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明久「ゑ?」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:05:13.26 ID:z+zd+SoW0
朝。登校してきて下駄箱を開けると上履きの上にライトグリーンの何やら手紙らしきものが入っていた。
「もしかしてこれは」
ラブレターというもんじゃなかろうか。
「ああ、とうとう僕にも春が――」
「あ、おはよう、アキ。どうかしたの?」
横から美波の挨拶が聞こえた。マズイ!ラブレターが美波に知れたら中身を読むことなく
地獄に送られてしまう。
何とか平静を取り繕ってこの場から離れなければ。


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:08:32.02 ID:z+zd+SoW0
「グ、グーテンターク、ミナミ」
「Guten Tag――ってアキ、何があったの?」
え?一瞬で気付かれた。ちゃんとドイツ語使って挨拶したのに。
「ははは美波、なんでもないよ気のせいだよ」
笑ってごまかす。ここで気付かれる訳にはいかない。
「まさか・・・またラブレターじゃないでしょうね」
美波が睨んでくる。マズイ、完全に疑われた。適当な事を言ってさっさとこの場から離れな
ければ。

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:12:31.90 ID:z+zd+SoW0
「違うよ!これは前に言った競泳水着愛好会の勧誘文だよ!」
何でこのネタ掘り返したんだろう。
「嘘よ!木下が嘘って言ってたじゃない」
「実は本当にあって、昨日声をかけられたんだ!」
急いでポケットに手紙をしまい、上履きを用意する。
「じゃ、じゃあ返事を考えなきゃいけないから先に行くね!」
美波にそう告げてダッシュで下駄箱から離れる。苦しいが何とかこの場を離れることに成功した。あのまま追
及を受けていたら確実にボロを出してしまうだろう。
「ちょっと!待ちなさいよア――」
「お姉様ぁ!!おはようございます!!」
この声は清水さん!よしいいタイミングだ。
「美春!?あ、アキ!待ちなさーい!」
美波の叫びを尻目に教室に向かった。

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:20:40.97 ID:z+zd+SoW0
とりあえずスレ立てて投下したが誰もいないか・・・


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:22:02.90 ID:CS0afT8U0
いるよー
支援

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:25:58.16 ID:z+zd+SoW0
さんくす



「違うよ!これは前に言った競泳水着愛好会の勧誘文だよ!」
何でこのネタ掘り返したんだろう。
「嘘よ!木下が嘘って言ってたじゃない」
「実は本当にあって、昨日声をかけられたんだ!」
急いでポケットに手紙をしまい、上履きを用意する。
「じゃ、じゃあ返事を考えなきゃいけないから先に行くね!」
美波にそう告げてダッシュで下駄箱から離れる。苦しいが何とかこの場を離れることに成功した。あのまま追
及を受けていたら確実にボロを出してしまうだろう。
「ちょっと!待ちなさいよア――」
「お姉様ぁ!!おはようございます!!」
この声は清水さん!よしいいタイミングだ。
「美春!?あ、アキ!待ちなさーい!」
美波の叫びを尻目に教室に向かった。

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:26:43.63 ID:z+zd+SoW0
ミスった

「おお、明久。どうした?随分と急いで来た様じゃが」
教室に入った所で秀吉に声をかけられた。
「ああ、秀吉。ちょっと急にランニングしたくなっちゃってね」
「そうか。なら、今度一緒に走りにでも行くかのう?わしはいつも朝の七時くらいから始めてるん
じゃが、明久もどうじゃ?」
「あー、ごめん秀吉。その時間には起きられないや・・・」
「そうか。残念じゃのう」
本当に残念そうな秀吉。何だか申し訳なってくる。
「しかし明久よ、学校ではあまりやらん方がいいと思うぞ。鉄人に見つかると面倒じゃから
な」
「うん。今度からは気を付けるよ」
こうして、鉄人が来るまでの間秀吉と喋って時間を潰した。
因みに美波が教室に来たのはHR開始ぎりぎりの時間だった。


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:29:37.21 ID:z+zd+SoW0
一時間目の休み時間。

「ねえアキ。本当に競泳水着愛好会に入るの?」
授業が終わった所で美波が話しかけて来た。
「え?競泳水着?」
反応したのは隣の席の姫路さん。
「明久君は競泳水着が好きなんですか?」
「ええっと――」
どう言えばいいんだろう?でも、ここで否定すると美波に朝のあれはなんだったのと問われるし……
「ま、まあね」
「そうなんですか・・・」
姫路さんが何かを考え込む。なんだろう。
「それでアキ、どうなの?」
「んー、まだ考え中でね。入るとゲームに費やせる時間が減っちゃうし…」
ナイス僕。これならこの流れで断った事に出来る。
「…………何の話?」
「やあ、ムッツリーニ」
ムッツーリニが会話に参加してきた。

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:33:35.89 ID:z+zd+SoW0
「ああ、土屋。今朝アキの下駄箱に競泳水着愛好会の勧誘文が入っててね」
「…………競泳水着愛好会?」
ムッツリーニが不審な声を出した。マズイ、ムッツリーニにこのまま喋らせたらそんなものが無い事がばれてしまう。
「あ!秀吉がメイド服に着替えてる!」
「…………む!」
ムッツリーニがカメラを秀吉の方に向ける。流石ムッツリーニ、なんて反応速度だ。
余計な事を喋る前にちょっと気絶してもらおう。
ムッツリーニに近づきささやく。
「この前のプール。姫路さんの水着、秀吉の事故」
簡単に連想できる単語を並べていく。次の瞬間、ムッツリーニの鼻から血が吹き出して倒れた。
悪く思わないでくれ。これも僕の春の為、僕の命の為なんだ。
「ムッツリーニ!!明久どうしたのじゃ!?ムッツリーニがわしにカメラを向けてから
鼻血を出して倒れたぞい!」
「何でもないよ、ただの思い出し気絶だから」
「随分と斬新な気絶方法じゃな!?」
原因は僕にあるんだけど。
「きっとこの休み時間中寝てれば治ると思うから、秀吉、それまで介抱してやってくれるかな」
「ふむ、心得た」
ふう。これでこの時間中は大丈夫。恐らく、ムッツリーニはこの時間の事を詳しく思い出せないはずだ。
後はゆっくり手紙を見れる場所へ―――っと時間が微妙だな。次の休み時間にしよう。
焦ってFクラスの連中に手紙の存在が知られたら死は免れないのだから。

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:38:49.47 ID:z+zd+SoW0
次の休み時間。

チャイムが鳴ると同時に僕は教室を出ていこうとした。しかし―――
「あら吉井君。丁度いい所に」
「秀よ―――じゃなくて木下さん」
秀吉の双子の姉、Aクラスの木下優子さんに止められてしまった。
「っ……まあいいわ。吉井君、これを秀吉に渡してほしいのよ」
渡されたのは英語の教科書だった。
「教科書?」
「なんか混ざっててね。無いとあいつ、困るだろうから」
「分かった。渡しておくよ」
「ありがとう。お願いね」
そう言うと木下さんは行ってしまった。直接渡せないという事は何か用事でもあるのだろうか

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:42:54.01 ID:z+zd+SoW0
すぐに踵を返して教室に戻る。早く用を済ませなければ。
「秀吉。これ」
「?誰の教科書じゃ?」
「誰って、秀吉のだけど―――」
「なにいいぃぃ!!!!!」
近くの須川君が突如叫んだ。
「吉井ぃ!貴様何故秀吉の私物を持っているぅ!?」
「え?これはさっき秀吉のお―――」
「まさか貴様、勉強会と称して放課後木下とイチャついているのではなかろうなぁ!」
この言葉にFクラスのほぼ全員が反応した。
『異端者だ!審問会の用意を!』
『妬ましいねたましいネタマシイ』
『吉井殺す吉井ころす吉井コロス』
「え!?何でそういう解釈になるの!?」
しまった!審問会に目を付けられた。このままだと手紙もばれて紐無しバンジーをするはめになってしまう。


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:48:09.75 ID:z+zd+SoW0
行間とかもっと上手く使った方が良いのかな


命の危機を感じていると姫路さんと美波がこちらに近づいてきた。
「明久君。そんな二人きりで勉強だなんて…してませんよね!?」
姫路さんは今日も笑顔が凄く可愛い―――あれ?殺気が凄い。
「アキ。正直に言って骨折するか、骨折してから正直に言うかどっちが良いかしら?」
美波に関しては笑ってすらいない。というか、骨折以外の選択肢はないのだろうか。
「ちょっと待つのじゃ!わしは明久とは勉強会などやっておらんぞ!第一、昨日は部活
でそんな暇はなかったぞい!」
秀吉が反論してくれている。よし、ここで一気に畳み掛ければ。

「そうだよ皆!僕が進んで勉強する訳ないじゃないか!」

言ってて少し虚しくなった。


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:52:08.32 ID:z+zd+SoW0
「……そうよね。アキが勉強だなんて、今頃槍が降ってるもんね」
「安心しました」
二人とも、その反応はどうかと思う。
『あの吉井が勉強する訳ないもんな』
『何だ、須川の勘違いか』
あれ?誤解が解けたのに全然嬉しくない。
「明久、どうして涙目になってるのじゃ」
「皆の理解力に感動してるんだ・・・・・・」
そろそろ、皆に僕が馬鹿でない事を証明した方が良いかもしれない。
「済まない吉井。俺も気が立っていたようだ」
須川君が謝ってくる。
「良いんだ。分かってくれれば」
「だが、どうしてお前が木下の教科書を?」
「さっき、お姉さんが来て渡してくれって。混ざってたみたいだよ」
秀吉に教科書を手渡す。
「そうか。済まんのう明久、手間をかけさせた」
「そんな事はないよ。それじゃあ、僕はこれで」
早く手紙の内容を確認せねば、昼休みに待ち合わせだったりしたら折角のチャンスが水の泡になってしまう。
再び教室を出る。
「……あ、吉井」
「あれ、霧島さん」

14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:52:54.46 ID:KVNSA9RoO
紫煙

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:53:41.71 ID:CS0afT8U0
しえん

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:56:13.38 ID:z+zd+SoW0
今度は霧島さんに声をかけられた。
「……丁度良い所に。これを雄二に渡してほしい」
「手紙?」
霧島さんから二つ折りの紙を渡された。
「……違う。でも、雄二に渡せば分かると思う」
「でもどうして僕に?雄二なら中にいるよ」
いつも積極的な霧島さんがどうして。
「……この後教室移動。それに、皆の前で直接渡すのは…少し恥ずかしい」
「?まあ、良く分からないけど渡しておくよ」
再び教室に戻る。それにしても霧島さんが恥ずかしがるだなんて一体何なんだろう。
「雄二。よく分かんないけど霧島さんから」
ちゃぶ台前に座っていた雄二の所へ行き手紙を渡す。
「ん、翔子から?一体何だ―――くっ!」
雄二が手紙を開いた所で顔色を変えた。手紙を覗きこんでみると紙には婚姻届と書いてあった。
成程。確かに皆の前で直接渡すのは恥ずかしいかもしれない。
「あれ?付箋があるね。何々『ここに名前を書いてくれたら保管してる方を渡す』だって。
良かったじゃん雄二、霧島さんの持ってる婚姻届、欲しかったんでしょ?」
「ここに名前を書いたら本末転倒だろうが!!!」
「じゃあ、あっちの方を諦めるしかないね」
「あっちも諦めん!必ず回収してやる」
何でこいつはそこまで意固地になっているのだろう。僕なら即名前を書き込むのに。

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 15:59:22.37 ID:z+zd+SoW0
おっと、雄二なんかの相手をしてる暇はない。さっさと手紙を読まないと。
「じゃあね雄二。結婚式の料理楽しみにしてるから」
「意地でも結婚なんかするか!!!」
出口へ向かう。そこでAクラスの工藤さんが出ていくのが見えた。
「工藤さん?」
その瞬間、教室のドアがFクラスの面々によって閉められた。この殺気は異端審問!?
「土屋。今渡された物を見せてもらおうか」
須川―――いや、審問会会長がムッツリーニに迫っていた。何だ、何か貰ったのか。
「…………安心しろ。手紙ではない。写真だ」
ムッツリーニが答える。どうやら、工藤さんから何か渡されたらしい。

18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:03:19.54 ID:z+zd+SoW0
Fクラス男子の皆が注目する中、ムッツリーニが持っていた封筒を開ける。そして、中から写真を取り出し―――

ゴバッ (ムッツリーニがちゃぶ台に倒れる音)

ウプッ (僕と須川君をを含めた写真を見た奴らが嘔吐を我慢する音)

写真には海パン一丁の鉄人の姿が写っていた。
ムッツリーニの手から離れた写真はそのまま宙を舞って畳の上に落ちる。
「「「グボァ!!!」」」
それによって二次災害が起きる。
「な、何で、鉄人の写真が……」
吐き気を我慢して呟く。
「…………お、恐らく、トライアスロンの練習」
気絶から復帰したムッツリーニが答えを出す。
「ど、どうして、工藤さんがそんなものを持ってるの?」
「か、考えるに、水泳部の練習に、鉄人が参加したのを撮ったとか、そんなのじゃないか」
同じく吐きそうになっている須川君が正解らしき事を言った。
「でも、どうしてそんなものをわざわざ…」
「…………俺への嫌がらせ」
ムッツリーニが紙を取りだした。
そこには可愛い字で『期末テスト負けないからね』と書いてあった。

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:07:23.91 ID:z+zd+SoW0
「それが封筒に?」
「…………悪質」
工藤さん、なんて事をしてくれるんだ。これは死人が出てもおかしくない位の悪戯だよ。
そんな中、誰かが教室に入ってきた。
「よ〜し授業始めるぞ〜」
鉄人だった。
「「「ウエッ」」」
本人の突然の登場に、その場にいた全員が思い出し嘔吐しそうになった。


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:10:15.38 ID:z+zd+SoW0
その次の休み時間。

鉄人の顔を見るたびに例の写真が頭に浮かびあがってくるという地獄の授業が終わった。
お陰で休み時間になっても動く気力が全く戻らなかった。授業が終わってどれくらい経ったんだろう。
クラスを見渡してみると殆どの生徒が僕と同じ状態だった。本当に末恐ろしい写真である。
鉄人はいい加減危険物として扱うべきではないかと考え始めた所で秀吉が話しかけてきた。
「みんなどうしたのじゃ?気分が優れておらぬようじゃが」
「どうしたの?アキまで顔色悪いわよ」
「大丈夫ですか?」
美波と姫路さんも会話に参加。どうやら、かなり心配をかけてるようだ。
「大丈夫。ちょっとショッキングな出来事があっただけだよ」
写真はグロ画像に匹敵するほどおぞましいものだったけど。
「何があったんだ?婚姻届を細切れにしていたから何があったか分からなかったんだが」
今度は雄二が登場。くそ、お前は被害を受けなかったのか。
ここはムッツリーニを呼んで例の写真を見せてやろう。同じ苦しみを味わうがいい!
「ムッツリーニ!」
「…………何だ?」
ムッツリーニが歩いてくる。

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:13:30.52 ID:z+zd+SoW0
「さっきの写真を雄二が見たいって」
ムッツリーニが血相を変えた。
「…………本気か」
「ん、さっきの時間何が起きたのか知りたくてな」
「…………待ってろ」
ムッツリーニが封筒を取って戻ってくる。
「そういえばムッツリーニ。よく回収できたね」
「…………あれをあそこに放置しておくのは危険だった。本当ならすぐにでも可燃ゴミに出して置きたかったが、動く気になれなかった」
「僕と同じだね」
恐ろしや鉄人。
「で、その写真って言うのは何だ?」
「ああ、それはね――」
封筒から写真を取りだす。
「これさ!!!」
「ごふっ!!!」
雄二の目の前に写真を突き付けた。近い分僕らよりダメージが大きい気がしたが気にしない。
写真を見た雄二が慌てて口を押さえた。

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:15:58.16 ID:z+zd+SoW0
「なんじゃ?わしらにも見してくれんかのう?」
「何なの?」
「何ですか?」
女子三人がそう言って写真を覗こうとしてきた。完全に興味を持ってしまったらしい。僕は急いで写真をポケットに仕舞い込む。
これを見せる訳にはいかない。
「い、いや!これは見ない方がいいよ!絶対!」
「…………(ブンブンブン)」
ムッツリーニが物凄い勢いで首を縦に振っている。
「そうか。雄二の様子もおかしいし、ここは退いておくかのう」
「仕方ないわね」
「機会があったら見せてくださいね」
大丈夫。その機会は絶対に与えないから。
青い顔になっている雄二が僕に叫んだ。
「明久!てめえ、なんてモン見してくれんだ!?」
「雄二が見たいって言ったんじゃないか」
「くっ!成程、クラスの連中が授業中おかしかったのはこういう事か……」
雄二も納得してくれたようだし、良かったよかった。

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:20:29.06 ID:z+zd+SoW0
「そうだ明久、携帯を貸してくれないか」
「ん?どうして?」
「また翔子の奴に電話帳全部消されてな。打ち込むより通信した方が手間がかからないだろ」
「ああ。分かったよ」
ポケットから携帯を取り出す。ついでに何かがはらりと落ちた。あれ?手紙だ。
「明久、何じゃこれは?」
秀吉に拾われた。ヤバイ。
「それ、アキが朝もらってた競泳水着愛好会の手紙じゃない」
「競泳水着?そんなものがあるなんてわしは知らんぞ」
演劇部所属の秀吉のお言葉。マズイ。急いで取り繕わないと。
「さ、最近出来たらしいんだよ!」
「…………そんなものはない。俺の情報網に誓って断言できる」
「ムッツリーニ!断言しなくて良いから!」

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:22:23.61 ID:oIJP8CAa0
sageでもROMは居るから頑張れ

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:24:21.32 ID:z+zd+SoW0
「って事はあれか。ラ―――」

「そおい!!!」

「ごふっ!」

雄二が鳩尾を抑える。よし、綺麗に決まったな。雄二は少し頭が回り過ぎる。

「木下、読んで確認してみましょうよ!きっと前みたいに脅迫状よ!」

「そうですよ!きっと何かの脅迫状です!」

「二人とも!何でそんなに脅迫状にしたがるの!?」

僕にだってラブレターは来てもいいはずだよ!

「ふむ。では――『拝啓吉井明久様。突然の事で驚くかと思いますが、自分の気持ちにこれ

以上嘘は吐けませんので、正直に書きたいと思います。吉井君、あなたの事が大好きです。愛

しています――』うむ。完全にラブレターじゃのう」

「わあああああ!!!!!」

慌てて秀吉から手紙を取り返しポケットに仕舞い込む。

直後、ドス、ドス、ドスと僕の後ろの壁にカッターが刺さる。ひぃ!


この方が良いのかな

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:26:41.78 ID:z+zd+SoW0
「アーキー、誰からの?返事は?どう死にたい?」

「最後の質問はおかしいと思うよ美波!」

「明久君これは不幸の手紙ですよねそうですよね回さないと不幸になるんですよね、あと
火葬と土葬と鳥葬と水葬と散骨のどれが明久君は好きですか?」

「姫路さんそれに答えると僕はどうなるの!?僕をどうするつもりなの!?」

「明久。お前との学校生活、案外悪くなかったぜ」

「雄二!何で僕がもう死ぬみたいな事言ってるの!?」

「…………大丈夫だ。葬式の写真はセーラー服姿にしておく」

「ムッツリーニ!何処も大丈夫じゃないないから!家族が二つの意味で悲しんじゃうから!」

「すまぬ明久。わしが不甲斐無いばっかりに……」

「秀吉まで!?もうこのクラスに僕の味方はいないの!?」

「裏切り者に死を!!!」

『死を!!!』

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:28:04.86 ID:z+zd+SoW0
くそう、万事休すだ。打つ手が見つからない。

「はい、そろそろ休み時間は終わりですよ」

先生が教室に入ってきた。ナイスタイミングだ。

『チッ、命拾いしたな吉井』

『コロスコロスコロス』

『首洗って待ってろよお!』

一時的ではあるが僕の命は助かった。

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:30:40.93 ID:z+zd+SoW0
授業も残り数分という所。

殺伐とした雰囲気の中で、授業を無視しながら必死に逃走の算段を考えていた。

Fクラス男子がチャイムと同時に飛びかかってくる事は分かるのだが、そこからの逃げる算段が少しばかり不安だ。

クラスのほぼ全員が敵なので、窓際の自分が教室の外に逃げ出げようとするのは至難の業である。

おまけ、雄二がさっきから何か書いて回しているのを見るとあいつの指揮の元にFクラスの面子が動いてくるのが分かる。

烏合の衆を相手にするならまだしも相手は異端審問会+α。団結力だけでみたら他クラスを圧倒しているだろう。

状況は絶望的だったが、打開策が無い訳ではない。武器はちゃんと僕の手中にある。

目を閉じて精神を集中する。次に時計を確認。後5秒だ。4、3、2、1―――

『おおおおおおおお!!!!!!』

チャイムは皆の怒声でかき消された。

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:33:47.06 ID:z+zd+SoW0
予想通りFクラス男子が飛びかかってきた。さて、早速切り札を使わせてもらおう。

「行け鉄人!!!」

飛びかかってくる奴ら全員に先程の鉄人の写真を向ける。

『ぐおおおおお!!!』

『目があああ、目が腐るううう!!!』

飛びかかってきた奴ら全員が悶える。さすが鉄人の写真。効果は抜群だ。

この隙に急いでドアに向かう。

「行かせるか!」

「その命、ここにおいて逝け!」

二人の門番が立ちはだかる。やはり雄二の奴、ちゃんと門番まで配置してたか。

「そこをどけぇ!!!」

写真を突き出す。

「「ぐほおおおおお!!!」」

門番が目を押さえてしゃがみ込んだ。

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:37:17.43 ID:z+zd+SoW0
教室を抜けて右に走る。このまま人の多い新校舎に逃げ込めば姿をくらます事が出来るはずだ。そして、今は昼休み。

購買や食堂に移動する生徒が一斉にそちらへ向かう時間だ。

『新校舎側に向かったぞ!』

『動ける奴は吉井を追跡!そうでない者は回復に当たれ!奴を逃がすな!』

Fクラスから指示の声が聞こえた。流石に全滅は無理だったか。

Eクラスの前を抜け、渡り廊下を走る。前方には予想通り、食堂と購買に向かう人で波ができ

ていた。よし、この波を利用して―――


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:40:26.10 ID:z+zd+SoW0
「坂本。吉井を階段の所で見失った」

「明久があの写真を持っていたのは予想外だったな」

「…………済まない」

「いや、お前のせいじゃない。それよりもこれからどうするかだ。正直同じ階にいるとは
考えにくいが、一応念を入れておくか。ムッツリーニ、姫路、島田はこの階の、
その他は食堂購買の方の捜索をしてくれ。俺と須川はここで待機して適宜指示を出
す。こまめに連絡して情報をよこしてくれ。それじゃあ、健闘を祈る!」

『おう!!!』

「……のう?雄二」

「ん?どうした秀吉」

「わしはどうすればいいのじゃ?」

「ムッツリーニ達と同行して欲しいんだが、今回お前は動かなくても良い」

「何故じゃ?」

「お前は明久に情けをかけちまうかもしれんからな」

「むっ!わしだってやる時はやるぞい!」

「そうか。なら、ムッツリーニ達についてってくれ」
「了解じゃ!」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:42:32.93 ID:z+zd+SoW0
一階・購買近く。

購買へ向かう列に紛れ込んで、購買近くまで来た。

流石にここまでくればすぐに見つかる事はないだろう。

しかし、向こうは人数が居る。ここもすぐに捜索隊が来てしまうだろう。何処か安全な場所を探さないと。

「あ、吉井君じゃん」

「あれ、工藤さん」

声をかけてきたのはAクラスの工藤愛子さんだ。

「どうしてここに?」

「どうしてって、この時間に購買に来る目的なんてひとつしかないよ〜」

「ああ、昼食ね」

「そ。吉井君も?」

「いや。ちょっと追われてて」

「追われてるって誰に?」

「Fクラス」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:43:47.10 ID:z+zd+SoW0
「Fクラス?どうしてまた自分のクラスに?」

「いやあ、それにはいろいろと事情が」

「あ、ひょっとして噂の異端審問会ってやつ?」

「噂になってんの?

「まあね。そうか〜、って事は吉井君はラブレターでももらったのかな〜」

「ん、良く分かるね」

「ふふ。伊達に実践派は名乗ってないよ」

うーん。これ以上話していると追いつかれるかな?

「じゃ、じゃあ僕は急いでるから。またね工藤さん」

「あ、待って」

「ん?」

立ち去ろうとした所で止められた。まだ何か用があるのだろうか。

「協力するからさ、話を聞かせてくれない?」


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:45:33.02 ID:z+zd+SoW0
Aクラス教室

「……愛子からメール」

「メール?何かあったのかしら?」

「……『ちょっと吉井君とデートしてくるから戻れない。先に食べてて』だって」

「?何で愛子が吉井君と?」

「……さあ?」

「霧島さん!」

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:47:27.70 ID:CS0afT8U0
C

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:47:50.78 ID:z+zd+SoW0
「何してたの?」

購買で菓子パンを買った工藤さんと僕は水泳部の部室に向かっていた。

彼女に事情を話すと、水泳部の部室なら安全じゃないかなという案が出た。確かに流石の雄二でも僕が水泳部の

部室にいる事なんて予測できないだろう。そこでなら手紙もじっくり読めるし、昼休み全てをそこで過ごすことも可能だ。

Fクラスの皆は授業中には基本攻撃してこない。つまり、ひとまずこの昼休みを乗り切ればインターバルを得られる。

そこから、実は脅迫状でしたとでも白状すればいいだろう。

とにかく今の見敵必殺状態のFクラスから逃げ切らなければ。

「ああ、代表と優子にメールをね。二人とも僕を待っててくれてるだろうから」

「何だか悪いことしちゃったね」

「ん?何が?」

「いや、三人でお昼食べる予定だったんでしょ。だから――」

「いいのいいの。私から首突っ込んだんだし。それに、面白そうだしね」

「工藤さん。僕は割と笑えない状況なんだけど……」

「ああごめん。捕まったら酷い事になるんだったね」

工藤さんが苦笑する。しかし、彼女の気持ちはなんとなく分かる。当事者じゃなければこれ以上面白い事態はないかもしれない。

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:50:03.67 ID:z+zd+SoW0
「それで、水泳部の部室ってあとどのくらいかかるの?」

「ん。もうすぐだよ」

工藤さんが笑って答える。

「なら良いんだ。これで追手とはおさらばだろうし」

「でも、購買に割と人が居たからね。もしかしたら、追手が来るかもよ」

僕と工藤さんが一緒にいる所をか。工藤さんはともかく、皆僕なんか気にも留めてないと思うんだけど――

「一応、用心するに越したことはない、と」

「そういう事」

「……でも、どうして僕に協力を?」

「言ったでしょ、面白そうって。それに、ちょっと羨ましくて」

「……臨死体験が?」

「違う違う。こうやってクラスで馬鹿騒ぎするの」

「馬鹿騒ぎ……まあ、Aクラスから見たらそうだろうね」

「悪い意味じゃないよ。こうやってクラスをあげて行動するなんて、試召戦以外じゃ絶対にあり得ないからね。そういう所は
Fクラスが羨ましい」

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:52:25.28 ID:z+zd+SoW0
Aクラスは成績優良者の集まりだ。だから、Fクラスの――例えば今のような出来事は絶対に起こらない。勿論Fクラスだって

毎日のようにこんな騒いではないが、Aクラスと比べたら圧倒的に騒ぎを起こしている回数は多いだろう。むしろ、Aクラスで騒ぎが起こる訳がない。

なぜなら、彼らは成績優良者であり、同時に優等生だ。馬鹿騒ぎを自分から起こす理由なんてあるはずがない。

「確かにAクラスじゃこんな騒ぎ起こらないもんね。でも、駄目だよ工藤さん。Fクラスが羨ましいなんて言っちゃ」

あそこは、待遇も扱いも最悪で最低なFクラスなんだから。

「そうかもね。でも、Aクラスじゃこんな事は起こらない。だから、騒ぎを起こすFクラスにちょっと混ぜてもらう。それくらいしてもいいでしょ?
だって、私達だってたまには騒ぎたいもの」

工藤さんが無邪気に笑う。きっと、純粋にこの騒動を楽しみたいとかそんなところなのだろう。

何にせよ、協力者がいる事は素直にうれしい。一人では出来る事が限らているのだから。

「着いたよ」

工藤さんが水泳部と書かれた張り紙のある扉の前で止まった。

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:55:07.32 ID:z+zd+SoW0
「もしもし。ムッツリーニか」

『…………情報が入った。標的は現在、工藤愛子と一緒にいる』

「どうしてまた……。場所とかは分からないのか」

『…………分からない。霧島翔子に連絡があって、彼女が返信しても「秘密」としか返ってこなかった』

「……工藤愛子か」

『…………あと、姫路と島田の殺気が物凄い』

「ん?工藤と明久が一緒にいるからか?」

『…………奴からの連絡内容が「吉井とデートしてくる」だった』

「成程な。それでお前らの現在位置は?」

『…………Aクラス』



40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:55:15.39 ID:cpWejlCz0
工藤さんの一人称はボク

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:55:52.42 ID:z+zd+SoW0
「……よし。ムッツリーニ、そのまま水泳部の部室に向かってくれ。姫路と島田は絶対に連れて行けよ。そこが外れだったら、
プールの方に向かってくれ」

『…………了解』

「……坂本、購買近くで吉井とAクラスの工藤愛子が話していたそうだ」

「そうか……。階段の見張りからは何の報告もないんだな」

「ああ、異常なしだ。定時連絡も問題ない」

「よし。階段の見張り以外を一階と校庭に向かわせろ。捜索範囲をこの二つに絞る。」

「了解――」

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 16:58:02.33 ID:z+zd+SoW0
不覚。指摘どうも


「それで、どんなラブレターもらったの?」

水泳部部室内。隣の椅子に座る工藤さんからそんな質問を受けていた。

部室を使わせてもらっている訳だし、少し恥ずかしいが彼女になら見せても良いかもしれない。彼女に見せても手紙は失くならないのだろうから。

ポケットから手紙を取りだす。

「こんな感じの」

「おお、本当にラブレターだね」

手紙を開く。そういえば、ちゃんと中身を確認するのは初めてじゃないか?

「『拝啓吉井明久様。突然の事で驚くかと思いますが、自分の気持ちにこれ
以上嘘は吐けませんので、正直に書きたいと思います。吉井君。あなたの事が大好きです。
愛しています』」

ここまでは秀吉の読んだ通り。問題はここからだ。

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:00:42.94 ID:z+zd+SoW0
「あ……」

「ん?どうしたの?」

工藤さんが小さく声をあげた。

「ううん、ちょっとこの手紙変だなあって」

「変?」

「とりあえず、最後の行まで読んでみて」

「へ?『このような手紙を受け取って吉井君は迷惑かもしれませんが、もし吉井君にその気があるのなら本日の――』ってあれ?
ここで文が止まってる」

「変でしょ。それと文字の脇の所、手紙の色が落ちてる。ちゃんとしたラブレターなら下書きをしてから書くから、
横に何か書いて消したりしないよ」

「という事はつまり――」

「練習用だと思う。差出人の名前だって無いでしょ」

「あ」

一番下の行を見ても他の何処を見ても差し出し人の名前が書いていない。自分と手紙を守る事に夢中で気付いてなかった。

「これじゃあ、誰が書いたかもわからないじゃないか……」


水泳部部室は校舎の一階という事で

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:03:04.65 ID:z+zd+SoW0
「でも、少なくとも君に好意を抱いている人がいるって事じゃない」

「そうか!今はまだ来ないけどいつかは僕にも春が来るって事だよね!」

「ははは」

工藤さんが苦笑した。何故だろう。僕が単純だったからか?

そんな時、部屋の外から誰かが走ってくる音がした。

「!追手か?」

声を殺す。

その音はこの部屋の前で止まった。直後、物凄い勢いでドアノブが回された。

「開かないわ!」

この声は美波。

「…………任せろ。三十秒で開ける」

ムッツリーニまで。遅れていくつかの足音が聞こえた。くそう、何故ここがばれた!?

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:06:36.96 ID:z+zd+SoW0
「吉井君!とにかくこっちへ!」

工藤さんが小声でそう言って、僕の手を引いた。

向かったのは壁際にあるロッカーの内のひとつ。まず僕が先に入って、次に工藤さんが入りロッカーを締める。

慌てて閉めたので、ばれてないか不安だ。

「一体何でここが」

「もしかしたら、代表に送ったメールがまずかったのかも」

「どういう事?」

「『吉井君とデート』って送っちゃったんだよね」

「え?」

「きっと、それが島田さんに伝わっちゃったんだと思う」

「うわあああ」

僕の命があああ。

「でも、島田さんと代表につながりがあるなんて予想外だったなあ。ごめんね吉井君」

「……謝らないで工藤さん。多分霧島さんとつながりがあるのは美波じゃなくて姫路さんだろうから」

成績も近いし、この前のプールではチームが同じだった。きっとその時にでも仲良くなったのだろう。

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:09:06.53 ID:z+zd+SoW0
「成程。確かに彼女なら……」

「それに、どの道Aクラスにも捜査の手が伸びていただろうし」

僕が人の波に紛れたのは階段前。そこで姿を見失ったのなら、階段を下りたか波を超えて別のクラスに隠れることになる。

ABCDの中で僕の知り合いが多いのはAクラスだし、階段に一番近いクラスもAクラスだ。調べるのならまずAクラスからだろう。

カチャリとドアの開く音がした。

「アキィ!!!大人しく死になさい!!!」

「明久君!!!」

やはり姫路さんも一緒か。

「誰もおらんようじゃのう」

秀吉まで!?何でだ秀吉、君だけは僕の味方だと思っていたのに。

「そういえば吉井君。ボクたち今凄く密着してるよね」

止めて工藤さん!ならべく意識しないようにしてるんだから!

47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:11:03.25 ID:z+zd+SoW0
今、ロッカーの中は左半分が僕、右半分には工藤さんが、それぞれ向き合っ入っているような状態だ。といってもロッカーの中

は人二人が入るようにできておらず、工藤さんが僕に寄り掛かって何とか収まっているのである。

「あれ?吉井君、ドキドキしてるよ」

僕の胸板に手を当てているせいか、彼女に鼓動が伝わっているらしい。暗くてよく見えないが、恐らく悪戯っぽい笑みを

浮かべているに違いない。

「嬉しいなあ。ボクなんかで吉井君が興奮してくれるなんて」

「工藤さん!からかうのは止めてよ!」

あくまで小声で怒鳴る。今の状況を見られたら、比喩じゃなくて間違いなく殺される。出来る限り酷いやり方で。

「…………椅子がまだ暖かい。近くにいるかも」

ムッツリーニ!余計な事に気がつかなくて良いから!

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:12:48.50 ID:z+zd+SoW0
「近く、ねえ」

「もう行ってしまった後かもしれんぞい。追うなら急いだ方がいい」

「あ、あのう。とりあえず、明久君の携帯にかけてみたらどうでしょうか。もしここに隠れてるのなら鳴るかもしれませんし」

「…………雄二に連絡する」

ムッツリーニのそんな声が聞こえた。そっか、携帯まだもってないのか。

「瑞希。流石にアキが馬鹿でもこんな時位携帯の電源――」

ピリリリリリ。

あれ?

「「「「え?」」」」

ロッカーの中と外からそんな声が聞こえた。

「吉井君!携帯の電源切ってないの!?」

工藤さんのそんな小さな声。

「忘れてたあ!」

何やってんの!僕の馬鹿ぁ!

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:15:28.92 ID:z+zd+SoW0
「あのロッカーからじゃな」

「あのロッカーよね」

「あのロッカーですね」

「…………確定」

ばれた!どうする!?このままここにいても死ぬだけだ。ならいっそのこと一か八かで飛び出すしか――

「ごめん工藤さん!!!」

「え?」

そう叫んでロッカーから飛び出る。窓は確か部屋の奥だから――

「ちょっと、吉井君!?」

「あ、待ちなさいアキ!!!」

「明久君!!!」

一瞬で窓の所まで走っていき、鍵を開けて外に飛び出る。部室が一階で助かった。

「見事な早業じゃったな……」

「…………雄二、明久発見。応援をよこせ」

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:19:23.47 ID:z+zd+SoW0
部室棟から逃げられたものの、このままただ校舎に戻っても応援が来て捕まってしまう。なので、一旦建物に沿って逃げ、応援部隊を引きつける。

ある程度鉄人の写真で行動不能にした後校舎に戻り、校内で応戦しながら昼休みを乗り切る。作戦でも何でもないが、こうなった以上他に方法はない。

『いたぞ!!!吉井だ!!!』

前方からFクラス男子四人がこっちに向かってきている。くそう、思ったより到着が早い。校庭にまで捜索隊を出していたか。

『くたばれえええええ!!!!!』

四人が襲いかかってくる。やれやれ、学習しない奴らだ。

「喰らええええ!!!」

ポケットから鉄人の写真を取り出す。

『ぐおおおおお!!!』

四人とも目と口を押さえ悶絶する。ふはは、鉄人パワーここに健在だ。

悶絶する四人を無視して走り続ける。あそこの角を曲がれば、校舎の正面側だ。

待っててね、手紙の書き主さん。僕は絶対生き延びて見せるから。

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:20:49.95 ID:z+zd+SoW0
Fクラス教室

「坂本、またやられた。これで四隊目だ」

「くそ、鉄人の写真がここまで戦線に影響を与えるとは……」

「どうするんだ?まさか、このまま手をこまねいているだけではないだろう」

「ああ。確か明久は正面玄関に向かってるんだったよな。それなら策はある」

「鉄人の写真に対抗できる奴がいるっていうのか?」

「恐らく、明久は写真を使えないだろう。いや、使わないだろう」

「そんな奴が――ああ」

「納得行ったようだな。奴の事だ。きっと使わないだろうさ」

「そうだな。なんたって―――」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:23:15.28 ID:z+zd+SoW0
部室棟って何処だよw水泳部部室でした。



部隊を鉄人の写真で何とかかわし、正面玄関までたどり着いた。後ろから追いつかれないようにさっさと校舎に身を隠さないと。

「…………来たな明久」

「ムッツリーニ」

正面玄関から廊下に入った所でムッツリーニが現れた。

「…………お前には失望した」

「羨望の間違いじゃないの」

「…………そうかもしれない。いや、間違いなくそうだろう」

「なら、分かってくれムッツリーニ。君が僕の立場だったら、同じ事をするだろう?」

「…………俺なら――もっと上手くやる」

「そうだね。君なら確かに上手くできるかもしれない。でも、僕は違うんだ。僕は馬鹿だから、観察処分者だから、こんなやり
方しかできない」

「………………。……前言撤回。明久。お前はここまでよくやった」

「寡黙なる性識者に褒められるなんて光栄だよ。なら、そこをどいてくれないか。これ以上、仲間を傷つけたくないんだ」

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:27:34.13 ID:2D2OMte60
しゑ

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:28:21.44 ID:z+zd+SoW0
「…………それはできない。なぜなら俺は――Fクラス(お前の仲間)だから」

やっぱりか。最初っから退く気なんてないみたいだね。

「残念だよムッツリーニ。仲間を手にかけなければいけないなんて」

ポケットに手を入れる。想像力豊かなムッツリーニなら、しばらくは復帰できまい。

「…………安心しろ。お前の相手は俺じゃない」

ここでムッツリーニが下がる。え?ムッツリーニが相手じゃない?

代わりに脇から姫路さん、美波、秀吉の三人が登場する。

「アキィ!会いたかったわぁ、死ぬ前に言いたい事はある?」

「明久君。工藤さんとあの狭いロッカーの中で一体何をしていたんですか?」

「すまんのう明久。わしもFクラス男子という事を証明せねばならんのじゃ」

「なっ!?」

女子三人!?この三人相手じゃ鉄人の写真は使えない。ここは一旦退いて、校庭に戻った方が得策だ。

振り返って校庭に向かおうとしたが、玄関の外には復帰したFクラス男子が待機していた。その数ざっと二十。写真でどうこうで

きる数じゃない。

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:31:22.52 ID:z+zd+SoW0
その間にジワリジワリと距離を詰めて来る三人。

「観念なさいアキ。もう何処にも逃げ場はないわ」

「年貢の納め時ですよ。明久君」

「大人しく投降すれば、命だけは助けてやるぞい」

秀吉、やっぱり君は分かってないよ。他の皆は殺す気で来てるんだから。

前には美波達、後ろにはFクラス男子、横には下駄箱。逃げ道は何処にもない。

万事休す。完全に詰みだ。もうどうしようもない。でも、でも、それでも――

「それでも!僕は諦めない!」

下駄箱をよじ登る。こんな事をするのは小学校以来じゃないだろうか。

「ちょっとアキ!往生際が悪いわよ!」

「明久君!!」

二人の声を聞きながら下駄箱の上に立つ。位置はちょうど真ん中。うん、助走を付けるにはちょうどいい位置だ。

僕は思いっきり廊下に向けて走り出す。

美波と姫路さんの二人は登ってこれない。だって、スカートだから。

後ろの男子は登ってこれない。だって、鉄人の写真を使われるから。

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:33:43.10 ID:z+zd+SoW0
唯一、二つの条件を満たしていない秀吉が登ってくるのが見える。

けど、もう遅い。

「いっけえええええ!!!」

秀吉が登り切る前に、僕は思いっきり飛んだ。美波と姫路さんの二人のラインを飛び越えるために。

ダンッと着地。少し膝にキたがそんな事は関係ない。そして、そのまま廊下を走る。

「っ!?アキ!待ちなさーい!!」

後ろから美波の叫びが聞こえる。やった!あの状況を脱出してやったぞ!

振り返って状況を確認。美波と姫路さん、遅れて秀吉とムッツリーニの姿が見えた。

どうやら、神様は僕をまだ見捨てて――

「へぶっ!」

何かにぶつかって尻餅をつく。何だ?感触からして壁のような――

「吉井。貴様、教師の前で廊下を走り挙句ぶつかってくるとはいい度胸だな」

「げえ!鉄人!?」

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:35:43.92 ID:z+zd+SoW0
今日何度もお世話になった鉄人だった。

「西村先生だと、何回言えば分かるんだ!!!」

「ひいいいいいすみません!!!」

鉄人とは反対方向に走り出す。あれ?反対方向?

「ぐはっ!」

直後世界が反転した。

「ア〜キ〜、先生がお怒りよ〜」

いつもとは逆さに映る美波に、一本背負いされたのだと気付くのに数秒かかった。

そして同時に、僕の逃走劇が幕を閉じた事を知った。

さようなら、僕。来世ではもっと良い人生が歩めますように。

「ねえ美波、遺言の事なんだけどさ。聞いてくれる?」

「何よ、言ってみなさい」

皆聞いてくれ。これが、僕の最後の言葉だ。


「今日は――白なんだね」

僕の意識が暗転した。

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:42:37.10 ID:z+zd+SoW0
以上で話はお終いです。
こんなオナニーにここまで付き合ってくれてありがとう。何か見返すと中学生みたいな文章で軽く鬱だ。
初めてで至らない所だらけだったのですが、楽しんでいただけたでしょうか?

以降おまけです。


「ねえ、久保君」

「何だい工藤さん。僕は割と忙しいんだが」

「知ってるよ。でもすぐに済むから聞いてほしいんだ」

「……手短に頼むよ」

「うん。君さ、ライトグリーンの手紙落とさなかった?」

「なっ!…何の事かな?」

「ふふ、隠さなくてもいいのに。あれね、吉井君の所に渡っちゃったみたいだよ」

「え!?」




59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:43:19.73 ID:z+zd+SoW0
「――やっぱり」

「………。何故僕のだと?」

「字がさ、前ノート見せてもらった時のに似てたんだよねえ」

「そうか」

「書きかけで良かった―――のかな?」

「気になる言い方だね」

「君としてはいっそ伝わった方が良かったんじゃないかとか思ってるかと」

「でも、結局は伝わっていない。これが事実だ」

「そうだね。でも、いつか伝えるんでしょ」

「ああ。それだけは言える」

「うんうん。頑張ってね、彼、倍率高いから」

「君に言われなくても分かっているさ」

「はいはい」



60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:50:13.71 ID:z+zd+SoW0
前日の放課後。Aクラス近くの階段。

霧島翔子は自主勉強を終えてこれから帰るところだった。

「……手紙?」

階段の所に二つ折の紙が落ちていた。

表にも裏にも何も書いていない。とりあえず紙を開いて読む。一行目には『拝啓吉井明久様へ』の文字が。

「……吉井にか」

すぐに手紙を折りたたむ。こういう物は書くのに凄く勇気がいる。そして、一番最初に誰に、一番最初に誰に最後まで読んで欲しい

のかを私は知ってしまった。

「………」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:52:01.66 ID:z+zd+SoW0
Fクラスの靴箱前まで来た。吉井の靴箱はどれだろう?

雄二に電話をかける。今回はちゃんとした用事だ。

『どうした翔子』

「……吉井の靴箱ってどの位置」

『そんなこと聞いてどうするんだ?』

「……いいから」

『……右から数えて××列目の上から○○番目だ』

「……ありがとう。これで雄二が喜ぶ」

『は?何で俺が喜ぶんだ?』

「……今から吉井の上履きを雄二の家に持っていく。私からのプレゼント」

『俺にはそんな変な趣味はねえ!!!』


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:52:46.99 ID:z+zd+SoW0
切られてしまった。ほんの冗談なのに。でも、今回は雄二のその読みの良さが役に立った。

こういう物は相手一人だけに読んで欲しいだろうから。私を含めた他の人には読んで欲しくないだろうから。だから、他の人に

は内緒にしておかないと。

「……頑張ってね」

手紙をしまった吉井の靴箱にエールを送る。

Aクラスの靴箱に行き、靴を履いて学校を出る。

帰ったら雄二に何をしてあげよう?何をしたら喜んでくれるだろう?


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:54:16.55 ID:z+zd+SoW0
バカテスト 【古典】
次の単語の活用形と意味を一つずつと活用の種類を答えなさい。
『べし』

姫路瑞希の答え
『べし 推量 ク活用』
教師のコメント
正解です。『べし』は意味が多くある単語ですので当てずっぽうに書いても当たるかもしれません。活用形もそのままの終止形を使っているので
模範的な解答ですね。この問題は比較的やさしく作りましたので、姫路さんには簡単過ぎたかもしれません。

島田美波の答え
『べす 昔近くに住んでいたアメリカ人 女』
まだ島田さんは日本語に慣れていないようですね。特に古典は日本に住んでいても分からないと言う人がいますので、それほど気に病まずにしっかり
勉強していけばよいと思います。それと落ち着いて問題を解いていくようにしましょう。しかし、何故ドイツにアメリカ人が住んでいるんでしょうか。
引っ越しですかね。

吉井明久の答え
『あべし 断末魔 他にひでぶなどが存在する』
吉井君の頭が世紀末なのは分かりました。あんまりふざけてると成績まで世紀末な事になりますから気を付けてください。

64 :1の前に張りたかった何か:2010/03/13(土) 17:55:57.26 ID:z+zd+SoW0
坂本夫妻の恋愛テクニック講座



「翔子、何でこのコーナーまたやるんだよ?」

「……葉書が殺到した」

「嘘つけ!一回目の見て真剣な相談送ってくる奴なんかいる訳ないだろ!」

「……では、早速。『突然ですが、仲良し夫婦のお二人に相談です』」

「また無視か。というか、この初めの言葉は定型句なのか?」

「……『私には好きな人がいるのですが、どう気持ちを伝えれば良いか迷っています。以前ラブレターを出した時は相手にうまく伝わらずに終わってし

まいました。そこで質問なのですが、翔子さんはラブレターなどを出した事はありますか?もしあるのならば、参考までにその時の経験などを教えてく
ださい』」

「思いっ切り真剣な質問だな……。しかし、この投稿主は随分と可愛い悩みを持ってるな。なんでこんな所に投稿してるか分からんが」

「……可愛い?」

「だって、ラブレター云々を訊いてくるって事はまたラブレターを出す気なんだろ。次のが相手にちゃんと伝わるか不安なんじゃないか。何と言うか、男

はそういう所に弱かったりするんだ」

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:56:49.80 ID:z+zd+SoW0
「………じゃあ雄二。私雄二にラブレター出したい。けど迷ってる。どうしたらいい?」

「何もしないでくれ」

「…………む」

「待て翔子!スタンガンを構えるんじゃぎゃああああああああああ!」

「……全く。――私はラブレターを出した事はないけれど、方法はどうであれ相手に気持ちを伝える事が大切だと思う。そうじゃないと何も始まらないから」

「お、俺はお前にもっと非暴力的な方法を取って欲しい」

「……分かった」

「本当に分かってくれたのか?」

「……うん。今度から精神方向に切り替える」

「余計性質悪いわ!」



66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 17:58:02.54 ID:z+zd+SoW0
「以上、『ウェストが細くなりますように』さんからのお手紙でした」

「名前に願望入れるんじゃねえ!自分でどうにかしろ!」

「…………む」

「だから、何でスタンガンをああああああああああ!」

「……乙女心が分かってない」

「ん、んなもん、分かるか。大体、非暴力は何処へ行った!?」

「……大丈夫。これからする。今のは準備」

「準備で人に武器を――おい!何で手を縛る!?」

「……逃げないように」

「お前何する気だ!?」

「……私達の小学校の頃の話。あの時の雄二はたくさんかっこいいっぽい事言ってた」

「止めろ!あのころ話なんか今聞いたら死にたくなっちまう!」

「あれは学校の図書室での事――」

「止めろおおおおおお!!!」

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 18:00:08.65 ID:giFcdZ/40
ageたほうがいいんでない?
人くるぜ


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 18:00:19.80 ID:z+zd+SoW0
これで本当にお終いです。お付き合いいただき本当にありがとうございました。

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 18:00:59.87 ID:z+zd+SoW0
>>67
来ますかね?

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 18:09:26.25 ID:z+zd+SoW0
あとがき

皆がSS書いているのを見て楽しそうだからやった。後悔しかしていない。

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 18:11:56.89 ID:giFcdZ/40
>>69
くるけどもう終わったじゃんwww


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 18:13:18.89 ID:oIJP8CAa0


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 18:16:18.39 ID:CS0afT8U0


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 18:54:44.75 ID:lQU+SucR0

よくがんばった

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