる空にそびえる一本の楼閣。その高さは丁度1000m。通常の建築技術では絶対
不可能の領域。その建材には魔法銀がふんだんに使われていた。
 そしてイスタリア城から伸びる天高くそびえる楼閣。その頂は特殊な透明素材によって作られた、半円のドームで覆われていた。昼
であれば王都イスタリアどころかその先の大自然までも見渡せる絶景の場所。夜であれば空に輝く星々を一望出来る絶景の場所。
 魔法銀による細工で、外から望遠鏡でこの頂を観測しても中が見れないようになっていて、透明である筈が茶色に映る。
中には、貴族一人が十分に過ごせそうな設備が用意されている。
 その上空1000mに、一人の少女が幽閉されていた。年は一六。
 纏う服は貴族服だが装飾は全て排除されており、豪奢な模様のついた最高級のただの純白の布きれであった。膝まで垂れた銀髪。金

95 :世界各地に白銀時雨が降るでしょう 2/6 ◆FcModpyaRc :2010/06/28(月) 01:12:51.82 ID:h5WWDMXl0
色の両眼。その童顔、体躯、少女を構成する全要素が、まるで神がただ一人だけに与えたかのように、あまりにも美しく、それは正に
絶世の美少女と呼ぶに相応しい。名はレヴィリス。付けられた魔法名は、白銀。

 ルベルッソは商談の『フリ』を終えてイスタリア城を抜け出し、城下街を勝手気ままに散策していた。豚肉を挟んだサンドウィッチを
口一杯に頬張りながら。
 王都イスタリアは世界一経済が発達している場所。どこを見ても人々は笑顔で、活気に満ちていた。
 突如ポケットに入っている通信機器が震える。ルベルッソは石造りの喫茶店に入り込みマスターにトイレを失敬させてもらう。
 震え続ける魔法銀が仕込まれた通信機器を取り出し、「Wyn」と小声で省略詠唱を唱える。そして小声で会話を続ける。
「こちら超絶ハンサム紳士怪盗ルベルッソ。ボッキュンボンのお美女様ことシェリーさん。何か御用ですかね? 何々婚約? 待って
ましたよマイハニー。丁度僕をそう言おうとしたところな」
『はいはいシャラプシャラプ。そのお口にチャックしましょーね。チェリーボーイ』
「失敬な。僕は生涯これと決めた人にしかこの純潔を明け渡すつもりはない心を持っているだけです」
『これと決めた人候補は一体何人いるんでしょーね。少なくとも100人ぐらいは知ってるわ、ワタシ』
「その中でもシェリーさんは今のところ堂々の栄えある第一位……。ねぇお願いだから一発だけ僕の新品桃色ピチピチ兵士で貴方様の
ゴージャスキャッスルに攻め入らせてくださいよ。知ってます? 二十歳までに卒業しなかったら魔法使いになれるとかいう噂。ただ
でさえ魔法使いの僕が更に魔法使いになっちゃったら賢者? 仙人? 神様? 僕の魔力と精力が一体どうなるか本当に分かりません
よまったく。溜まりすぎて暴発しちゃいますよ」
『そこまで言うのだったら考えてもいいわよ。そうね……。今やってるこの『お仕事』が貴方のお陰で成功すれば、一回だけ、ヤらせ
てあげてもいいわよ』
「うっひょー待ってました待ってましたー! OK。このルベルッソ必ずやこのお仕事を完遂させていただきます。そしてどうかその暁
にはけっこ、……」
 ルベルッソは急に微動だにしなくなった通信機器を見つめる。
 ブチ切りされた。リコールする。瞬間的にブチ切りされた。
「シェリーさああああああああああああああん!!!」
 ルベルッソの虚しき叫び。
「おい小僧! 何トイレでハッスルしてやがる! 溜まってんのかァ? 兄ちゃんいい顔してたな。可愛がってやろうかオイ?」
 トイレの中に居るルベルッソは喫茶店マスターのゲイ発言に恐怖し、トイレを抜け出し喫茶店を飛び出し城下街を駆けていった。

 イスタリア城の上空1000mに幽閉されている少女。白銀のレヴィリス。彼女の存在価値は、その絶対的な美しさを抜きにすれば、魔法
名『白銀』。ただそれだけの為に。

96 :世界各地に白銀時雨が降るでしょう 3/6 ◆FcModpyaRc :2010/06/28(月) 01:14:00.90 ID:h5WWDMXl0
 この世界には魔法というものが存在する。魔法とは、魔力の備わる者にしか扱うことの出来ない世界のツール。
 魔力の有無は遺伝しない。生まれたとき、その子が魔力をたまたま持っているか、持っていないか。ただその確率にのみ依存する。
 農民も商人も奴隷も貴族も、全ての者に平等に訪れる神の選別。持つ者と持たざる者の現れ。
 魔力を持たざる者に魔法を扱うことは出来ない。ただ一つの例外、魔法銀を除いて。

 スターリオの一家臣の貴族の男と、あてがわれた奴隷の女。その二人は身分の差を超越して愛し合っていた。
 その二人から生まれた子、レヴィリスは生まれながらにして魔力を持っていた。二人はこの奇跡を手放しに喜んだ。
 ただ、その奇跡が、あまりにも奇跡過ぎたのだ。神を恨むほどに。
 それが発現したのは三歳の時。
 レヴィリスは独自等価交換の法則を用いて『大気を純銀に変換する』という、神の奇跡とも言える魔法を生まれながらにして持ち合わ
せていたのだ。
 この頃、既に魔法銀を製造するために世界各地の銀鉱は掘り尽くされて、最早この世界に銀を採掘出来ることは出来ない、新たに銀を
手に入れることは出来ないという状況だったのだ。
 スターリオはレヴィリスの両親、自身の家臣とその奴隷を殺害。レヴィリスに作らせた純銀を使用してイスタリア城を建築。
 イスタリオ城が完成すると、その澄んだ大気が通う上空1000mの楼閣に幽閉。これは彼女がまだ5歳になる直前の話。

――私は一体何の為に生きているのでしょうか?
 レヴィリスは自身の虚しき問いに対する答えも、もう既に持ち合わせている。
 純銀を生成する為。
 レヴィリスはただそれだけの為に、生かされている。
 レヴィリスが上空1000mから見渡す城下街。その繁栄は明らかにレヴィリスの行為による結果だ。
 これ以上銀を得ることが出来ない世界で、ソルヴェーヌ王国の王、スターリオのみがその例外。
 生み出された銀に対して喉から手が出るほど欲し、群がる数多もの国々。あまりにも完璧すぎる独占商法。
 その富の一切全てを、スターリオが独占し、それによってソルヴェーヌ王国は栄華を極めている。
 この城下街に住む、顔の見えない人々の生活の為にレヴィリスの魔法が役立っている。
 これだけがレヴィリスの空っぽの心を支える、唯一の支えだった。
 ただ、何も無い、何かを得ること全てが許されなかった空っぽの心でも、レヴィリスは自由を欲した。
 上を見上げれば大空が広がっている。眼下には大自然が広がっている。自由に生きる人たちが沢山いる。
 しかし、この手は、その望みは特殊透明素材、見えないドームに阻まれる。
 涙は出ない。もう枯れきったのだろう。そうして少女は一人。空っぽの日々が過ぎていく。

97 :世界各地に白銀時雨が降るでしょう 4/6 ◆FcModpyaRc :2010/06/28(月) 01:16:02.50 ID:h5WWDMXl0
 大気を純銀に変換する魔法。
 それが行われるときだけ、スターリオはこの楼閣の頂に上がってくる。
 それが行われるときだけ、この半円状の見えないドームの天頂部は開かれる。
 齢15となったレヴィリスは、少しだけこの世界に反抗してみようとした。
 開かれる天頂部は極めて狭く、レヴィリスがそこを通り抜けることは決して出来ない。
 更にその最中にはスターリオが常にレヴィリスを監視している。
 レヴィリスには天性の魔法の才能があった。
 予めレヴィリスは自身の麗しい銀髪を抜き、それに独自で築き上げた魔法による細工を施した。
 スターリオ監視の下『大気を純銀に変換する魔法』を演じる為に開かれる天頂部に、スターリオに悟られないようにその銀髪を風に乗
せて、開かれた天頂部を通し、空に飛ばす。
 もし誰かが、魔力を持つ誰かがその銀髪を見つけてくれれば、この真実を伝えることが出来る。助けに来てくれるかもしれない。
 ずっと、ずっとそれを繰り返した。諦めようともした。けれども、神の奇跡を信じて、レヴィリスは銀髪を大空に飛ばし続けた。
 一年が過ぎた。更に半年が過ぎた。そしてその数日後。奇跡は起きた。

 ルベルッソは喫茶店のマスター、ゲイ野郎から逃げ切る為にいつの間にか城下街の東門まで来ていた。
 もちろんマスターは追いかけてなんて来なかったが、余程ルベルッソがゲイという存在を恐れたのか。
 ルベルッソはすぐにそれらの出来事を都合のいい頭で忘れると、威勢のいいおばちゃんの掛け声に釣られてホットドックを2つ買って
いった。歩き食いをしながら、落ち着いた町並みを眺めていた。
 これら全ては、スターリオのもたらす『銀』によって生まれた富の顕現。
 ルベルッソの思考スイッチが真面目なそれへと変わっていく。
 新たな銀鉱は確認されていないと、シェリーは言っていたし、それにそれだけではあれ程までに安定した銀の供給は行えない筈だ。
 何か、裏がある。
 金持ち貴族をターゲットに愉快な怪盗を繰り広げた没落貴族ルベルッソは、ソルヴェーヌ王国に次ぐ大国、パラキシア王国に捕まり、
投獄された。
 その『裏』を調査するために、パラキシア王国の裏の調査員シェリーによって能力を見込まれたルベルッソは特赦釈放されたのだ。
 一つ目のホットドックを平らげたルベルッソは、人気の無い小さな広場のベンチに座って二つ目のホットドックを食べながら、正面
にある水面の静かな底が見える人工の池を眺めていた。
 するとルベルッソは水面に浮くキラリと光る何かを見つけた。
 魔法使いとして、魔力を持つルベルッソは、目を凝らすとその何かに極僅かな魔力を感じた。
「Lagu Is」

98 :世界各地に白銀時雨が降るでしょう 5/6 ◆FcModpyaRc :2010/06/28(月) 01:18:31.59 ID:h5WWDMXl0
 詠唱乗加。ルベルッソは魔法によって水面を固定して、キラリと光る何か、極僅かな魔力を発する何かがある場所まで歩く。
 それを救い上げる。銀色の髪の毛だった。
 そしてその銀髪に触れた瞬間、ルベルッソは『銀』に関する真実を知った。
 「Wyn」通信機器を取り出しシェリーにコールする。
 「Wyn」「Wyn」「Wyn」「Wyn」4回ぐらいブチ切りされた所でやっと繋がる。
『何の用? チェリーボーイ。ワタシ今すっごい忙しいのだけど』
「シェリーさん。分かりましたよ。『銀』に関する真実が。こっちのお仕事は完遂ってことで早速一発ヤらせて欲しいのも山々ですが、
事態が事態ですので後回しです。大至急パラキシア王国の方にも報告して下さい」
『さくらんぼが一皮向けたようだね。OK。話なさい。その真相とやらを』
「了解。まず……」

『とりあえずあんた一人でその少女を救出しなさい。逃げ切ったらパラキシア王国がその少女を全力で保護するから』
 ルベルッソがシェリーへの報告を終えて、シェリーからのこの指令を聞き終えた瞬間に、通信機器をブチ切られた。
「わーお。何という無茶振り……」
 それでもルベルッソに『逃げ』という選択肢は無かった。
 愉快な怪盗ルベルッソ。金持ち貴族から得た金を貧しい人々の元にこっそり置いていったりする、いわゆる義賊怪盗。
 1000m上空の楼閣の頂に11年間幽閉されている少女。その悲劇を、見捨てられずにいられるものか。
「やってやろうじゃですか」
 決行は深夜。ルベルッソは、歪んだ笑みを浮かべた。
 直後、水面固定の魔法が時間的に解除されてルベルッソは池に落ちた。

「Ur Ansur Rad Geofu Ing」
 時刻は深夜。月の無い星空。郊外でルベルッソは最上位召還魔法を唱える。
 突如烈風と共に天から現れた全長5mのドラゴン。禍々しいオーラはなく、人懐っこいペット的なオーラを放つ。
「顔面は怖いのに可愛いよな、お前」
「グルル!」 
 召還魔法はあっちの世界から借りるだけの魔法。借りたものは返さなければならない。こっちの世界で消費させたエネルギーと共に。
「さて、ドラゴン白馬の王子様は囚われの姫君を助けに行きましょうか。待っててねー。レーヴィリスちゃーん」
 ルベルッソを乗せたドラゴンは空高く飛翔した。イスタリア城から伸びる一本の楼閣の、その頂に一直線に。

99 :世界各地に白銀時雨が降るでしょう 6/6 ◆FcModpyaRc :2010/06/28(月) 01:21:33.88 ID:h5WWDMXl0
「これは、奇跡でしょうか……」
「お前はあの時の商人ルベルッソ! 何故ドラゴンなんかに乗っている!」
 ルベルッソは運悪く、レヴィリスが『大気を純銀に変換する魔法』を演じるタイミングで殴りこんでしまったらしい、当然上ってきた
スターリオも一緒に居た。しかし、滞空するルベルッソはそんなことなど一切頭に入ってこなかった。
「えっちょ何、何あの子ありえないぐらいに美しすぎるんだけど、マジすげぇ。神様の自信作にも程があるだろ。ああもう僕シェリー
さんなんかいらない。レヴィリスちゃんマジぱねぇ。っていうか商人面してへこへこするのマジ辛かったんだよ死ねスターリオ!」
 ドラゴンに『ブレス』を指示。吐き出された火球が、見えないドームを粉砕した。終末は実に呆気なかった。
 上空1000mから落下するレヴィリスとスターリオ。ルベルッソは愛しのレヴィリアのみを丁寧に拾い上げる。
「リヴェリアちゃん。選択権は君にある。スターリオを地面に激突させて面白オブジェを製作するか、助けて縛り上げるか」
「……助けてあげて下さい」
 か細い声で、泣きながらレヴィリスは答えを出す。ルベルッソは無言で頷くと絶賛落下中のスターリオに追いつき、ドラゴンの尻尾
で巻き取る。上昇し、役目を終えた天空の楼閣にドラゴンは舞い降りる。
「スターリオったら糞尿垂らして失神してるよ。ショック死しなかっただけ良かったですね。っていうかマジ臭い」
 ルベルッソはドラゴンを使ってスターリオを強引に元レヴィリス用のベッドに寝かせて、そこら辺にあった紐でぐるぐるに巻きつけ
る。最後にスターリオの額に右人差し指を当てて「Jara Is」と詠唱乗加。生命のサイクルを中断させ、一時的な仮死状態を作り出した。
 ルベルッソは通信機器にスイッチを入れる。「Wyn」シェリーに繋げる。
「あ、シェリーさん。こちら超絶ハンサム紳士怪盗ルベルッソ。名前通りの糞野郎スターリオちゃんをベッドに寝かしつけておきまし
た。一週間は起きないんでソルヴェーヌ王国に攻め込むなり特殊プレイなりなんなりやっちゃって下さいな。あとほんと臭いですよ」
『ルベルッソ。あんた一皮どころか全部剥けちゃったね。ご褒美として今夜は一緒に寝てあげようか?』
「すみません。誠に申し訳ありませんが僕は、今僕の横に居るレヴィリスちゃんに一途になることを決めました」
『あっそ。で、その少女の回収もお仕事の内よ?』
「……レヴィリスちゃんはどうしたい?」
「あの……今目の前で起こった奇跡が、未だに夢かもしれないって思って、本当に何がなんだかよく分からないんですけど、この奇跡
が夢じゃなければ、色んなところに行きたいです。ここから見えるところ、見えないところ。どこまでも……。あとここ臭いです」
「シェリーさん。そういうことなので、僕はこれで」
 瞬間に通信機器をブチ切った。……なんだろ、この優越感。シェリーからの連続リコール。それら全てをブチ切るルベルッソ。
「レヴィリスちゃん。貧しい人々の所に白銀の雨を降らせにいこう。そうすれば貧困は一掃出来て、世界各地を冒険出来る。どうだい?」
「あの……わざわざ、私を助けに来て下さって、それに夢を適えてくれるなんて。貴方は一体……」
 レヴィリスは空っぽの心が満たされていくのを感じながら、ルベルッソを上目遣いで見つめる。時刻は深夜。月の無い星空。上空1000mで。
「僕はルベルッソ。超絶ハンサム紳士怪盗ルベルッソ。今宵は君を、盗みに来たよ」

100 : ◆FcModpyaRc :2010/06/28(月) 01:23:37.72 ID:h5WWDMXl0
投下終了。

まとめ載せてくる。

どうかこのそびえ立つ糞を成仏させてやってください。

101 :世界各地に白銀時雨が降るでしょう 6/6 ◆FcModpyaRc :2010/06/28(月) 01:35:50.05 ID:h5WWDMXl0
「これは、奇跡でしょうか……」
「お前はあの時の商人ルベルッソ! 何故ドラゴンなんかに乗っている!」
 ルベルッソは運悪く、レヴィリスが『大気を純銀に変換する魔法』を演じるタイミングで殴りこんでしまったらしい、当然上ってきた
スターリオも一緒に居た。しかし、滞空するルベルッソはそんなことなど一切頭に入ってこなかった。
「えっちょ何、何あの子ありえないぐらいに美しすぎるんだけど、マジすげぇ。神様の自信作にも程があるだろ。ああもう僕シェリー
さんなんかいらない。レヴィリスちゃんマジぱねぇ。っていうか商人面してへこへこするのマジ辛かったんだよ死ねスターリオ!」
 ドラゴンに『ブレス』を指示。吐き出された火球が、見えないドームを粉砕した。終末は実に呆気なかった。
 上空1000mから落下するレヴィリスとスターリオ。ルベルッソは愛しのレヴィリアのみを丁寧に拾い上げる。
「レヴィリスちゃん。選択権は君にある。スターリオを地面に激突させて面白オブジェを製作するか、助けて縛り上げるか」
「……助けてあげて下さい」
 か細い声で、泣きながらレヴィリスは答えを出す。ルベルッソは無言で頷くと絶賛落下中のスターリオに追いつき、ドラゴンの尻尾
で巻き取る。上昇し、役目を終えた天空の楼閣にドラゴンは舞い降りる。
「スターリオったら糞尿垂らして失神してるよ。ショック死しなかっただけ良かったですね。っていうかマジ臭い」
 ルベルッソはドラゴンを使ってスターリオを強引に元レヴィリス用のベッドに寝かせて、そこら辺にあった紐でぐるぐるに巻きつけ
る。最後にスターリオの額に右人差し指を当てて「Jara Is」と詠唱乗加。生命のサイクルを中断させ、一時的な仮死状態を作り出した。
 ルベルッソは通信機器にスイッチを入れる。「Wyn」シェリーに繋げる。
「あ、シェリーさん。こちら超絶ハンサム紳士怪盗ルベルッソ。名前通りの糞野郎スターリオちゃんをベッドに寝かしつけておきまし
た。一週間は起きないんでソルヴェーヌ王国に攻め込むなり特殊プレイなりなんなりやっちゃって下さいな。あとほんと臭いですよ」
『ルベルッソ。あんた一皮どころか全部剥けちゃったね。ご褒美として今夜は一緒に寝てあげようか?』
「すみません。誠に申し訳ありませんが僕は、今僕の横に居るレヴィリスちゃんに一途になることを決めました」
『あっそ。で、その少女の回収もお仕事の内よ?』
「……レヴィリスちゃんはどうしたい?」
「あの……今目の前で起こった奇跡が、未だに夢かもしれないって思って、本当に何がなんだかよく分からないんですけど、この奇跡
が夢じゃなければ、色んなところに行きたいです。ここから見えるところ、見えないところ。どこまでも……。あとここ臭いです」
「シェリーさん。そういうことなので、僕はこれで」
 瞬間に通信機器をブチ切った。……なんだろ、この優越感。シェリーからの連続リコール。それら全てをブチ切るルベルッソ。
「レヴィリスちゃん。貧しい人々の所に白銀の雨を降らせにいこう。そうすれば貧困は一掃出来て、世界各地を冒険出来る。どうだい?」
「あの……わざわざ、私を助けに来て下さって、それに夢を適えてくれるなんて。貴方は一体……」
 レヴィリスは空っぽの心が満たされていくのを感じながら、ルベルッソを上目遣いで見つめる。時刻は深夜。月の無い星空。上空1000mで。
「僕はルベルッソ。超絶ハンサム紳士怪盗ルベルッソ。今宵は君を、盗みに来たよ」

102 :世界各地に白銀時雨が降るでしょう 6/6 ◆FcModpyaRc :2010/06/28(月) 01:36:54.14 ID:h5WWDMXl0
ごめん肝心なところミスって気にくわねーから>>99>>101に挿し替えさせてくれ。

遅いけど皆さん乙

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 01:41:08.30 ID:jb81PUAUP
お題ください!

104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 01:47:06.05 ID:SzlakHSU0
はいってる

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 02:28:18.14 ID:4USybdR50


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 02:51:43.77 ID:h5WWDMXl0
ていうかーまだミスってるしどんだけ推敲能力低いんだよ腹立ってきた。



お題下さい

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 03:00:29.02 ID:4USybdR50
>>106
お題『ミス』

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 04:20:31.49 ID:9limcTfP0


109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 04:48:31.12 ID:W6HzWp990
ほい

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 05:35:49.48 ID:9limcTfP0
ほほほほ

111 :全感 ◆pxtUOeh2oI :2010/06/28(月) 06:01:30.74 ID:9limcTfP0
誤審ばっかのWC
きっと誤読ばっかの全感になるでしょう

No.01 2084年 ◆X78jHks0c.氏
西尾維新が芥川賞というところが一番おもしろかった
iPadやiPhoneはこんな時代まで残ってないだろう
メカジョブズが新しい製品を日夜発表するはずだから
時事ネタっぽいのが微妙な感じ、
民主党とかそういう現実のものを使っておもしろさを得ようとするのは
マスコミとかのやってるのと同じようなダメさじゃないだろうか
あと話に合わせるためか知らないけど漢字が多くて読みにくい

No.02 団塊親父とゆとり娘 ◆X78jHks0c.氏
学生運動ってセクロス三昧だって聞くけど。
すごい読みにくいと思った。ちょっとぐだぐだしすぎじゃないだろうか。
短編だからもっと切れ味を鋭くした方が良いと思う。
あんまりおもしろくはなかった。せめて何かオチがあるといいかも。
もしくは妻が出て行くのをオチにもってくるとか。
くだらないギャグっぽい話にするのならそういうのが欲しいと思う。
真面目に純文学ぽくするのならいらないけど。

No.03どっかーん ◆A9epGInhJg氏
お、終わり?
導入部分で終わってしまった印象。こういうキャラを用意して
何か話が始まるんじゃないのだろうか。
キャラを書きたかっただけなのか。
物語を無くすのなら、なんかすごい印象に残るセリフとか考え方とか
あれば、それだけでも良いかなと思うけど、
今回はそういうのは感じなかった

112 :全感 ◆pxtUOeh2oI :2010/06/28(月) 06:02:07.70 ID:9limcTfP0
No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
前半から中盤にかけてはすごいグロくて
読みたくねーという感じだけどおぞましい感じがよかった
最後の部分はちょっとちゃっちく感じていらないと思った
作者の全体の意図はわからないけど

No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
おれの大好きな小説家の本に
「文体に対する幻想がアマチュア作家に根強い。-中略-文体なんか気にするな
-中略-そんなものは単なる装飾であって本質ではないからだ」
というのがあった。
あとデザインについて書かれていると削ることがデザイン、シンプルなのが良いとか
AppleのデザイナであるアイブさんとかDS絵心教室のキャラクターとかが良く言っている
どうでもいい文章を書けば書くほど作品はダメになっているのではないだろうか
それっぽい文体は上手いのかもしれないけどおもしろくはない
こういう異常者の心理とか髪を切られたからという動機は好きなので
他の余計な部分があって作り物っぽさが広がっちゃったのが残念、
動機だけで書くのなら1レスか2レスぐらいで書ければすばらしくなると思う

No.06 爆弾ゲーム ◆pEiFbPF7ug氏
文学に対してなんか変な感情を考えすぎじゃないだろうか
文学が死ぬというのはよくわからないし
これ、と言った部分もなかった
三島由紀夫の自殺前の最後のエッセイとか本屋に売ってるけど、
ああ、これはやりそうだわ、みたいな感じで笑えるおもしろさで、
そんな文学が崇高なものみたいな感じはしない(いいものをいつでも書くという気概みたいなのはあるけど)
この話はなんか価値観がずれているような感じ
おもしろくはなかった

113 :全感 ◆pxtUOeh2oI :2010/06/28(月) 06:02:44.87 ID:9limcTfP0
No.07 原子爆弾 ◆vvyCATvZj6氏
「夜中の夜明けなど、あってはならない歪みです」
http://www.youtube.com/watch?v=TpC7dsTn4WU
というように物語がないとおもしろくないし教訓っぽくもならないんじゃないだろうか。
危険ですとだけ言われただけでは、特になあと思う。
突然変異も良いとは思うけど種があるのならそれだけならそんなに問題じゃないような。
普通の人の中に異常な人がいたら目立つけど、全員それならまあいいかみたいな。
上のアニメを本編でみたときは、そのシーンで俺は泣きそうになったけど、
この話からはそんな類の怖さを感じなかった
原爆とか死とかは小説として、すごい大きな武器なのできっちりと攻撃をくらい大ダメージを受けたいと思う

No.08 報告電報 ◆BFS4hea.ps氏
軍隊のシステムがよくわからないので、話がどういう流れでどういう人の間の話なのかよくわからなかった
誰がどれでどんなようなのか
俺が、あんまり幼女とかロリコンとかので笑いを取るような話は好きじゃないので受け付けないというのもあるかも

No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
自作。眼が見えるようになって仕事を失う人の話をここ一ヶ月ぐらいずっと書きたいと思っていたが、
結局、上手く料理できなかった。もっと未来っぽい道具を出したかったけど使うのを忘れてしまった。
もっと良いのが書けるはずだったんだけどなあ。ナノマシンで盲導犬になったシベリアンハスキーとか書きたかったのに。
オチが決まってたけど、そこに行く話が全然だった。

114 :全感 ◆pxtUOeh2oI :2010/06/28(月) 06:04:22.95 ID:9limcTfP0

No.10 シゴとホウとシハクと ◆16RCt/Xfu4ke氏
なんとなく言葉の選びが守り人シリーズとか獣の奏者っぽいけど大公はアルハンと読んでいいですか。あ、ダメですか。
なんとなくあらすじだけだったというような感じ。前述の獣のとか大好きなんだけど、
ああいう異世界ファンタジーは、そういう存在しない国で存在しないキャラのはずなのに、
そこに生きているように感じるからすごいおもしろいのだと思う。
行動とか背景や歴史がつらつらと書かれてもあまり楽しめなかった。
もっと一部分にシーンをしぼって、キャラクターに生きている姿を書くと楽しめそうかなと思った

No.11 うちの棟梁は箱入り娘 ◆1ImvWBFMVg氏
設計図無しでとか設定は、漫画的でいまいち。本当にすごい人は、その人個人に頼らなくても
できるような風にシステムを作るんじゃないだろうか。芸術家は別として。
というか一軒家を二人は労力的に無理じゃないだろうか。ハッサンじゃあるまいし。
うーん、全体的に特筆すべきものがなかった感じ。なんかこの作者だからみたいな
ところがないといまいちだと思う。こういう女の子だしとけば萌だろみたいな話も好きじゃない。
そういうのをするのならば、もっとつくりこんでオリジナリティのあるキャラをつくって
精一杯の萌を用意してくれないとどっかの地方自治体がこの名産品に女の子キャラ描いとけば
アホのオタクが買うんだろみたいな程度で終わってしまう

115 :全感 ◆pxtUOeh2oI :2010/06/28(月) 06:05:02.37 ID:9limcTfP0
No.12 CONTEXT ◆LBPyCcG946氏
作者の頭が取扱注意という作品ですね。
よくわかりませんでした。
語感は良いような気もするけど、
それだけじゃそれだけみたいな。

時間外No.01 世界各地に白銀時雨が降るでしょう 1/6 ◇FcModpyaRc
>「こちら超絶ハンサム紳士怪盗ルベルッソ。ボッキュンボンのお美女様ことシェリーさん。
この変で力尽きた
真面目なファンタジーかと思ったがどうやら違ったらしい
徹夜明けの頭にはこのカタカナ連発は辛い
読んだけど読んだけどよくわからなかったw
純銀の雨なんて降ったら死んじゃうよと思うが、あんまり関係ないみたい?

116 :全感 ◆pxtUOeh2oI :2010/06/28(月) 06:05:56.19 ID:9limcTfP0
******************【投票用紙】******************
【投票】: なし
気になった作品:No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
**********************************************
今回、あんまり良いのがなかったかなという印象
なんかへんてこな狙いのが多かったかなと
関心票は最後は嫌だけど、前半とかでなんとなく気味悪い力を感じたからこれ


よしおわった
いろんなひとおつかれさまでーす

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 07:07:38.70 ID:co5cnd2CO
保守

全館おつ〜

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 08:04:29.98 ID:co5cnd2CO
保守

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 10:04:31.53 ID:8s26wTx00
おは

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 10:34:48.17 ID:USaBR/o80
お題plz

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 10:42:33.18 ID:8s26wTx00
>>120
スリッパ

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 10:49:56.81 ID:USaBR/o80
スリッパ把握

123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 12:14:03.81 ID:8s26wTx00
ひる

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 12:15:40.07 ID:FZU+GyLg0
うん、お昼ですね
お題ください

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 12:39:32.28 ID:co5cnd2CO
>>124

ママ

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 12:42:09.97 ID:FZU+GyLg0
把握しました


127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 13:05:07.74 ID:2io3IuXiO
別にお題くれてもいいんだからねっ///

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 13:10:39.99 ID:oZBkUv3z0
>>127


129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 13:10:43.75 ID:FZU+GyLg0
目盛り

130 :全感 ◆LBPyCcG946 :2010/06/28(月) 13:12:47.71 ID:omY0ajxg0
No.1 2084年 1/5 ◇X78jHks0c.
 文章は堅めだけどテンポがあって読みやすい。所々に入れてくるネタで、平坦な印象を上手く中和している。よ
く出来た作品だと思う。細かい指摘をあげるとすれば、反物質爆弾を奪おうって奴らはもうちょっと慎重に扱うだ
ろってのと、日本を吹き飛ばすだけなら核で十分だろって事くらいかな。
 ただ、大きい指摘をするならば、これ解答用紙の裏にも問題あるの気づいてなかっただろ? 小学校の時のテス
トで良くあったんだよ。両面印刷で、表の点数欄に「/50」って書いてあるから、50点満点だと勘違いしちゃう
んだよな。んですごい早く解き終わって、「なんだ余裕じゃん」とか言って居眠り始めて、終了時間ギリギリにな
って裏にも問題あった事に気づく。
 この作品でいう裏面の問題というのは、作者の未来観だな。民主党、中国による支配、反物質爆弾、アイフォン、
ヒュンダイ、人工臓器、不気味の谷を乗り越えたロボット。どれも素材として既に下準備が済んでいる物ばかり。
そこに作者のオリジナリティーは無いし、読み手が抱く驚きも無い。
 誤解しないで欲しいのは、突拍子も無い未来を書け、と言ってる訳じゃないって事。リアルでなおかつ、「あ、
それありそうだな」と思わせるような素材を入れる事が、裏面への解答だ。

No.2 団塊親父とゆとり娘 1/6 ◇X78jHks0c.
 文が堅いのは設定からして仕方ないとして、娘の鼻歌からアーティスト名と曲名をあてるのはいただけんな。彼
らはもっと分かりやすい馬鹿だよ。7字以上のカタカナ語は覚えられないシステムになってるから。
 逆の方がよかったんじゃないかな。文章はもっと軽めでいいから、昔の音楽とか映画とか俳優とかを所々に入れ
て年齢を演出する方法。学生運動してた、の一本で押し通るのはやはり無理がある。
 あと基本的に、台詞がわざとらしい。特に妻は言わされてる感バリバリ。
 と酷評気味になってしまったけど、文章の重力は凄いと思う。滅茶苦茶疲れるもの、これ読むの。でもそれは欠
点でもあるし、利点でもある。プリンののしかかりよりもカビゴンののしかかりの方が怖い。

No.3 どっかーん1/3 ◇A9epGInhJg
 No.1、2の重さときてこの軽さはやばいな。元々おかしい頭がもっとおかしくなるわ。
 この作品は、何が足りないかで語るより何があるかで語った方が早いな。これはもちろん悪い意味で。
 まあまず軽さだな。読み手の負担にならない。ふわーっとした軽さ。あとは思い切りの良さかな。「これでいこ
う!」「よし、それで!」みたいな1行足らずの脳内会議の様子が浮かぶような即決即断。あと他は全部足りない。
他は、もう、全部足りない。

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 13:13:37.51 ID:2io3IuXiO
>>128-129
把握

132 :全感 ◆LBPyCcG946 :2010/06/28(月) 13:15:47.51 ID:omY0ajxg0
No.04 DRUg PeOPLE 1/4 ◇Lq1ieHiNSw
 辺に飾り気の無い文章が、作品の不気味さを上手く演出していると思う。良。
 ただ、これは好みの問題かもしれないけど、グロ描写が甘いな。やるならもっとエグくやって欲しかった。とい
うか、この程度ならむしろ「首だよ」「なんだ首か」みたいにシュールな進行のほうが良かったかな。
 あとはやっぱり、動機は欲しかったかな。いや、シュールにってんなら動機とか考えちゃいけないんだけど、こ
のままだとただの投げっぱなしというか思いつきだから、理由か、あるいはもっと別の形の終わり方が必要だった。

No.05 おんなの供述 1/4 ◆Mulb7NIk.Q
 んーこれは面白いな。切られた髪を結わいて道具にするってのは、なかなか良いアイデアだし、すごく偏執的だ。
語りも雰囲気があるし、最後まで飛ばさず読めた。まあ文句があるとすれば、父側にも髪を切った理由を用意して
欲しかったって事くらいかな。酔った勢いで、だとちと興ざめ。でも個人的には、そこでちょうど妄想がカットイ
ンして、「娘が妻に良く似た黒髪に育った」という設定が捕捉された。愛する者に先立たれた男の背中みたいな。
まあ勝手な解釈でずげど。
 面白かったです。

No.06 爆弾ゲーム 1/4 ◇pEiFbPF7ug
 この作品の評価すべき所は、「真っ向勝負した」って所だと思う。「文学を殺せ」なんていう無茶ぶりをかけて、
それに対してはぐらかさずにきちんと解答を用意したってのが潔いし美しい。これはなかなか出来る芸当ではない
なぁと思う。
 さて、しかし文学が衰退しているという件には同意できないな。全ての作家は紫式部を越えられないとあるけど
も、源氏物語より面白い物語を俺は100あげれるし、何だったらこのNo.06をそこに加えてもいい。暴論だけど、
これは今が今しかないって事の他でもない証明だ。今生きてる奴の感想は、もう死んだ偉大な奴らよりも尊重され
る。ただでさえ文学を語りたがる奴が多いんだから、幽霊にまで語られて堪るか。
 どこの教科書にも載るような不朽の名作ってのは、つまりレガシーであってスタンダードじゃない。でしゃばら
れちゃあ困っちゃうな。とりあえず主人公が割腹した後、同じ部屋で「生生生生生生生生生生……」ってやってく
るわ。

133 :全感 ◆LBPyCcG946 :2010/06/28(月) 13:18:05.72 ID:omY0ajxg0
No.07 原子爆弾 1/2 ◇vvyCATvZj6
 ベタだなおい! 逆にびっくりしたわ。取扱注意→爆弾→核→滅亡→別の文明ってなんか自動小説書き機的な物
でも使ったのかってくらいベタだわ。しかもそれだけだし。
 んーなんだろう。作者さんが、思いっきりベタなのを書きたくて書いたってんなら、もうこちら側としてはどう
こう言いようがない。驚かせろ! ってのも酷な話。ただとりあえず、双方が同じ物を持っても何の威嚇にもなら
ないってのはおかしいかな〜。こっちがあっちに打ったらあっちもこっちに打ってきて滅びるっていうのは十分威
嚇になるでそ。

No.08 報告電報(1/5) ◇BFS4hea.ps
 やり方を否定するつもりはないし、マンネリ化を防ぐ為に日々新しい物に挑戦する事は大切だと思う。ただ、も
うちょっと生かそうよって思った。「キノの旅3巻 差別を許さない国」を思い出した。
 どうも会話がノリきれてない気がする。ロリコンと爺と戦争ならあもっとはっちゃけれるんじゃないかな。これ
だと小足の引っ掛けあいに見えてしまう。

No.09 暗望 1/5 ◇pxtUOeh2oI
 とりあえず、ハゲの件は笑った。確かに言われてみれば、盲人は相手がハゲてるかハゲてないか分からないよな。
「どうも、ハゲです」って言うハゲ見たことないわ。ここ読んだ時点でとりあえず関心票は確定した。
 で、メインディッシュに入る訳で、す、が、うーん……。ハッピーエンドが良かったとか子供みたいな事は言わ
ないけど、もう少し救いが欲しかった。主人公のキャラが立ってるし、好感が持てるからそう思うんだろう。そう
いう意味では、作品の魅力の1つなんだけどやっぱり、救いはないんですか!? ってなるな。あと、お題はない
んですか!? ともなるな。
 あと、ナノマシン出し損じゃないですかね。そこ無駄にリソース食ってるから、「なんか知らんが急に治った」
でもいい気がする。実際調べてみたら、先天性の盲目はそういう症例あるみたいだ。逆に、ナノマシンからめてハ
ゲが治ったら個人的には良かったんだが。

134 :全感・投票 ◆LBPyCcG946 :2010/06/28(月) 13:20:18.10 ID:omY0ajxg0
No.10 シゴとホウとシハクと 1/5 ◇16RCt/Xfu4ke
 兄三角定規の書いた歴史書は、俺正直あんまり面白いと思わなかった。兄三角定規自体には、凄く興味があるし、
赤インクや下敷きとのやりとりはまさに最高なんだけど、クォールの歴史にはどうしても興味がもてなかったなぁ。
 やっぱり、事実を淡々と書かれるってのは辛い。っつーか書く方もきつくないですか。名前も馴染みが無さ過ぎ
て覚えにくい。

No.11 うちの棟梁は箱入り娘 1/6 ◇1ImvWBFMVg
 よきかなよきかな。大工の棟梁が美少女なんて、とんでもねえファンタジーだけど、だからこそ安心してどっぷ
り世界に入っていける。俺の中のキモオタがぐふぐふ笑いながらとぐろを巻いて薬湯に浸かっているような心地よ
さだ。
 キャラクターをドン、と出して、関係性をさらら、と書いて、あとはそのキャラクターを話の中で動かすだけで、
住みやすい癒し空間が広がった。まさに劇的ビフォーアフター。匠の技いい加減にしろ、おい!

No.12 CONTEXT 2/2 ◇LBPyCcG946
 自作。

******************【投票用紙】******************
【投票】: No.05 おんなの供述 1/4 ◆Mulb7NIk.Q

気になった作品:No.09 暗望 1/5 ◇pxtUOeh2oI
        No.11 うちの棟梁は箱入り娘 1/6 ◇1ImvWBFMVg
**********************************************

135 :ままよりも1/1 お題・ママ:2010/06/28(月) 13:50:04.92 ID:FZU+GyLg0
 ままよりも。
 儘よりも。
 掛かる修飾の文句も浮かばなくて、ただ”儘より”とばっかり考えてしまう。
 我が儘に、成すが儘に、昔の儘に、意の儘に、自分や他人の行動が生み出した其の儘のこの有様に、私は僅かな苛立ちを覚えていた。
 素の儘の、平素の夏の生活の儘に少しばかり日に焼けてしまったこの肌も、私はそれが例年のことだからと言って納得なんて出来ない。
 儘よりも。
 ままよりも。
 何でそんな理不尽なまでに普段の儘から脱却したがっているのか、自分でも分かっている。
 焦ってもどうしようもない事だって分かっているし、焦らなくたって問題がおきるとは考えられない事だって分かっている。
 だけど、この儘で済ますのは嫌なんだ。
 そんな想いのまま、お風呂に入るときなんかは、去年よりももっと強く肌をこすったりする。
 出かける前にはUBカットのクリームを塗って、それでも毎朝の登下校で少なからず影響が出るのか、肌はなかなか真っ白にならない。
 そして毎日、その儘で会ってしまうのだ。
 会いたくないなんて言えない。でも、この儘が続くのはとても気持ちが苦しくて仕方が無くなる。
 今の儘よりも。コレまでの儘よりも。いろいろな”儘”が纏まらないまま胸の中で引っ掛かりとして残る。
 それでも言葉にしてしまえは、気持ちはとても簡潔なものなんだ。
 ままより白く麗しく。
 そうなりたいとおもうのはとても自然なことなんだろうなと思う。
 ずっと側にいた男の子を意識し始めるのも。
 自分が女だと意識し始めるのも。
 ごくごく自然で当たり前の事。
 そして男の子が、綺麗な女の人に憧れるのもとってもとっても自然なこと。
 いずれ今までの儘ではいられなくなるのも、とても当たり前の事なんだと分かるから、私は少し焦り過ぎを自覚しながらも今日も肌を磨くのだ。
 アイツの視線の先に家のママがいることを知っているから。
 ママよりも白く麗しい女性になる為に。 


136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 13:51:33.98 ID:FZU+GyLg0
何かもう、自分でもうわぁ……と思いつつも、思いついてしまったから仕方がないって感じで
投げっぱなしジャーマンの勢いでヤッてしまったw

137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 15:33:02.74 ID:W6HzWp990
ho

138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 15:33:12.69 ID:8s26wTx00
おは

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 15:34:07.42 ID:WQbZeJqg0
最近の品評会良作は?

140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 15:37:33.35 ID:8s26wTx00
>>136
たしかに投げっぱなしだ
「儘よりも」というギミックにこだわった意義がないし
物語ですらなく、一昔前の出来損なえた歌謡曲の詞みたいだなと思った
難しい事を考えずに、筋のある話を作ってみてはいかがかしらん

141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 15:50:26.67 ID:8s26wTx00
>>139

>>14-17
まだ読んでないけど投票されてたので

142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 15:54:33.03 ID:FZU+GyLg0
>>140
なんか、ストンと納得が胸に落ちてきた感じがした
ありがとう

143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 15:54:36.56 ID:eLgqWTNE0
おだい

144 : ◆Lq1ieHiNSw :2010/06/28(月) 16:40:52.03 ID:GM5AzJLo0
てす

145 :全感 ◆Lq1ieHiNSw :2010/06/28(月) 16:42:23.04 ID:GM5AzJLo0
No.01 2084年 ◆X78jHks0c.氏
先週に引き続き政治的皮肉の効いたハードボイルドテイストな作品、いいですね。
前回と違うのは時代設定。しかし約七十年後の未来の描写に、
ところどころ違和感を感じさせる部位がなくもない。アイパッドとか。

No.02 団塊親父とゆとり娘 ◆X78jHks0c.氏
さて、設定が変わるとこの文体はちょいと合っていないんじゃないでしょうかなと。
父親はいいとして、妻、特に娘の語り口が不自然です。
しかしネット上に蔓延る異常なまでの処女信仰ってどうなんでしょうね。
気持ちは理解できるんですが、度がすぎると気持ち悪いし病的に思える。
それに通じる思考を感じます、父親に。

No.03どっかーん ◆A9epGInhJg氏
とりあえず、幼稚だなと。
しかしなんというか、非常に無垢な印象を感じます。登場人物ではなく、筆者に。
なんかもう綺麗なものだけしか見ていないような。

No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw
ただナマクビドッヂボールってのを書きたかった。
確かにこんなおざなりな落ちなら不必要かもね。

No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
殺されたから殺す。まあ、復讐ですね。
復讐とか殺人を正当化するなみたいな感想をかつてどなたかから頂いた記憶があるんですが、
もちろん正当化する気はないんですけど、しかしそれなりの壮絶な理由があるからこその行為なんですよね。
この作品はそのへんの理由、一人の人間がどういう思考しているのかってことがよく書けてると思いました。

No.06 爆弾ゲーム ◆pEiFbPF7ug氏
作中で述べれている通り漠然としすぎています。
すくなくとも俺は源氏物語をそこまでおもしろいとは思わない。

146 :全感 ◆Lq1ieHiNSw :2010/06/28(月) 16:43:29.91 ID:GM5AzJLo0
No.07 原子爆弾 ◆vvyCATvZj6氏
放射能に犯された畸形者の末裔が栄えたという見解で読むと、なんとも皮肉な話です。

No.08 報告電報 ◆BFS4hea.ps氏
ほぼ会話文なのに掛け合いがことごとく寒い。寒いっていうか、単純に好みじゃないです。

No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
目の見えない人がまっとうではないみたいな言い草は、人権擁護者気取りが騒ぎ立てそう。
そのくせに障害者採用枠の存在とか意味がわかりません。まあ、そこは別にどうでもいいんですけど。
しかしやはり生まれたときから視覚がないと、人間の容姿の良し悪しってもはわからないものなんでしょうかね。
そういうのは経験的に培われていくもので作中の通りであると思う一方、しかし美的感覚は生来的に
備わっているのではとも思うのです。だって俺はすごく幼い頃から一目惚れとかしてたし。

No.10 シゴとホウとシハクと ◆16RCt/Xfu4ke氏
人名がややこしい。故に、人物相関も解り辛い。
キャラ付けをしっかりすればそのややこしさは解消されるんではないでしょうか。

No.11 うちの棟梁は箱入り娘 ◆1ImvWBFMVg氏
角刈りのよく似合う美男子ってなんじゃwまとまってるとは思うけど、美少女設定が生きていないような。
話の書くとなる部分では別に棟梁が男でも問題ないと思うんですよね。
となるとやはり凌夫を恋のライバルとしたほうがよかったのではと感じました。

No.12 CONTEXT ◆LBPyCcG946氏
センスイオオメジロなんて実在してないじゃないか!
信じる人いそうだし、まあ俺だけど、普通にペンギンにでもしといてくださいよ。

時間外No.01 世界各地に白銀時雨が降るでしょう ◇FcModpyaRc
ちょっと駆け足でしたね。
しかしそれでも救出劇はもうちょっと丁寧に、ある程度の困難を伴ってのものにしてほしかったです。
盛り上がりどころですし。

147 :投票 ◆Lq1ieHiNSw :2010/06/28(月) 16:44:30.65 ID:GM5AzJLo0

******************【投票用紙】******************
【投票】:No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
【関心】:No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
**********************************************

148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 16:53:46.07 ID:8s26wTx00
>>143
孤独

149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 17:39:17.15 ID:8s26wTx00
おっと

150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 18:00:54.17 ID:SzlakHSU0
>>139
最近だと218回の
「アールヴァール・ジェジェ」

217回
「時をかけ砂かける乙女」

151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 18:33:52.72 ID:8s26wTx00
とっと

152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 18:34:52.75 ID:SzlakHSU0
梅雨だな

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 19:27:54.78 ID:Zj9KJo4r0


154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 19:35:57.85 ID:qRf3O4dq0
試しに書いてみるから書きやすそうなお題くr・・・いやくださいお願いします

155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 19:39:51.58 ID:87yw8c470
>>154
抽象

キャラクタ小説書きたいのでお題として主人公の属性か特徴を下さい。

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 19:41:13.98 ID:qRf3O4dq0
>>155
了解しましたー
のたのた構想練るか

157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 19:45:30.80 ID:ugtbhTBc0
>>155
武士

158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 19:47:28.95 ID:87yw8c470
>>157
把握。もののふ、か。

159 : ◆16RCt/Xfu4ke :2010/06/28(月) 20:25:00.62 ID:87yw8c470
投票

******************【投票用紙】******************
【投票】:No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
【関心】:No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
     No.08 報告電報◆BFS4hea.ps
**********************************************

160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 20:26:22.64 ID:eLgqWTNE0
全館投票

161 : ◆ihO9dxzf9I :2010/06/28(月) 20:27:09.36 ID:eLgqWTNE0
No.01 2084年 ◆X78jHks0c.氏
No.02 団塊親父とゆとり娘 ◆X78jHks0c.氏
 いずれも浅薄なストーリーを無駄極まりない言葉で包んだハリボテにもなっていない駄作。

No.03 どっかーん ◆A9epGInhJg氏
 形容する言葉も考えたくない。

No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
 夢という安易なツールに物語が支えられているため、手放しで賛辞を送るのはためらわれるが、
得も言われぬおどろおどろしさが全編を渦巻いており、作者の変わらぬ才能を感じさせてくれる。
いっそシュルレアリスムで押してみる、不条理で攻めてみる、夢野久作のごとき怪奇推理小説に発展させる。
様々な可能性はある。ただ依然として可能性にとどまっているきらいもある故、投票せず関心程度にとどめようとも考えた。
しかし推すべき作品がほかにない。よって投票。

No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
 近隣の本屋を巡れば似通った話が見つかりそうな、”有り体な異常”を書いた告白小説。

No.06 爆弾ゲーム ◆pEiFbPF7ug氏
 ある作家曰く、
「私が文壇の名誉に浴することによって零落するというのならば、文学とはその程度のものでしかないのだ」
 私も彼と意見を同じくする者だ。

No.07 原子爆弾 ◆vvyCATvZj6氏
 わけがわからないしわかりたくもない。

No.08 報告電報 ◆BFS4hea.ps氏
 初めから戯曲で書けばよかろう。

162 :全館・投票 ◆ihO9dxzf9I :2010/06/28(月) 20:27:48.13 ID:eLgqWTNE0
No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
 視覚障害者という”珍しい題材”を自らの小説を面白くするためのダシに使う俗物が、
小手先のドラマツルギーを用いて得々と描いた、一辺の倫理性も感じない破廉恥な作品。

No.10 シゴとホウとシハクと ◆16RCt/Xfu4ke氏
 どこに力点が置かれているか把握できないため批評にも困る。

No.11 うちの棟梁は箱入り娘 ◆1ImvWBFMVg氏
 いかにプロットが面白かろうと構成が拙劣であれば読者は物足りなさを覚える。

No.12 CONTEXT ◆LBPyCcG946氏
 これを手抜きと作者が見做していないのならば「恥知らず」と断じざるをえまい。

時間外No.01 世界各地に白銀時雨が降るでしょう ◇FcModpyaRc
 読了を諦めた。

総評
 霖雨が天を見舞い、たまさかに晴天が覗こうとも熱れに襲われる。
梅雨の二重苦に筆が湿り、頭が沸き上がっているとなれば折角の想像力も発揮されないだろう。
文筆家のために願わくば涼しげな夏が訪れて欲しいものだが、さらば作柄の程が芳しくなくなる。
悩ましいことこの上ない。

******************【投票用紙】******************
【投票】:No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
【関心】:なし
**********************************************

163 :投票 ◆X78jHks0c. :2010/06/28(月) 20:41:28.46 ID:7/+t7axo0
******************【投票用紙】******************
【投票】:No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
【関心】:No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
**********************************************



164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 21:04:57.09 ID:BEroPqgFO
お題よこせ

165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 21:08:18.76 ID:8s26wTx00
>>164
転倒

166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 21:13:17.59 ID:BEroPqgFO
>>165
わかった

167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 21:44:47.66 ID:+Z33jXKk0
ちょっとお題をいただいてもよろしいでしょうか

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 21:46:46.40 ID:oZBkUv3z0
>>167
ペナルティー

169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 21:57:18.26 ID:+Z33jXKk0
>>168
ありがとうございます

170 : ◆16RCt/Xfu4ke :2010/06/28(月) 22:10:27.82 ID:87yw8c470


171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 22:17:56.44 ID:3rX17jEz0
お題くださいませ

172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 22:24:53.35 ID:C07FPqJ/P
>>171
保険

俺にも御代たのむ

173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 22:27:19.63 ID:3rX17jEz0
>>172
ありがとうございます。

ではお題「突発」

174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 22:27:41.29 ID:C07FPqJ/P
>>173
了解

175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 22:43:34.63 ID:7/+t7axo0
転載します。


176 :全感(1/4) ◇BFS4hea.ps:2010/06/28(月) 22:44:23.61 ID:7/+t7axo0
No.01 2084年 ◆X78jHks0c.氏
面白い気もするし面白くない気もする。
説明文的な部分をサラっと流し読んで、本筋はちょっと面白いかも、と思った。
気力があればもう一度読み直してみたい、とは思う。そうすれば新たな発見があるかもしれない。

No.02 団塊親父とゆとり娘 ◆X78jHks0c.氏
面白い気もするし面白くない気もする。
説明文的な部分を(以下略
個人的にこういう延々と説明を続けられるような文章に魅力を感じることはあんまりなくって、
むしろ読むのだるいなー、と思って流し読んじゃうのが常なんだけれども
でも話の流れはきっちりと押さえることが出来た。
会話が上手いこと使われてるからかな、とかそんなことを思った次第。どうやろ?

No.03どっかーん ◆A9epGInhJg氏
おう待てぃ。そのまま次の作品の「二日酔いで朝を迎えた〜」から暫く読んで、違和感に気付いた。
場面転換してどーなるんだー? とかってワクワク感を返せ、今すぐに!
せっかく良い感じのキャラが出てきてるんだから(人によってはテンプレとかいう表現になるかも)
それを生かして物語が動けばもっと面白くなったかもなー、と思う。
話を動かさないってのもある意味では技術みたいな評価がされる場合もありますが、この作品ではどうやろね?

No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
一体誰が?ああ、そうか、Lq1ieHiNSw氏が、か。…こういう回答でも多分間違いやね?
文章は読ませる感じで凄く良いんですけど、でも扱う材料が怖くって、怖くって。
私も何作かホラー系(っていうんですかねこういうの?)に挑戦してみたことあんですけど、
でもやっぱり色々無理だったんですよね。…無理無理。書いてて面白くないし、怖い。
人の趣味趣向の世界になってくると、難しいやろね、やっぱ。
…だからと言って、一般受けするような在り来たりなどこかで見たことあるよーなストーリーが面白いか、というと
それまた別の話ですやね。難しいわー


177 :全感(2/4) ◇BFS4hea.ps :2010/06/28(月) 22:45:04.92 ID:7/+t7axo0
No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
怖いっつーの、怖い。狂気の産物。
あぁでも、悪くないような気もするやね。読んでる分には。後味悪いこの感覚も、また。

No.06 爆弾ゲーム ◆pEiFbPF7ug氏
私も筆を片手に生きて行きたいという夢だけは持っている人間でして。
いつかそんな生活に、とか思わずにはいられないんですが、それって今の生活から逃げ出したいという、
そんな逃避でしかないんですよね。
この品評会に出す作品程度で毎週毎週ヒイヒイ言ってる人間なんかにゃ無理ってもんでしょう、きっと。
そんなことを思わされた一作。面白かったというのとはちと違って、考えさせられたというか、
現実を改めて突きつけられたというか、現実はやっぱり変わってないよ、と再確認させられたところでしょうか。

No.07 原子爆弾 ◆vvyCATvZj6氏
おぉ…?なんという肩透かし。
上手くまとまってるなー、と思う一方で、物足りない気もさせられるやねー。
これ以上何かを付け足すのは蛇足でしかないだろなー、とは思いますが。

No.08 報告電報 ◆BFS4hea.ps氏
前回の作品でセリフをほとんど使わなかったので、今回はその逆を。どうやろねー?

No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
何だろう。読んでて所々、妙な違和感というか、ズレてるような感覚が。
気にはなるんだけれども、でも最後までさらーっと読んでしまって、はて?
何に対して違和感を抱いていたんだろう?
眼が見えるようになった理由は結構壮大な感じだったけれども、
それが生かされることなく小さな小さな在り来たりな世界で収まってしまっている。
2030年じゃなくても良かったじゃんこれ、みたいな。…あえてケチをつけるなら、くらいの話やけど。




178 :全感(3/4) ◇BFS4hea.ps :2010/06/28(月) 22:45:46.61 ID:7/+t7axo0
No.10 シゴとホウとシハクと ◆16RCt/Xfu4ke氏
これは…誰がどれで何をしてどうなったのかよく分からない。
そして何だか良く分からない内に終わってしまった…何と言うか、ある意味ショックを受けた一作。
壮大な序章と終章だけを読んだ気分なんだけど、でもある意味満足出来たような気がしなくもない。

No.11 うちの棟梁は箱入り娘 ◆1ImvWBFMVg氏
やっぱこういうのが良いやね。うん。お気に入り。

No.12 CONTEXT ◆LBPyCcG946氏
こういう発想がすげえと思うやね。

時間外No.01世界各地に白銀時雨が降るでしょう 1/6 ◆FcModpyaRc氏
勢いで最後まで読めた。うん、こういうパワーのある作品、大好きやね。




179 :全感+投票(4/4) ◇BFS4hea.ps :2010/06/28(月) 22:46:27.86 ID:7/+t7axo0
******************【投票用紙】******************
【投票】:No.11 うちの棟梁は箱入り娘 ◆1ImvWBFMVg氏
【関心】:No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
     No.12 CONTEXT ◆LBPyCcG946氏
     時間外No.01世界各地に白銀時雨が降るでしょう 1/6 ◆FcModpyaRc氏
********************************************
― 感 想 ―
今週も楽しかったやね。ありがと。


180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 22:47:14.23 ID:7/+t7axo0
終了

181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:09:14.60 ID:+Z33jXKk0
お疲れ様です

182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/28(月) 23:45:22.33 ID:2G2pF84OO


183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:07:21.80 ID:OTkxgrH+0
寝る
寝る前にゴロゴロしながら構想練れそうな複雑じゃないお題ちょうだい

184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:19:47.88 ID:vQzPmwARO
>>183
羊の数え唄

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:22:50.40 ID:OTkxgrH+0
>>184
考えてる間に寝てしまいそうだ
頑張ってみるぜ

186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 00:55:50.35 ID:bCNKy12l0
| ・ω・)

187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:16:02.08 ID:YDclkP+M0
|ω・)

188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:35:30.48 ID:UvAJ8KjnO
オチが思いつかneeeee!
起承転結にこだわってはいないけど、結だけは・・・

189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:56:29.81 ID:XWMFvJ5a0
久々に来た。お題ください。

190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:57:42.96 ID:eYH3Ahku0
>>189
カクテル

191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 01:58:26.29 ID:XWMFvJ5a0
ありがとう。即座に書く。

192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 02:42:23.23 ID:7Z1ds2DAO


193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 03:00:05.19 ID:XWMFvJ5a0
でけた。投下する。

194 :お題:カクテル 1/4 ◆IaQKphUgas :2010/06/29(火) 03:02:09.86 ID:XWMFvJ5a0
 君の瞳に乾杯。カクテル片手に、そう言ったのは、「カサブランカ」でのハ
ンフリー・ボガードだ。他にもあの映画には、いい台詞が沢山ある。
「君の瞳に乾杯」
 俺は、陽子に向かって、自前のカクテルをかざし、そう言った。そして、ぐ
いっと飲む。車で来てしまっているが、まぁ、いいだろう。
「お前がいない生活は辛いよ」
 寝たきりの陽子にそう呟く。彼女の周りには、よく分からない機械があり、
それらに繋がれた彼女もまた、よく分からない。
「それじゃ俺、行くよ」
 病室を出る。看護師とすれ違った。会釈する。
「陽子さんは、本当にいいお兄さんを持ったと思います」
 看護師がそう言った。俺は、ほほえみ、その場を後にした。

 俺は、ベッドから起き、服をひっつかむ。背後のほなみが、声をかけてく
る。
「もう帰っちゃうの」
「うん。ちょっと用事があるんだ」
「シャワー浴びていかない」
「遠慮しておくよ」
 俺は着終わると、ほなみに「それじゃ、また」と告げ、その場を後にしよう
とした。すると、袖口がひっぱられ、俺はその場にとどまった。
「どうしたんだよ」
「次はいつ来るの」
「そんなに先のことはわからない」
「昨日は何してたのよ」
「そんなに昔のことはわからない」
 そう俺が言うと、ほなみは俺の袖を離した。俺はそのまま、その場を後にし
た。


195 :お題:カクテル 2/4 ◆IaQKphUgas :2010/06/29(火) 03:03:49.12 ID:XWMFvJ5a0
 世界でただ一人になってしまった気分というのは、一体どんなものだろう。
それはよく分からない。それに俺は、一人ではない。今のところ。
「陽子、俺昨日、またほなみと寝たよ。前に話した、お前似の子だよ」
 彼女は静かに、息をしている。
「俺たちが母さんに捨てられて、親戚に捨てられて、いじめにあって」
 彼女の鼓動を告げる、一定の機械音が、響いている。
「ほんとに一人っきりだったときにも、お前がいてくれたんだよなぁ」
 彼女は何も返事をしない。
「俺も、お前の支えになれていたのかな。どうなんだろうな」
 俺は陽子を見つめた。陽子は目をつむったままだ。そのまま、顔を近づけ
て、俺は、初めて陽子に口づけした。

 世界でただ一人になってしまった気分というのは、一体どんなものだろう。
それはよく分からない。でも俺は、今日、一人になってしまった。
 陽子の病室は、今はがらんどうだ。少し前まで、医師もいた。その横には、
息を引き取った陽子がいた。俺は泣かなかった。
 陽子はどこかに運ばれていった。俺も陽子もお互い意外に身寄りがない。今
から俺は、式の準備など、忙しいだろう。
 俺は、今日も酒とジュースを持ってきていた。静かに、二つをグラスに注
ぐ。
 正面に鏡がある。俺はカクテルをかざし、自分を見た。
「君の瞳に乾杯」
 ぐいっと飲み干し、グラスを膝元に置く。その中に、一滴、水が入った。

「おはようほなみ」
「おはようって、もう夜よ。酔ってるわね」
 寝ぼけ眼のほなみだったが、嬉しそうな顔をしてくれた。俺は部屋に入り、
ソファにどかりと座る。
「今日な、妹が死んだんだ」

196 :お題:カクテル 3/4 ◆IaQKphUgas :2010/06/29(火) 03:05:03.79 ID:XWMFvJ5a0
「妹さんがいたの……それも亡くなったって、どういうこと」
「お前によく似ているんだよ」
 そう言って、ほなみを凝視した。彼女は、不審げだ。
「あんまり会えなかったのも、妹の見舞いに行ってたからなんだ」
「そうだったの、それじゃしょうがないわね。それよりも、大丈夫なの」
 ほなみの心配をよそに、俺は喋り続けていた。
「お前と付き合っているのも、陽子と似ていたからなんだ。声も似てるし、容
姿も似ている。性格は似ていないが、でもよく似ているんだ。妹に。だから付
き合ってやったんだ……」
 ほなみは、唖然とした表情で、俺を見ている。何が何だか分からないという
風に、思案した後、はっと、息をのんだ。
「不潔!」
 そう、ほなみが叫んだ。
「知ったこっちゃないさ」
「それじゃ私は、妹さんの代わりだったってわけ!」
「そういうことになるな」
「出て行って、出て行ってよ」
 ほなみが食器類を投げてきた。ヒステリックだ。俺は笑いながら、ほなみの
部屋を出る。笑いが止まらない。どうも酔いすぎたようだ。俺はそのまま、笑
いながら、自分の部屋へ帰った。一年前まで、陽子と過ごしていた部屋に。
 お互いよく頑張ってきたと思う。特に陽子は頑張ってきたと思う。一人っき

197 :お題:カクテル 4/4 ◆IaQKphUgas :2010/06/29(火) 03:06:04.36 ID:XWMFvJ5a0
りで、いや、二人っきりで。陽子が俺のことをどう思っていたのかは知らな
い。知る由もない。「いけないこと」だったのかもしれないが、母親も父親も
いない俺はそんな倫理教育なんて受けていない。だから知ったこっちゃない。
 宗教も信じていないし、輪廻転生だって知ったこっちゃない。
 ただ、
 もし地獄と天国があるとしたら。陽子は天国で、俺はどちらだ。
「賭けてみるかな」
 以前買ってきて、適当な長さに切っておいたロープがある。俺は、それに輪
を作り、天井近くに括り付けた。
「賭に勝ったら、また会えるわけだ」
 あまり悩みも不安もなかった。それよりも、わくわくしていた。最後に一杯
あおろうと、カクテルを作ることにした。冷蔵庫を開けると、ちょうど、ジュ
ースがなく、酒だけだった。酒だけのカクテルは嫌いだ。俺は作るのを諦め
た。 
「酒が俺で、ジュースが陽子かな」
 どちらか一方が欠ければ、カクテルなんてものは作れない。

 世界でただ一人になってしまった気分というのは、一体どんなものだろう。
多分、すぐにでも、死にたくなってしまうと思う。

198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 03:13:46.75 ID:XWMFvJ5a0
あぁ、しまったー
こんな重病患者の病室にそんなもん持ち込めるかとか酸素マスクしてるだろうとか見直したら色々ひどい。
皆さん小説は寝てから書きましょうね。
俺も寝ます。

199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 06:00:31.46 ID:1HGOuJOX0
おは
眠れない

200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 07:25:36.82 ID:2ipLFBzdO


201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 09:04:00.74 ID:2ipLFBzdO


202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 09:10:07.23 ID:YV+wEM5L0


203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 10:47:32.80 ID:/CEyrH3v0


204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 11:35:12.41 ID:/CEyrH3v0


205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 12:29:54.59 ID:NqKqEMtn0









206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 12:35:59.31 ID:/CEyrH3v0
>>205
内気な子

207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 12:38:30.59 ID:NqKqEMtn0
>>206
把握しました

208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 14:02:24.95 ID:Bugp01Vv0
ho

209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 14:15:52.20 ID:vgf46sUn0
>>194-197
かっけえじゃん

210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 15:47:27.68 ID:vQzPmwARO


211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 16:45:12.62 ID:/CEyrH3v0


212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 17:33:33.36 ID:1HGOuJOX0
全感もうすこし

213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 18:18:03.87 ID:1HGOuJOX0
ひとやすみ

214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 18:18:15.96 ID:/CEyrH3v0


215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 18:52:36.23 ID:/CEyrH3v0


216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 19:20:14.44 ID:pDnD6B0v0
保守お題くれ

217 : ◆1ImvWBFMVg :2010/06/29(火) 19:31:47.68 ID:vQzPmwARO
>>216
風景描写

全巻投下しまっす

218 : ◆1ImvWBFMVg :2010/06/29(火) 19:32:34.85 ID:vQzPmwARO
No.01 2084年 ◆X78jHks0c.氏
 いやいや中国が武力侵略とか。んなアホな話ないない。むしろ気づかない内に経済侵略されるはずです。
 すでにアメリカの言いなりですしね。えっと、この小説はどこを目指して進行してるんだろう。
 政治家を使って、攻殻機動隊とか近未来っぽい世界観をだしたいって事なんですかね。ならいっそ別のにしちゃえばいいのに。
 マジすか。すごいな。世界の均衡の為に国一つ吹っ飛ばすとか、間違いなくテロだよ。
 なんですか、中国嫌いなんですか。ネトウヨっぽい思想の話なのかな。ふーん。
 え?そこで小沢なの?政治面詳しくないのでなんとも言えないけど、小沢なんてマスコミに作られた黒幕でしょ。もっといそうだけどな。
 まぁいいや。えっと、やっぱ攻殻機動隊っぽかったかも。でも政治家がなぁ。不必要な要素に感じました。いや完成度は高いんですけどね。

No.02 団塊親父とゆとり娘 ◆X78jHks0c.氏
 思春期の娘を持ったお父さんが取扱注意なんだ。ふむ、どんな気持ちなんだろうな。
 うはwwなにやってんだ親父ww突っ走ってんなー。嫉妬なあ。嫉妬なう。結局リア充死ねみたいな物なんですかね。
 ええええええ、一気に家庭崩壊フラグか。なんだかな。そばにいるからこそお互いがよく見えてきて、好きになるって事もあると思うんだけど。
 うーん。実にさっぱりしない後味だなと。もう少し話を先に進めてくれたら良かったかな。あとは締めがもっとこう、なんかないっすかね。

No.03どっかーん ◆A9epGInhJg氏
 ほう。僕の猟奇的な彼女を紹介します的な。バイオレンスな少女の話ですか。
 そういえば俺も、お題の最初の段階で、なんらかの変調する二面性を持つ少女とかでやろうとしてたな。
 地の文がなんか変だ。主語とか述語がかなり足りない気がする。あと状況説明も抜けてる。どんな状況なのかわかりづらい。
 しかしこの子、切れるポイントがさっぱりわかんないな。ばくだん娘って奴だな。
 ああ、なんか似たようなの見た事あるなと思ったら、我が家の関西突っ込み娘のコントだ。
 いや、なんだろ。アイデアの断片だね。まだ出来上がってない気がする。

No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
 うわ、グロいな。ほう、単なる夢じゃなくて、実際に起こしていた体験が夢に出たんだね。
 ふーん。飲み過ぎ、ダメ、ぜったい。酔っぱらい運転とかね。
 でも酒というより、飲み過ぎたからってそこまでやっちゃう親父さんの方に、かなり問題がありそうな気が……。まぁいいや。
 あとは特に言う事もなく。オチも含めて綺麗にまとまってて面白かったです。

219 : ◆1ImvWBFMVg :2010/06/29(火) 19:33:21.78 ID:vQzPmwARO
No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
 なんか文体的に古い感じの雰囲気だね。エドガー・アラン・ポーみたいだ。
 髪か、やっぱポーだ。なんつうか偏執的な動機がそれっぽい。よっ!古典古典!
 でもやっぱわからん。髪ぐらいじゃあな。男だったらいたずらで坊主にされるとか、全然あり得るだろうし。
 え?なんでセックスなん?うーん。まぁいいやワッフルワッフル。でも物語を無理やり引っ張るためっぽいな。
 うわ、なんかいろいろ雑だなあ。文章だけじゃダメだろ、常識的に考えて。いやいや、そんな感覚理解できん無理無理。
 命の対価がショボすぎやしないか。殺人犯す人の心理を理解できるだなんて言える訳はないけど、髪かよ。超どうでもいい。
 うーん。むしろ父親の普段の行動の積み重ねなんだろうな。あぁなるほど、それで決壊しちゃったのかな。
 主人公が髪にこだわる理由がもっと明確にわかる、印象的に示したエピソードが少し足りないような。
 あと、でもやっぱわかんないけどね。最後に強調する様に締めてるもんな。たぶんいっぺん死ぬ様な目に逢えばいいと思う。
 あ、捕まったのか。でもそういう事じゃないんだよな。この娘は勝ち逃げしちゃいけないんだよ。まぁいいや。

No.06 爆弾ゲーム ◆pEiFbPF7ug氏
 どんな状況なんだろ。いきなり死ねって。うーん、小説家ねぇ。何だかもったいつけちゃってまあ。
 文章書きなんて、そんな格好いいもんでもねえべ。ある程度は芸人に近いというか。
 え?キングのシャイニングのパクり?なんだってー!!!!たいへんだ!文学が死んじゃった!
 もうわけわからん。知らん、知らんてば。

No.07 原子爆弾 ◆vvyCATvZj6氏
 んー。アインシュタイン?
 おおー、まっとうなオチだった。やっぱこう、なんだろう、オチのある話って見てて落ち着く。
 核反対。その通りだと思います。使う可能性がある事がすでに間違いですよね。

No.08 報告電報 ◆BFS4hea.ps氏
 えっと、戦中の話なのかな。
 やっぱ会話文だけだとキツい。シェークスピアの本だって人物名と最低限の説明がなかったら、ちょっとキツいと思う。
 しかもあくまで演劇っていう表現の上での制約があっての事だろうし。
 どっかラノベっぽいね。んーと、話の大筋がよくわかんないんだけど、もうスルーしていいかな。疲れたよパトラッシュ。
 最後までそんな感じか。こんな断片だけ見せられてもなにがなんやら。終わってないし始まってない。

220 : ◆1ImvWBFMVg :2010/06/29(火) 19:35:54.77 ID:vQzPmwARO
No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
 ふーん、近未来だ。でもあと二十年でそこまでいくかね。
 ほう、なるほど。すべてが新しすぎて価値観がまだふわふわしてるんだ。こいつは……いい設定だ。
 よかったのうよかったのう。いままでつらかったとは言え、今から楽しい事いっぱい夢いっぱいって感じじゃないか。
 これは美智江男と付き合ってるな。ああ、そうだろうな。ふむふむ、綺麗にまとまった掌編でした。

No.10 シゴとホウとシハクと ◆16RCt/Xfu4ke氏
 どこの国だろ。うーん?三國志とかの歴史物っぽい感じなのかな。歴史物のさらっとしたマンガ読んでるみたいだ。
 あー、最後まで読んだけど、やっぱそんな感じだ。うーん、創作で歴史物、変わったジャンルですな。
 まぁ歴史じたいがフィクションだってのはありますけどね。三國志だって実在していたかどうか怪しい物だし。
 ただこの大公がなんだかあんまり格好いい王様じゃなかったんですよね。そういうのはやっぱ見てて楽しくないかな。
 劉備も曹相も魅力的な人物だからこそいい物語りになるわけで、これはどうだろうっていう。

No.12 CONTEXT ◆LBPyCcG946氏
 いろいろ適当だなあ。まず直前まで見てたのにど忘れるする訳がないし、バラバラになるってのも訳がわからない。
 パズルっぽい物で単語を作るオモチャだとして、なんでそこに物語が必要なんだろう。わけわからん。
 『赤ちゃんが順番をバラバラにしてしまって、それを見ていた親が適当に紡いだ言葉にストーリーをつけてる』みたいな設定なら納得したかな。

時間外No.01 世界各地に白銀時雨が降るでしょう ◆FcModpyaRc氏
 ファンタジーっぽいな。純銀とかイース思いだすわ。ああ、すげーRPGっぽいな。
 はいはい。ファンタジーだ。最後の大詰めの感じが微妙かな。ちょとかすげえとかの口調は合わないし、あっさり崩壊しすぎてる。
 しかもボスが……。スターリオが強かったらな。ヒロイン捕らえてるはずの力はどこいったんだ。

221 : ◆1ImvWBFMVg :2010/06/29(火) 19:36:49.69 ID:vQzPmwARO
******************【投票用紙】******************
【投票】:No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
【関心】:No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
********************************************

《感想》
 お題意外と難しかったのだろうか。すっきりした話は作りづらかったのかな。俺は通常で書いてた関係ないの無理やり出しちゃったからなー。
 あと一歩こっちに届いてないというか、サービス不足な感じの作品が多かった気がする。
 さて、次回も頑張るか。お疲れっす。

222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 19:40:50.12 ID:YDclkP+M0
雑に全感

223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 19:41:51.52 ID:YDclkP+M0
No.01 2084年 ◆X78jHks0c.氏
固有名詞で片付け過ぎ。

No.02 団塊親父とゆとり娘 ◆X78jHks0c.氏
思考がキモい。それが伏線になってるのかと思ったらそういう訳でもない

No.03どっかーん ◆A9epGInhJg氏
薄い。アレな人がアレな人で終わってる。
理解するなら理解するだけの理由を書かないと主人公も只のアレな人にしかならない。

No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
断片的で分かりづらい。けど、多分それも狙い通りなのだろうし雰囲気は出てる。

No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
微妙、髪を切られたから躯を許してまで殺すって本末転倒な気がする。
愛憎入り交じってたのかもしれないけど、匂わせる程度にも書いてないから
それもないだろうし腑に落ちない。
あと、好みの問題だろうけど語りが太宰っぽくてうざい。

No.06 爆弾ゲーム ◆pEiFbPF7ug氏
よく分からない。文学を殺すなんていかにも文学でございみたいな事されても
時代錯誤としか思えない

No.07 原子爆弾 ◆vvyCATvZj6氏
浅い。誰に何を見せたかったのか自問して欲しい

No.08 報告電報 ◆BFS4hea.ps氏
読みづらい。誰が何を話してて何人いるのかも判らせる気がないとしか思えない

224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 19:44:35.61 ID:YDclkP+M0
No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
薄いし、視点がぬるい。わざわざ視覚障害を持ち出す理由が判らない。
作者にとって障害は同情をよそう為の手段に過ぎないのだろうか

No.10 シゴとホウとシハクと ◆16RCt/Xfu4ke氏
設定とかいいから、想像上の国がどんだけ作り込まれてるかなんて興味ないから
まずは話で楽しませてくれ。
それが出来ないから無駄な設定ばっかダラダラと増えてくんだろうけど。

No.11 うちの棟梁は箱入り娘 ◆1ImvWBFMVg氏
なにこの茶番。進研ゼミですかと

No.12 CONTEXT 1/2 ◇LBPyCcG946
参加する為だけの作品。

時間外No.01 世界各地に白銀時雨が降るでしょう 1/6 ◇FcModpyaRc
台詞が残念な出来だけど語り口は上手い。

総評:今回は微妙な作品が多かったと思う
******************【投票用紙】******************
【投票】:
【関心】:No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
     No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
     時間外No.01世界各地に白銀時雨が降るでしょう ◆FcModpyaRc氏
********************************************

225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 20:19:01.17 ID:/CEyrH3v0
お題を

226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 20:21:15.03 ID:3wBFDMZ+0
盗掘

227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 20:22:16.84 ID:/CEyrH3v0
ありがたや

228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 20:27:01.91 ID:3wBFDMZ+0
お題くれ

229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 20:27:29.94 ID:YDclkP+M0
すいがら

230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 20:28:20.87 ID:3wBFDMZ+0
了解

231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 20:57:21.80 ID:1HGOuJOX0
あぶないあぶない

232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 21:08:21.96 ID:JIGZuSy50
お題ください

233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 21:09:31.41 ID:PKo96m0V0
>>232
依存症

しかし今回斬り捨て全館多いな
心の弱い自分は参加しなくて正解だったかもしれない

234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 21:12:40.49 ID:JIGZuSy50
>>233
ありがとう

235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 21:23:53.83 ID:3MBhvFCN0
お題を下さいな。
書きやすそうなものを何か。

236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 21:29:21.30 ID:1HGOuJOX0
>>235
梅雨明け

237 :全感 0/3 ◆Mulb7NIk.Q :2010/06/29(火) 21:30:31.88 ID:1HGOuJOX0
全感投下するかな

238 :全感 1/3 ◆Mulb7NIk.Q :2010/06/29(火) 21:31:32.66 ID:1HGOuJOX0
No.01 2084年 ◆X78jHks0c.氏
想像していたよりもずっと未来は現実的だね 『ヒトリノ夜』より

対消滅ってもうガイナックスの世界だなぁ
とはいえ禍根は残るでしょう、このラスト
バッドエンドならバッドエンドで良いとして、もっと荒唐無稽にやってくれた方が面白いし
ハッピーあるいはグッドエンドを示すなら起伏が欲しいかなあー、一読者としては

No.02 団塊親父とゆとり娘 ◆X78jHks0c.氏
句読点欠乏症なる新種の病に罹りかけた

あーあーあーあ、そうねそうね、邪魔が入ると逆に燃え上がっちゃうんだよね〜往々にして
いやはや典型的な俗物お父さんだった
お母さんはお母さんで変な人だな、とも思った。実家wwwwそこで帰るのかよwwwwみたいな

ちょっと思うに、愛し合っていない男女の方が長続きするんじゃないかな〜って。そう考えれば親
が決める結婚って案外、社会にとっては効率的なのかもしれませんね。作品とはあんま関係ないけど

No.03どっかーん ◆A9epGInhJg氏
どっかーんどっかーん。どういう言葉をかければ筆者が傷つくだろうと小一時間考えて止めにした。
行為の不毛さに僕の心は渇いてしまったのだ、潤いが、足りなかったんだ……赦せ、そしてその清
らかな瞳で僕を見つめてくれ。澱みのない言葉で励ましてくれ。……そうだ、それでいい、僕の魂
は救われた

No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
夢の扱いって困るよねー、落としどころが特に困っちゃう
自分もそういう経験があるので(ひどいものを書いた記憶が)、おおこれはっ!っていうオチを期
待していましたが、ううん……。どうすりゃいいんだろね?まったく

239 :全感 2/3 ◆Mulb7NIk.Q :2010/06/29(火) 21:32:31.33 ID:1HGOuJOX0
No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
自作。狂気は、自分がよく好んで扱うテーマです。狂気そのものでなくて、狂気の裏側にひそむ深い
悲しみみたいなものを表現したいんだと思います、多分。多分というのは自分でもよく分からないう
ちに狂気というものに惹きつけられていて、そういう内側の自分が発する声と対面しながら日々精進
していきたいと思っております。ええ。

No.06 爆弾ゲーム ◆pEiFbPF7ug氏
魔界ディスってんじゃねーよ、魔界にだってちゃんと時間は流れてんだぜ?と意味もなくキレてみる。
アイスコーヒーは邪道だ!熱くて薫り高いのがいいんだ!とまたもやキレてみる。
そして極め付けに一言、「これはギャグか」とつぶやいて、宵闇の孤独と取るに足らない栄光に包まれ
ながら、僕は静かにブラウザを閉じるのだった。どっかーん

No.07 原子爆弾 ◆vvyCATvZj6氏
それよりもさ、いいトリップだね。僕はいわゆるネコ派に属する人間なんだ、ぜひ仲良くしよう

No.08 報告電報 ◆BFS4hea.ps氏
これ、面白いって言う人いるのかー?

No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
どうでもいいことなんですけど「光り」って書き方は動詞なんじゃないですかね。

さて、展開の予想は出来ました。こいつら出来てるんだろうな、って。
でも友人に恋仲である事を隠して応援するっていうシチュエーションは、結構ありがちですよね。
それで光を得たことが物語のスパイスとなっているかというと、そうではない気がしました。
でも二十数歳にして始めて人間の暗部を悟るって恐いですよね、考えてみれば。そういうことが
直感的に分かるよう、上手く象徴されていれば大成功だったのではないでしょうか。

余談ですが、あれはジッドだったけな、『田園交響楽』って作品があります。盲目の少女が視力回復手
術で光を得る話です。読んだことがなければ是非一読なさってはどうでしょう。

240 :全感 3/3 ◆Mulb7NIk.Q :2010/06/29(火) 21:33:18.37 ID:1HGOuJOX0
No.10 シゴとホウとシハクと ◆16RCt/Xfu4ke氏
人物が把握できねえ。
歴史ものってどれもこれも同じようなものばかりですよね。目新しい視点で切り抜かなければどうしても
飽きてしまいます。歴史小説自体にあまり興味ないことも相まって、面白さを感じませんでした。

No.11 うちの棟梁は箱入り娘 ◆1ImvWBFMVg氏
あーうー、こういう話、苦手なんだよなァ……。だって美少女って単語だけでめっちゃ強いし。
「僕は美少女に好かれている」この一文だけで妄想がひろがりんぐ。だからついつい、いつもより厳しい審美眼
を持ち出しちゃう。いま巷には美少女が溢れかえっているわけだよ。美少女が飽和しすぎて、「美」の基準が途
方もなく高められていってる、我々の思惑を遥かに超えてね。これはまさしく美少女性の危機とも言っていい事
態で、美少女について真剣に考えなければならない時期に差しかかっているのかも知れない。絶対的な美なんて
僕は信じないからね。白い蓮は泥沼の中にあってこそ際立つものだよ。うん。
僕は昔、こういう設定を考えたんだ。近未来のゲーム機器で、ヘッドマウントディスプレイを装着して、電脳世
界に精神だけを送りこむ感じのやつ。いわゆる「オタク」向けのネットゲームを主人公はプレイするわけだが、
課金すれば美少女のアバターを従者として使えるわけです。それで、ある日アップデートがあって、主人公はソッ
コーでショップを覗く。新アイテムを物色するために。そしたらさ、「耳毛」が売ってんのよ、そう、耳毛。
ボーボーの耳毛。衝撃を受けながらも、主人公は美少女アバターに耳毛を試着させる。「ああ、やはり耳毛だ……」
さて、ここで一つの命題が持ち上がる。これは美少女なのか、美少女に耳毛の生えた別の何か、か。
単純に造形美だけを考えた場合、このおぞましい耳毛の生えたアバターは美しさを著しく損なわれている。
でもね、仕草・挙動・声音・愛くるしい眼差し・艶々した髪・寂しがりやな性格、その他諸々完璧に完全に洗練
されているこのアバターを、たかだか耳毛が生えたくらいで非美少女とみなしていいものかと、主人公は逡巡
するのだ。そこで僕は問いたい、美少女性とは何なのか。あいにく僕にはまだ答えが用意できていなかったから
単にそれだけの話なんだけれど、言いたいことはただ一つ。この棟梁にゃ萌えん。

No.12 CONTEXT ◆LBPyCcG946氏
これはあれかな、第205回品評会No.5『0g』の影響が今頃出てきたって感じすかね。
確か氏はあのときの全感でイカについて熱く語っていらっしゃったような。そして奇しくもイカが今作中に
登場している。だから何なんだよって話ですが、自分は上記の駄文を殴り書いているうちに疲れたわけでありま
す。お腹いっぱいでこれ以上食べられないのです。まあなんともろくでもない奴ですね、あはは。

241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 21:34:10.37 ID:1HGOuJOX0
おわり

242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 21:34:32.79 ID:t/NijP9IO
今日中に1本あげるから5レスにまとめやすそうなお題くれ

243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 21:43:54.16 ID:3MBhvFCN0
>>236有難う御座います

244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 21:43:55.48 ID:pDnD6B0v0
>>242
プリン

お題:風景描写 3/3 投下します。

245 :お題:風景描写 1/3:2010/06/29(火) 21:45:11.18 ID:pDnD6B0v0
艦内には一枚の絵が飾られていた。
乗員に聞くとそれは風景画だと言う。
しかし、私にはどうやっても風景には見えなかった。
それどころか絵にすら見えなかった。

まっ白いキャンパス。
そこにはただ一本の線が描かれているだけだったのだから。

私がこの艦に赴任して最初に気になったのがそれだった。
食堂は食事を取るだけでなく、休憩を取る乗員の憩いの場でもある。
そんな場所にぽつんと一つだけ、白い壁にかかったキャンパス。
一見高価そうな額縁に入ったそれは、初めて潜水艦に乗る私には奇妙に映った。
しかし他の乗員はそうではないようだった。
談笑の合間にその絵を見やり、ほうと溜め息をつく者。
椅子に腰かけてからはじっとその絵を眺めている者。
席を立ってどこかに行こうとして、思い直したように一瞥くれる者。
その絵の見方は人によって様々だった。
ただ言えることは、彼らにはそれは奇妙ではなく、
何か意味のあるように見えているのだと言うことだ。

仕掛けでもあるのかと思い、キャンパスを手にとってみたこともあった。
何の変哲もない、ただ一本の線だけが書かれたキャンパスだった。
それを見て他の乗員は笑っていた。

一人の乗員が言った。
「みんな不思議に思うんだ。けど、直に分かる。それが何の絵か。」
周りの乗員もそれに頷きながら微笑んでいた。
私はそれでも気になって何度もキャンパスを見返していた。
その様子を乗員たちはまるで子供でも見るかのような目で見ていた。

246 :お題:風景描写 2/3:2010/06/29(火) 21:46:04.68 ID:pDnD6B0v0
ある乗員曰く、その絵は水平線なのだと言う。
陸地に別れを告げて、大海原へ船出する我々が最初に臨むものだと。
なるほど。言われてみれば確かに水平線を表しているとも言えよう。
彼は水平線を見て、遥か海の向こうで行われる任務に決意を滲ませた。

ある乗員曰く、その絵は日の出なのだと言う。
日が出ていないのではないかと問うと、これから出るところだそうだ。
なるほど。それならば日の出と言えなくもない。
彼は日の出を見て、一日の始まりを認め今日も奮闘することを誓った。

ある乗員曰く、その絵は日の入りなのだと言う。
もちろん日が沈んだあとの絵だと説明してくれた。
なるほど。すでに日が沈んでしまったあとならばそうも見える。
彼は日が沈んだのを見て、今日の任務が無事終わったことに安堵していた。

ある乗員曰く、その絵は陸地なのだと言う。
山とかの凹凸があるものではないかと問うと、遠くから見ると線に見えると言った。
なるほど。遠くから見ると陸地はその様に見えるのか。
彼は陸地を見て、任務をやり遂げて帰る故郷に思いを馳せていた。

どうしても気になった私は乗員に聞いて回った。
他の乗員にも聞いてみたが、みんな答えは違った。
その絵は乗員それぞれに意味を持つ物として捉えられている。
しかし線は線だ、私には線にしか見えない。
彼らは私にまた同じことを言った。
直に分かる、と。
今度はもう一言付け加えられていた。
もうすぐ出港だ、そうすれば分かる。

247 :お題:風景描写 3/3:2010/06/29(火) 21:46:55.38 ID:pDnD6B0v0
初めての出港は過酷だった。
訓練のためのほんの一週間ほどの出港である。
人が住むところではないと思った。
出港して艦内に入れば外の景色は見えない。
海どころか陽の光すら見えない。
三日目で嫌になった。
見えるものは人と機械と鉄の壁。
たった三日でその風景にうんざりした。
鬱蒼とした独特の空気に圧され、陰鬱な気分で上官に告げた。
艦を降りたい。
上官は私を食堂に呼んだ。
どれだけ嫌になったかをどう語ろうかと考えている私に、彼は無言だった。
ただ、指を指していた。
その先を見た私はそこに陸地を見た。
あの懐かしいコンクリートやアスファルトを踏みしめたいと思った。
不意に涙を溢した私の肩に手を置き、上司は言った。
半日後にまた見てみるといい。

半日後、私は日の出を見ていた。
また半日後に見てみろと上司は言った。
半日後、私は日の入りを見ていた。
今度は寝て起きたら見てみろと上司は言った。
今度は家の床に見えたと言ったら、そう見えたかと笑っていた。
そんなやり取りを続けていたら一週間経った。
久々に見たはずの陸地は、それほど懐かしい感じはしなかった。

あれから何年も経った。
私は潜水艦に乗り続けている。
そして今日も額縁を手にとって不思議そうにしている新米にこう言うのだ。
直に分かる、と。

248 :お題:風景描写:2010/06/29(火) 21:47:40.54 ID:pDnD6B0v0
終わりです。
ちょっといい加減な部分が多いか。
お題有難うございました。

249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 21:54:25.47 ID:t/NijP9IO
>>248
まずはお題サンクス
いい話だったけどもう一捻りあったらよかったと思う
ちょっと皮肉が効いたオチがマッチすると思うんだけど、
その絵は誰が書いたのかとかタイトルはなんていうのかとか
そんな感じでもう一回引っくり返したら読後感が締まると思う

250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 22:06:34.42 ID:1HGOuJOX0
>>248
イイハナシダナー。でも箇条書きにしてるのが勿体無い
ぶちっぶちっと文同士が千切れているから、どうしても淡々とし
た印象を受けてしまうかなあ

251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 22:24:40.03 ID:3MBhvFCN0
淡々としているのが逆にいいと思った
終わりのあたりもう少し丁寧にしてもいい気がするけどこれはこれでいいと思う

252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 22:59:28.67 ID:vQzPmwARO


253 :全館投票1/2 ◆FcModpyaRc :2010/06/29(火) 23:05:05.68 ID:2Zyfl4GN0
No.01 2084年 ◆X78jHks0c.氏
前のお話と同じで固有名詞連発しまくりですけどそこは悪くないんですよ。
ストーリーがかっこいい?のかね。よくわからんけどそんな感じ。良かったですよ。

No.02 団塊親父とゆとり娘 ◆X78jHks0c.氏
親父さんうっせー。この重厚な文章がNo.01と違って苦痛に感じる。
なんというか、単純なお話を文章で水増ししてるようにしか見えない。

No.03どっかーん ◆A9epGInhJg氏
だから前にも言ったけどそのキャラクターを動かしてくださいよ。
キャラはいいんですよ。ほんとそれ以外何も言えない。

No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
おおー。グロい感じが素敵。安っぽいグロじゃないくておぞましい感じなのが好印象。
突き放すラストも独特な読後感を催してくれます。面白かったですよ。

No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
ストーリーは普通すぎて特に言うことないです。この文章はこれで良いと思いますね。水増しには見えないです。
文章が良い。それだけです。それも既視感あるけど、そこは気にしないです。

No.06 爆弾ゲーム ◆pEiFbPF7ug氏
とある作者の文学殺し。雰囲気はいいんですけどよくわかんね。
個人的な話だけど文学の高尚アピール嫌い。俺ゆとりだから偉いこといえねーけど、面白ければそれで良くね。

No.07 原子爆弾 ◆vvyCATvZj6氏
その八本の指、ってだけじゃよくわからん。もっと描写して欲しい。
あと『原子爆弾』っていうネームインパクトを使ってるだけにしか見えない。もっと色々調べて描写しておくれ。

254 :全館投票2/2 ◆FcModpyaRc :2010/06/29(火) 23:07:12.34 ID:2Zyfl4GN0
No.08 報告電報 ◆BFS4hea.ps氏
会話文が力量不足に思える。◆pxtさんの会話文が個人的に上手いと思うんで参考にでも。
前にも言ったことなんだけど読み手とキャラの温度差を感じる。雰囲気は良いです。

No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
盲目だったキャラの一人称で、仕方がないと思うけど目が見える作者の価値観がちらついてるように見えた。
相変わらず会話文が上手いけど「セリフ」名前+行動が多いのが気になった。人数多いから仕方ないけど。

No.10 シゴとホウとシハクと ◆16RCt/Xfu4ke氏
ごめんなさい。読んでてマジで何が何だか分からなくなって途中で読むの諦めた。なので感想は言えないです。
俺が品評会で◆VrZさんに言われたことなんだけど「知らない人に道を教える際は最低限の情報でいいと思うんです」とのこと。

No.11 うちの棟梁は箱入り娘 ◆1ImvWBFMVg氏
棟梁たんはぁはぁ。今まであんまり気にしなかったけどテンプレ反応ってこういうことを言うんだな。
いやもう萌え萌えなラストが良い。読後感がよろしいです、はい。

No.12 CONTEXT ◆LBPyCcG946氏
発想の勝利?っていうのですかね、こういうのを。
面白かったです。興味深い掌握小説でした。

時間外No.01 世界各地に白銀時雨が降るでしょう ◆FcModpyaRc
ガチなファンタジー書いてやるぞ!って意気込んだのはいいんですが、進め方が全然分からん。
吹っ切れて主人公をアレなキャラにしたら何も考えなくてもストーリーが進みました……反省してます、はい。

******************【投票用紙】******************
【投票】:No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
【関心】:No.01 2084年 ◆X78jHks0c.氏
     No.11 うちの棟梁は箱入り娘 ◆1ImvWBFMVg氏
     No.12 CONTEXT ◆LBPyCcG946氏
********************************************

255 :お題:風景描写:2010/06/29(火) 23:16:01.35 ID:pDnD6B0v0
>>249-251
感想有難うございます。
自分で読み直しても思うこと多々あります。
指南頂いた点を次回に生かしたいと思います。

256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 23:18:13.27 ID:E2TWG0me0
なんか
お題
ください

257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 23:24:17.58 ID:pDnD6B0v0
コントローラー

258 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 23:24:40.33 ID:qq7Ef8OQO
>>256
火災

俺にもお題くれー

259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 23:25:22.16 ID:E2TWG0me0
>>257>>258
じゃあどっちも貰っていくわ

260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 23:27:32.90 ID:YuC4PsZJ0
>>258
消耗

261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 23:47:49.68 ID:XWMFvJ5a0
お題くれないと蹴り殺す

262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 23:49:21.62 ID:/CEyrH3v0
>>261
殴り殺す

263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 23:50:01.64 ID:IgsVsUUM0
>>261
検査

264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/29(火) 23:52:15.75 ID:XWMFvJ5a0
>>262-263
ありがとう
二人とも蹴り殺す

265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 00:14:40.04 ID:0fr7nygI0
できた
短いけど投下します

266 :お題:殴り殺す 検査 1/2 ◆IaQKphUgas :2010/06/30(水) 00:15:21.13 ID:0fr7nygI0
 俺が検査室へ行くと、真っ最中だった。
 投薬したマウスを、井出さんが殴り殺している最中だ。
「精が出ますね」
「仕事だからな」
 井出さんは、一心不乱に、拳を振り上げて、ネズミを撲殺していた。

「君たちのラボからは何も成果が出ていないようだが」
 週一の、上司の巡回でそんなことを言われた。俺も井出さんも、他のスタッ
フも、ぽかんとしている。
「検査は順調ですが」
「投薬した報告は上がっているが、その後の経過が全くなのだが」
「きちんとやっています」
「何をだね」
 井出さんを見る。眉がひくついている。上司のねちっこい言い様に、温厚な
井出さんもカチンときたようだ。俺も同じだ。上の人間は何も分かっちゃいな
い。俺たち末端の人間がどう思っているのか。そもそもこいつら糞文系人間が
管理職について、俺たち理系が末端なのはどういうことだ。奴らには俺たちへ
のリスペクトがない。専門職への理解もなければその知識もない。なのに地位
だけはいっぱしある。おかしい。
「今私たちの前で、やりたまえよ。時間はあるから見ていよう。どうにも成果
を出さないと、このラボの存続も危ういよ」
 そもそも日本のシステムはおかしいのだ。俺たち理系の人間はヘーゲルやメ
ルロ・ポンティを理解できるが、文系の人間たちにアインシュタインが理解で
きるか? 数学者から哲学者となったカントやウィトゲンシュタインはいるの
にその逆はいない。それは何故か。理系学問が包括的に総括的に学問体系とし
て優れているからだ。なのに地位は何故文系人間の方にばかりいくのか。それ
は俺たちがお人好しだからというのもあろうが、やはりこの腐った国家システ
ムが悪いのだ。官僚も大抵文系人間だ。文系の人間は地位や名誉ばかりに目が
くらみ、真の学問を探究することを知らない。そんな腐った糞文系人間が築き
上げたシステムだから俺たち理系人間が

267 :お題:殴り殺す 検査 2/2 ◆IaQKphUgas :2010/06/30(水) 00:16:11.94 ID:0fr7nygI0
 見ると、俺はいつの間にか、マウスを殴り殺していた。
 顔中に血がはねているのが分かる。しかし、それで驚かれては困るという話
だ。現に、ラボのスタッフ一同は、全員上司を不思議な表情で見ている。
「いつもの検査を行っているだけですよ、彼は」
 井出さんが、あきれ顔で上司に告げた。
 上司は血の気が引いた顔で、その場をそそくさと後にした。

「このラボ、廃止だってよ」
 翌日出社すると、井出さんにそう告げられた。着替えている最中だった。
「え、なんで」
「知らんよ。昨日の一件がまずかったらしいが、全員訳が分からんという話だ
よ、まったく。さて、次の就職先はどこにするかな」
 俺は混乱していた。昨日の一件。文系。糞。腐敗したシステム。上司。普段
の検査。マウス。返り血。あいつら。文系共。くそったれの虫けら共。
「井出さん」
 俺は、着替え終えると、頭の整理がついた気がした。
「今日は、人間で検査、やりませんか」



268 :お題:殴り殺す 検査 2/2 ◆IaQKphUgas :2010/06/30(水) 00:17:55.40 ID:0fr7nygI0
あ、ごめん、↑訂正


「君、何をしているんだね!」
「え」
 見ると、俺はいつの間にか、マウスを殴り殺していた。
 顔中に血がはねているのが分かる。しかし、それで驚かれては困るという話
だ。現に、ラボのスタッフ一同は、全員上司を不思議な表情で見ている。
「いつもの検査を行っているだけですよ、彼は」
 井出さんが、あきれ顔で上司に告げた。
 上司は血の気が引いた顔で、その場をそそくさと後にした。

「このラボ、廃止だってよ」
 翌日出社すると、井出さんにそう告げられた。着替えている最中だった。
「え、なんで」
「知らんよ。昨日の一件がまずかったらしいが、全員訳が分からんという話だ
よ、まったく。さて、次の就職先はどこにするかな」
 俺は混乱していた。昨日の一件。文系。糞。腐敗したシステム。上司。普段
の検査。マウス。返り血。あいつら。文系共。くそったれの虫けら共。
「井出さん」
 俺は、着替え終えると、頭の整理がついた気がした。
「今日は、人間で検査、やりませんか」



269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 00:21:27.50 ID:REcxv5gsO
はいよ投下おつ、サッカー終わったら感想書くからちょっと待ってるんだ

270 :【結果発表】:2010/06/30(水) 00:24:33.63 ID:REcxv5gsO
《投票結果》


 −  1 No.01 2084年 ◆X78jHks0c.氏
 − − No.02 団塊親父とゆとり娘 ◆X78jHks0c.氏
 − − No.03どっかーん ◆A9epGInhJg氏
  4  2 No.04 DRUg PeOPLE ◆Lq1ieHiNSw氏
  2  3 No.05 おんなの供述 ◆Mulb7NIk.Q氏
 − − No.06 爆弾ゲーム ◆pEiFbPF7ug氏
 − − No.07 原子爆弾 ◆vvyCATvZj6氏
 −  1 No.08 報告電報 ◆BFS4hea.ps氏
  1  4 No.09 暗望 ◆pxtUOeh2oI氏
 − − No.10 シゴとホウとシハクと ◆16RCt/Xfu4ke氏
  1  2 No.11 うちの棟梁は箱入り娘 ◆1ImvWBFMVg氏
 −  2 No.12 CONTEXT ◆LBPyCcG946氏
 −  2 時間外No.01 世界各地に白銀時雨が降るでしょう ◆FcModpyaRc


 優勝はNo.04 DRUg PeOPLEを書いた◆Lq1ieHiNSw氏に決定しました。優勝おめでとうございます。
 では優勝した◆Lq1ieHiNSw氏は優勝した感想と、次回品評会のお題の発表予定をお願い致します。

271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 00:26:05.16 ID:0fr7nygI0
あ、そうか今日が結果発表か。
間の悪い時に投下しちゃったな。◆Lq1ieHiNSwさんおめっとです。

272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 00:52:08.65 ID:vHDK/Acg0
ほしゅするならいまのうち

273 : ◆Lq1ieHiNSw :2010/06/30(水) 01:01:31.18 ID:IK9DD6960
まさかの優勝きた!
小鳥が鳴き始める前までにはお題だします。

274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 01:07:03.52 ID:jgccm0K50
◆Lq1ieHiNSw氏おめでとう

275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 01:08:19.00 ID:oty1tyQ30
おめでと

276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 01:46:05.65 ID:Cp2uVPu80
おめでとう

そしてよくがんばった

277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 01:46:10.24 ID:vHDK/Acg0
サッカースレ立ちすぎこわい

278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 01:54:16.17 ID:6JI/J1j00
残念、次頑張るか

279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 01:57:38.08 ID:REcxv5gsO
悔しさの残る試合展開だったな、今回のワールドカップの楽しみがだいぶ減ってしもうた

280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 02:08:40.83 ID:6JI/J1j00
次節のブラジル対オランダと
新生ドイツがどこまでいけるのか
パラグアイがどこまで勝ち進んでくれるかと、
クリロナを擁するポルトガルがどこまで躍進できるのか
最後のアフリカ勢、ガーナの趨勢もまだ見えた訳じゃない

日本はあと一歩で届かなかったけど、サッカーの祭典はまだまだ終わらんよ!

281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 02:09:22.49 ID:REcxv5gsO


282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 02:13:08.64 ID:REcxv5gsO
>>280
うむ、その通りだな。でも寝る時間がよう……毎日深夜4時は正直厳しいぜ

283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 02:15:47.96 ID:vHDK/Acg0
それにしてもなんだかなー
こういうことをしても意味ないんだけれど、今回も前回参加時も「2位」だったんだよなー
すげーくやしーぜ

284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 02:29:23.12 ID:REcxv5gsO
>>266
 うん?うお、いきなり殺してるぞおい。まぁお題がお題だし仕方ないのかな。
 えぇ?マウス殴り殺す臨床実験なんて本当にあるの?すごいなそれ。詳しくないので、どんな実験かちょっと説明が欲しかったかもしれない。
 うーん、まだ話がオチてないような。でももうちょい手を加えていれば、いいオチになりそうだなって気がしました。
 やっぱ詳しくない人向けの説明だろうな。オチの方はその実験の意義で方向が変わりそうだしなんとも言えないけど。

285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 02:38:28.27 ID:REcxv5gsO
俺なんてここ三ヶ月ぐらいはずっと参加してるのに、票なんかめったに入らんぜ。神様、僕に文才ください

286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 02:41:08.23 ID:Bpo/rYOM0
10以上は出した気がするけど票0ですん

287 : ◆Lq1ieHiNSw :2010/06/30(水) 02:48:15.95 ID:IK9DD6960
問題
ある女性が自分の母親の葬式で、知らない男性に出会いました。
彼女はこの男性を素晴らしい人だと思いました。まさしく彼女の運命の相手だと思い、恋に落ちました。
ところが、彼の電話番号を聞いていなかったので、その後彼がどこにいるのかわかりませんでした。
数日経って、彼女は自分の姉を殺しました。
彼女が姉を殺した動機は何でしょう?


回答例
姉を殺せば、その男と葬式でまた会えると思ったから。




第○○回週末品評会  『サイコ』

規制事項:5レス以内

投稿期間:2010/7/3(土)00:00〜2010/7/4(日) 23:30
宣言締切:日曜23:30に投下宣言の締切。それ以降の宣言は時間外。
※折角の作品を時間外にしない為にも、早めの投稿をお願いします※

投票期間:2010/7/5(月)00:00〜2010/7/6(火)24:00
※品評会に参加した方は、出来る限り投票するよう心がけましょう※

288 : ◆Lq1ieHiNSw :2010/06/30(水) 02:49:15.94 ID:IK9DD6960
問題
ある女性が自分の母親の葬式で、知らない男性に出会いました。
彼女はこの男性を素晴らしい人だと思いました。まさしく彼女の運命の相手だと思い、恋に落ちました。
ところが、彼の電話番号を聞いていなかったので、その後彼がどこにいるのかわかりませんでした。
数日経って、彼女は自分の姉を殺しました。
彼女が姉を殺した動機は何でしょう?


回答例
姉を殺せば、その男と葬式でまた会えると思ったから。




第221回週末品評会  『サイコ』

規制事項:5レス以内

投稿期間:2010/7/3(土)00:00〜2010/7/4(日) 23:30
宣言締切:日曜23:30に投下宣言の締切。それ以降の宣言は時間外。
※折角の作品を時間外にしない為にも、早めの投稿をお願いします※

投票期間:2010/7/5(月)00:00〜2010/7/6(火)24:00
※品評会に参加した方は、出来る限り投票するよう心がけましょう※

289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 02:49:57.34 ID:6JI/J1j00
文才と言うか、作者の考えが出てる作品は強いと思う。

290 : ◆Lq1ieHiNSw :2010/06/30(水) 02:51:00.28 ID:IK9DD6960
ふひひ、ミスっちゃった。
というわけでお題は>>288です。

291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 02:56:56.95 ID:REcxv5gsO
>>289
それはあるかもな、自分だけの世界というか
>>290
お題発表乙。じゃあさっそく、多重人格禁止

292 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 02:57:21.75 ID:vHDK/Acg0
ククク……俺のために用意されたようなお題だが……きっときわどい変化球投げるんだろうなあー
土曜日に必死こいてキーボードを叩いているはずの俺は


293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 02:59:03.35 ID:3BD8H0m40
サイコロ禁止

294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 02:59:35.08 ID:Bpo/rYOM0
ヤンデレきんし

295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 03:02:34.34 ID:vHDK/Acg0
しかしながら広い見方をすれば、サイコ≒ヤンデレととれなくもない?

296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 03:09:11.35 ID:IK9DD6960
ヤンデレでも多重人格探偵でもなんでもござれ。
イカれたお話読ませてよ。

297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 03:11:40.07 ID:8TZd72DT0
サイコってなんだよ・・・・

298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 03:12:07.42 ID:IK9DD6960
うわ、さらに間違いに気付いた。
221回じゃねえじゃん。

299 : ◆Lq1ieHiNSw :2010/06/30(水) 03:13:01.98 ID:IK9DD6960
問題
ある女性が自分の母親の葬式で、知らない男性に出会いました。
彼女はこの男性を素晴らしい人だと思いました。まさしく彼女の運命の相手だと思い、恋に落ちました。
ところが、彼の電話番号を聞いていなかったので、その後彼がどこにいるのかわかりませんでした。
数日経って、彼女は自分の姉を殺しました。
彼女が姉を殺した動機は何でしょう?


回答例
姉を殺せば、その男と葬式でまた会えると思ったから。




第222回週末品評会  『サイコ』

規制事項:5レス以内

投稿期間:2010/7/3(土)00:00〜2010/7/4(日) 23:30
宣言締切:日曜23:30に投下宣言の締切。それ以降の宣言は時間外。
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投票期間:2010/7/5(月)00:00〜2010/7/6(火)24:00
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300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 03:14:49.79 ID:IK9DD6960
まあ保守とでも思ってよ。

301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 03:18:10.81 ID:sAsOoayG0
http://www.monagiko.cc/
ブーン小説系かと思って迷い込んだら割と普通に書いてて参考になったでござるの巻
原作の思い出補正も多分にあるけどこれとか面白かった
http://www.monagiko.cc/cgi-bin/motost/mini.cgi?log=&page=&key=20100624221555&action=html2

…ああ、うん、二次創作系はスレチか

302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 03:25:48.25 ID:6JI/J1j00
>>291
自分だけの世界と言うとQlrの人が特にそうだね。
無垢なものの扱いが上手いと言うか、引き出しが半端無いと思う。
あと、わびさびの回の優勝者みたいに作者の見解が出てたりするのも面白い。
単純に出来事の羅列でなく、登場人物が意志を持って事態に臨んでる作品は票が入りやすいし、必然的に優勝しやすい傾向にあると思う。

303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 04:51:19.62 ID:oty1tyQ30
ほし

304 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 04:58:36.27 ID:REcxv5gsO
>>302
うん、◆QIrさんはもう自分のスタイルみたいな物ができてるよな。あの世界は魅力的だわ。
あー、つまり話の中に明確にせよ隠喩的にせよ、テーマやメッセージがあるかどうかって事だろうか。
たしかにそれのあるなしで、話に重みや凄味みたいな物が出てくるよね。
昔試しにやってみた事あるけど、テーマの落とし込み方とか異様に難しかった気がする。

305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 05:03:14.69 ID:oty1tyQ30
これ本人見てたらこっぱずかしいよな

306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 05:05:23.83 ID:REcxv5gsO
>>305
よう、もしかして◆QIrの人かい?

307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 05:37:46.01 ID:REcxv5gsO
ん?なんだ、違うのかスマン。わかった、次から気をつけよう。
たしかに個人の酉の話題については、本人がスレにいる時にした方がいいかもしれないな。

308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 06:38:02.53 ID:NLieezcd0
呼んだ?

309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 06:39:52.60 ID:NLieezcd0
お題が・・・サイコーです・・・


310 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 06:59:36.38 ID:REcxv5gsO
>>309
ああ、おはよう。>>302の人が文才誉めてたよ。
さて、品評会どんなの書くかな。

311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 07:43:06.61 ID:Cp2uVPu80
おはようにゃー

312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 07:53:06.88 ID:NLieezcd0
ごめん嘘です・・・

313 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 08:26:04.09 ID:REcxv5gsO
( ゚д゚)

314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 09:50:12.05 ID:KVR2jTzA0
QIの人の作品は読み始めれば大抵QIの人の作品だと判る
pxtの人の作品は読み終わってから酉をみて「ああ、やっぱり」と思う
LBの人は幅が広すぎてわかんない

315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 10:48:49.41 ID:hVLA5O+a0
ttp://www.bnsk.sakura.ne.jp/hinpyo/168th/168th08.html
品評会はこのクオリティでも優勝できない恐ろしい場所。

316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 11:20:51.20 ID:PZ51OMSd0
品評会はなんつーか運が必要だからね。その時その時に応じていろんな人が集まるわけで、
当然好みも分かれるからいかにクオリティが高かろうと、そこに集まってる人の好みに合わなけりゃ
票は集まらない。実際文学賞の選考会じゃなく人気投票みたいな面があるから、
恐ろしいってよりも必然的にそうなるって印象。一教科だけ100点でほかの教科は5、60点よりも
軒並み7、80点取れたほうが有利みたいな。探さずとも参加してればそんな作品にはわんさかでくわしますよ

317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 12:14:09.53 ID:hVLA5O+a0
保守

318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 13:45:52.05 ID:vHDK/Acg0
おは

319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 14:51:11.05 ID:8nLFZGRU0
よう

320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 15:18:21.51 ID:YcnnmByC0
>>315
数ある作品の中からそれを選ぶ黄身は間違いなく異端であると私は思う。

321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 15:38:31.53 ID:oE8HoMUI0
>>314見て、どうでもいい事に気づいた
1レス〜7レスまで優勝コンプしてるわ
なんかたなぼた的な嬉しさだな



322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 16:29:21.50 ID:oE8HoMUI0
ぉーん

323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 17:14:01.92 ID:qxKhOmdfO
QIとかpxとかLBの鳥の人の代表作はなにになるんだろう
BNSKで代表作もなにもあったもんじゃないかもだけど

2Lの人はスノウ

324 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 17:24:46.08 ID:YUsIublL0
>>301をばーって見てみたけど閲覧数とクオリティが比例してねえなあ
>>316が言うような見る人の好みもあるんだろうけど馴れ合いで票稼いでるのもありそうだなここの場合

325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 17:37:52.92 ID:oty1tyQ30
http://www.bnsk.sakura.ne.jp/

326 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 17:39:39.24 ID:8TZd72DT0
bnskに馴れ合いなんか存在するか?
各々が好き勝手作品書いて、各々が好き勝手感想言い合うのがここの良いところだろ

327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 17:47:34.86 ID:oE8HoMUI0
>>326
良い事言うね

328 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 17:52:17.88 ID:REcxv5gsO
俺は馴れ合いで投票した事なんかいままで一度だってないが、そんなのあるんかいな
でもたしかに知ってる酉だと安心して見れるってのはあるかもな。俺が書いたのなんかの票は毎回参加してる努力賞みたいなもんだろうし
じゃあもういっそのことさ、参加者全員が毎回かならず別酉に変えるのを、品評会の必須条件にすればいんじゃね?
それだったら酉による票入れるなんて可能性は1ミリもなくなるだろうし

329 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 17:58:25.89 ID:oty1tyQ30
そこまでいくと垢必要なくね。

330 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 18:06:14.57 ID:hVLA5O+a0
>>320
書き手であるだけだが?

331 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 18:06:26.38 ID:REcxv5gsO
>>329
いや、最低限の酉は、優勝したの時のお題発表とかのイベントっぽさの為には必要だと思うぞ。
そっちの方がモチベーションがあがると思うし。
まぁいちいち変えるのなんか面倒だって人も多いろうし、試しに言ってみただけなんだけどね

332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 18:06:36.10 ID:qxKhOmdfO
自分としては
・投票はおまけ要素で主体は感想本文
・おなじトリップで出すとたまに自分の過去作を踏まえた指摘が貰える

こんな理由で、できれはおなじトリップつかいたいなあ
面白かった作品をかいたトリップの過去作を読む楽しみもあるしね



333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 18:15:01.68 ID:oty1tyQ30
まぁ、同じ垢でよくね。
馴れ合いどうこう言ってるけど、やっぱ人には自己顕示欲あるし俺は今回こんなの書いたぞって見せたいだろうし、
読者側もその垢の人の軌跡も見れるし。
それに贔屓してる垢とかどうとか関係ねーだろ。贔屓されてるってことは少なくともその人の中での評価が高いだけであるだけだし。

334 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 18:21:28.31 ID:oE8HoMUI0
トリは通常作書く時に便利なんだよ
品評会でよく見るトリだ→ちょっと読んでみようって人は結構多いと思う
品評会回数出せば、通常作で無茶なの振っても意見もらえるし、実験ペース上げられる

335 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 18:47:37.85 ID:REcxv5gsO
まぁどうせバラライカ用の話題なんだろうけど、馴れ合い云々は微妙な話題だよな
>>330
( ゚д゚)

336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 19:28:23.76 ID:hVLA5O+a0
保守

337 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 19:38:15.00 ID:i1bJK9E70
馴れ合いもそうだけど犬猿の仲になるってのもあるんじゃね。あの人とあの人とか
と根拠もなく言ってみる

338 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 19:44:30.32 ID:8TZd72DT0
>>337
それはある。あの人とあの人とか
それでも意見の違う人の作品を読んで感想を通して互いの考えぶつけ合うのがここの良いところだろう。
多分だけど。

339 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 19:54:40.95 ID:Bpo/rYOM0
お題発表が早かったから二個かこっかなー

340 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 19:55:35.08 ID:i1bJK9E70
そして愛が生まれるんだな

341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 20:09:07.59 ID:Cp2uVPu80
あーいーがーうまれたひー

342 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 20:13:06.70 ID:oty1tyQ30
おちんちん

お題くだし

343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 20:28:53.02 ID:i1bJK9E70
>>342
おぼえていますか

344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 20:36:26.63 ID:oty1tyQ30
おk

345 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 20:53:08.96 ID:6JI/J1j00
酉はそのままでいいんじゃないかな
注目してる酉の人が参加してる回で勝つっていうのが一応の目標なんで
出来れば長く使い続けて欲しいなと

346 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 21:06:31.36 ID:YFksfW0Q0
お題くださいです


347 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 21:07:09.16 ID:0fr7nygI0
>>346
フレーム

俺にもお題くれないと化けて出る

348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 21:08:34.76 ID:XG4gqsPl0
>>347
インタビュー

349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 21:09:01.19 ID:YFksfW0Q0
>>347
把握。書いてくる

350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 21:09:29.14 ID:6JI/J1j00
>>347
カタコンペ

351 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 21:19:57.28 ID:0fr7nygI0
>>348>>350
また二つかいい加減にしろ化けて出てやる

352 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 21:43:38.24 ID:Q08UkxFn0
>>323
2Lの人の代表作が「スノウ」は同意
42回VIPの「エンディング・ストーリー」でもいいけど
2chネタで面白いのは貴重
ttp://www.bnsk.sakura.ne.jp/hinpyo/42th/42th12.html

同じ42回の「さしのべた手を取り走るもの」とか
ttp://www.bnsk.sakura.ne.jp/hinpyo/42th/42th11.html

37回夏の「摂氏七十一度」とか
ttp://www.bnsk.sakura.ne.jp/hinpyo/37th/37th17.html

353 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 21:46:09.45 ID:XaNSfZ0c0
>>352
古すぎ

354 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 21:47:00.21 ID:cce0wpfh0
文才あるやつはさっさとプロになれよ


いつまでいる気だっつーの

355 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 21:51:28.43 ID:9yj+ooNU0
すでに小説家より安定して儲かる仕事やってれば自然と小説は趣味にとどまる

356 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 21:51:37.63 ID:i1bJK9E70
プロになれないからここに居るんだろ、と実もふたもないことはさておき、
居なくなった人はプロになったんかな。それとも社会に出て筆を折ったか、
酉をかえてしぶとくパラサイトしてるか

357 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 21:56:45.91 ID:0fr7nygI0
でけた。
投下する。

358 :お題:インタビュー カタコンベ 1/3 ◆IaQKphUgas :2010/06/30(水) 21:57:49.86 ID:0fr7nygI0
 彼が目を覚ますと、得体の知れない場所にいた。六畳ほどの広さで、白い
壁、白い天井、白い床に囲まれ、正面にモニターらしきものがある以外、他に
は何もなかった。彼は、祖父の地下室の臭いが、今いる場所と全く同じなのを
思い出し、自分が地下にいるのだと確信した。
 上を向くと、白い天井に、十センチほどの通気口のようなものがあり、そこ
から外気と、微かな陽が漏れている。
 彼はその通気口に向かって叫んでみたが、自分の声が反響するばかりで、何
も反応はなかった。
 彼は昨日の晩のことを思い出してみた。夕食はカレーだった。その後就寝
し、起きるとここにいる。昨日の夕食がカレーであること以外よく分からなか
った。気晴らしにカレーの具材を思い出そうと彼は努めた。
 そうしている内に、正面のモニターが雑音を出し始めた。彼はカレーのこと
考えるのをやめて、モニターに注目した。
 すると、モニターに映像が映し出された。彼の部屋に、記者らしき一団が陣
取っている。彼が驚くと、記者らが反応を示した。どうも監視されているよう
だ、と彼は考えた。
「Kさん、Kさん」
 記者の一人が、彼に呼びかけた。
「日本初のカタコンベ埋葬、おめでとうございます」
「どうも」彼が言った。
「今のご気分は」
 別の記者が彼に問いかけた。
「あまりよくないです。ここはどこですか」
 彼の発言を冗談と思ったのか、記者らがどっと笑った。彼は不愉快になっ
た。記者らが言う。
「あなたは埋葬されたんですよ」
「日本で初めてですよ」
 よく意味が分からなかったので、彼は押し黙った。記者らは、彼が不快げな
のを察知した。記者らも黙った。しばらくすると、記者らはお互いになにやら
相談しはじめたようで、そのうち、一人の女性記者が前に出た。

359 :お題:インタビュー カタコンベ 2/3 ◆IaQKphUgas :2010/06/30(水) 21:58:53.94 ID:0fr7nygI0
「記者団代表の斉藤です。はじめまして」
「はじめまして」
 女性記者は、穏和な雰囲気の、容姿が整った人物だった。声が凛としてお
り、それも彼に好印象を与えた。
「まずは繰り返しになりますが、カタコンベ埋葬、おめでとうございます」
「ちょっとよく意味が分からないのですが。起きると突然ここにいて」
 彼の言葉に、女性記者は意外そうな顔をして、そうですか、そうか、とつぶ
やき、咳払いした。
「ちょっと混乱なされているようですね」
「はい」
「まずは深呼吸なさってください。その後用件をお伝え致します」
 彼は言われたとおり、深呼吸した。少し落ち着いた気がし、カレーの具材を
思い出した。じゃがいも、にんじん、ぎゅうにく、たまねぎ、ぶろっこりー、
そのほか。
「落ち着きました。用件をどうぞ」彼が言うと、女性記者が、はい、と受け取
った。
「それでは、Kさんに、カタコンベ埋葬についてインタビューさせて頂きま
す。今のご気分は」
「よくないです」彼は同じことを言った。
「カタコンベについてどう思いますか」
「よくわからないです」
「ご自分が選ばれたことに関して、どう思いますか」
「状況が飲み込めなくて、混乱してます」
 そこまで言うと、女性記者は、困ったように微笑んで、引っ込み、奥にいる
らしい人物と、なにやら相談していた。一分ほどすると、またKの前に戻り、
にこりと笑った。Kも釣られて笑った。
「率直に言って、嬉しいですか」記者が言った。
「嬉しくはないです」
「では、楽しいですか」
「楽しくもないです」

360 :お題:インタビュー カタコンベ 3/3 ◆IaQKphUgas :2010/06/30(水) 21:59:57.33 ID:0fr7nygI0
「嬉しくは?」
「ないです」
 それから、この女性記者は、同じようなやりとりを何度も繰り返しはじめ
た。あまりにも同じようなことが続くので、Kは、モニターが同じ映像をルー
プして流しているのかと疑いはじめた。
「あの、先ほどから意図が読み取れないのですが」Kが言うと、女性記者は不
愉快そうな顔を一瞬し、すぐに笑顔に戻り、質問した。
「昨日の夕食は何でしたか」
 やっと訪れた変化と、直前まで考えていた事柄に触れられたことに、Kは少
し嬉しくなった。実直なKは、思ったことをそのまま口に出した。
「嬉しい質問ですね。カレーでした」
 Kの、嬉しい、という言葉を聞くと、女性記者は満面の笑みを浮かべた後、
拍手した。後ろの記者団も拍手した。Kは理解ができなかったが、一応、笑っ
ておいた。
「ありがとうございます。先ほどの言葉、頂きました」女性記者が言う。
「はぁ、どうも。こちらこそありがとうございます」
「それもいいですね」女性記者が呟いた。それから、時計を見て、言い頃合い
ね、と言うと、後ろの記者団や奥にいるらしい人物に、なにやら合図してい
た。
「あの、今度は私が質問してもよろしいですか」Kが言うと、女性記者は、も
う興味がない、と言う風に手を振り、
「Kさん、本日はインタビューをお受け頂、ありがとうございました。TBSの斉
藤和美でした」
 そう言うと、撤収! という声が響き、記者らは散り始めた。Kは、あの、
と声を張って、コンタクトを取ろうとしたが、次第にモニターがにじみはじめ
た。そのうち、また、何も映らなくなった。Kはモニターを叩いたり、また叫
んだしてみたが、何も反応はなかった。
 三日経って、徐々に薄れていく意識の中で、Kは、カレーにブロッコリーを
入れたのは、邪魔っ気で少しまずかったかな、と思った。

361 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 22:10:14.50 ID:YFksfW0Q0
>>357
読みました。同時期にお題もらって、先に投下されるとちょっと負けた気分になるよね!

なんだろう、それこそカレーじゃないけど味付けを間違えてないか、という感じがしました。
カタコンベに埋葬された(でも生きている?)人へのインタビューというのはすごく面白そうな
感じがしましたけど、なんか生煮えだなぁという感じでした。
多分TBSは「カタコンベに埋葬される初の日本人になって嬉しいです!」的な放送をするんだろうなぁと
思うのだけれど、なんでそっちに持って行きたいのかがわからないのがマイナスだと思います。
「●●は○○ですよ? それなのに嬉しくないのですか?」的な読者に状況を知らせたり、
インタビュアーがなぜその方向に持って行きたいかを読者に悟らせるための手段がとれたんじゃないかという
気がしました。

最後の、三日後の経過は必要だったのかな。無いほうが良かった気がします。

気になったところはそのくらいで、全体的に楽しくよめました。テンポが良くてよかったです。


362 :お題:フレーム (1/4):2010/06/30(水) 22:11:38.44 ID:YFksfW0Q0
そして自分も投下。



363 :お題:フレーム (1/4):2010/06/30(水) 22:12:21.68 ID:YFksfW0Q0
「あなたのお父さんはね、お星様になったのよ」
 紋切り型の回答を僕に告げたのは叔母だった。僕が小学校に入学する前のことだ。夕暮れが続く時間帯、父の
通夜が始まる前の時刻で、オレンジに照らされた喪服姿の叔母のいつもとは違う表情と口調を覚えている。誰もが
父のことを話すのに肝心の父はいない。父はどこにいるのか。そんな疑問を抱いた僕が質問した回答が、その言
葉だった。
 父はどの星になったのか。僕は叔母にそういう意図の質問を続けた。それに対するの叔母の返答はこうである。
「一番明るい星。あなたのお父さん、雅弘はね、一番近くて、一番明るい星になったの」
 僕にそう答えた叔母は、僕との間で続けたやりとりの何かに感極まったのか、それからすぐに泣き崩れた。良心
的で保守的な叔母は他の親戚に抱きかかえられるような格好で斎場の奥へと連れて行かれる。僕はそんな叔母
の姿を見ながら、まだ聞きたいことがあったのにななどと考えていた。
「遊太君、久しぶりだね」
 そのあと僕に話しかけてきたのは、従姉妹の三代子ちゃんだった。だから僕は三代子ちゃんを相手に、叔母相手
に続けようと思っていた質問をぶつけた。
「一番近くて明るい星はなんて名前かって?」
 三代子ちゃんは僕より六歳年上で、当時小学六年生だった。三代子ちゃんはその時――天文物理学を専攻して
いる今では輪をかけてそうなのだが――天文少女で、だから三代子ちゃんから得られた回答は至極まっとうな、科
学的見識だった。
「……一番近い恒星、ってことでいいのかな。だとしたら太陽だよ。太陽。わかる? おひさま」
 なんでそんなことを聞くのだろう。そんな疑問を抱いた表情をしたままで、三代子ちゃんは僕に教えてくれた。今、
まさに沈みつつある太陽を眩しそうに指さして。
 僕も三代子ちゃんと同じように、まだ小さかった手の小さな指を太陽へと向けた。
 そしてその時から、僕は太陽を父親として意識するようになった。

 僕はこの春休みが終われば高校生になる年齢で、今では叔母の言葉が額面通りの意味ではなかったことも解って
いる。「家族」というテーマで絵を描くときに、母や祖父母、姉と同列で太陽を描くようなことをしたりはしない。それでも
幼い頃に培った「父親イコール太陽」という概念は、しっかりと僕の心に根を下ろしている。根は張り巡らされ、大地を
固める。日本人の多くが白飯を粗末に扱うことを畏れるように、日本脳炎の危険性とは関係なくゴキブリを嫌悪する
ように。僕にとって太陽はやはり「父親」であって、太陽の炎は僕にとって母とは違う、もう一つの親からの視線だった。

 青天白日。それは僕の父親の別名でもある。

364 :お題:フレーム (2/4):2010/06/30(水) 22:13:04.69 ID:YFksfW0Q0
 僕は中学校では「真面目な生徒」だと思われていた。成績はクラスで二番目から五番目くらいに位置し、運動も出来
ない方ではない。ただし、「変わった奴」だとは思われていたと思う。真面目だけどどこかしら変わった奴。クラスの仲間
達が僕に抱いていた評価はおそらくはそういった類のものだったのではないだろうか。どんなに退屈だと感じても、僕は
授業を真面目に受けた。宿題や提出物は欠かさず期限までに提出した。清掃やクラス活動をサボることなど考えもしな
かった。テスト期間中などは掃除をボイコットする生徒は多くいたし、教師達もそれを暗黙的に認めていた。だからその
期間、教室を掃除しているのが僕だけだったこともあった。僕は一人で黙々と机を運び、箒でゴミを掃き、そして床をか
ら拭きした。「点数稼ぎ」という見方は、僕の行動が教師の目の有無によって変わらないことに気付かれる度に徐々に
収束し、やがてすっかりと無くなった。「そういう奴なんだ」きっとそういう風に考えられていたと思う。親しまれているわけ
では無いが嫌われているわけでもない。別におかしいことをしている訳ではないがその行動理由を把握できない。

 太陽は何も言わない。だけど太陽はしっかりと確実に僕の一挙一動を見守っている。曇りの日や雨の日でも空は光っ
ている。それは晴れた日の空と何も変わらない、太陽の功績だ。

「お前は本当にワケのわからない人間だよな」
 僕にも一人だけ、中学校に友人と呼べる存在がいた。ヒロアキというのが彼の名前だ。ヒロアキは僕のクラスメイトで、
とても明るい奴だった。勉強が出来るが勤勉ではなく、運動はそれほど得意ではない。美術の成績は極めて良かった。
ヒロアキはとても美しい絵を描いた。その絵に計算や感情は含まれていない。それなのにヒロアキの描く絵は素晴らし
かった。ヒロアキは風景を描かなかった。人物だけを描いた。背景は描かずに塗りつぶすか、あるいは何も手をつけない
ままだった。それでも、ヒロアキの描いた人物は活力と生活感に溢れているように感じられた。僕はヒロアキの描いた
絵が好きで、ヒロアキも絵を描くことが好きだった。それでも何故かヒロアキは美術部ではなくサッカー部で三年間を
過ごしていて、三年の間見事に補欠だった。それでもヒロアキはとても楽しそうに、毎日ボールを蹴るために走り回って
いた。

 それはヒロアキの家に遊びにいった日のことで、僕達は、まだ小学生に満たない年離れたヒロアキの甥っ子をからかって
遊んだあとのことだ。甥っ子が彼が住むの家に帰ったあと、僕たちは部屋に二人で引きこもり、そこで漫画雑誌を読んでいた。
「例えば、それだ」
 ヒロアキはそう言って、僕の右手にある煙草を指し示す。
「優等生っぽい顔して、平然とそんなものを吸う。しかも、結構なヘビースモーカーなんじゃあないか。俺はそんなもの吸い
たいと思わないけど。……でも、それ、美味いものなのか?」
 僕は手の中の小さな火種に視線を落とした。口にくわえ、吸い込む。

365 :お題:フレーム (3/4):2010/06/30(水) 22:13:48.12 ID:YFksfW0Q0
「……正直、よくわかんないね。少なくても好きじゃあない」
 僕の回答に、ヒロアキはやはり、といった態度で頷いた。
「ほらな、その辺だ。俺にはどうしてもわからん。好きでもないものを何故吸う。どんなメリットがあるんだ。あれか、格好つ
けか? だけどお前、女子の前はおろか夜にならないと吸わねぇじゃないか」
 僕は曖昧に肯定し、それから煙草を持参の携帯灰皿に落とした。
「そうだね、自分でもよくわからないけど、あえて言うなら反抗なのかな」
「母親への? それとも教師ども?」
 ヒロアキは僕が片親であることを知っている。だけど僕は正直に答えようと思った。
「どちらかというと父親かな」
「あー」
 ヒロアキはそう唸るような声をあげて、最初に言った言葉を繰り返した。
「お前は本当にワケのわからない人間だよな」

 僕とヒロアキの希望する進路は違う。僕が県下で一番と言われている県立の進学校を第一志望にしたのに対して、ヒ
ロアキは有名な私大の付属校を受験することを選んでいる。僕の家は片親であることもあって経済的に余裕が無く、ヒ
ロアキの家は両親が共にその私大の出身である。だけど、僕らの環境にそういう付帯条件が全く無かったとしても、僕
は県立の進学校を、ヒロアキは私大の付属校を選んだのではないかという気が少しする。その方が、似合っている気が
するからだ。
 世の中は良くできている。僕はそう思っている。

 ヒロアキが死んだのは中学校を卒業してから一年後のことだ。あれほど楽しそうに絵筆を動かし、あれほど楽しそうに
ボールを蹴っていたヒロアキが自殺に至った理由を僕は知らない。お互いが別の高校へと進学したあとも僕らの交流は
続いていた。そして、これは情けないことなのかも知れないけれど、僕は彼が自殺に至るほどに悩んでいたことに全く気
付かなかった。

 焼香を済ませた僕は、火葬場に並んでいた椅子に座って、黒と白をまとった人々をただ呆けながら眺めていた。
 夕暮れ時の火葬場は、思ったほどうら寂しくはなかった。悲しみにつつまれているわけでもない。酒を飲んでいる大人
達の声はむしろ楽しそうにさえ思えてしまう。人が死ぬということ自体は、彼らにとってそこまで特別なことではないのか
もしれない。

366 :お題:フレーム (4/4):2010/06/30(水) 22:14:29.96 ID:YFksfW0Q0
 そんなことを考えていた僕の制服の裾を、誰かが引っ張った。視線をそちらへと向ける。僕の裾を引っ張ったのは、昔
遊んだことのある、ヒロアキの甥っ子だった。
「お兄ちゃん、ヒロ兄ちゃんはどこ?」
 あまり状況を理解していないのだろう。甥っ子は不思議そうな顔をして僕に尋ねた。夕日が彼の顔をオレンジ色に照らした。
 僕は彼の目を見た。オレンジ色だった。僕は言う。
「わからない。僕も探しているんだよ」

 甥っ子が立ち去ったあと僕はすぐに内ポケットをまさぐった。煙草の箱が手に引っかかり、僕はそれを掴んだ。
 煙草をくわえて、火をつける。制服を着ている僕のその行為に、まわりの大人達がぎょっとするのがわかる。僕は気に
せず煙草を吸い込み、白い息を吐き出した。
 やはり、少しも美味いとは感じられなかった。

 僕は地平線に沈もうとしているオレンジ色を目を細めながら眺め、それから今度は手の中のオレンジ色を眺めた。夕陽
が沈み、煙草が消し炭へと変わるまでの間、何度もそれを繰り返した。やがてどちらのオレンジ色も暗くなり、そして消えた。
僕はそれを見届けてからゆっくりと立ち上がり、吸い殻と残っていた煙草を全て、灰皿へと押し込んだ。
 
 火葬場をあとにした。

367 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 22:18:10.12 ID:YFksfW0Q0
以上です。
お題はRで出された気がしたけど、思いついたのがLだったのでLで書いた!

368 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 22:58:14.80 ID:REcxv5gsO


369 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 23:31:48.86 ID:REcxv5gsO
>>360
 お題そのまんまかいな。いや不気味な感じでいいんだけど、まだこれ終わってないよね。
 なんで主人公が埋められたのかとか、国家ぐるみでそんなを事してる用に見えるのは何故なのかとか、全部放りっぱなしにしてるよね。
 一応どんなオチでもいいから考えようぜ。早く書きゃいいってもんじゃない。

370 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 23:40:33.81 ID:0fr7nygI0
>>361
ありがとうございます。
TBSがPK外した選手の家族になんとやらで連想して書きました。
おっしゃるとおりです。もっと上手くやれました。

作品読みました。
その通りでrのフレームで出したのですが、これいいですね!
三代子ちゃんの専攻の件は印象が散漫になるので、ちょっと不要かなと思うのですが、とてもいい話でじんとしました。
主人公に、叔母と同じ台詞を言わせなかったところにもセンスを感じました。
短い中に、よく情感が出せていて、参考になりました。こういうの書きたいです。

>>369
なんかあんま賛成できないです。
cubeって映画ご存じですか。あとカフカの作品群。
別に俺の作文はいいとしても、なんでも説明すればいいってもんじゃないんですよ。

371 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 23:45:02.77 ID:i1bJK9E70
なんでも説明すりゃいいってもんでもないけど、不条理文学にも動機や写実が必要なのよ

372 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 23:45:42.98 ID:0fr7nygI0
いや、だから俺の作文は別ですけどねって話。

373 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 23:50:37.75 ID:i1bJK9E70
カフカやカミュが認められたのはちゃんと書くべき所を書いたからじゃないの、って話。
売り言葉に買い言葉みたいになるけど、それをわきまえないで我田引水しても仕方ないでしょう。

374 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 23:51:48.47 ID:REcxv5gsO
>>370
 カフカ・・・カフカだと・・・!?これを・・・・カフカと同列に扱えっての?
 すごいね!!格好いいいいい!現代的な不安感がよく表れてると思います。バラエティー番組のドッキリみたいな感じ!

375 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 23:54:09.30 ID:0fr7nygI0
>>373
それはものすごく分かるし、俺の作文がそんな次元にあるなんて思ってないんですが、
>>369さんのは、なんかcubeを続編で糞にした連中と同じようなものを感じたんで。
それだけです。

376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/30(水) 23:56:39.33 ID:JTEbH93t0
>>375
あなたの文についてみんな書いてるんだからその受け取り方がおかしい

377 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 00:09:32.59 ID:nj2b55lw0
いいぞ! もっとやれ(何をw

378 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 00:17:56.31 ID:fBo8xSQ3O
>>363
 反抗期にいる少年と友人との青春。それはいいんだけど友人の死が前触れもなく唐突で、どこか安直かな。こうすりゃ絵になるだろ、みたいな感じ。
 もちろん現実では人の死なんて前触れもなく唐突のことなのかもしれないけど、それなりの書き方があるだろうし。
 この友人の死と、少年の反抗する対象がいない焦燥感みたいな物があまりリンクしてない事も問題かな。 パーツが合ってないというか。
 ただ夕陽が落ちるまでタバコを吸っている、この最後のシーンは印象的で良かったと思います。

379 :救済スレから転載:2010/07/01(木) 00:21:29.50 ID:KzrgWJz10
367 名前:文才無しさん[] 投稿日:10/07/01(木) 00:08:50 ID:LAlF3Buq
>>363-366
一番近いのはケンタウルス座αで明るいのはシリウスだよなんて答えなかった三代子ちゃんえらい。
でもそれなら別に天文少女じゃなくてもよかったんじゃ……。
幼い頃から信じてたからってそんなに深く根付くもんかえ。ちょっと違和感。俺サンタ超信じてたけど
さすがに今はさっぱりだぞ。というのもずれてると思うけど白飯とゴキはもっとずれてると思う。
そんなもん信じてねーよと言いつつ意識してしまうみたいにするとか、小さい頃のエピソードいれるとか
しないと説得力出ない気が。
ヒロアキ君は葬式と甥っ子を発生させる装置で終わってないかい。
その葬式と甥っ子も書き込みが浅くて主人公-おとんの葬式との対比構造としてはかなり希薄。
説得力はともかく火とかオレンジ色ってのはここでは死とかそういうイメージっぽいな。
そう考えると煙草吸うという行為がもつ意味もわかりそうでやっぱりわからんな。吸うってなんぞ吸うって。
かなり辛い言い方をすると、この文章は設定を並べただけだと思う。○○が△△の象徴だっていうのも
つきつめればただの設定。話として魅力がないと設定だけでおおっとはならんのです。

380 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 00:26:17.73 ID:fBo8xSQ3O
>>375
だから説明しないならしないなりに、そこだけで魅せれる決定的な何かがないとダメじゃん
まだ娯楽のレベルに達してないんだから、せめて最低限オチぐらいは作れよ、って言ってんのにわっかんないかな

381 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 00:36:10.70 ID:oYL40S4d0
作る人も論評する人も好きなこと書いて言えばいいんじゃないの?
それぞれに趣味も好みも違うんだし。

382 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 00:52:08.60 ID:d7SS4NfN0
面白かったよ。
とりあえず、現段階ではカフカじゃなくてユアグローくらいにしとけば良いんじゃないかな。

383 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 00:52:54.70 ID:KbGY3KJT0
ODAI

384 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 00:53:56.59 ID:d7SS4NfN0
ラガーメン

385 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 00:55:39.88 ID:KbGY3KJT0
ギザミZ一式♂ですね
把握しました

386 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 01:03:27.38 ID:R/zkhP+RO
お台場

387 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 01:06:19.44 ID:4HXsuwVKO
パッと見このスレには文才試しに来てる気持ち悪いやつしかいないな

388 :ほしゅざつ:2010/07/01(木) 01:12:23.87 ID:8d1X1n/C0
サイコパスって難しいよな
特にレクター教授みたいな先達が居るし。
社会の仕組みや罪と罰が何か理解できるほどに賢く、
十分に社会的に成功しうるほど有能で、
本質的に邪悪で躊躇しない。
……5レスかあ……

389 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 01:19:16.57 ID:d7SS4NfN0
要は中二病だろ

390 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 01:31:54.79 ID:yJmLo92Y0
おい懐古厨出番だぞ

391 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 01:36:58.56 ID:nAtPSg5b0
誰か今週の品評会お題のレス番教えてくれ


392 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 01:44:07.80 ID:YeLwLplt0
お題くれなきゃ殴るぞこら!

393 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 01:50:33.13 ID:9I4mBPLQ0
>>392
暴力

394 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 01:51:12.11 ID:8d1X1n/C0
>>391
>>299

395 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 01:51:36.40 ID:nAtPSg5b0
>>392
コーヒーミル

レス番教えてくんなきゃすねちゃうぞ!

396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 01:52:55.91 ID:nAtPSg5b0
>>394
ありがと!

397 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 01:58:27.64 ID:YeLwLplt0
>>393>>395
よろしい、あとで屋上

398 : 【大吉】 :2010/07/01(木) 02:37:42.74 ID:fBo8xSQ3O
しかしスレ落ちないな。三日ルールじゃなかったんだ。
いまのVIPだと何日持つんだろう。まぁいいや寝よう

399 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 03:15:21.39 ID:fBo8xSQ3O
お、大吉ktkr
>>386
冒険
>>390
そら懐古厨になるのも仕方ないって。最近のより二三年前の品評会の方が明らかに面白いの多いもの。
でも2ちゃん自体が人減ったというか面白くなくなったよな。どうしてこうなった・・・。
こうなったら思いっきり懐古してやるんだ。野菜レイパー懐かしいいいいいいよおおおおおおうわああああああ!!!!

400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 03:48:03.31 ID:gaHnLVrj0
>>399
     /: : : : : __: :/: : ::/: : ://: : :/l::|: : :i: :l: : :ヽ: : :丶: : 丶ヾ    ___
     /;,, : : : //::/: : 7l,;:≠-::/: : / .l::|: : :l: :|;,,;!: : :!l: : :i: : : :|: : ::、  /     ヽ
    /ヽヽ: ://: :!:,X~::|: /;,,;,/: :/  リ!: ::/ノ  l`ヽl !: : |: : : :l: :l: リ / そ そ お \
   /: : ヽヾ/: : l/::l |/|||llllヾ,、  / |: :/ , -==、 l\:::|: : : :|i: | /   う う  前  |
.   /: : : //ヾ ; :|!: イ、||ll|||||::||    ノノ  イ|||||||ヾ、 |: ::|!: : イ: ::|/   な 思 が
   /: : ://: : :ヽソ::ヽl |{ i||ll"ン    ´   i| l|||l"l `|: /|: : /'!/l     ん う
 ∠: : : ~: : : : : : : :丶ゝ-―-      ,  ー=z_ソ   |/ ハメ;, :: ::|.   だ ん
   i|::ハ: : : : : : : : : : : 、ヘヘヘヘ     、  ヘヘヘヘヘ /: : : : : \,|.   ろ な
   |!l |: : : : : : : : :、: ::\    、-―-,      / : : :丶;,,;,:ミヽ   う  ら
     丶: :ハ、lヽ: :ヽ: : ::\__  `~ "      /: : ト; lヽ)   ゝ
       レ `| `、l`、>=ニ´        ,  _´ : :} `   /
         ,,、r"^~´"''''"t-`r、 _  -、 ´ヽノ \ノ   /    お ・
       ,;'~  _r-- 、__     ~f、_>'、_         |  で  前 ・
      f~  ,;"     ~"t___    ミ、 ^'t         |  は  ん ・
      ,"  ,~         ヾ~'-、__ ミ_ξ丶     |  な  中 ・
     ;'  ,イ ..          ヽ_   ヾ、0ヽ丶    l         /
     ( ;":: |: :: ..          .`,   ヾ 丶 !    \____/
     ;;;; :: 入:: :: ::      l`ー-、   )l   ヾ 丶
     "~、ソ:: :い:: :     \_  ノ ,    ヾ 丶

401 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 03:48:56.69 ID:IYacO5X70
以下無限ループでございます

402 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 04:53:17.71 ID:P3MrQfPb0
おはようございます

403 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 05:56:49.20 ID:d7SS4NfN0
新しい朝が来た

404 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 08:16:13.09 ID:itpHgIyr0
おはようございます。

>>370
感想ありがとう。rだとメガネ男子を讃える非メガネ男子の話しか思いつかなくて、
しかもオチがどうもくだらなかったのでやめました。ごめん。
三代子ちゃんの話は後に絡んでないし、たしかに不要だったかもしれない。
関係の無いところに話が飛ぶのを抑えきれないのは、自分の悪い癖かもしれないと
感想読みながら思ったです

>>378
感想ありがとう。作品としては「太陽を父に見立てる」→「甥っ子に自分が得たのと異なる
回答をすることで、自分の心も変わる」みたいなのが筋だった。
他の人の感想を見ても、多分大失敗だったんだろうなぁ。
だからヒロアキは死ぬことを前提で出した。ちょっと安直すぎたかなと思う。なんか
もう少し上手いこと出来た気がする。

>>379
 感想ありがとう。やっぱ天文少女は蛇足だったかな。ある程度天文学に造詣が深くないと
「金星」とかって答えるんじゃないかな、と思ってつくった設定なんだけど、突っ込まれてる
ところを見るともう少しなんかやり方があった気がする。今後の課題。
 例え話はダメだったかぁ。すりこみとしては白いご飯信仰が一番近いかなぁと思ったんだ
けど、ずれてるとしたら本当自分の感性はずれていて残念としかいいようがないかも。
 ヒロアキ君はまさに舞台装置として出した。上手い人はちゃんと舞台装置マンにそれ以上の
魅力を付与するよね。次書くときはそのあたりもなんとかしなきゃだめだね。うん。
 書きたかったのは上の感想で書いたようなものだったんだけど、感想をみた限りだとどうも
完全に独りよがりだったっぽいね! 困ったものだ。次はちゃんと話に魅力をもってもらえるように
頑張って書こうと思った。規制中なのに感想本当にありがとう。転載してくれた人もありがとう。


405 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 10:40:38.01 ID:K+EQVX1eO
ほしゅがかえってきたよ

406 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 12:04:10.72 ID:K+EQVX1eO
なりひびけばきゅーん

407 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 13:14:40.92 ID:a4FWTuOl0
やだぁヘンな人がいるわっ

408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 13:49:35.89 ID:K+EQVX1eO
へんなひとがこわいのはオキシドールのにおいにもよくにてる

409 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 14:45:58.82 ID:K+EQVX1eO
あしたはしぎょうしきなのに

410 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 14:50:01.28 ID:qn0Hr5PL0
品評会のお題がお題だからな、そういうのが誘われてきてもなんらおかしくない

411 :九州反福岡武装戦線(お題:地域対立)(0/3) ◆X78jHks0c. :2010/07/01(木) 15:42:24.68 ID:U6pOd6xg0
内容が破綻した失敗作ですがよければ読んでください。

412 :九州反福岡武装戦線(お題:地域対立)(1/3) ◆X78jHks0c. :2010/07/01(木) 15:43:07.29 ID:U6pOd6xg0
「狼」は鞄を抱え、長崎駅で福岡行き特急かもめ号に乗り込んだ。特急電車は渋滞に巻き込まれることなく長崎本線を北
上した。「狼」は鳥栖に停車する前、鞄を開いて中の電子装置のスイッチを押した。液晶画面に表示されている数字がカ
ウントダウンしていることを確かめると、鞄を閉じて座席の下に隠した。電車が鳥栖で停車すると、「狼」は手ぶらで下
車し自動改札を抜けた。特急電車は鞄を車内に残してそのまま発車し、鹿児島本線を走りぬけ、定刻通りJR博多駅に乗
り入れた。ドアが開いた刹那、電子装置の液晶画面の数字がゼロとなり、信管が作動し鞄に収められたコンポジション4
のプラスチック爆弾が爆発した。爆風はアルミの車体を粉々に砕いた。40人以上の死傷者を出し、博多駅博多口は消防
車と救急車で溢れかえった。
 福岡市役所に届いた実にサイコな犯行声明文は以下のとおりである。

 2010年8月30日JR博多駅爆破=JRQ作戦を決行したのは、九州反福岡武装戦線「狼」である。福岡市は、九
州新幹線開業前から現在に至るまで、一貫して九州の中枢として機能し、商売の仮面の陰で死肉をくらう福岡県の大黒柱
である。今回のJRQ作戦は、福岡市をボスとする福岡の侵略企業「七社会」に対する攻撃である。「狼」の爆弾に依り
、爆死し、あるいは負傷した人間は、『同じ労働者』でも『無関係の一般市民』でもない。彼らは、福岡中枢に寄生し、
九州植民地主義に参画し、九州他県民の血で肥え太る植民者である。「狼」は、福岡中枢地区を間断なき戦場と化す。戦
死を恐れぬ福岡の寄生虫は速やかに九州他県より撤退せよ。「狼」は、九州各県内、及び本州の反福岡闘争に起ち上がっ
ている人民に依拠し、福岡の政治・経済の中枢部を徐々に侵食し、破壊する。また『新福岡共栄圏』に向かって再び策動
する帝国主義者=植民地主義者を処刑する。最後に福岡市をボスとする七社会の侵略企業・植民者に警告する。福岡県外
での活動を全て停止せよ。県外資産を整理し、『九州他県』に於ける資産は全て放棄せよ。この警告に従うことが、これ
以上に戦死者を増やさぬ唯一の道である。9月23日九州反福岡武装戦線『狼』

「九州電力、福岡銀行、西部ガス、西日本鉄道、西日本シティ銀行、九電工、JR九州」と探偵は言った。「福岡経済を
牛耳っているこの七社のことを七社会と呼ばれているのは周知の事実です」
「そうなんですか?」と警視は言った。彼は事件が起きて、東京の警視庁公安部から福岡まで出向させられたのだ。
「かなり恨まれているようですね」と探偵は言った。
「とんでもない!」と福岡県警の警部は言った。「どこも地元の有力企業で、恨まれるなんてことはあり得ませんよ」
「どうだかね……」と長崎県警の警部は口を挟んだ。彼も事件に関わりがあると思われる長崎市から出向させられたのだ
。「九州の盟主面して九州他県を上から目線で見下しているのに、恨まれていないっていうのも不可思議な話ですな」
「どういう意味だ?」と福岡県警警部は凄んだ。
「犯行声明に書かれた、そのまんまだよ」と長崎県警警部は反駁した。「道州制導入においても福岡が州都に相応しいと
勝手に決めつけている態度が気に食わない。福岡は九州他県を福岡市の発展のための我田引水の道具としか考えていない

413 :九州反福岡武装戦線(お題:地域対立)(2/3) ◆X78jHks0c. :2010/07/01(木) 15:43:48.74 ID:U6pOd6xg0
からこんなサイコな理由のテロが起こるんだ。州都は福岡なんかじゃなくて立候補している熊本がなればいいんだよ」
「なんだ? やんのか?」と福岡県警警部はいきり立った。「熊本みたいな田舎が州都になれるわけがないだろう?」
「まあまあ、落ち着いて」と警視は互いの胸ぐらをつかみかかりそうなふたりの間に割って入った。「とにかく、サイコ
な奴がサイコな理由でテロを起こしたわけです。ここにいる誰も悪くない」
「『福岡県外での活動を止めろ』と言っているけど、九州電力が福岡県外への給電を止めろってことなのかな?」
「原子炉は佐賀県と宮崎県にあるから、福岡県に対する給電が止まる確率のほうが高いかもな」
「ともかく」と警視は言った。「JRは爆破されました。その次、どこがテロの標的にされるか考えましょう」
「犯人はきっと長崎人だろうな」と福岡県警警部は言った。「犯人は長崎からの電車に乗っていたのだから」
「長崎は関係ありませんよ」と探偵は断言した。
「何故ですか?」と警視は尋ねた。
「七社会を構成している会社を分類すればわかります。インフラ系(九電、九電工、西部ガス)、銀行系(西日本シティ
、福銀)、交通系(西鉄、JR)の三パターンです。最近、インフラ系企業が恨まれるようなプロジェクトを始めたとは
聞いていません。それこそ新たに原発を作るとかだったら反対派住民も多いだろうし、環境テロリストの出てくる余地が
あったのでしょうが……。銀行系も特段悪い話を聞きません。どこも福岡県の地場企業を相手にしている銀行ばかりで、
福岡系銀行の九州他県での影響力はかなり小さいものです。他県にはそれぞれ地元に根を張った有力地方銀行が存在しま
すからね。で、消去法で交通系というわけです」
「バス会社や鉄道会社が狙われる理由があるのですか?」と警視は尋ねた。
「JRが博多駅に阪急百貨店を作るという話です」と探偵は言った。「九州各県から新幹線に乗って博多駅の阪急に客を
奪われたら地場百貨店はかなり大変です。だだでさえ高速バスで西鉄福岡駅のある天神に客を取られているのに」
「なるほど」と警視は首肯した。「宮崎県が口蹄疫の風評被害が広がっているように、サイコなテロを起こすことで、風
評を広げて客足を福岡に向けさせまいとしたのですね」
「犯人は九州新幹線が全通する熊本、鹿児島と、在来線でも短時間で移動できるほど近い大分でしょう。この三都市の百
貨店は年商500億円以上売り上げる能力があります。その売上の十数%を奪うかもしれない博多阪急は目の上のたんこ
ぶどころか目の中の癌細胞でしょうね」
「では、次の目標は……」
「西鉄福岡駅でしょう。あの辺りには百貨店や商業ビルがひしめいていますからね。狙われるとしたら福岡県内向けの西
鉄電車ではなく、九州全域から集客する高速バスターミナル。福岡に乗り入れる高速バスのすべての乗客に手荷物検査を
受けさせるように九州各県の県警に手配してください。そして筑紫野と基山PAで降りる客をチェックしてください」
「わかりました」と警視は言い、携帯電話で部下に指示を出した。
「それにしても……」と長崎県警警部は言った。「長崎が関係ないと断言したのは何故でしょう?」

414 :九州反福岡武装戦線(お題:地域対立)(3/3) ◆X78jHks0c. :2010/07/01(木) 15:44:29.92 ID:U6pOd6xg0
「熊本の百貨店は年商700億円、鹿児島や大分は500億円。その上、大分は福岡資本の郊外型商業施設が幅を効かせ
、鹿児島は、繁華街の天文館がJR九州の鹿児島中央駅ビルに客を奪われて、各県の地元は福岡資本の侵略に対してはら
わたが煮えくりかえっている状態です。それに比べて長崎の百貨店は年商200億円。熊本の三分の一、鹿児島や大分の
半分以下しかパイがありません。現実問題、長崎はこれ以上福岡に奪われようがないのですよ。既に長崎の人は他県の人
より頻繁に福岡で買い物していますから。犯人グループはわざと関係ない長崎からの電車でテロを起こして疑惑の目を長
崎に振り向けようとしたのでしょうね」
「それが本当ならば、到底信じられない話です」と福岡県警警部は言った。
「本当かどうかは、手荷物検査でわかるでしょう」と探偵は言った。「東アジア反日武装戦線に影響を受けた、気の違っ
た左翼のふりをする『狼』は、爆弾をバスに残して、福岡天神手前のバス停で降車する腹積もりでしょう。筑紫野か基山
PAで。そして降りる前にセットした時限爆弾で天神バスセンターを吹っ飛ばす。しかも、その黒幕は反福岡の地方流通
業界連合。実に信じがたい、サイコな話です」

415 :九州反福岡武装戦線(お題:地域対立) ◆X78jHks0c. :2010/07/01(木) 15:45:11.08 ID:U6pOd6xg0
(了)

416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 16:40:31.43 ID:gaHnLVrj0
投下乙今は読む気分じゃないゴメンね誰か感想かいてあげてほしゅ

417 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 18:06:14.23 ID:fBo8xSQ3O
保守

418 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 18:49:39.44 ID:XvY8+Rq20
ねむい

419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 18:50:18.01 ID:fBo8xSQ3O
>>415
 うーん、今回も相変わらず実在する団体やら個人を使った、こういう感じなのか。ふむふむ。
 とはいえ今回のアイテムは政治家ほど主張が少なくて個人的にはほどよい塩梅。
 でも民族意識や宗教論争みたいな、強い理由がないのに闘争って起きる物のだろうか、とか思わんでもないかな。
 経済が直接地方自治体同士で争う物じゃないだろうし。もうちょっと別の理由がなかったのだろうか。
 そこと、あとはストーリー分が相変わらず少ないなって印象。通常だし気軽な作品なんだろうけど、起承転結の起承ぐらいしか語ってない気がした。
 そんな感じでした。

420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 18:59:06.45 ID:fBo8xSQ3O
>>418
そういう時はちょっと仮眠とるとすっきりするぜ。
あとは体動かすのもいい。血の流れがよくなるし、脳を活性化させる脳内分泌物がでるらしい。
パソコン操作ばっかだと眠くなるのは当たり前。体操とかで体動かした方がいい。

421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 19:12:20.76 ID:U6pOd6xg0
>>419
感想ありがとうございます。
ミステリを書こうとして失敗しました、って感じの作品です。
謎解きのために過激派みたいなのを無理やりこしらえ、無理やり謎解きにしたので無理がありました。

闘争に関しては、福岡の上から目線に反発するアンチ福岡とか、
福岡VS熊本とか、熊本VS鹿児島のような争いがリアルで結構あります。
毎日九州全域で放送されている福岡ローカルの情報番組に他地域から「福岡偏重だ」とクレームがあったりしますし。


422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 19:25:32.43 ID:fBo8xSQ3O
>>421
へー、そんなの本当にあるんですか。すごいなそれ、そこら辺書き手さんの創作なのかと思った。
いや、そのネタなんかいいな。たぶんうまい事使えば、変だけど興味深いの一本できそうですよね。
もうちょっとストーリー分増やしたりして。個人的には地方自治体ごとの人間模様とかがみたいです。
それか星新一みたいなショートショートで最後ははちゃめちゃになる的な。いや知りませんでした。不勉強で申し訳ないです。

423 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 19:30:04.21 ID:U6pOd6xg0
>>422
いえいえ、感想ありがとうございました。

424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 20:02:59.26 ID:fBo8xSQ3O
対応が普段のbnskと違ってなんか大人だ……。いやに冷静な返しがかえって心配になってくるぜ。
知らない人にも納得させる配慮がもう少しあったのなら、なかなか良いアイデアだと思ったのだけど……。
とにかくこれからも創作頑張ってください。

425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 20:39:32.74 ID:fBo8xSQ3O


426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 21:05:45.08 ID:fBo8xSQ3O


427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 21:13:55.24 ID:IYacO5X70
このスレ長持ちするなぁ

428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 21:15:32.95 ID:d7SS4NfN0
最近賑わってるな。W杯中だし夜更かししてるんだろうか

429 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 21:39:33.61 ID:bYf6aIMh0
仕事前に御代くだしあ

430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 21:45:39.88 ID:d7SS4NfN0
鐘打ち

431 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 21:56:19.17 ID:VVVUGwMu0
ワールドカップもあるし今週末からはツールドフランスも始まるし
いろいろたいへんだね!

432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 22:03:54.31 ID:EGiS7P8Y0
久しぶりに小説を書きたいと思ったりなんかするのでお題をプリーズ

433 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 22:04:46.77 ID:IYacO5X70
いらない善といる偽善

434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 22:08:29.43 ID:EGiS7P8Y0
>>433
何か難しそうだな
とりあえずお風呂でぶくぶくしてくるぜ

435 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 22:20:18.78 ID:QSA/qg0s0
久々に何か書きたい。お題お願いします

436 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 22:25:17.50 ID:EGiS7P8Y0
>>435
ほかほか

437 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 22:46:58.68 ID:EGiS7P8Y0
ほか…ほか…

438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/01(木) 23:21:12.00 ID:nGYM1h9+0
保守

439 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 00:10:47.93 ID:o3P3E/FDO


440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 00:39:24.16 ID:o3P3E/FDO


441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 00:46:02.20 ID:vFxHf0N90
お題くれい

442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 01:13:17.04 ID:o3P3E/FDO
>>441
要求

443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 01:26:29.95 ID:o3P3E/FDO
>>441
ん?あまり良くなかったか。何がいいかな
『倒置法』『指先』『飾り付け』『潮騒』『神殺し』『ブレード』『なずな』
好きなの持ってってくれ

444 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 01:30:32.67 ID:vFxHf0N90
>>443
ごめごめ
考えてた、要求で大丈夫ですよありがとう

445 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 01:46:58.94 ID:GPatZ0NO0
| ・ω・)

446 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 01:48:45.91 ID:/Vde7uPk0
お題くらぱい

447 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 01:51:53.48 ID:7MofFd950
>>446
監督

448 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 01:52:30.02 ID:l6AGywrX0
寝る前においらにもお題を

449 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 01:53:39.34 ID:/Vde7uPk0
>>447
把握 考えながら寝るますおやす

450 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 01:54:55.89 ID:rV3MWfdN0
>>448
焼酎

451 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 01:55:34.91 ID:l6AGywrX0
>>450
d

452 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 01:56:06.14 ID:HoCz2wnP0
お題くれ。10分くらいで書くわ。

453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 01:57:21.64 ID:QoUjGPJc0
おやゆびひめ

454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:06:20.01 ID:HoCz2wnP0
>>453
おk

455 :おやゆび姫(お題:おやゆび姫1/2):2010/07/02(金) 02:21:13.58 ID:HoCz2wnP0
「ねえ、おじちゃん、眠れないの…。なんかお話して。」
「そうか。うーん。・・・じゃ、【おやゆび姫】は知ってるかい?。」
「しってるしってるー。お姉ちゃんに聞いたもの」
「本当に? どんなお話だったか、覚えてるかい?」
「うん。1835年に発売されたデンマークの童話作家
 ハンス・クリスチャン・アンデルセンの処女童話集に収録されてるお話だよねー」
「お姉ちゃんはウィキペディアかい? 違うよ。お話の中身だよ」
「そっちかあ。
 えと、チューリップから生まれた小さなお姫様が、
 カエルとか虫に何回もゆうかいされちゃうけど、
 さいごは王子様と結婚して幸せになるお話しだよね?」
「そうさ。よく覚えてたね。君も、おやゆび姫みたいになりたいかい?」
「なりたい!そんで、いつか王子様と結婚するんだー」
「できるさ。いつかはね。でも、お話の最後まで待てるかな?」

456 :おやゆび姫(お題:おやゆび姫2/2):2010/07/02(金) 02:21:43.19 ID:HoCz2wnP0
「さいごって、いつくるの?」
「お話も人も、いつが終わりかなんて、終わらないとわからない。
 最後は最後さ。いまちょっとくらい不幸なのは、ガマンできるかい?」
「うーん・・・」
「そのかわり待てばご褒美があるよ。
 さしあたって、おじさんの仕事が終われば、
 またパパとママに会えるんだからね」
「ほんとう!?」
「嗚呼、本当さ。わかったら、ねんねしようね。いい子で、騒がずに」

俺は子供にそう告げて部屋の明かりを消し、
再びカギをかけて外に出た。
あの子の親はちゃんと金をもってくればいいんだけど。
こっちだって、ハッピーエンドが好きなんだから。

457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:24:00.77 ID:HoCz2wnP0
終わり。投下宣言しなくてすまそ。

458 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:32:38.54 ID:o3P3E/FDO
>>457
お、いいねいいねー。全然オッケー。なかなかの筋書き、Wikipedia云々は正直微妙だけどよくできてます。
じゃあ時間にもし余裕があったら、ちょっと無茶振りしてみようか?
あと十分でもう一展開書いてみるんだ。この話の先の展開だね。

459 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:42:33.85 ID:aJUvm9c50
そろそろ寝ます

460 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:43:10.57 ID:HoCz2wnP0
>>458
10分じゃ厳しいけどやってみるわ

461 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:51:01.54 ID:o3P3E/FDO
>>459
おやすー
>>460
まだできそうだなって感じの無茶振りだから、やりたくなかったら無理にやんなくてもいいし、放ってといていいからね。
もうアイテムはもう揃ってる気がするんだよね、うん。舞台とか象徴するおとぎ話とか。じゃあ続き待ってます。

462 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 02:59:10.47 ID:HoCz2wnP0
できた。今から投下する

463 :おやゆび姫追記(お題:おやゆび姫1/2):2010/07/02(金) 03:01:06.70 ID:HoCz2wnP0
「ねえ、あなた。あの子をさらった犯人から、身代金の要求がきてたわよ」
「そうか・・・・・・。で、犯人はなんだって?」
「『キャッシュで2000万。警察に知らせたら、不幸な事故が起きる』・・・・・・ですって。」
「・・・・・・まだ、警察に知らせてないだろうね?」
「もちろんよ。で、どうするの」
「決まってるだろう。お前も、同じことを考えてるはずだ。」

その日の夜明け。
犯人が指定した場所に一台の車が猛スピードで駆けつけた。
そしてその窓からは、2000万が入っているには、
あまりにもボリュームがなさ過ぎるバッグが投げ捨てられた。
そして車は、きたときよりも速く、その場を去っていった。

物陰から様子を伺っていた俺は、その、軽すぎるバッグを物色した。

「どういうことだ。小切手か、宝石でも入っているのか。」

中には一通の封筒が入っていた。
もどかしく封を切り、中の紙に目を通す。

464 :おやゆび姫追記(お題:おやゆび姫2/2):2010/07/02(金) 03:05:42.84 ID:HoCz2wnP0
「まあ、ここらが潮時じゃないか。」
「そうよねえ。可哀想だけど、運命よね。」
「あの子は可愛い。でも、俺たちの金はもっと可愛いんだから。」
「汗水流して、血を吐くような思いで稼いだお金ですものね。」
「脅迫、強盗、詐欺、誘拐。金になるならなんでもやったからな。」
「誘拐だけは、空振りだったけどね。」
「ああ、あの子の親と思っていた人間が。」
「まさか私たちと同じように、どこからか攫ってきた子だなんてね。」
「俺たちは何故だかわからないが、急にあの子がいとおしくなって。」
「今まで面倒をみてきたのよね。」
「ま、今度はあの犯人の番ということさ。」
「殺されるかしら、あの子。」
「わからない。不思議に強運な子だからな。今回も助かるかもしれない。」

中の手紙を読み、俺は全てを理解した。
あの子はまさにおやゆび姫か。
さらわれた先でさらわれて、永遠にたらい回しされている。
俺は監禁場所まで戻ると、カギを開けた。

その子は笑顔で俺を迎え入れる。
「おかえり、パパ」

最後に王子様になるのはどこの誰なのか。
終わりになるまではわからない。
まあ・・・・・・それまでは俺のところに居候ということか。
もちろんこの子は殺せない。
俺だって、ハッピーエンドが好きなんだから。

465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:09:08.41 ID:HoCz2wnP0
今度こそ終了。

466 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:14:16.84 ID:o3P3E/FDO
>>465
はっはっは、こりゃスゲーや。無理やりまとめちゃったよ。素晴らしいの一言。
この速さはたぶん常連の誰か、特にあの人なんだとは思うけど、どうなんだろ。
えー、良かったと思う。スゲーわ。処理するスピードが早いなっていう。
渡り歩いてきたとか、ちょっと無理があるけど納得納得。というか話の構成上、もう納得せざるを得ないというか。いい掌編でした。

467 : [―{}@{}@{}-] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:22:08.95 ID:VMJBk7nAP
変な時間に起きてしまった
どなたかお題プリーズ

468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:24:34.79 ID:NWu54wPO0
>>467
予備

469 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 03:36:34.91 ID:3QMP9q220
ID:HoCz2wnP0
面白かったよ!

470 : [―{}@{}@{}-] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 04:11:25.02 ID:VMJBk7nAP
>>468
なんか規制されてた
書いてくる

471 : [―{}@{}@{}-] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 04:43:14.49 ID:VMJBk7nAP
お題難しかったorz
とんでもなく短くて陳腐な話だけど投下します

472 : [―{}@{}@{}-] お題:予備  1/1:2010/07/02(金) 04:48:21.23 ID:VMJBk7nAP
科学の進歩ってのはすごいと思う。なんだってこんなに世の中は便利なんだ。
今じゃ月にだって日帰りでいける。ちょっと前まで宇宙に行ってわーわー言ってたみたいだが。
素晴らしいじゃない人類。猿からここまでよくやった。日進月歩。やるじゃん。
最近は平均寿命もすごい。男女ともに150歳超え。驚いた。医療の技術も日々進んでいるらしい。
老衰以外で死ぬことなんてまずないだろうね。事故死?脳さえ残ってれば「予備」からパーツを補うんだよ。
この「予備」ってのは所謂クローンてやつだ。コピー人間さ。えげつない事考えるね。
この時代の人類は生まれたときから自分の予備パーツを作っていやがる。
もちろん予備にだって自我はある。だから培養液漬けのカプセル人生だ。
もし自分がコピー人間だったらなんて考えたらゾッとしないね。
尤もこれが完全に制度化されるにはかなりもめたらしい。そりゃそうだ。
人道的に考えて〜やら、犯罪に使われる〜だの。人が人を造るだなんておこがましい。そう考えるやつもいたみたいだ。お前らが決める事じゃないんだがなあ。
そうそれは「俺」の領域だ。人類がいうところの神ってやつかな。ちょっと違うけどそんなもんだろ。
まあそんなことはどうでもいい。創世以来ずっと放置してきた星だからね。
なんで今更忘れられてた星の話をしてるかって?
もしものことを考えて作っておいて「予備」の星を思い出したからさ。
今から必要なパーツを取るんだよ、地球から。

473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 05:41:12.20 ID:w7uHp/Mk0
>>472
星新一のショートショートを五万遍読み返せばいいと思うの

474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 06:38:02.39 ID:o3P3E/FDO
>>472
おお、こりゃまた速い人がきた。たぶん以前からいる末尾Pの人かな?へー、上手くなったなー。こなれてるって感じがする。
でもなんだろうね。形としては完成されてるけどどっかがおかしいんだ。たぶんこれ、読んでる俺は一体誰やねんみたいな事なんだと思う。
語り口が神様っぽくないってのもあるんだろうけど、この違和感はそういう物じゃないような。
神様の話を聞いている形をとっているけど、この読み手側ってのは一体どこの誰なんだろうっていう。そこの設定をちゃんと考えられてないような。
だから、この話をどう感じればいいのかどう受け止めればいいのかがわからない、っていう違和感を受けるんだろうってる気がする。
むしろ普通に地球に住んでる地球人として読んでしまい、神様になにやら恐ろしい事を告げられてる、っていう形になってる。
そんなのってやっぱり読んでて楽しい物ではないですよね。
また、そこにメッセージ性のある付加価値(人間の業や、自業自得)みたいな物があるならまだしも、これだけだとちょっとそういった物も感じられない。
作品の世界に聴き手として読み手を連れていくなら、その役割も決めておいてもらわないと困る。
そこは微妙な感覚だと思うけど、気をつけて欲しい所だと思います。
もしこの話が読み手を人間じゃなくて、別の宇宙の神とかにしてたらまた別の印象だったような。それともこの語りかける口調自体が合ってないのかな?
あとこの神様、神様なのに責任感とか全然なさそうだなとか、でも実際はそんな物かもなとか、まだまだ突っ込み所は尽きないけどこの辺で。
まぁ短いのにオチもあるし、まとまっているとは思うんですよね。

475 : [―{}@{}@{}-] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 06:45:33.78 ID:VMJBk7nAP
>>473
読んでくる

>>474
なるほど
参考になります
ちなみに自分はいつもrom専でこれ初めて投下したからあなたが思ってる人とは違うよ

476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 06:59:30.17 ID:o3P3E/FDO
そっか、でもその変な名前欄にはどっか見覚えがあるんだよな……VIPの別のスレでなのかな。
まぁあれだ、また気軽に投下してみてよ。しょぼい感想ぐらいしか書けないけど、いつでも大歓迎だからさ。

477 : [―{}@{}@{}-] 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 07:21:25.58 ID:VMJBk7nAP
串刺してたら名前欄これになるよー

478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/02(金) 10:26:04.54 ID:HoCz2wnP0
>>466
感想d。常連じゃないよ。去年2、3本投下したことはある。
最初のはオチが弱いと思ってたから、続きがかけたのはよかった。

>>469
とんくすとんくす。

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