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【初心者】まったりけいおん!SS書いていくスレ【新規歓迎】

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 00:50:21.75 ID:GHlpBxXv0
・このスレは「けいおん!」関係のSSを皆で好きなように書き続けるスレです

・話を繋げてもいいし、複数の書き手による別の話同時進行でもおkです

・別に一人で書いても良いけどね

・読みやすさ重視のため酉を付けること推奨です

・次スレは>>950あたりが立ててください

・落ちても勝手に立てちゃってね

・まったり雑談でもおk。唐突に誰かSS書き始めたら皆飛んで喜びます

・ジャンルは問いません。けいおん!ならなんでもありです。カオス歓迎。

・(`・ω・´)ここのスレの住人は支援されると俄然、発情したみたいにやる気が出ます!(さるさん的に)

・ここに書いたら誰かが勝手にまとめwikiに載せてくれます。

・変態レスは自重・荒らしはスルーで


まとめwiki
http://www39.atwiki.jp/k-onvip/
(´・ω・`)SS初めての君もレッツトライ!!<ここまでテンプレ

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 01:01:36.95 ID:GHlpBxXv0


3 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 01:14:33.93 ID:bMJL+HF30 ?2BP(200)

>>1
乙です。
取り敢えず落ちないようにしないとなぁ('A`

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 01:30:02.90 ID:gy74DoqNP
>>1
最近いいのが浮かばないなぁ

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 01:36:13.55 ID:/PR/WuOOO
勉強してる間に落ちてた
>>1

6 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/01(木) 01:38:57.57 ID:waCHPsRU0
>>1さん乙です
やっと規制終わった

7 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 01:39:51.55 ID:bMJL+HF30
>>5
なんというかものすごいIDで……。

8 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/01(木) 01:41:44.89 ID:waCHPsRU0
>>7
すいませんワロタ

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 01:42:20.59 ID:/PR/WuOOO
>>7
ID「うおおお」

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 01:46:24.08 ID:gy74DoqNP
>>9
なんという雄叫び

11 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 01:48:39.63 ID:bMJL+HF30
>>9
ID「PR/うおおお」
なんという自己主張。

このいないタイミングだから進めよう……

12 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/01(木) 01:51:08.88 ID:waCHPsRU0
どこかであったネタです

けいおんをモンハンで

唯→片手剣
澪→太刀
律→双剣
紬→ガンランス
梓→弓

澪は何かプロみたいな感じがするので

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 02:13:51.68 ID:gy74DoqNP
唯「がおー」

紬「たーべちゃーうぞー」

澪「……」

梓「先輩に食べられるんだったら、別に……」

唯「えっ」

紬「えっ」

14 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/01(木) 02:21:24.95 ID:UKrqRnTg0
>>1乙っぽです♪

15 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/01(木) 02:23:49.59 ID:waCHPsRU0
澪「はい、籠入れて〜」

麦茶「籠入れて〜」

澪「はい、なめたん入れて〜」

麦茶「なめたん入れて〜」

なめたん「入れないよ〜ぶ〜」

16 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/01(木) 02:31:52.70 ID:waCHPsRU0
朝がつらいので寝ます
おやすみなさいです

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 02:44:05.36 ID:gy74DoqNP
おやすみなさい

18 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 02:56:22.60 ID:bMJL+HF30
駄目だネタが詰まって出てこない……
そうだ絵でも描こう。安価指定しないで適当に('A`

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 03:21:49.10 ID:/PR/WuOOO
澪「おちんちんびろーんwwwwwwww」

唯「は?」

律「おちんちんびろーんwwwwwwww」

唯「え?」

紬「おちんちんびろーんwwwwwwww」

唯「なにこれこわい」



ネタが無すぎると単発ですらこんなことになる

20 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 03:31:56.65 ID:bMJL+HF30
絵を描いてもなんか詰まってるとなんか見てもつまらない絵になるのと同じ現象ですかねぇ……?

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 03:36:05.64 ID:/PR/WuOOO
久しくまともに絵を描いてないので
その現象がよく分かりません

22 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 03:38:41.12 ID:bMJL+HF30
なんというか上手い下手とかじゃなく絵を見るとソレが安っちく見えるのですよ。
こんな風に描いたつもりじゃないのにと思ったりw


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 03:43:28.82 ID:/PR/WuOOO
分かるような分からないような……
昔ならもう少し理解できたかもしれない




一限目から講義があるというのに全く眠れません(^q^)

24 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 03:46:16.56 ID:bMJL+HF30
>>23
そういう時は講義で寝るという手を。


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 03:48:55.01 ID:/PR/WuOOO
当てられた時に死ぬ
殊にリスニングが

26 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 03:50:42.01 ID:bMJL+HF30
遥か昔にやった副作用込の眠気除去法がありますが、それでも試す気はあるかい^q^

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 03:52:41.57 ID:/PR/WuOOO
副作用か……

一応お願いします

28 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 03:56:48.44 ID:bMJL+HF30
>>27
1時間に1本ペースで眠眠打破を服用します。その時に珈琲も一緒に飲みましょう。
これで2日くらい起きてても余裕になりますが、次のような副作用(?)があります。

服用中…興奮、落ち着いているのが難しい。
服用しきった後…異常な倦怠感、腹痛、下痢、寝ても寝足りない感覚、食欲不振。

まぁ、下手すると意識が吹っ飛びかねないので程々に。

29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 04:00:56.45 ID:/PR/WuOOO
服用しきった後の副作用については今もそれに近いところがあるからまあいいとして

睡眠打破はどんな味?

30 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 04:02:41.94 ID:bMJL+HF30
珈琲味と抹茶味の2種類。個人的には珈琲味の方がマシに思えたところw

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 04:06:06.93 ID:/PR/WuOOO
そういう系統の苦さか……

とりあえず今から寝る努力をしてみて、一睡も出来なかったら、明日コンビニで買ってみます

32 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 04:07:25.12 ID:bMJL+HF30
>>31
苦いと思わせながら薬っぽさと甘味があるというカオス飲料だった気がするところダ

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 04:10:31.26 ID:/PR/WuOOO
カオス飲料……

出来るだけ飲まなくてすむように努力しよう

34 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/01(木) 04:50:27.84 ID:UKrqRnTg0
へんな時間に寝ちゃったから眠くないです…

35 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 05:32:12.95 ID:bMJL+HF30
保守しつつ小話……あぁ思いつかない。

36 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 06:06:20.14 ID:Asxm77sXO
乙はようございます
今日は…木曜日か
たまにわからなくなるなぁ…

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 06:06:58.63 ID:/PR/WuOOO
さて、近くのコンビニに売ってるといいな

38 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 06:22:20.28 ID:bMJL+HF30
おはようごぜぇます。
栄養ドリンクの味っておいしいよね!

39 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/01(木) 06:43:19.39 ID:3H0MfdkAO
天倉「う……憂ちゃん……なにを」

憂「最近お姉ちゃんが構ってくれません…だから天倉さんで練習です♪」
天倉「止して 私なんかとじゃ釣り合わないわ」
憂「そんなことは私が決めるんですよ? それじゃあそろそろ……いきますね……」

天倉「やっやめてー!!」
ー数時間後ー
唯「憂〜久しぶりにぷよぷよしよ〜?」

憂「お姉ちゃん弱いからつまらないもん」

唯「ぶー前はちょっと手加減してあげてただけだよっ今度はそうはいかないからね」

憂「へぇ私に本気で勝つつもりなんだぁ……いいよ相手してあげる」

唯「そうこなくっちゃね ただやるんじゃ面白くないから掛けをしようか」

憂「掛け?」

唯「買った方が天倉さんを一人占めできる!負けた方は一週間家事全部を任される」

憂「ほほぉいいよ やろう まぁ私には遠く及ばないだろうけど」

唯「そう言ってられるのも今のうちだよ」

思いつきで書きましたのでここで終了します

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 07:04:51.21 ID:/PR/WuOOO
眠すぎるとテンションが異様に上がる
今ならびっくりするほどユートピアも出来る気がする




気のせいだった

41 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 07:12:28.23 ID:Asxm77sXO
そうか?

俺はテンション下がるけどなぁ…

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 07:18:56.87 ID:/PR/WuOOO
下げてると寝てしまう
となると無理にでも上げなければならない
そうこうしているうちに訳が分からなくなって妙な上がり方をする

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 07:21:34.28 ID:1w9VfyVi0
ぐっもうにんえぶりばでぃ!

>>1乙ポニテ云々
テンションの上がった鶏肉が想像できない

44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 07:30:47.55 ID:/PR/WuOOO
>>43
おはよう


高揚感が沸き上がり、意味もなく歩き回ったり体を揺らしたりしています
ついでに微妙に多弁に

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 07:36:07.22 ID:1w9VfyVi0
>>44
なにそれかわいい
そしてなぜ多弁


毎朝恒例のお風呂にあずにゃん二号入れてくる

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 07:50:19.96 ID:/PR/WuOOO
>>45
何故だろう



そろそろ逝くか
睡眠打破売ってるといいな

47 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 08:02:33.92 ID:Asxm77sXO
では私も




お供え用の米と塩入れる袋忘れちまった…まぁいいか

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 08:11:17.03 ID:1w9VfyVi0
そいじゃ俺も




試験勉強してないけど勘でなんとかしよう

49 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 08:43:27.66 ID:bMJL+HF30
そういえば、世は中間試験に入るのか……3人分の中間試験対策いけるか?('A`

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 08:45:31.63 ID:1w9VfyVi0
あばばば全然解らん

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 09:35:38.41 ID:1w9VfyVi0
危ない

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 10:25:53.13 ID:x0ZN+gqOO
過疎過疎過疎

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 11:08:20.35 ID:PNtYk0EWO
1時間あずにゃんペロペロ

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 11:22:05.28 ID:Dmwtpba+O
させるかこのやろう

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 11:38:00.69 ID:/PR/WuOOO
予想より高く予想より不味くない睡眠打破

効果はそれなりに出ているようです

56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 11:39:30.83 ID:1w9VfyVi0
俺にもくれよ

57 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 12:24:02.23 ID:Asxm77sXO
ぶふぅ
腹一杯でござる

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 13:16:53.28 ID:1w9VfyVi0
一日の折り返し地点
さあ午後の部に突入だ!

59 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 13:43:50.19 ID:bMJL+HF30
あのあと寝てから今起きました。おこんにちは。

60 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/01(木) 14:11:04.64 ID:3H0MfdkAO
唯「天倉さん、私の妹に手をだしたんだって?」
天倉「え?私……そんなこと……」

唯「本人から直接聞いたんだよ?あの目や表情に嘘はついてなかったよ」
天倉「憂ちゃんは勘違いしてます………」

唯「勘違い?」

天倉「私と憂ちゃんは両者愛しあっt」

唯「あああああああああ!だから!憂は私のものなの!!わ・か・る!?」

天倉「ごごめんなさい!でっ、でも………」

唯「もう憂に近づかないで! 変なこともしちゃダメ!分かった?」

天倉「は、はい……」

唯「まったくもぅ……いい迷惑だよ」

天倉「憂ちゃん……」

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 15:08:02.30 ID:3H0MfdkAO
落ちちゃいますよ?

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 15:36:24.84 ID:Dmwtpba+O
律「梓、私の俺に手をだしたんだって?」

梓「え?私……そんなこと……」

律「本人から直接聞いたんだよ? あの目や表情に嘘はついてなかったよ」

梓「俺さんは勘違いしてます………」

律「勘違い?」

梓「私と俺さんは両者愛しあっt」

律「あああああああああ! だから! 俺は私のものなの!! わ・か・る!?」

梓「ごごめんなさい!でっ、でも………」

律「もう俺に近づかないで! 変なこともしちゃダメ! 分かった?」

梓「は、はい……」

律「まったくもぅ……いい迷惑だよ」

梓「俺さん……」

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 15:58:20.38 ID:Dmwtpba+O
30分梓

64 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 16:21:45.75 ID:bMJL+HF30
おっと?

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 16:24:12.14 ID:/PR/WuOOO
耐えきった……ZZZ

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 16:39:56.61 ID:EKaEvZax0
何度聞いても唯のふわふわ時間は受け付けないぜ……

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 17:06:03.85 ID:Dmwtpba+O
唯のギー太に首ったけは受け付けないぜ

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 17:06:57.68 ID:1w9VfyVi0
>>66
そうか……
雰囲気が唯にぴったりで割と気に入ってるぜ

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 17:08:12.61 ID:EKaEvZax0
ギー太に首ったけは好きだけどね!

ラップの部分が澪より残念で……

70 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 17:15:21.85 ID:Asxm77sXO
ムギー太にもう首ったけ

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 17:30:36.04 ID:Dmwtpba+O
残念なのは琴吹さんの眉毛だろ

72 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 17:33:14.66 ID:Asxm77sXO
>>71
お前校舎裏な

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 17:53:39.04 ID:PC9yUNnnO
>>71
ちょっと屋上に行こうぜ。久々に(AA略

74 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 18:09:06.71 ID:Asxm77sXO
>>73
お前とはうまい酒が飲めそうだな…

75 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/01(木) 18:10:00.15 ID:3H0MfdkAO
私…新人で恐縮ですけど……>>71はさすがにひどいと思います……


10分間レスがあれば琴吹袖さんは午後の麦茶さんのメイドさんになる!

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 18:10:29.25 ID:EKaEvZax0
澪ちゃん以外同じにしか見えない

77 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 18:26:24.17 ID:Asxm77sXO
>>75
ヤダ!俺がムギちゃんの使用人になるの!!

>>75
眼科行け

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 18:26:24.60 ID:Dmwtpba+O
梓と紬は全然違うだろ

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 18:27:04.56 ID:Dmwtpba+O
>>77
なにしてんだこいつ……

80 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 18:28:49.15 ID:Asxm77sXO
>>77
あれ…何やってるの俺…?

下のは>>76宛だかんね!!!

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 18:54:42.52 ID:1w9VfyVi0
26分

82 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 19:08:11.58 ID:Asxm77sXO
麦茶「悪魔と相乗りする勇気…あるかい?」スチャ

天倉「…!はい!」ガシッ

ツムギィ!

ジョォオカァー!!




( ○Y○)σ「「俺の三分紬の数を数えろ」ろ」

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 19:09:22.65 ID:Dmwtpba+O
5分梓

84 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 19:30:11.23 ID:Asxm77sXO
さらに五分たてばあら不思議、>>83が無効になっちゃいます!

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 19:46:44.10 ID:EKaEvZax0
澪「いつかすーなーおーなきーもーちーでー」

澪「あーいーにーいきーたいー」

澪「あーいーにあーふーれーたーみーじーかーいことーばよー」

澪「さーしーあーげーたーい」

俺「誰に?」

澪「そりゃもちろん俺に……」

澪「ってうわああああああああ!!!///」


スピッツ好きだ

86 :目次@携帯 ◆index/9a7s :2009/10/01(木) 19:49:30.17 ID:PC9yUNnnO
>>74
ニヤリ

87 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 19:55:15.52 ID:Asxm77sXO
>>86
俺を…欺いた…だと…?



麦茶「うわあああ許さない許さない許さない!君は純粋な僕の心を踏みにじったんだ!!!」

エヴァ初号機「グオオオオン!!!!」ガンッ!ガンッ!ガンッ!

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 20:25:58.28 ID:EiLvJEnn0
30分

89 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 20:46:33.35 ID:Asxm77sXO
ネタがない…

90 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/01(木) 20:55:44.94 ID:3H0MfdkAO
麦茶さんが直々に私を出演させてくださるなんて……///
う、うれしくなんかありませんからね?

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 20:56:41.72 ID:55Oc6XQJO
部室って何階にあるの?
やっぱり最上階かな?

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 20:58:29.30 ID:Dmwtpba+O
多分


階段昇ってすぐのとこにあるし

93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 21:01:29.27 ID:55Oc6XQJO
ありがとう。
校舎は四階建てだったっけ? そこんとこ記憶が曖昧で……。

94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 21:03:19.32 ID:EKaEvZax0
三階じゃなかったか

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 21:05:57.09 ID:55Oc6XQJO
三階建てだったか。手間かけてスマソ。

96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 21:29:23.92 ID:1w9VfyVi0
24分

97 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/01(木) 21:29:39.18 ID:bMJL+HF30
http://www1.kcn.ne.jp/~kbas/hp/burari_k-on.html

こんなサイトなら知ってるが……

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 21:53:40.16 ID:1w9VfyVi0
24分

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 21:55:03.78 ID:wb82o8A30
 

100 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/01(木) 22:01:18.61 ID:3H0MfdkAO
24分間1レスもなければ麦茶さんの略
です



24

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 22:03:54.12 ID:1w9VfyVi0
違います
24分間レスが無かったということです

102 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/01(木) 22:08:11.36 ID:3H0MfdkAO
そうだったんですか><

103 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 22:12:56.62 ID:Asxm77sXO
やっとカブトルートクリア
ダブルホッパー強すぎ泣いた
2対1は卑怯だぞ!この外道め!

104 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/01(木) 22:30:43.02 ID:3H0MfdkAO
>>103
がんばってください!

105 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 22:40:23.56 ID:Asxm77sXO
今日はもうやらないよ!







しかしマジでネタが思いつかないな
このスレにとっては死活問題じゃないか…

106 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/01(木) 22:44:03.98 ID:uFr1wUzDO
さて
俺が投下すると落ちやすくなるというジンクスにもめげずに動物化の続き投下再開

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 22:45:24.20 ID:EiLvJEnn0
キャラスレのほうにはちょくちょく投下してるけどこっちには投下してないな……

なんつーか面倒くさい

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 22:50:20.83 ID:EiLvJEnn0
投下があるとなぜか雑談が止まるからだろうな
で、投下間隔が開くといつの間にか落ちているとそういう訳だろう

zzz

109 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/01(木) 22:52:06.56 ID:uFr1wUzDO
紬「武器が必要ないって、どういう事でしょうか?」
斎「うむ、説明しよう。キミ達には、動物の姿になったと同時に芽生えた『能力』がある。その『能力』が武器となるのだ。という」
律「『能力』?例えばどんな?」
斎「ふむ、そうだな。例えば…」
斎さんは近くにあるイスをあずにゃんに向けて投げ飛ばした!
梓「きゃあ!」
唯「あずにゃん危ない!」
私はとっさにイスに向けてお相撲さんの突っ張りみたいに右手を突き出した!
すると、イスは何かに突き飛ばされたように吹っ飛び、私の目の前の壁にぶつかった。
唯「ほえ?なにいまの?」
律「え〜と……如来神掌?」
斎「いんや。キミのは、攻撃を飛ばす能力だ。という」
梓「攻撃を……」
澪「飛ばす?」
斎「うむ。そこから自分を、殴る素振りしてみ。という」
私はよく分からずに言われた通りにする。
え〜と、斎さんに向けてパーンチ!
斎「ふべし!」
斎さんはそう叫びながら扉に叩きつけられる。

110 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/01(木) 22:56:28.17 ID:uFr1wUzDO
「ぐっ……コレがあずにゃん君にイスを投げたお返しか……という」
澪「いや、自分で殴らせたんじゃないか」
律「ん〜、つまり唯の能力は、遠くの相手にも攻撃出来る能力って事か」
斎「うむ、そんな感じ。という」
梓「他のみなさんはどんな能力なんですか?」
うんうん、気になる気になる!
さすがあずにゃん!ナイス質問!
斎「そんじゃ、説明するよん。という」
それから斎さんは、みんなの能力を1人ずつ説明していった。
澪ちゃんの能力は、近くにあるものを武器に変える能力。
なんか武器によって体の色も変わってた。
……『くーが』って何?
りっちゃんの能力は、小さな分身を作り出して攻撃させる能力。
だけど、りっちゃんの分身なだけあって、みんな勝手に動いちゃってた。
ていうか、まんま孫悟空じゃん。
ムギちゃんの能力は火とか風とかを操る能力。
魔法使いさんみたい!いつもいろんなお菓子を持ってくるムギちゃんにピッタリだね!

111 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/01(木) 23:13:44.17 ID:Asxm77sXO
レイプ目バーサーカーモードでアルティメットクウガっぽくなるんですね、わかります

112 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/01(木) 23:18:29.38 ID:uFr1wUzDO
唯「ね〜ね〜、あずにゃんの能力は?」
斎「正直分からん。という」
梓「分からんって!」
律「なんていい加減な……」
澪「お前が言うな」
斎「あずにゃん君の能力は、今のところ未知数。どんな能力になるかは、これからの彼女次第だ。という」
紬「つまり、この中の誰よりも強い力を秘めているって事かしら?」
斎「多分。という」
唯「いいな〜あずにゃん。私にあずにゃんのパワーを分けて〜!」
梓「ひゃあ!?」
私はあずにゃんに抱きつこうとしたけど、ビンタで拒否されちゃった。
う〜ん、やっぱり怖いのかなあ?
梓「あ、すいません、つい」
唯「そういえば、斎さんのはどんな能力なの?」
斎「光を操る能力。姿を見えなく出来る。という」
澪「見たまんまの能力だな」
律「……うっし!」
りっちゃんはそう言って立ち上がる。
律「んじゃ早速、機械人間どもをやっつけに行こーぜ!」
斎「いんや、待ちたまえ。という」

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/01(木) 23:38:46.82 ID:3H0MfdkAO
そう言えば来週の日曜日の早朝にディケイドの再放送?やるみたいですけど……続きとかじゃないですか?

114 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/01(木) 23:50:12.77 ID:uFr1wUzDO
律「なんだよ〜!せっかく人がやる気になった時に!」
紬「まあまあ、話を聞きましょう」
りっちゃんは不満そうな顔をしながら座り直す。
斎「すまんね。……そもそも、キミ達が何故動物化したのか、あいつらが何なのかってのを話しとこうと思ったんだ。という」
澪「あ、それちょっと気になってたんだよな」
斎さんは、まず機械人間達について語り出した。
斎「ヤツらの名は『ガガ』。元々は自分がいた世界の存在だ。という」
梓「という事は、斎さんやあいつらは異世界から来たって事ですか」
斎「そう言う事。……ある時から、ヤツらは異世界への侵攻を始めた。今までの世界の人間は、自分達とは違う大きな力を持っていた。という」
律「魔法とか錬金術みたいな力か?」
斎「そんな感じ。……そのお陰で、他の世界ではガガを退ける事が出来た。でも、この世界にはそういう力を持った人が極端に少なかった。という」
紬「その数少ない力を持った人が私達だった、という訳ですね」

115 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/01(木) 23:59:34.05 ID:wf6/k5Rh0
昨日の続きを投下します

116 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 00:00:14.78 ID:cWp9UJoT0
【私はヒミツ諜報部員】

[指令2]-[浮遊眉毛]

 思い返してみれば、あれは夢だったのかもしれない。
 そう唯が思うのも無理は無い。
 なぜなら、目を覚ました時父と母はすでに家を出ていたからだ。

「突然お仕事が入っちゃったんだって……」

 悲しげに言う憂の表情からそれが嘘ではないことはすぐに読み取れる。
 せめて家を出る前に一言話しておきたかったと後悔する。
 そんな後悔が表情に出てしまったのか、憂が心配そうに唯の顔を覗き込む

「でも、お姉ちゃん。今度はすぐに帰ってこれるかもだって」
「えっ、ホントに?」

 思わぬ吉報に数秒前の後悔も吹き飛んだ

「だから、気を落とさないで。ねっ?」
「うんっ」

 差し出された小さな憂の手を握る。
 そう、私達はこうして今まで乗り切ってきた。
 唯は姉妹の絆を今一度確認して、時計をチラと見る。

「そろそろ、学校に行かなくちゃだね。うい」
「そうだねっ!」

 その日の朝、二人は一緒に登校した。

117 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 00:00:58.79 ID:cWp9UJoT0
 校門をくぐると、梓や澪、律達が見えた。

「おはよう! みんなっ!」

 こちらが手を振ると、気付いたのか手を振り返してくる。

「おはよっ!唯に憂ちゃんっ!」

 相変わらずのテンションで律が叫ぶ。
 その太陽にも負けない笑顔は唯を何度も励ましてきてくれた。

「あれっ、ムギちゃんは?」

 いつものメンバーの中にムギがいないことに気付く。

「そういえばそうだよな。いつもならここら辺で会うのに」
「ま、そういう日もあるさ」

 澪の冷静な分析を律は感覚でさばく。
 澪と律の関係はそんな危なっかしい相互扶助を醸し出していた。

「それでは放課後、部室でまたっ」

 先輩3人にぺこりと頭をさげ、梓は憂と二人で廊下を歩いて行った。
 残された3人もすぐに2年の教室に向かって歩き出す。


118 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 00:01:38.00 ID:cWp9UJoT0
「なぁ、唯」

 律が唯に声をかけてきたのは、それからほとんど間をおかずに、だ。

「父さん母さんにはちゃんと会えたのか?」

 いい返事を期待しているとみえて、律の目は爛々と輝いている。

「う〜ん、と」

 唯は少し思案を巡らす。
 言ってもいいのだろうか、昨日のことを。
 だが、秘密にしろとは言われていなかったはずだ。
 それにそもそも昨日の出来事が夢かもしれないのだ。
 唯は軽く目を閉じると、律の耳もとに口を持っていく。

「実はね、私のお父さんとお母さんって――」

 最後まで聞かず、律はすっとんきょうな声を上げる。

「ええっ!?」
「ちょ、りっちゃん」
 
 その声に、隣で興味なさげに携帯をいじっていた澪もこちらに目を向ける。

「どうしたんだ」
「あのな、澪……」

 今度は律が澪の耳元に口を近づける。
 まるで、伝言ゲームのようだ。

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 00:02:16.67 ID:SJU8x4uXP
支援

120 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 00:02:22.44 ID:cWp9UJoT0
「……ホントなのか? それ」

 律から伝言を聞き終えた澪は、珍しいものを見るような目つきで、唯を見つめる。

「んっ、と……」

 本当と言えば本当だし、嘘と言えば嘘かもしれない。
 いや、やっぱり本当なんだろう。

「ホント、だよ」
「そうか――」

 唯の言葉を聞くなり、澪は腕を組んで考え事を始めた。
 そして突然顔を上げる。

121 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 00:03:09.22 ID:wf6/k5Rh0
「なぁ、唯」
「何?」
「お前も、諜報部員なのか?」
「!!!」

 あまりにもストレート。
 唯はノックアウトされた気分になってしまった。

「そうなのか!? 唯」

 律も話に乗ってくる。

「うんと……」

 唯は昨日の記憶をたどってみる。
 そう言えば、私がこういう仕事をすることになるって言ってたような……
 そして、気付いた時には言葉が口を出ていた。



122 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 00:03:49.88 ID:cWp9UJoT0
「そうだよっ!」

 満面の笑み。
 まるで難解なパズルを解いた時のようなそんなスッキリとした顔で言われたので、澪と律は開いた口がふさがらなかった。

「じゃ、また放課後っ!」

 気付けば教室のドアの前まで歩いてきていた。
 唯は澪に手を振り、そそくさと教室に入った。

「な、なぁ唯」

 慌てた律の声が唯の背中を追いかける。

「任務は何なんだ?」
「へっ?」
「だから、仕事があるんだろ?」
「し、仕事?」
「だって、諜報部員なんだろ?」

 そう言ってウインクしてくる律の表情から、唯は隠された意味を悟った。
 『ここでボケろ』と。

「そ、そうだねっ。今日はムギちゃんの秘密を調べる仕事なんだ」
「ほほぉ、行方知らずになっているムギ嬢についてですな、唯隊員」
「そうであります! あ〜る大佐」
「任務成功を祈っておるよ、唯隊員」

 そう言って敬礼のような仕草をした後、律は笑い始めた。

123 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 00:04:38.52 ID:wf6/k5Rh0
「あははっ! こういうのもアリだな」
「放課後、澪ちゃん達にも見せようよっ!」
「そうだなっ!」

 律がガッツポーズをした瞬間、チャイムが鳴った。
 担任の先生が入ってくる。
 唯はすぐに気付いた。
 表情が暗い。
 何かあったのだろうか。

「皆さん、今日は残念なお知らせがあります」

 ざわめいていた教室が静かになる。

「琴吹さんが、今日の朝から行方不明になっています」

 一瞬、空気が凍りつく。
 そして再び教室がざわめき始める。
 振り向いた律と目が合う。
 だが、唯はすぐに目をそらしてしまった。
 それは向こうも同じだった。

「何か知っていることがあれば、教えて下さい」

 唯の頭の中で、担任の声だけが無常に響き続けた。

[つづく]


124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 00:15:21.62 ID:SJU8x4uXP


125 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/02(金) 00:15:57.99 ID:fIoYTWVyO
斎「うむ。ところが、そのままではキミ達は力を使う事が出来ない事が分かってね。それで、最も強い力を持ったあずにゃん君の夢を通じて、キミ達を動物化させたんだ。という」
澪「そういう事だったのか。でも、動物化させれば力が使えるようになるっていう保証はあったのか?」
斎「自分達の長がそう予言した。長の予言は必ず当たる。という」
律「なんでガガ達は急に異世界の侵攻なんか始めたんだ?それまでは大人しかったんだろ?」
斎「うむ……それについては、自分の世界の者達が調べてくれている。自分は、1つでも多くの世界をガガ達から守る為に戦っているんだ。という」
唯「この世界に斎さんの仲間はどれくらいいるの?」
斎「自分達は戦える者が少なくてね。自分以外はあと2人いるよ。という」
律「その2人ってどんな奴なんだ?」
斎「2人とも純粋に戦闘能力が高い。ワシ女とカラス女だ。という」
紬「両方鳥さんなんだ〜」

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 00:42:56.02 ID:EsseTBsyO
>>123


127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 00:43:07.78 ID:SJU8x4uXP
ちょと浮上させとこう
30分律

128 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/02(金) 00:52:34.90 ID:fIoYTWVyO
梓「その2人は今どこにいるんですか?」
斎「キミ達以外にも、力を持った者の存在が確認されたんで、その人達を捜しに行ってる。という」
澪「達って、何人かいるって事か?」
斎「うむ。何人かは分からんけど。という」
唯「知ってる人だといいな〜」
梓(……まさか……ね)
あずにゃんは、何かを考えるような、難しい顔をする。
律「おし!話も終わったとこで、今度こそガガをやっつけにいくぞー!」
唯澪紬梓「おー!」
私達は、応接間を飛び出し、ガガのいる所へと走り出す!

一方。

憂「あれ?これ……私!?」

純「見ただけでうつる病気……あったんだ……」

聡「うおおお!なんじゃこりゃあ!」

ある家の上空
ワシ女「能力持ち、発見した。ような」

別の家の上空
カラス女「こっちも発見〜。なんて」



続く

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 00:54:59.12 ID:EsseTBsyO
一旦乙

130 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 00:58:11.27 ID:RvvJ5+Hl0
唯「最近澪ちゃんがおかしい?」

律「そうなんだよ」
梓「どういうことですか?」
紬「何々? 私にも聞かせて?」

律「実はな・・・澪が最近怖がらなくなったんだよ」

唯梓紬「・・・は?」
律「だから、怖い話や痛い話をしても怖がらなくなったんだよ」
唯「なあんだ、そんなことか〜♪」
梓「安心しました」
紬「澪ちゃんも成長したんだね」
律「いやっ、おかしいだろ? あの超絶怖がりの澪がだぞ?」
梓「確かにそれは変ですね。ようく考えると・・・」
律「だろ?」
唯「そうかな?」
律「唯も私が怖い話をしようとした時に、澪が耳を押えて「見えない聞こえない」って言ってたの何度も見ただろ?」
唯「うん」
律「それが、最近全然そういう反応してこないんだよ」
唯「それは変だね、うん、変だよ」

131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 01:00:01.92 ID:EHi/co7EO
>>123>>128
おつっぱい

132 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 01:09:27.48 ID:RvvJ5+Hl0
>>130の続きです
律「唯もそう思うだろ? しかも、いつも誰かと話してるようなんだよ」
紬「誰かって?」
律「わからないんだ。でも、確かに誰かと話をしてる気がするんだよ、前も・・・」

澪『お母さん言うな!!』

律「・・て叫んでたし」
唯「な〜にそれ?」
梓「あ母さんですか?」
律「そう、なぜか『お母さん』なんだよ、おかしいだろ?」
紬「うん、でも、澪ちゃんが『お母さん』て言われるところを想像しても違和感ないよね?」
律「それもそうだけど・・・」

ガチャッ・・・

和「あ、みんないるみたいね」
唯「和ちゃんどうしたの?」
律「あれ? 部活に必要な書類はだしたはずなんだけど・・・?」
和「今日来たのはそう言うことではないの、澪について言って置きたいことがあって・・」
律「それなら、さっきみんなで話してたんだ」
和「そう、なら、話は早いわね・・・澪を夜中なんだけど、知らない人たちと一緒にいる所を見かけたのよ」
唯律「何だって!!」

133 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 01:27:22.66 ID:RvvJ5+Hl0
 >>132の続きです
続きは必ず書きます
梓「どういうことですか? 和先輩」
和「うん、どう人達かって言うと・・夜中の11時くらいで、暗くてあまりよく見えなかったけど、澪を含めて5人で歩いてる姿を見たの。その中の一人が『オレンジ頭』をしてたから、よく覚えてるわ」
唯「それって、まさか・・」
唯律梓「非行!!」
和「ううん、違う違う。多分非行ではないと思うの。澪以外の4人中3人が女の子で、みんなバラバラの制服着てたから」
紬「制服?」
和「うん、多分高校生くらいかな?」
律「そうかー・・・ところで澪は?」
和「今日は用があるみたいだから、すぐに帰ったわよ」
律「もう!! 澪のやつ、仕方ない。明日澪に直接きくか?」
梓「そうですね」
唯「うん、そうしよう!!」
和「じゃあ、練習始めようよ」
唯律梓「お〜!!」


134 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/02(金) 01:28:00.78 ID:PlufMfHWO
麦茶さん!

135 :丑三つ時の麦茶:2009/10/02(金) 01:30:33.98 ID:EsseTBsyO
>>133
一旦乙?


>>134
はい!

136 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 02:11:48.39 ID:RvvJ5+Hl0
わかりにくい書き方ですいません
 >>133の続きです
〜数時間後〜

律「やべやべ、つい練習に夢中になっちゃったよ。あっ、もう七時だ早く帰らないと」
タッタッタッタッ・・・

・・・シャン・・・

律「何だ? 今なんか音が・・・?」
・・ガシャン・・・・
律「何だこの音は?」
ガシャン・・ガシャン・・・

律「え? 何だこれ・・・・・・・・・鎧!?」

ガシャシャン・・
律「やばい・・逃げなきゃ・・」
ズルッ・・
律「うわぁっ!! 痛たた・・はっ・・」
ガシャン・・・ギギギィ・・
律(や・・やられる!!)

「伏せろ!!」

137 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 02:35:59.88 ID:RvvJ5+Hl0
無理やり感がすごいですが>>136の続きです
律「え?」

ズバァァァッッ!!

・・ズ・・ズズズゥ・・ドズゥゥン・・・

?「危なかったな、大丈夫?」
律「え?・・み・・澪・・?」
澪「り・・律!!」
律「澪ここで何をしてたんだ? てか、その格好・・」
澪「ごめん、約束で言えないんだ」
律「や・・約束って何だよ! ていうか、さっきのは何だったんだ!!」
澪「ごめん・・本当にごめんね・・」
律「澪・・・・・わかった、約束なら仕方ないな。それより、もう帰ろう・・帰って明日、軽音部来て練習しようよ」
澪「・・・ごめん・・それも出来ないんだ・・」
律「・・・え・・?・・・何でだよ・・・?」
澪「だって・・だって・・私はもう・・・」

澪「人じゃ無いから・・」

138 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 03:00:45.87 ID:RvvJ5+Hl0
 >>137の続きです
律「は?・・どういう・・」
澪「律も見ただろ? あの鎧が私の一撃で崩れるところを・・」
律「見たけど・・だからと言って・・」
澪「『能力者』って言うらしいんだ。今の私のような生き物は」
律「『能力者』?」
澪「うん、詳しくは教えてあげられないけど・・能力者になるとね、死ねなくなるんだって」
律「死ねなくなる・・・?」
澪「そう・・死ねないの。だから、何て説明すればいいかわからないけど、私はもう律や唯達のもとには戻れないんだ」
律「何でだよ・・死ねないからって、私や唯達と澪は友達だろ? 仲間だろ? そんな悲しいこと言うなよ・・」
澪「ごめん・・でも、私はもう人という理から外れちゃったから、人である律達のもとには、軽音部にはもう戻ることは出来ないんだ」
律「そんな・・・」
澪「律一つお願いがあるんだ・・いいかな?」
律「うん、いいに決まってるだろ・・?」

澪「律・・私を忘れて・・最初からいないものだと思って・・・」

139 :魂魄 ◆vBi.9w9dS6 :2009/10/02(金) 03:12:06.48 ID:RvvJ5+Hl0
 >>138の続きで最後です
律「な・・何言ってんだよ・・澪のこと忘れるわけないだろ・・」
澪「お願い忘れて・・そうすれば・・唯や・・ムギや・・和や・・梓や・・律が悲しまなくてすむから・・私が最初からいなければ・・みんな悲しまなくて・・笑顔でいられるから・・・」
律(え・・泣いて・・る・・・)
澪「・・・・唯達にもそう伝えて・・今までありがとう・・とても楽しかったよ・・さようなら・・」

タッタッタッタッ・・・

律「待って!! みお・・澪おおおおおおおおおおおお!!!!!!」


なめたん「澪ちゃん澪ちゃん」
澪「ん〜?」
なめたん「どうしたの泣いてるよ? 怖い夢でも見た?」
澪「ううん・・少し昔を見てたみたい・・」
なめたん「昔?」
澪「うん、そう・・・昔」

〜おわり〜

140 :支援代わりに単発:2009/10/02(金) 03:14:16.58 ID:EsseTBsyO
澪「をしようにもネタがない」

律「その代わりに澪がストリップショーをするらしい」

澪「えっ」

141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 03:15:46.74 ID:EsseTBsyO
>>139


142 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/02(金) 03:19:14.54 ID:h121/0JS0
>>139
お疲れ様ですヨ。あぁ、ネタが浮かばない浮かばない。

143 :魂魄:2009/10/02(金) 04:01:02.29 ID:yEyOVW5mO
もう遅いので寝ます
おやすみなさい

もっと表現方法をうまくしなくては

144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 04:08:48.74 ID:EsseTBsyO
>>143
阿部さん「おやすみ」

145 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 04:26:14.39 ID:cWp9UJoT0
眠れない夜の保守

146 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 05:08:03.17 ID:9G0e57RJO
唯「あ、可愛い〜」
幼女「おねーさんこんにちはー」
梓「お利口だね〜いくつ〜?」
幼女「えっとーいちとー、にーとー」
幼女「ま○こ!」
ピシィィ(凍り付く空気)
梓「…」
唯「…ねえねえあずにゃん」
梓「なんですか?」
唯「まん○ってなーに?」
梓「ししし知りません///」
梓「えっとーそーゆー言葉はダメだよ〜」
幼女「えーいつもおねえちゃんがいってるよお〜〜?」
澪「あ!こんなとこにいたのか!」
幼女「みおおねえちゃんだぁ」
ピシィィ!(凍り付く空気パート2)
澪「唯と梓もいたのか。この子親戚の子なんだ」
梓「へっへえ…そうなんれすか〜」
澪「どうした梓?呂律が怪しいし目が泳いでるぞ」
唯「ねーねーこの子がね!いつも澪ちゃんがまんk
梓「わーわー!!唯先輩!!四時からYAIBAの再放送やりますから見に行きましょういや行くべきです!」
唯「わっちょっあずにゃんひっぱらないでよ〜」
ずるずる…
澪「?」
幼女(…計画通り)

147 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 05:15:02.32 ID:9G0e57RJO
律「あ!澪んとこのじゃん!こんにちは!」
幼女「りつおねえちゃんこんにちは〜」
律「良い挨拶だな!」
幼女「ねーねーりつおねえちゃん!」
律「なんだ?」
幼女「みおおねえちゃんがねー、おまたにこけしさんをいれて『りつーりつー!気持ちいいよお』っていってたー!」
ピシィィ(凍り付く空気パート3)
幼女「みおおねえちゃんナニしてたのかなぁ?」
律「さ…さあなぁ…なんだったんだろうなあ///」
澪「なんだ律も一緒か」
幼女「あ、みおおねえちゃんだぁ」
律「AHAHAHAHAじゃあ私はこれでー」
澪「おい律!どうたんだ急に痛い人見るような視線むけてきたし…」
幼女(…計画通り。)

148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 05:15:23.88 ID:EsseTBsyO
幼女に何てことを言わせるんですか><

149 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 05:20:39.09 ID:9G0e57RJO
紬「あら?こんなところでなにしてるのかな?」
幼女「あ!たくあんせいじんだー!」
ピシィィ!(空気が死んだ)
紬「にこにこ」ゴゴゴゴゴゴ
幼女「おねえちゃんがねー、おともだちにもつけものたくあんさんがいるっていってたよお」
澪「もう!目を離したらすぐいなくなる!」
幼女「あ、みおおねえちゃんだぁ」
紬「…なるほど…澪ちゃんが…。それではご機嫌あそばせ。おほほほほ…」ゴゴゴゴゴゴ
澪「?」
幼女(…計画通り!)

150 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 05:25:31.58 ID:9G0e57RJO
澪「みんなおはよう!」

梓「…///」(おとなしくて純情そうな澪先輩が○んこ…)

唯「澪ちゃんおはよー」←まだはじめてがきてない

律「おっおお…おっはー」(私に文句ばかり言っときながら家では私でイってるのか…)

紬「うふふ★」(お前には地獄すry

澪「どうしたんだみんな??」

151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 05:30:44.22 ID:EsseTBsyO
幼女が磯野家のあの人と被る

152 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 05:30:50.66 ID:9G0e57RJO
幼女「わーい!おばさんありがとー」

さわ子「おばさんじゃなくてお姉さんよ。なんでも好きなもの買ってきなさい!」

幼女「わーいわーい!おばさん大好きー」

さわ子「だからお・姉・さ・ん・YO!」

さわ子「へ…澪ちゃんの親戚の子を利用して澪ちゃんネガティブキャンペーン!さあこれで私の人気が」

聡「あのー呼びましたかー?」

さわ子「あら早いわね。そう、第二弾はりっちゃんの弟を使ってりっちゃんネガティブキ(ry

153 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 05:36:05.68 ID:9G0e57RJO
さわ子が躍起になって
律(楽屋では酒タバコの嵐であきら様状態と風評)
唯(天然のフリして全部作ってる上、ファンのヲタを豚扱いしry
梓(ロリ好きの偉い人に体売りまくってCD発売にこぎつry
憂(彼氏と毎晩ズッコンバッコンだとry
紬(特に何もしなかった)

さわ子「ふふふ…これだけ垂れ流せば今回の人気投票は私がいただいたわ…」

154 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 05:41:58.61 ID:9G0e57RJO
一位
澪ちゃん
えっちな澪ちゃんも可愛いよはあはあ
二位
唯ちゃん
僕をこの豚野郎となじって!
三位
あずにゃん
あずにゃんかわいいよあずにゃん
四位
憂ちゃん
彼氏と猿みたいにしまくってるとこ想像してからたちっぱなしなんですけど
五位
りっちゃん
腹黒りっちゃんもいいよ!
六位

踏んでくれぇぇぇぇ!
七位

百合っぽくて好き
八位
聡くん
ショタだろjk

155 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 05:48:37.10 ID:9G0e57RJO
九位
幼女
純真無垢故の毒舌がよかった
以下、投票してくれた人のコメント
澪ちゃんがエロエロだなんてオジサンどうかしちゃうよシコシコ(澪ちゃん)
たくあんって選択肢がなかったので(その他)

編集後記
不思議だったのが「たくあん」「たくわん」「沢庵」のその他表が二位に迫る数投票されていたことです。何かの手違いだったのでしょうかね?
それにしても澪ちゃんは変態さんでも強いですね

156 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 05:52:08.22 ID:9G0e57RJO
さわ子「…おかしいわね…」

ペラペラ…

さわ子「どのページにも私の名前がないんだけど…」

パラパラ…

さわ子「…」

サラサラ…

さわ子「…」

結論、みんなjkが好き。

紬(たくあん…たくわん…沢庵……)

糸冬

157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 05:54:52.74 ID:EsseTBsyO
>>156



沢庵和尚……

158 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 05:58:15.97 ID:9G0e57RJO
史上最低の駄SSでしたね…作者が言うんだから間違いない


まあ過疎気味な上投下も少ないから許してください><

159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 06:00:08.74 ID:EsseTBsyO
>>158
この手のネタはむしろ好きです><

160 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 06:12:56.52 ID:z06RkBbIO
やっぱりムギちゃんがすごくてつよくてかわいいんだよね

161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 06:55:45.01 ID:EsseTBsyO
タラヲ「おしっこが出そうデース」

紬「まあ大変。トイレまで少し距離があるけど我慢してね」

タラヲ「漏らしそうデース。ここでしマース」

紬「そ、それは駄目!!」

タラヲ「じゃあ紬お姉ちゃんが僕のおしっこを飲んでくだサーイ」

紬「えっ……」

タラヲ「出来ないんデースか? 漏らしマースよ」

紬「っ……」

タラヲ「早くしてくだサーイ」

162 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 06:59:05.23 ID:z06RkBbIO
>>161
屋上

163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 07:00:02.47 ID:EsseTBsyO
>>162
阿部さん「トイレ」

164 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 07:30:13.12 ID:z06RkBbIO
>>163
先生はトイレじゃないぞー

165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 07:34:03.75 ID:EsseTBsyO
タラヲ「紬お姉ちゃんは僕のトイレデース」

紬「タラヲ様この便器めに御慈悲を」

166 :挽肉にしてやる:2009/10/02(金) 07:36:37.64 ID:cHYDZyAR0
>>165
犯すぞ

167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 07:38:24.68 ID:EsseTBsyO
>>166
すみませんでした

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 07:41:32.68 ID:cHYDZyAR0
>>167
許してほしければケツを出せ

あずにゃん風呂入ってくる

169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 07:46:25.58 ID:EsseTBsyO
>>168
つ 聡

170 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 08:04:01.39 ID:z06RkBbIO
さてと仕事だ

ムギちゃん、俺頑張ってくるよ!

171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 08:04:19.80 ID:EsseTBsyO
出かける前に上げておこう

172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 08:15:00.14 ID:cHYDZyAR0
ふぅ……
よし、今日を耐えきれば休みだ

173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 08:45:10.81 ID:cHYDZyAR0
調理実習!

174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 09:44:10.69 ID:cHYDZyAR0
怪我人続出これは予想外

175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 10:36:55.08 ID:cHYDZyAR0
体育!

176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 11:35:07.99 ID:EHi/co7EO
三十分梓!

177 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 11:39:17.24 ID:cWp9UJoT0
あえてこの時間に投下してみるテスト


178 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 11:43:43.83 ID:cWp9UJoT0
【私はヒミツ諜報部員】の続き。
 これだけ重苦しい気持ちで音楽室に向かうことが、かつてあっただろうか。
 いや、無い。
 唯と律は互いに一言も交わさず、ただただ階段を上って行った。
 そのまま音楽室に入る。
 誰もいない。
 もちろん、ムギもいない。

「あ〜る大佐……」

 急に声を掛けられたので、律は飛び上がりそうになってしまった。
 さっきの調子で声を掛けられたので、そのまま返す。

「な、なんだ唯隊員」
「任務……遂行ですか?」
「あ…」
  
 そう言われて、律ははっと我に帰る。
 だが、それを思い出す前に律の頭の中に大きな理性がもたげてきた。

「唯、もう遊びじゃないんだぞ」

 言って気付いたが、それは驚くほど冷徹な声だった。

「そう……だよね」
「べ、別に唯を責めてるわけじゃないからさ」

 うつむく唯を見て、律はなんとか取り繕う。
 誰だって辛いのだ。
 大切な友達が誘拐されたとあれば。

179 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 11:44:56.11 ID:cWp9UJoT0
「り、りっちゃん……」
「なんだ? 唯」

 だから、唯は考えた。
 友達を救う為に、私の力を使おうと。

「あ、あのね。さっきまでの話――」

 唯は律の瞳を見つめた。

「本当なんだ」
「ホント?」

 すぐに聞き返してきた律の顔には、少し疑惑の念が浮かんでいる。

「ホントの本当」
「ホントのホントの本当?」
「ホントのホントのホントの本当」
「ホントのホントのホントのほんちょっ」
「あ、噛んだ」

 二人で声を上げて笑う。

180 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 11:45:37.04 ID:cWp9UJoT0
「何してるんだろう、私達」
「ムギを助けるんだろ」
「はっ! そうだった……」
「おい、忘れてたのかよ……」

 そして二人は向き合う。

「とりあえず、唯がホントの諜報部員だったとして」
「うん」
「何が出来るんだ?」
「そうだねぇ……」

 唯は少し耳を澄ましてみる。
 梓と澪の話声が聞こえる。
 もう少し耳を澄ます。
 どうやら職員室にいるみたいだ。

「今、澪ちゃんとあずにゃんは職員室の前で話をしてる」
「おぉっ!?」
「行ってみよ」


181 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 11:46:29.02 ID:cWp9UJoT0
 そそくさと2人は階段を降りて行った。
 案の定、そこには2人がいた。
 そして、もう一人、困り果てた顔のさわ子先生が。

「あら、2人とも! 丁度いい所に来てくれたわ」
「こんにちは〜何かあったんですか?」

 さわ子は手に紙を持っていた。

「例のムギちゃんの件よ。あなた達が何か知らないかと思って」

 すでに話をしていた澪と梓は不安げに後から来た2人を見つめる。

「まさか、ムギ先輩が……」

 梓は今にも泣きそうだ。
 その後、さわ子先生の事情聴取は程なく終わった。
 何の収穫もナシとう結果で。
 そのまま音楽室へとやって来た4人は、唯の話を聞いた。




182 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 11:47:15.33 ID:cWp9UJoT0
「まさか、唯先輩が……」
「あずにゃんが驚くのも分かるよ、でも……」
 
 唯の言葉を紡ぐように、澪が言う。

「ムギを助けるためには、これしかない。だろ」

 唯は澪を見た。
 澪の目は決意に満ちていた。
 そして、そのまま言った。

「――実は、私も諜報部員……唯の仲間なんだ」

 唯は驚いて何も言えなかった。
 梓も律も同じような気持ちで澪を見ていた。

「実はな、ムギのお付き。つまり監視役という形で――」
「澪」

 律が突然言葉はさむ。

「なんだ、律」
「なんで今まで教えてくれなかったんだよ」

 澪は覚悟していた。
 幼馴染であるのに今まで秘密にしてきたのだ。
 一発や二発ぶたれてもしょうがないと思った。
 だが、律は何もしてこない。
 そして言った。


183 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 11:48:47.31 ID:cWp9UJoT0
「知ってたら友達に自慢できただろ〜!!」
「こら」

 律の頭を軽く小突く。

「考え方が逆だ。むしろ目立たないようにするために今までこう振舞ってきたんだ」
「ふむ……」

 すると、律は少し納得したような声を上げる。

「だから、性格はキツイのに妙にか弱かったんだな」
「こら」

 2回目。

「冗談、冗談」
「頼むから休み休みにしてくれ。連続で言われても困る」
「でもな、澪……」
「分かってる。今までこんな形で騙してきて申し訳ない――」

 しばらく2人は向き合いながら語っていた。

「あぁ、幼馴染とはかくいう素晴らしいものですね」
「そうだねぇ、あずにゃん」
 
 梓と唯はそんな2人を微笑ましく見ていたのであった。

[つづく]


184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 12:01:43.10 ID:EsseTBsyO


185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 12:02:35.03 ID:EHi/co7EO
二十分乙

186 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 12:23:28.48 ID:z06RkBbIO
21分

187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 12:27:31.29 ID:HxF9oKHP0


188 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 12:32:18.76 ID:z06RkBbIO
Y

189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 12:34:53.99 ID:yEyOVW5mO


190 :魂魄:2009/10/02(金) 12:41:49.53 ID:yEyOVW5mO
麦茶さん乙です

191 :魂魄:2009/10/02(金) 13:02:07.13 ID:yEyOVW5mO
なめたんさん幼女になんてことを・・・

192 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/02(金) 13:33:10.92 ID:PlufMfHWO
麦茶「…………むぎゅ……」

こま「………麦茶…」

麦茶「むぎゅうう」

こま「おいよさねぇか」
麦茶「あぁむぎゅ会いたい……はぁああ」

こま「お前は天倉で我慢しろ ほれ来たぞ」

天倉「あれ?お二人が一緒の部屋なんて珍しいですね?」

麦茶「………ああああああああああああむぎゅにあいたぃぃよぉおおお」
天倉「???どうしました?私何かまずいことでも言いました?」

こま「まぁあれだ、要するに…こまけぇこたぁいいんだよ!」

天倉「は,はぁ……」

麦茶「ぐすっむぎゅうう……どうして会えないんだろう……」

天倉「そっとしておいた方が良さそうですね じゃあ私はこれで失礼します」

こま「あぁなら俺もでるか いつまでもこいつと一緒に部屋にいるのはすっげぇ重い」

193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 13:48:30.15 ID:EHi/co7EO
梓「…………俺さん……」

律「……梓…」

梓「俺さあぁぁぁん」

律「おいよさねぇか」

梓「あぁ俺さんに会いたい……はぁああ」

律「お前は天倉で我慢しろ ほれ来たぞ」

憂「あれ? お二人が一緒の部屋なんて珍しいですね?」

梓「………ああああああああああああ俺さんにあいたぃぃよぉおおお」

憂「??? どうしました? 私何かまずいことでも言いました?」

律「まぁあれだ、要するに…こまけぇこたぁいいんだよ!」

憂「は,はぁ……」

梓「ぐすっ俺さん……どうして会えないんだろう……」

憂「そっとしておいた方が良さそうですね じゃあ私はこれで失礼します」

律「あぁなら私もでるか いつまでもこいつと一緒に部屋にいるのはすっげぇ重い」

194 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/02(金) 13:51:02.53 ID:PlufMfHWO
>>193
すぐそうやってっ!><

195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 14:26:54.84 ID:EsseTBsyO
30分

196 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/02(金) 14:31:19.20 ID:PlufMfHWO
麦茶さんを私の執事に

197 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/02(金) 15:13:58.91 ID:PlufMfHWO
やった!

麦茶さん……よろしくおねがいしますね///

198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 15:25:19.63 ID:EHi/co7EO
>>193ミスってたし……
天倉のままになってた

199 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/02(金) 15:37:00.33 ID:PlufMfHWO
>>198さんは天然っと…

200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 15:52:04.74 ID:DA43yhfc0
澪「…………俺……」

律「……澪…」

澪「俺ええぇぇええ」

律「おいよさねぇか」

澪「あぁ俺に会いたい……はぁああ」

律「お前は私で我慢しろ ほれ来たぞ」

唯「あれ? 二人が一緒の部屋なんて珍しい……くないね」

澪「………ああああああああああああ俺にあいたぃぃよぉおおお」

唯「??? どうしたの? 私何かまずいことでも言ったー?」

律「まぁあれだ、要するに…こまけぇこたぁいいんだよ!」

唯「う,うん……」

澪「ぐすっ俺……どうして会えないんだろう……」

唯「そっとしておいた方が良さそうだねー じゃあ私は失礼します!」

律「あぁなら私もでるか いつまでもこいつと一緒に部屋にいるのはすっげぇ重い」

201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 15:52:12.76 ID:EHi/co7EO
>>199さんはガチホモっと…

202 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/02(金) 16:17:59.47 ID:PlufMfHWO
>>201
なにいってるんですか!違いますよ

203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 16:29:54.29 ID:EHi/co7EO
天倉の文って改変しやすいよな

204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 17:08:47.63 ID:EHi/co7EO
なんだ過疎か

30分梓

205 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 17:26:40.30 ID:z06RkBbIO
ただいま

マジでエンドレスエイト起こってくれないかな
会社の夏祭りの準備とかで忙しいながらも楽しかったしなぁ
たぶんあの時期が一番輝いてたと思うわ…今じゃ遊戯王5D'sの学生時代のアキさんみたいになっちゃって…

206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 17:28:48.48 ID:EHi/co7EO
俺はお前をエンドレスエイトしたい

207 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 17:39:47.56 ID:z06RkBbIO
>>206
どういうことだそれは…

208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 17:56:49.18 ID:i3uBzsFh0
全然ネタがうかばないな〜

209 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 18:14:10.69 ID:z06RkBbIO
>>208
心の友よ

210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 18:14:49.56 ID:EHi/co7EO
>>209
心の友よ

211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 18:34:24.90 ID:EHi/co7EO
俺が発言すると過疎るな

30分梓

212 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 18:43:21.08 ID:z06RkBbIO
止める

213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 18:45:26.82 ID:0cDGpuNJO
>>209
阿部さん「体の友よ」

214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 18:48:43.68 ID:EHi/co7EO
50時間さわ子

215 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 18:52:54.33 ID:iytu5xOE0
じゃあ人もいないようなのでハルヒ×けいおん!第二部でも投下しますね
ハルヒキャラの紹介は
ttp://www39.atwiki.jp/k-onvip/pages/762.html
かウィキペたんに聞いてください
今回はけいおんキャラがあまり出てない気もしますが許してください

216 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 19:00:52.83 ID:iytu5xOE0
はるおん!第二部
『ディストーション・シミュレーション』
 イベント――――そう聞くと何故だかわからないが人は心が躍るものであり、もちろん俺もそんな一人であった。
 であった……すでに過去形として表現しているのは誤字でも誤植でもなく、ましてや俺の日本語力がとうとうカマドウマ並になっちまったからでもない。
 もっとも国語の成績は下降の一途をたどっているのであながち間違いでもないのだが、それは別の話である。
 そう、イベントと聞いて心躍るどころか心を大暴走させやがって周囲に甚大な被害を与える唯我独尊団長のストッパーという貧乏クジを引かされて以来、俺にとってのイベントはもはや死と同義なのだ。
 そんな団長様が百万カラットの笑顔とともに持ち込んだ今回のイベントも例外に漏れず俺を疲弊させることとなった。
 いや、今回に限っては俺だけでなくこのけったいな何を目的に活動しているのか忘却の一途にあるSOS団メンバー全員に関わることである。
 しかも俺が普段から頼りっぱなしのこいつからすれば必ずしも問題ではないようで、それがさらなる悩みの種となって俺の頭を痛ませた。
「なあ、本当に問題ないのか?」
 春先の並行世界がどうのだこうのだアニメや漫画にありがちな、けれど実際起きると解決策が思いつかない事態の際にはゆっくり休んでもらっていたが、さすがに今回はそうもいかない。
 俺が一縷の望みを込めて再び聞いてみたが、
「ない」
 ばっさり一言で返されてしまった。どうやら対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・ インターフェース長門有希の親玉の情報統合思念体にとってはそういう事態らしい。
「私このままじゃ……」
 もはや放心状態の我が愛しのラヴリーエンジェル、俺達をあのけったいな並行世界から救ってくれた最近やたらに頼れる朝比奈さんがぽつりと呟いた。相変わらずその全てが愛くるしい。
 万が一朝比奈さんが包丁を持って強盗にやってきてもその可愛さで許してしまいそうだ。いや許すね俺は。
「なのでまずは現状の整理と今後の対応策を考えるべきですね」
 俺が「おっお金を出してくだっ、ください!」と舌足らずに金を要求する世界一守ってあげたくなる強盗犯朝比奈みくるを想像していると相変わらずのすましニヤケヅラ野郎の古泉が当たり障りないことを言ってきやがった。
 どうしてお前はいつも俺の邪魔ばかりする。
「それは失礼をしました。しかしながらこの状況下です。もう一度全てを整理することも大事ではないかとね」
 少しばかり真面目顔に面を変える古泉に促され、俺もこれまでのあらましを思い返すことにした。そのためにはあいつがいつものように部室へ飛び込んできた2週間前まで遡らなくてはならない――――

217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 19:04:32.73 ID:EHi/co7EO
ディストーションって単語聞くだけで脳汁溢れる

218 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 19:07:24.24 ID:iytu5xOE0
「みんな! 我がSOS団はライブに参加するわよ!」
 開口一番、チラシを配りながらSOS団団長の涼宮ハルヒは目を爛々と輝かせ九月中旬の残暑を吹き飛ばすかのように宣言した。そんなハルヒからチラシに視線を移すとそこには“参加バンド募集”の文字が書かれている。
 どうやら他校の軽音楽部が主催した高校生バンドだけで行うライブイベントらしい。しかしバンド活動はいつぞやの常時電波キャッチ状態以来ご無沙汰であり、あれから俺達がバンド活動をしたことはない。
 そもそもこいつの脳みそからはとっくに欠落していたと思っていたが、どうやらそれは俺の勘違いだったようだ。
「おいハルヒ、俺達はもう楽器なんて弾けないぞ。大体あの時だってまともに弾けちゃいなかったぜ?」
「バカねキョン。一週間みっちり練習すれば二曲ぐらいどうにかなるわよ」
 この会話で果たしてどちらがバカであるのか、読者の皆に問いたい。
「二曲ですか? あの時僕たちが練習した曲は一曲だけでしたが新たに曲を作られたのですか?」
 聞かんでもいいことを古泉が聞きやがった。そもそも俺はまだ参加すると一言も口にしていないのだが。
「ううん。もう一曲はENOZから借りるわ! 本当はオリジナル二曲でいきたいところだけど作る時間もないしね!」
 おまけに我が校の軽音楽部の曲を無断拝借するらしい。
「無断なわけないでしょ! ちゃんと許可は取ったわ! 最近ジャスラックだかなんだかがうるさいからね。その辺り抜かりないわ!!」
 ジャだかカだかはしらんが。よくよく話を聞くと我が校の軽音楽部も参加するようで、しかもライブの話を取り付けてきたハルヒに楽器の貸し出しも行うそうだ。
 昨年の文化祭以来どうやら軽音楽部もハルヒ的SOS団支部になっているらしくアホの谷口が「涼宮が軽音楽部を牛耳ってるって噂だぜ?」と聞きたくもない情報を俺に仕入れてくれたぐらいだから、たぶん間違いないのだろう。
「そういえばどこでライブの話を手に入れたんですかぁ?」
 間延びした口調でSOS団専属メイドの朝比奈さんがハルヒに尋ねていた。
「主催学校の軽音部と少し縁があってね! 去年の文化祭で彼女たちのライブを見て気に入ったのよ私! もうみんな無茶苦茶可愛いの!!」
 気に入ったのは演奏じゃないのかよ。
「それでね、是非とも我が団の参考にしようと思ってコンタクトを取って話を取り付けたのよ! みんな感謝しなさい! 私の広ーい顔のおかげでライブできるんだからね!」
 全くもって感謝したくないのはいつものことである。

219 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 19:14:20.74 ID:iytu5xOE0
 当然一週間で俺達の演奏技術が向上するわけもなく、しかも過去にハルヒが作った曲はともかくENOZの『God knows…』とかいう曲はビックリするぐらい難しく、言う易し行う難しのように聴く易し弾く難しのような曲だった。
 しかし日に日にイライラが募るハルヒ様のご機嫌を損ねると予期せぬ事態が発生すると長門の親玉もわかっているようで、俺達は長門の不思議パワーで演奏技術を一時的に伸ばすことで事なきを得たのだった。
 そうこうしている内にライブ当日。俺達はテキトーに演奏して拍手喝采を受け、そのままステージを去り明日以降はバンドもしていると周囲から噂されることになるのだ。だが、それで終わっていればどんなによかっただろう。

 週明けの月曜日、再びハルヒがドアをぶち破る勢いで部室に入ってきた時、既に異変は起きていた。と言っても俺はおろか朝比奈さんや古泉でさえ異変には気付いていなかった。だってそうだろう。
 昨日の今日でそこまで事態が急展開しているなどと誰が信じられる。散々実弟から迫害され島流しにされた悲喜劇の主人公魔法使いでさえ信じることはできないだろうよ。
「さ! 今から出発よ!!」
 当然どこへ行くかの説明はない。慣れてしまった自分が嫌だがさすがに聞かねばならないだろう。
「待てハルヒ、普通どこに、何をしに行くかを先に言うだろう」
 俺の言葉を聞いたハルヒは的を射てない答えをのたうち回っている小学生をさげすむかのような視線で俺を射抜いた。
「はぁ、本当にアホキョンね! 昨日の今日よ! 行く先は一つだけでしょう」
 昨日のライブハウスか。
「大ハズレ。何もなければ校庭をムーンウォークで10周してもらうぐらいに不正解よ!あんたね、昨日の演奏で何か感じたことない?」
 感じるも何も長門のチートで弾きまくっていた俺達に楽器や歌へ込める魂など微塵もない。しかしそんなことは当然言えないので古泉に話を振る。
「わからんね。古泉はどうだ?」
「こらキョン! わからないからってすぐ人に頼るのは悪い癖よ!! 主催者たちの演奏聴いてなかったの?!」
 聴いてたとも。おまけに見ていたとも。いやはや、目の保養になったぞ。
「いいキョン? 私たちに欠けているものは確かな演奏力なの。こんなんじゃ今年の文化祭で笑いものにされちゃうわ!!」
 すでに昨年の映画上映で笑いものだと思うんだが。
「だから教えてもらうの! 彼女たちに演奏のなんたるかをね!!」
 つまり指導を仰ぐというわけか。色々突っこみたい部分はあるのだが、とりあえず確認しておこう。
「ハルヒ、今年の文化祭はバンドをするのか?」
 去年は映画の続きがどうの話していたはずだ。
「あんた……本当に記憶力悪いわね。その物を忘れる速さは逆に感心するわ」
 そんなものを誉めるな。さっさと質問に答えてくれ。
「両方よ。映画はもちろんだけどバンドもするわよ! そのためにも文化祭までに必要な技術力を付けて本番でSOS団らしい恥のない演奏をするの!!!!」
 つまり、俺は今年も絞り粕にされるまでこき使われるわけなんだな。やれやれ。

220 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 19:20:40.85 ID:iytu5xOE0
「さ、アホキョンにも理解してもらえたことだし出発よ!」
 いや待てハルヒ、とりあえず理解したか否かは保留としておくがこのまま出発はできないだろう。
「おや、まだ長門さんがいらっしゃらないようですが構わないのですか?」
 俺の聞きたいことを古泉が代弁してくれた。そう、珍しく長門が部室にいないのだ。あいつが部室の片隅で本を読んでいないと一抹の不安に駆られる。
「有希なら先に行ってるのよ。あの子は私が言わずとも行動してくれる不言実行派よ!」
 あんたも見習いなさいと付け足すハルヒに無精ながら返事をしておいた。これ以上不毛な争いは避けたいからな。自分への被害がなさそうだと判断してか、朝比奈さんは嬉しそうに、
「あ、それじゃあお茶も持っていきますね〜♪」
 など遠足気分であった。また古泉も、
「大変よろしいではないですか。涼宮さんがこれほど健全な高校生らしい活動をしてくれると機関も助かります」
 ハルヒに聞こえないよう小声でこんなことを言ってやがる。のんきなものだぜ。
「それじゃあ行くわよ! 桜が丘高校へ!!」

221 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 19:21:34.57 ID:iytu5xOE0
ご飯食べてくるので小休止させてもらいますね><
八時前には再開したいです

222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 19:24:31.75 ID:EHi/co7EO
一旦オズの魔法使い

223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 19:29:46.20 ID:EHi/co7EO
今度こそ20分梓

224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 19:33:25.05 ID:GDh2Aju9O
うっふ

225 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/02(金) 19:34:07.23 ID:h121/0JS0
(´・ω・)乙です。うーん、そろそろ隠居かな……

226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 19:35:40.30 ID:GDh2Aju9O
言い忘れ
乙なめ

227 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 19:39:19.61 ID:z06RkBbIO
>>225
寄る年波には勝てんよなぁ

228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 20:00:20.16 ID:i3uBzsFh0
そろそろ再開かな?

229 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 20:04:56.11 ID:iytu5xOE0
 電車に揺られ桜が丘高校、通称桜高へ俺達はやってきた。我が北高と比べるのが申し訳ないほど綺麗な造りの校舎、守衛さんがいる校門、セキュリティが行き届いた造りに感心する。
 これが同じ高校だとは格差社会もとうとう教育の場にまで迫りこんできやがったか。
「キレイな学校ねえ。私ももっと近ければ志望校に入れていたかも」
 ハルヒが辺りを見回しながらそう言うのも納得できる。俺も桜高が女子高じゃなけりゃ選択肢に入れてたぜ。
「アンタの成績じゃ入れないでしょ。桜高は進学校よ?」
 まるで俺が中学から成績の低空飛行を続けていたかのような台詞だな。
「だってそうなんでしょ?」
 そうだ、だから異論はないぜ。
「それで佐々木さんに色々教えてもらって」
「何か言ったか?」
 ハルヒの聞き取れない微細な声に問いかける。
「なっ何も言ってないわよバカキョン! あ、ほらあそこ!」
 急にご機嫌を悪くしたハルヒは再びご機嫌を急激に良くしながら俺達へ駆け寄る人物に手を振った。その切り替えの早さを見習いたいもんだ。
「こっちこっちー! いやーわざわざよく来てくれたねー!」
 元気良く俺達SOS団の面々に挨拶をしてくれたのはこれからお世話になる軽音部の部長さんだ。えーと…名前はなんだったか。
「やっほーりっちゃん! それじゃあ早速私たちを部室まで案内して頂戴!」
 りっちゃん、田井中律さんだっけ。カチューシャをつけた鶴屋さんみたいに元気が良く似合う子だ。
 ハルヒはどうも威勢の良い人間なら男女問わず気が合うようで鶴屋さんと話しているときと同様くだらない話で田井中さんと盛り上がっている。
 ほどなく案内された先は音楽室兼軽音部の部室である。これまた我が北高の音楽室とは月とスッポンを通り越し月とミジンコ並の差があった。
「ハルにゃん達がきたぞーー!!」
 豪快に扉を開き部員達に俺達の登場を告げる田井中さん。鶴屋さんもそうだがこういつもハイテンションな人はどこで休憩してるんだろうな。
「あ……待ってました……ようこそ…………」
 長身でモデル体系、黒髪をなびかせる朝比奈さんに負けず劣らずの美人秋山澪さんがおどおどしながら俺達に声をかけた。
 秋山さんは人見知りが激しいそうだがその姿は昨年の朝比奈さんを彷彿とさせるビクビク具合だ。やはり可愛い人はどうしようと可愛いものだ。
「それじゃあ、え〜と四人分ね♪皆さんお飲み物は何がいいかしら?」
「琴吹さん、私も手伝いますね♪」
 テキパキと俺達の飲み物を用意してくれているのはお嬢様の風貌漂う琴吹紬さんである。桜高軽音部のお茶担当らしく、そこにシンパシーを感じた朝比奈さんが手伝いへ加わった。

230 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 20:16:05.62 ID:iytu5xOE0
「それじゃあせっかくだし休憩にしようよー!」
 お茶とお菓子の匂いにつられ、抱えていたギターを長椅子に置き茶髪の少女がこちらへ駆け寄ってきた。
「唯ちゃん今日は宜しくお願いね!!」
 人様に物をお願いしている珍しいハルヒとそのお願いの相手、平沢唯さんを眺めているとあいつが視界に入った。
「……」
 まるでここはSOS団の部室なんじゃないかと錯覚を覚えるほど長門が音楽室に溶け込んでいた。もちろんその視線には分厚いハードカバーがあるだけだ。やっぱり先に来ていたのか。
 長門を眺めているとハルヒの明朗快活な声が音楽室に響き渡った。SOS団の部室と違い防音設備も備わっているのでこいつがアホのようにがなり立てても外に音が漏れることはない。
「一息したら早速軽音部の人たちに教えてもらうわ。いい? 遊びに来たわけじゃないんだからみっちり教え込んでもらうわよ。特にバカキョン! 指導者が可愛い澪ちゃんだからって鼻の下伸ばしてたら即死刑よ!!!」
 早速名指しで釘を刺されちまった。俺が朝比奈さん以外の女性に鼻下を伸ばした記憶がお前にはあるのかと逆に聞いてやりたい。
 にしても我がSOS団の女子部員に引けを取らない美人ぞろいである。この状況下で冷静と情熱の間を保つことが出来る男はハルヒ的数割に含まれるそっち方面の人間だけじゃないんだろうかね。

 今更だがバンドSOS団のメンバー紹介をしてみようと思う。ボーカル&ギターはもちろん涼宮ハルヒ団長である。
 もう一人のギターはどんなテクニックもその場で覚える長門有希、それでもってベースは俺、ドラムスはさわやかエスパー古泉一樹だ。
 ちなみに朝比奈さんは後ろで踊っていればいいとハルヒ直々のお達しにより今まで担当楽器がなかったが桜高軽音部にキーボード担当の琴吹さんがいるのでキーボードを弾いてみることにしたらしい。
 そんなわけでそれぞれが桜高軽音部の面々に楽器の指導を受けている。まずハルヒであるが平沢さんとにこやかに談笑してやがる。おいハルヒ、遊びに来たわけじゃないと言ってた数分前の自分をもう忘れたのか。
 長門は相変わらず本を読み耽っている。教わる気ゼロだな。もっとも長門に楽器の指導など必要ないのだが。
「と……とりあえず簡単な曲を練習したらいいかなぁ……。スジはいいからうん」
「お褒めの言葉ありがとうございます田井中さん。あなたのような素敵なドラマーにご教授頂けるとは夢にも思っていませんでした」
「いや、そのぉ……わっ私なんかがさつでドラムも雑だって……」
 男の俺にとってはうっとうしいことこの上ない古泉スマイルも女子にとっては効果絶大のようだ。田井中さんは顔を赤くしながら古泉に接している。ツラがいいだけでそいつは赤い玉で飛び回る変態ですよと伝えてあげたくなる。
「えっとぉこの白い板と黒い板を叩くと音が出るんですね!」
「うん! ゆっくり覚えていきましょうね!」
 北高のおっとり美少女と桜高のおっとり美少女がふわふわしながら楽器練習に励んでいる。時折お茶やお茶請けについての話もまぎれている。
 桜高の高級茶葉に感嘆の声を上げていた朝比奈さんであるから、たぶんウチのお茶にも取り入れようと考えているに違いない。
 朝比奈さんが淹れてくれた飲み物なら雨水だろうが泥水だろうが俺は飲むけどな。ちなみにそれを差し出してきたのがハルヒだったら即殴るが。

231 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 20:17:38.45 ID:z06RkBbIO
大正野球娘見終わった

終始三郎さんがかわいいアニメだったな

232 :目次 ◆INDEX/woDo :2009/10/02(金) 20:24:06.27 ID:h121/0JS0
>>231
そして二人の愛を戦争という災厄が引き裂くのであった。

233 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 20:25:38.28 ID:iytu5xOE0
「あの……きっ聞いていますか?」
 ハルヒとの茶をめぐる激闘を脳内で繰り広げていた俺は透き通った声に振り返る。しまった、俺も楽器の練習中だった。
 ベースを担当している俺は当然ながらベース奏者にご指導ご鞭撻をお願いしているわけだが、いやはや今日ほどベース担当でよかったと思える日はないね。
「すみません秋山さん、どうぞ続けてください」
 俺のその言葉に安堵の表情を浮かべ、すぐにおどおどし目を逸らしてしまった。可愛い。単純にそう思える。
 十人が見たら十人全員が可愛いと認めるだろうし、その内八人はお近づきになれるならなりたいと思うだろうな。残りの二人は知らん。
 とは言っても会話があまり弾まない。俺も特別おしゃべりじゃないが指導の合間合間で会話の一つもないと寂しいからな。しかも周りは(長門以外)それなりに談笑しながら和気あいあいムードだし。
 決して俺が出来ることならここで秋山さんと距離を縮めてどうのこうの思っているわけじゃないぞ。
「そういえば、今日は1人お休みですか?」
 確か軽音部にはもう一人ギターの子がいたはずだ。その姿が今日は見えない。
「あ、梓のことですか? 今日は用事があって休んでるんです。明日は来ると思いますが」
 そうそう、中野梓さんだ。後輩の一年生部員だったかな確か。ハルヒが「猫耳似合いそうね!」と朝比奈さん感覚の視線を送っていたので覚えている。

234 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 20:33:18.43 ID:iytu5xOE0
 ある人たちは適当に、またある人たちはテキトーに練習を続けていると音楽室の扉が開いた。
「遅れちゃったわ〜ごめんねみんなー!」
 眼鏡をかけたとても美人な人である。軽音部の顧問だろうかね。
「お、きたなさわちゃん! SOS団のみんな! 紹介遅れたけどこの人がウチの顧問山中さわ子! 通称さわちゃんだよ!!」
 田井中さんがハルヒと俺たちに教えてくれたのでどうやら俺の予想通りみたいだ。ハルヒは行儀よくお辞儀をすると、
「私は県立北高SOS団の代表涼宮ハルヒです。本日より桜高軽音部の皆様にご指導ご鞭撻を頂きたくお邪魔させていただいております。ご迷惑おかけするかと思いますが宜しくお願いいたします」
 なんて言いやがった。相変わらず外っ面だけは整えているヤツだ。常にそうしてくれてりゃ俺も楽だし朝比奈さんにだって対抗できると思うんだがな。ところがハルヒの合格点に相応しい挨拶を聞いた山中先生はひどく驚いた表情を浮かべている。
「あら、りっちゃんから聞いた話と違う子ね。こうもっと部員にコスプレさせたり面白いことをしたり私と重なり合う部分があると聞いていたんだけど」
 この言葉を聞いた瞬間、朝比奈さんと秋山さんが同時にビクっとしたのはどういうことだろうね。
「あら、そうなの? それより同じって何々!? 私すごく興味あるんだけど!」
 そしてハルヒが食いついてしまった。
「それじゃあせっかくだしハルヒちゃん! そちらのマスコットはどなた?」
 ノリノリの先生に、
「みくるちゃんいらっしゃい!」
 ノリノリのハルヒが答え、そのまま続けて、
「さわちゃん先生、もしかして軽音部にもマスコットがいるのかしら?」
 と先生に尋ねると、
「ウチのマスコットはもちろん澪だぜー!!」
 先生ではなく田井中さんが答えた。
「ひい! あのあの涼宮さん、いいい一体何がはじっはじ……」
「ちょっと律! って先生まで……」
 同時に二人の美少女が生贄として差し出される。
「ハルヒちゃん、せっかくだし交流の証としてお互いのマスコットを着飾るのはどうかしら? うふふふ」
「いいわね! それじゃあさわちゃん先生澪ちゃんは借りるわね!」
 同時に二人の悪魔が生贄に手を掛ける。
 俺と古泉はそのまま自主退場。場が静まるまでいつぞやの情景をそれぞれに思い描いているのであった。

235 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 20:39:40.20 ID:iytu5xOE0
「いやー! 北高にもさわちゃん先生みたいに話のわかる先生がいれば少しは面白くなるのにー!」
 大満足のハルヒがいつも朝比奈さんの着ているメイド服を着た秋山さんを舐めるように見回したながら言った。どうして朝比奈さんの服を持ってきているんだお前はと突っこみたい気持ちはあるが、それ以上に目をそそられる。
「うう……」
 秋山さんはサイズが合わないためつんつるてんになっている。スカートをぎゅっと握り締めたまま俯いている秋山さんは申し訳ないけどグレートに可愛い。
「澪ー! いいじゃん似合ってるぜ〜!」
 相変わらず元気な田井中さんに、
「うん! 澪ちゃん可愛い!!」
 これまた元気な平沢さん、二人の励ましだかなんだがわからん声も今の秋山さんには届いてない様子だ。
「澪ちゃんもいいけどみくるちゃんも負けてないわねー! 何を着せるか迷っちゃったわ!!」
 山中先生の声とともに視線を移す。秋山さんほど恥じらいもなく着こなしている感じもある朝比奈さんは所謂ゴスロリ風の服に身を包んでいる。こちらも美しく可愛い。さすが北高の天使だね。
「恥ずかしいですけどお人形さんみたいで可愛らしい服ですねぇ♪」
 ハルヒによりすっかり危ないコスプレ慣れした朝比奈さんにとってはこれぐらいの衣装なら余裕なのだろう。
「それじゃあみんな揃ったしお菓子食べましょう!」
 琴吹さんが大き目の鞄からクッキーやらケーキやらを取り出す。
「あ! ムギちゃん私も手伝うね♪」
 すっかり琴吹さんと仲良くなった朝比奈さんもいそいそと取り皿を俺たちに配って回る。
「わーおいしそうなプリンだー! プリン食べたいって思ってたんだ〜!」
 のほほんとした平沢さんは自分の望んでいたお菓子の登場に高揚している。
「じゃあ軽音部のみんな! これからもよろしくね!!」
 ハルヒの号令により親睦会をかねたお茶会が始まった。どういう場所にいてもハルヒはハルヒである。こいつ自身のやる気があればどんな時でもリーダーとして頂点に君臨しているに違いない。
 結局この後は下校の時間までこのままお茶会でべしゃくるだけのSOS団の日常と変わらぬ放課後となった。

236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 20:42:27.32 ID:DA43yhfc0
vipもニコ厨もかわんねーなー

237 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 20:44:10.30 ID:iytu5xOE0
 翌日、相変わらずUnknown同然な授業を受け流している内に放課後となり俺は部室へやってきた。扉をノックすると舌足らずな朝比奈ボイスが聞こえてくる。
 着替えも終わりメイド姿の朝比奈さんは昨日教えてもらったお茶を早速試しているらしく真面目な顔で茶葉の配合やら何やらをメモした紙と睨めっこしていらっしゃる。
 このお姿を一日一回はこの目に焼き付けないと俺の一日は無駄を積み重ねた無駄ミルフィーユと化す。そして俺は誰も邪魔のいない二人っきりの部室で朝比奈さんを眺め続けていたせいであることに気付くのが遅れた。
 二人っきり、そうだ長門がいない。
「朝比奈さん、長門はまだきてないんですか?」
 気になったので朝比奈さんに尋ねると、
「はい、私が一番でした」
 こう返されてしまった。昨日は軽音部に出向いたので先回りしていたらしいが今日はどうしてだろうな。何かあったのだろうか。
 しかし思慮をめぐらせようとしたところでハルヒがやってきたため俺は深く考えずその日を一日過ごすことになった。
 水曜日、珍しくハルヒが「今日は自主休業よ!」と朝一番でSOS団の団活休止を伝えてきた。
 何やら本格的にバンドをやるに当たって機材を揃える必要があると一昨日の桜高訪問で感じたらしく俺は放課後と同時に首根っこをハルヒにつかまれそのまま楽器店のハシゴに連れまわされてしまった。
 しかも晩飯まで何故か俺がおごる羽目になっちまったので疲れたぜ。

238 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 20:48:58.37 ID:iytu5xOE0
 木曜日、二日振りのSOS団である。ノックすると可愛らしい声と共に朝比奈さん登場。まだ着替えてないので制服姿だ。
 しかし、また長門がいない。間に休みがあったがこう何日もあいつの顔を見てないと言葉で言い表せない不安に駆られる。ハルヒもさすがに心配するんじゃないかと思っているとその当人がやってきた。
「いやー今日は暑いわねー! もう10月も近いってのにどーなってんのかしら!」
 セーラー服をパタパタしながらウチワを道具箱から取り出したハルヒはPCの電源を入れていつも通り朝比奈さんにお茶の要求をしている。ここまで長門のなの字もハルヒは発していない。
 まさかあらぬ敵により長門の記憶がハルヒの頭から抜け落ちているんじゃと心配になり、俺は単刀直入に聞いてみることにした。
「なあハルヒ、長門がここ何日か部室に顔を出してないんだが」
 俺の質問にハルヒは「はぁ?」なんて表情を向ける。まさか俺の考えが現実のものに、
「バカね。有希がここにくるはずないじゃない。何よ、こないだ帰り道で珍しくまともなこと言ってたからあんたもやる気を出したのかと思ったのに」
 ならなかった。とりあえずハルヒの記憶から長門の存在が零れ落ちているということはなさそうだ。しかし気になることを言っている。
 まず俺が帰り道にわざわざこいつに話しかけた記憶はないし損得で考えずとも話しかけて良い事があったためしがない俺がこいつに自ら話しかけるわけはなく、これはこれで気になる案件なのだが今は脇に置いておこう。
 そう問題はその前の言葉だ。くるはずがないだと?どういう意味だ。
「だから有希なら桜高でギターの練習してるのよ。あの子口にはしないけどギターをもっと練習して上手くなりたいみたいなの」
 ギターの練習?あいつにそんなものはいらないだろうと思ったがハルヒの言い分をまとめると長門が桜高に毎日出向いていると一昨日田井中さんから連絡が入ったそうだ。
 長門は軽音部の問いかけに何も答えなかったため困り果てた田井中さんがハルヒに聞いてきたらしい。
 ハルヒは長門と会話をした結果ギターの練習がしたいのだろうと判断、しばらく桜高に長門を預けるつもりだと俺に答えてくれた。
 長門がハルヒと会話を成立させたとは考えにくいので、多分ハルヒが自分の都合いいように解釈しているだけなのだろう。その話を聞いているうち俺と朝比奈さんは顔色が優れなくなっていく。
 経験上、どう聞いても何かが起きたのだろうとわかるからだ。またハルヒのアホみたいな力が暴走したのかどうかは現状では不明だが、おそらく桜高軽音部にご迷惑おかけする事態を長門が未然に防ぐため向こうにいるに違いない。
 古泉も部室に顔を出さず加えてハルヒはバンドのことで頭が一杯だったようで団活はすぐに終了した。そしてもちろん、俺と朝比奈さんは用意を早々に済ませ桜高へ向かう。
 長門に事の真相を聞き、場合によっては行動しなければならないからな。毎度の事ながらわけのわからんなんたら素子だかがやってきたのか、ハルヒの魑魅魍魎な力が暴走しているのか、はたまた――ああ面倒くせぇ。長門に聞けばすぐわかることだ。
 俺は深く考えず電車に乗り込み目的地へと急いだ。

239 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 20:53:50.77 ID:cWp9UJoT0
sien

240 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 20:55:17.61 ID:iytu5xOE0
 電車に揺られ到着した桜高の校門前で思わぬ人物たちと出会った。いや、まるで俺達の到着を待っていたかのようだ。
「やあどうも」
「こんにちは」
 両名はそれぞれ俺達へ挨拶を済ます。とりあえずこいつに声をかけにゃならんだろう。
「おい古泉、部活に顔を出さずどうしてここにいる?」
 まさかお前までバンド練習のためにきたとか言う気じゃないだろうな。
「いえ、田井中さんから興味深いお話を伺ったのでね」
 そう隣にいる桜高軽音部の部長さんに視線を送った。
「二人はどうしてここに?」
 その視線を受け田井中さんは俺と朝比奈さんに質問をしてきた。しかし目的をそのまま一般人であるこの人に教えることは出来ない。
「いや、長門の様子が気になりまして。あいつは無口なんで困ってないかなと」
 嘘ではない。苦しい言い逃れには聞こえないだろうし実際怪しまれずに済んでいるようだ。俺の言葉に、
「ゆきりんなら部室で今日も本を読んでるよー! 面白い子だよね〜〜」
 と田井中さんは答えてくれた。いつも通りなら急ぐような事態ではないのだな。それならばいくらか気持ちも楽になる。
「それも込みでお話したいことがあります。すみませんが長門さんを呼んできてもらえないでしょうか?あと、軽音部の平沢さんもね」
 そこまで言うと珍しくまじめ風な顔つきになり、
「おそらく僕の推測が正しければ平沢さんも連れてこないと長門さんはきてくれないでしょうからね。あなたが呼び出したとしても」
 俺の安堵した気持ちを逆なでするように長門召喚を命令してきた。おいおい、どうして長門を呼び出すのに平沢さんが必要なのだ。大体平沢さん含めた軽音部一同に聞かれちゃまずい話満載だろ俺達の話は。
「ふふ、それについては問題ありません。田井中さん、平沢さんをお借り致します」
 俺の疑問を一蹴した古泉は田井中さんに向き直る。
「はっはい! 他の人には私から伝えておくんで!」
 どうも古泉が含みを持って俺に語りかけてくるときはロクなことがない気がしてならない。これが朝比奈さんだったら全肯定でほいほい言われた通りのことをしちゃうんだけどな。
 とりあえず音楽室に置物のように鎮座していた長門に事情を話し平沢さんにも伝える。
「わかった」
「はい。よろしくお願いします……」
 それぞれ承諾してくれたところで俺たちは桜高を後に駅前の喫茶店へ移動した。ハルヒ以外のSOS団の面々プラス軽音部の平沢さんを加えた五人は喫茶店で注文を済ませ現在飲み物をすすりながら沈黙を守り通している。

241 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 20:57:00.75 ID:z06RkBbIO
さてと、ジュラシックパーク3でも見るか

スピノサウルスかわいいよスピノサウルス

242 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 21:06:11.30 ID:iytu5xOE0
 結局ハルヒがいないときは俺がしきる手はずになっているらしい。しかし平沢さんに電波話を聞かせるのはまずい。古泉は問題ないと言っていたが信用ならんので、信頼できる奴に確認を取ることにした。
「長門、そのまあ色々な話があるとは思うのだが……平沢さんに聞かれても問題はないのか? ああいや、お前にとっては誰に聞かれても問題ないのだろうが、そのだな……俺たちは困るんだが」
「問題ない」
 ううむ、我ながら拙い質問文を送ってしまったが長門がそう言うのであれば信じよう。
「長門、何が起きているんだ?」
 直球で聞く。回りくどく聞いても意味がないことをこの一年半あまりで知ったからな。しかし俺はこの時ほど直球で聞くべきでなかったと心の底から思うのであった。
「涼宮ハルヒの力が平沢唯に移行した」
 ………………全員硬直である。その姿を見て説明不足だと感じたのか、
「涼宮ハルヒが平沢唯との入れ替わりを望み、力が移動した」
 付け足した。
「待ってくれ長門、何を言っているのかさっぱりなのだが」
 俺の脳みそでは到底理解できない。
「つまりこういうことですよ。現在涼宮さんには何の力もありません。あなたと同じ一般人です。そして現在ここにいる平沢さんが涼宮さんに代わって世界の中心に存在しているのです」
 さも当たり前のように古泉がさらっと言いやがった。俺も長門がそう言ったことぐらいわかっている。朝比奈さんもだ。問題はその答えではない。
「やっぱり私に変な力が…………」
 平沢さんが俯いたままぽつりとつぶやいた。そう、たとえそれが本当のことだとしてそれを本人に言ったらやばいんじゃないのか。
「そうですねぇ、それに関しては特に問題ありません」
「どうしてだ、世界の再構成だのなんだのを恐れていたじゃないか」
「いえ、平沢さんには涼宮さんのような閉鎖空間は存在しません。よって僕も現在は一般人ですね」
 一方長門も、
「情報統合思念体も問題ないと判断している」
 古泉と同じ意見らしい。
「そもそもですね、既に平沢さんはご自身の力に気付いていらっしゃいますからね。隠し通すことは不可能なのですよ」
 古泉の言葉に俺は平沢さんへ向き直る。そうだ、確かに彼女は俺達のやり取りを電波話としてではなく真面目な話として会話についてきている。

243 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 21:11:52.06 ID:iytu5xOE0
「平沢さん、本当なんですか?」
 ほぼ確定的なのだが念のため聞いてみた。
「はい」
 どうやら俺が思っていた以上に事態はまずいらしい。俺が頭を抱えていると平沢さんがこれまでの不思議体験を話し出してくれた。
「その、なんかアイスが食べたいな〜って思うと憂がアイスを丁度買ってきてくれたりーこのギターソロをミス無く弾けるようになりたいな〜って思ったら練習してないのに弾けるようになったり」
 淡々と平沢さんは語り続ける。
「最初は偶然かなぁって思っていたんだけどあまりにも思ったことがそのままになるから試しに……絶対叶わないだろうってお願いをしたんです。でもそれも叶っちゃって……怖くなって…………」
 そのまま平沢さんはまた俯いてしまった。何を願ったのかは気になるがそれは置いておこう。
「様子が違う平沢さんを心配した田井中さんは長門さんがやってきた日から平沢さんが不調だったので僕に相談してきたんです。そこでピンっときたのですよ。ちなみに平沢さん以外の軽音部の方々にはまだ知られていません」
 平沢さんもそれを望まれているようですので、と古泉は付けたし話を区切った。助かる。平沢さん一人であればまだしも、それが四人、五人と伝え広がっていったら大変なことになるからな。
「もしみんなに知られたら……きっ嫌われちゃうと思って。それに迷惑もかけちゃうかも……そう思って言えないんです」
 いつも元気そうな平沢さんがこんな調子じゃそりゃみんな心配するだろうね。それにしても他人に力を擦り付けるとは迷惑極まりないヤツだ。さっさと平沢さんの力をハルヒのド阿呆に戻さないとな。
 しかし長門は予想外の一言を口にする。
「その必要はない。情報統合思念体は観察対象を既に涼宮ハルヒから平沢唯に移している」
 なんだと。どういうことだ。
「自律進化の可能性として涼宮ハルヒを観測していたがそれが平沢唯に移ったから」
 いや、だからな、それはわかるのだが。
「……私は今後、平沢唯の観測をする」
 長門はそう言うと珍しく俺から視線を外した。
 今の言葉を俺の頭でもわかるようにまとめると、力自体はハルヒだろうが平沢さんだろうが同じなのでそれを自分達の手で入れ替える必要性はない、そして観察対象が変わったので長門が――って待て。
「長門、まさかお前SOS団に顔を出さないつもりか?」
「そう」
 どうにかなりそうだ。意識がふらつく。
「お前やお前の親玉はともかく、それじゃあハルヒが黙ってないぜ?」
「構わない。涼宮ハルヒの不安定な意識は既に観測対象外」
 無能力のハルヒがわめきたてようが情報統合思念体は怖くないってことか。ちくしょう、今の俺が切り札の“ジョン・スミス”を使ってもまるで意味がないってことか。

244 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 21:20:42.13 ID:iytu5xOE0
 長門がいなくなっちまったら問題が発生した瞬間SOS団は空中分解必至だ。他の奴の意見はどうなんだ。
「おい古泉、お前はいいのか?」
「超能力者個人としてはよろしいのですが、どうも機関では意見が二分しているようです。いかんせん巨大な組織です。利害関係がいたるところで発生しているようなんですよ」
 くだらん。
「ええ、僕もそう思います。しかしながら、僕としましても長門さんが顔を出さなくなるのであれば困りますね。涼宮さんが悲しむでしょうから」
「別にあいつがおかしくなっても神人は出ないしお前は困らんだろう?」
「では、逆にお伺いしますがあなたは涼宮さんの悲しむ顔を見ていたいのですか? そうであればその思考は非常にサディスティックですね」
 意味のない質問だ。そんな答えはSOS団の人間なら全員一致で既に出している。
「ふふ、簡単な理由です。もっとも、僕と違って朝比奈さんはそうもいかないようですね」
 古泉の真剣な言葉につられ朝比奈さんを見ると、未だかつて見たことない顔で凍り付いている朝比奈さんを確認できた。
「あ……朝比奈さん……?」
 その顔が衝撃シーンを見せ続けられた人のような顔だったため、俺も思わず声をかけるのに躊躇した。
「涼宮さんに力がなくなったら原因が禁則のまま……わっ私たちはずっとここから三年前に禁則事項で私も責任で禁則に……うう、うえぇぇぇん」
 俺の声に少しだけコチラの世界に帰ってこられたようであるがこれ以上の言葉は発しても全て『禁則事項』になってしまうようなので口をパクパクしているだけだった。

 ――――そして冒頭のシーンに戻るわけだ。今現在、朝比奈さんと平沢さんは憔悴した表情でこれ以上会話に参加できそうもない。一方長門もいつも通りの無表情であり、かつ長門の親玉も困ってないらしいので頼れそうにない。
「ふふ、困りましたねぇ」
 古泉がまるで困ってないような爽やか&健やかスマイルで俺に声をかけてきた。顔が近いぞ気色悪い。
「失礼しました。しかし手詰まりですね。念のため確認しましたが、平沢さんが力を涼宮さんに戻したいと願っても移すことはできないようなんですよ」
 やっぱりそうなのか。そうじゃなきゃとっくにそうしているはずなので薄々気付いてはいたが。
「現在涼宮さんは長門さんがいない理由をバンドのためと勘違いされていらっしゃるようなので幸い不審を抱かれる心配はありません。しかしそれももって一週間でしょうね」
 そりゃそうだ。一週間部室に顔を出さなきゃいくら長門であろうとハルヒ的始末書ものだろう。むしろ一週間も保てば僥倖だ。俺がそんなことをすれば即効で斬首間違いナシだぜ。
「とりえあずこれ以上意見は出なそうですし皆さんお疲れです、今日のところは解散にしましょう。具体的な対応策は明日以降に」
 古泉の一言により今日は解散の運びとなった。
「そうしよう。平沢さん心配しないでください。必ずあのボケにその力を戻しますから。だから変なことだけは願わないで下さいね」
「うん……ありがとうキョン君」
 俺の励ましの言葉に少しだけ元気になった平沢さんは、そのまま俺たちにお辞儀をすると家路へと向かって歩いていった。というかあなたも俺のことをそう呼ぶのですね。
「私も……できることがあればなんとかしてみます」
 すっかりミイラのように干からびた表情の朝比奈さんもとぼとぼ駅の方向へ歩いていった。

245 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 21:21:48.27 ID:iytu5xOE0
「長門、一つ確認していいか?」
 帰りの電車で俺は長門に尋ねた。声が返ってこないのはいつものことなのでそのまま聞き続ける。
「俺達がどうにかして平沢さんに移っちまった力をハルヒに戻したらまた戻ってくるのか?」
 妨害されたりまさか戻しても戻ってこなかったり情報改変したり…そんな心配が俺にあった。情報統合思念体に俺たち人間が敵うはずもないので重要なポイントだ。
 そもそも俺は長門とは敵対したくない。長門は俺の顔を電池が切れた携帯電話のディスプレイのような黒い眼でじっと見つめ
「戻る。情報統合思念体も観察対象を涼宮ハルヒに戻す」
 この日唯一俺が安心できる言葉を伝えてくれた。さらに長門はぽつりと俺に聞こえない声でこう呟いていた。
「私もそう望んでいる」

246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 21:27:25.56 ID:0cDGpuNJO
支援

247 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 21:28:37.09 ID:iytu5xOE0
 金曜日、解決策が思いつかない俺は古泉と共に桜高へ訪れていた。本来ならばこの時間はSOS団の団活なのだが明日のバンド練習準備に忙しいハルヒが早々に部室を後にしたのである。
 ハルヒには悪いがただでさえのっぴきならない事態に輪をかけるようにこいつが騒ぎ出したら誰も対処できないのでかえって好都合だ。朝比奈さんは昨日のショックから立ち直れないのか部室に姿を見せなかった。
 桜高の校門前に平沢さんがいた。やはりあまり元気はないようだ。
「お待たせしてすみません」
 古泉が朝の冷たい空気みたいな爽やかフレッシュ声で遅刻を詫びている。しかし平沢さんは相変わらず梅雨シーズン真っ盛りで湿度にやられちまったかのようなダウナー空気に満ちている。
 そりゃあ変態パワーが突如目覚めたら誰であれそうなるだろう。ハルヒなら喜んで「異世界人出てきなさい!」と言うのだろうが。
 で、昨日と同じ喫茶店に俺と古泉、そして平沢さんがいるわけだが古泉はいくつか平沢さんに聞きたいことがあったそうだ。
 まあ俺の無い知恵では解決方法などが思い浮かぶはずもなく、一日を無為に過ごすことになりかねなかったので付き合うことにした。
「なるほど。つまり力を自覚されたのは火曜日というわけですね」
 古泉の再確認に、
「はい、でもそれは自分で試してみた日なんで実際はもっと前かもしれないです」
 平沢さんが答える。
 平沢さんが自分自身のへんてこパワーに気付いたのが火曜であっても実際はその一日か二日前なのだろう。長門が前日の月曜日、既に軽音部に顔を出していたし間違いない。
「その場で入れ替わったわけではなく、おそらく涼宮さんは自宅に帰られてから意識的に、あるいは無意識的に願ったのでしょう。平沢さんと変わりたいとね」
 つまり日曜の夜に力が移ったというわけか。まあ普通に考えればそれが妥当なのだろう。
「平沢さん、ありがとうございました。とても参考になりました」
 聞きたいことは全て聞けたようで、古泉は平沢さんに帰宅を促した。平沢さんもあまり冴えないのかふらふらしながら喫茶店を出て行く。
 どうして古泉と二人きりで茶をせにゃならんのだなどと悪態をついていられるほど余裕はない。
「どうだ古泉、何か思いついたか」
 自分は何も考えつかないので古泉に話を振った。
「ええ、少しばかりは。まあ簡単なことです」
 こんな時までもったいぶるな。俺はカツ丼を前にしても自供をはじめないホシを問い詰める刑事みたいな視線を古泉にぶつける。

248 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 21:35:04.54 ID:iytu5xOE0
「力が移ったと思える深夜まで朝比奈さんの力で時間遡行をしてもらいます。そして涼宮さんが平沢さんと変わりたいと思った時間に別のことをして気を紛らわしてもらえばいいのですよ」
 確かにそりゃ簡単だがその後また思ったら意味ないんじゃないのか。
「仰るとおりです。継続的に涼宮さんには刺激を受けてもらっていなければなりません。いっそバンドやSOS団のことを忘れるほどのね」
 誰がどうやってそれを出来るというのだ。
「あなた以外いますかね。深夜涼宮さんに電話を入れ『大事な話がある』と呼び出して抱きしめていただければ。これで解決したも同然ではありませんか」
 古泉の野郎は自分で提案したくせにまったく実行する気がないんじゃないかというほどふざけてやがった。
「ふふ、冗談です。そもそも事実の改変には長門さんの協力も必要ですからね」
 冗談なら貴重な時間が無駄になることを話すな。しかし手詰まりだ。やはり長門の力を借りられないのは痛いぜ。平沢さんも「長門さんが協力してくれれば」と言ってたしな。どうやら平沢さんから見ても長門が問題解決の本命に見えるらしい。
 古泉曰く、平沢さんの力はまだまだこれでも不完全なものであり、それが自身の力をハルヒに戻そうとしても戻せない原因の一端ではないかと推測していた。確かに平沢さんも出来ないと言っていたな。
 しかしかといって平沢さんが完璧に力を使えるようになったとき、果たして本当に俺達に協力してくれるか――古泉はそれを危惧しているようだ。
 平沢さんに限ってそんなことはなさそうだが仮にそうなれば俺達は完全に手出しできなくなる。それならば本人が望んでいるうちにどうにかしなけりゃならんよな。
 結局何も浮かばないまま俺と古泉は喫茶店を後にした。確かに今までみたくハルヒに願わせればいいわけじゃないから良い解決案が浮かばないのも無理なかった。
 だが意外な展開を迎え事態は急変する。事態が動いたのは俺が自宅でシャワーを浴びているときだ。妹が風呂場の扉を開けてきた。人が入っているときに何も言わずに開けるんじゃありません。
「キョン君でんわ〜」
 誰からだと尋ねると、
「みくるちゃーん」
 の声が返ってきた。朝比奈さんがわざわざ家の電話にしてくるとはどういうことだ。受話器を受け取り話しかける。
「代わりました、どうしました?」
 すると受話器の向こう側から朝比奈さんの声が聞こえてきた。ただし、
「久しぶり、キョン君」
 今の時代の朝比奈さんではなかった。
「今からあの公園に来てください。お話したいことがあります。あと、服装は必ず制服でお願い。待ってますから」
 それだけ言うと伝えることを終えたのか、俺の返答を待たずして朝比奈さん(大)は電話を切ってしまった。朝比奈さんの頼みであるので拒否するつもりはないが、どうやら未来人からすればハルヒの力はハルヒにあってこその力らしい。
 未来人のご都合に利用されることは気に食わないが、今回ばかりは利用されようが構いやしない。そう思い湯船に浸かる時間を省き俺は自転車にまたがった。

249 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 21:45:03.90 ID:iytu5xOE0
 いつぞや朝比奈さんと七夕にやってきた公園にたどり着いた。公園と言えばここしかないからな。そしてお目当ての人物も予想通りそこにいた。
「早かったですね」
 その笑顔の可憐さはそのままに、大人の魅力で三割増の朝比奈さん(大)だ。
「お久しぶりです、朝比奈さん」
 果たしてこの人にとっても俺と会うのは久しぶりなのだろうか……だが相手が久しぶりと電話口で声をかけてきていたので俺もそれに従った。
「うん。今何が起きているか知ってますよね?」
 そしてやはり予想通りの会話が始まる。ええ、知っていますよ。
「長門や古泉はともかく、朝比奈さんは困ってしまうんですよね」
「はい。原因を作った涼宮さんが当事者でなくなることは未来にとって……その、まずい状態なの。それについて今はお話できません」
 俺としましてもそれぞれの目的については興味ありませんので結構ですよ。平沢さんに移ったあの阿呆の力を戻せればいいわけですし。
「ありがとうキョン君」
 朝比奈さんは深い追求を受けずにほっとしたらしい。その姿は上司に言いたいことをスッパリ言ったOLみたいに晴々していらっしゃる。
「それじゃあ今から時間遡行します」
 古泉が言っていたアホ提案が目の前にちらつく。いやまさかな。
 俺の不安を察したのか、朝比奈さんは綺麗な顔をさらに可愛くしてそれ以上美しくなったら世の女性を敵に回してしまいますよと伝えたくなるほどの笑顔を向けてきた。
「うふふ、平気ですよ。ただ……ちょっと精神的に乗り気はしないかもしれないな。でも時間遡行で涼宮さんと何かするわけじゃないんでその点は安心してください」
 なんだその煮え切らない表現は。まあ頭を撃ち抜きたくなるような行動を閉鎖空間で行うわけではないらしい。俺は深く考えずに何度目かわからない時間遡行を朝比奈さんと共に行うことになった。
 あの気持ち悪いぐるんぐるんした感覚やら何やらを味わい到着した先で俺が行ったことは、この上なく心臓に悪いことであった。
 たどり着いた場所は北高である。ちょっと肌寒く周囲は明るかった。
「いったいいつの朝ですか? ライブ前日とかですか?」
 この空気は朝の澄んだ空気であることはわかった。ただし、いつの朝なのかまではわからない。暑すぎず寒すぎずの過ごしやすい気候……真夏、真冬でないことは確かだ。俺の疑問に朝比奈さんは大変気まずそうに答えた。
「昨年の5月です。ちょうど涼宮さんがSOS団を立ち上げた頃の、時間は午前7時。運動部の朝錬に参加する生徒はそろそろ登校してくる頃かな」
 一年前か。そんな前に戻って何をする気なのだ。不安に駆られていると朝比奈さんはさらに俺の不安を煽った。
「そのですね、今からキョン君のクラスに行くと協力してくれる人が……います」
 嫌な予感がする。俺はその先を聞く勇気がなかったのでこの場でそのまま朝比奈さんに連れられて歩き出すことにした。
 そして教室の扉を開けると嫌な予感が的中した。

250 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 21:50:23.84 ID:iytu5xOE0
「久しぶり……そう言えばいいのかな?」
 こいつを忘れることは俺が死ぬまでないだろう。いや、この場で俺は死ぬかもしれない。ハルヒのとんちんかんエネルギーの爆発を期待し、その引き金として俺を殺すとわめき長門に消された元クラスメイトで長門と同じ存在、

 朝倉涼子がそこにいた。

 背筋が凍るなんて生易しいものではない。なんたって長門が助けてくれた後、俺は実際に刺されたのだからな。目の前の朝倉はその端整な顔立ちを笑顔にする。
 その笑顔のままナイフを振りかざしてきたシーンが俺の脳内で絶賛再生中だ。朝比奈さんも俺が刺された現場にいたからか朝倉の前で完全に萎縮している。
「そんなに構えないで。あなたを殺そうとは思わないから。もっとも、もう少ししたらそうなるみたいだけどね」
 朝倉はまるで来週には自分に恋人が出来るという事実を未来日記か何かで知り浮かれている女のような可愛らしい笑顔で俺たちに話しかけた。
「異時間同位体のあなた達が来るのは知っていたわ。さ未来人さん、早く終わらせちゃいましょう?」
 そして今度は朝比奈さんにだけその笑顔を振りかけた。
「はっはい……そうですね」
 朝比奈さんはビクッとして朝倉の言葉に肯定する。その姿は高校生朝比奈さんと同じような姿であり、ああやっぱりあの人の成長した姿なんだなぁとこんなとこで実感させられた。
「待ってくれ……朝倉よ、まあお前が俺に何もしないということは……六百歩ほど譲って信じよう。だが、どうしてお前が俺達に協力するんだ?」
 出来るなら話しかけないに越したことはないが聞かなければならないこともある。俺は思い切って朝倉に言葉を投げかけた。
「長門さんはともかく、私たち急進派にとってはあの力が涼宮さん以外にあっても駄目なのよ」
 情報爆発が得られないということだろうか。
「大正解! あなたも色々涼宮さんに振り回されて素敵になったみたいね!」
 朝倉のような美人に素敵と言われてもちっとも嬉しい気持ちにならないのは察して知るべきであろう。
「我々急進派は情報フレアを観測することに進化の可能性を求めているの。だけど平沢さんは感情の波こそあれど涼宮さんのような情報爆発を期待できないのよ」
 溜息まじりに朝倉は言葉を続ける。
「私たちも今や少数勢力、私の代わりをそちらに用意することも出来ない。だから今回あなた達にここまで来てもらったの」
 なるほどな。つまり朝倉一派と朝比奈さんたち未来人が一時的に手を組んだというわけか。どちらもハルヒに力がないと困るとは難儀な存在だ。それにしてもまさか朝倉と再会することになるとはな。
「平沢さんのおかげじゃない?」
 朝倉は柔和な笑顔でそう言っている。古泉風に言わせればそう願ったからですよということか。確かに平沢さんは“長門さんの協力があれば……”と言っていたが……平沢さん、これじゃあ宇宙人違いです。

251 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 21:58:52.45 ID:cWp9UJoT0
支援

252 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 22:04:21.11 ID:iytu5xOE0
「でっでは時間もありませんので平沢さんに力が移った時間へ移動しましょう!」
 そんな声なき思いを俺が胸の内に秘めていると俺以上にカチコチの朝比奈さんが言葉を発した。本当に時間がないというよりも朝倉と対面しているのが辛いだけなんじゃないかね。だが朝倉が朝比奈さんに待ったをかける。
「私はついていけないわ。プログラムをここで渡すまでが私の役目。だけど何がいいかしらね」
 どうやら宇宙人さんの都合で俺達と異時間へ移動するわけにはいかないらしい。プログラムを渡すという一言に、ハルヒがいなくなっちまった世界を修正するために長門が渡してくれたピストルを思い出す。
「そうね、あなたにプログラムを打つからあなた自身でそれを注入してくれるかしら?」
 朝倉の表情に悪意ある笑顔が浮かぶ。俺の誰にどうやってという表情を察して朝倉は、
「平沢唯さんに。方法は……男女なんだから簡単じゃない? 幸い男は勝手に射出する身体構造だし」
 そう答えた。俺を変態の犯罪者にするつもりか。平沢さんと然るべき関係にあるのであればまだしも間違いなく俺はそれ相当の社会的制裁を受け、ハルヒには「二度と外道にならないようにしてあげるわ!」と不能者に追い込まれるだろう。
「ふふふ、冗談よ。まあ別にそれでもいいんだけど」
 思わずハルヒに向けているようなツッコミをこいつに入れようとしていたが、下手に手を出して刺されでもしたら困るのでやめておいた。
「頼むから真面目にしてくれ」
 俺の困り果てた表情を十分堪能したのか、朝倉は持っていた自分の弁当箱を取り出し俺に手渡した。
「これを食べてもらって。味には自信あるわよ。なんなら味見してみる? 私が食べさせてあげよっか?」
 多分朝倉の手料理は最高にうまいのだろうが遠慮しておこう。注射やピストルではなく食べ物にプログラムを仕込んでいる辺りが長門と違って明るい朝倉らしい。
「わかった。そんじゃ世話になったな」
 そして俺はわかってはいたがついこう言ってしまった。
「なあ朝倉」
 一呼吸置いて、
「俺を襲ったらお前は消されちまう。だから」
「無駄」
 俺の発言が最初からわかっていたかのように、朝倉は俺の言葉に自分の言葉をおおいかぶせた。
「今の私に何を言おうと、そのときはあなたを殺そうとして私は長門さんに消されるのよ。わかっているけど変えられない運命なの」
 だよな。あったことがなかったことになるわけにはいかないらしい。それは俺もわかっていたがどうしても言いたくなってしまったのだ。
 なんというか、朝倉の異常動作だってもしかしたらハルヒ以外の遠因もあるんじゃないかと――この朝倉やハルヒの消えちまった世界の朝倉を見ると思ってしまう。
「ふふ、本当あなたって甲斐性なしよね。でもありがとう。もしまた私がそっちに現れたらそのときは優しくしてね」
 俺はどうしても魯鈍な駄目人間らしい。朝倉の柔らかい口調と笑顔を見て殺されかけた相手にもかかわらず可愛いと思ってしまった。

253 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 22:08:47.61 ID:z06RkBbIO
紬「むーぎゅむぎゅむぎゅー琴吹の子ー♪」
紬「KORG担いでやってきたー♪」
紬「むーぎゅむぎゅむぎゅー天使の子ー♪」
紬「むっちりボディの女の子♪」

紬「あの子が笑えばー笑顔になれるよー♪」
紬「ワークワーク チュッギュッ!」チュッ
紬「あーの子がー大好きー まーっきーっきのー♪」

紬「むーぎゅむぎゅむぎゅー琴吹の子ー♪」
紬「天使の笑顔の女の子♪」

254 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 22:09:58.32 ID:iytu5xOE0
 再び時間遡行をした朝比奈さんと共に平沢さんの家にやってきた。ただ今深夜二時過ぎ、ハルヒの力がもうすぐ移るらしい。
 朝倉はハルヒの力が移る前に弁当を、移っちまった後にデザートのクレープを食べさせるようにと言っていた。まるで食前薬と食後薬だなと思いながらすうすう寝息を立てている平沢さんの前にやってきた。
 平沢さんの可愛い寝顔を彼氏でもないのに見るのは申し訳ない気持ちになったが今回ばかりは仕方ないと自己解決して平沢さんをゆすり起こす。
「ふええ……う〜ん…………れえ? キョン君だぁ。夢見てるのかあ〜うーん。キョン君はハルヒちゃんの恋人だからね〜」
 平沢さんは寝ぼけている上に大きな勘違いをしていらっしゃるらしい。それを訂正することも含めて話し合いが必要だな。
 で、目を覚ました平沢さんに事情を説明……しても信じてくれるわけがない。なんせ今目の前にいる平沢さんはまだ力もないしそんな存在を知らないのだからな。
 苦肉の策で俺と朝比奈さんは適当にごまかし夢の中であると誤解してもらう線で話を進めた。夜食に大喜びした平沢さんは朝倉の手作り弁当を完食し、食後のクレープを食べきってくれた。
「ぷはあ、ごちそうさまでしたぁ」
 そしてそのまますやすやと寝息を立てて再び眠ってしまった。単純でうらやましい。寝ている平沢さんを起こさないように小声で朝比奈さんに声をかける。
「どうですか?」
「はい。これで元通りです。よかったぁ」
 朝比奈さんの安心した表情に見とれていたが平沢さんの部屋で長居するのもなんなので朝比奈さんに帰宅しましょうと告げる。しかし
「ふふ」
 慈愛に満ちた母なる修道女に劣らぬ微笑みを俺に投げかけてきた。そして、
「キョン君、最後に大事なお仕事があるの。もう少しだけ付き合ってね」
 仕事はまだ終わってないと告げられてしまった。俺は言われるがまま三度時間遡行を行い……今までで一番くだらないことをして元の時間並列に帰ってくるのだった。

 翌日、目が覚めるとすでに朝の九時過ぎを回っていた。ケータイの着信履歴には涼宮ハルヒの五文字がこれでもかと羅列されていた。そしてまたケータイが着信音をばら撒く。
「死刑だから!」
 マジ切れ数秒前の口調でハルヒはいの一番にそうがなり立ててきやがった。寝坊して悪かったな。何せ俺は昨日、馬鹿げた一言を最後ハルヒに言っちまった。
 あんな非日常の無駄遣いとそれで全てが解決したのかという二重の不安によりなかなか寝付けなかったんだ。休息ぐらいさせてくれ。俺は先に行ってくれと伝え制服に身を包む。
 今日は休日であるが例のごとく桜高へ出向くことになっていたので制服である。さすがに私服で他校にお邪魔するわけにはいかんからな。
 SOS団どころか桜高軽音部のご飯まで俺が払う羽目になりかねん寝坊も問題が解決しているのなら気にはならない。さて、果たしてどうだろうかね。

255 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 22:13:34.91 ID:iytu5xOE0
 結論から言おう。平沢さんの無邪気な笑顔を見て自信、長門への確認により確信に変わった。なんて某野球選手みたいなことを言ってはいるが、へんてこパワーはどうやらハルヒにちゃんと戻っているらしい。
 これには古泉と朝比奈さんも驚いていた。
「驚きました。もしやあなたも情報統合思念体の一派ですか?」
 これは古泉による冗談だ。ふざけるのも大概にしてくれ、俺は長門や朝倉みたいに万能じゃないぜ。
「でもよかったあ! キョン君本当にありがとう!!」
 いえいえ、朝比奈さんのお陰ですよ。
「え? 私は何もしてませんよお?」
 してくれましたよ。未来のあなたがね。それは言えないので笑ってごまかしておいた。
「…………」
 長門は相変わらずいつもの調子である。そりゃこいつらにとってはハルヒだろうが平沢さんだろうが関係ないようだしな。興味もないんだろう。少しばかり朝倉たち急進派がかわいそうになってくるがまあいい。
「ほらそこぉ!! 喋ってないでさっさとこっち来なさい!!」
 濃縮還元したかのようなとびきりの笑顔でハルヒは俺達に声をかけてきた。おい、今は休憩中でお前は中野さんをいじり倒していたんじゃないのか。
「キョン、あんた今日の醜態を忘れているんじゃないわよね? 言っておくけどあんたはこれから一週間、私たちと軽音部のみんなにおごり確定なんだからね!」
 ちょっと待て、お前らにおごるのは論外だが軽音部の皆さんには一週間どうやっておごれと。まさか桜高へわざわざ出向けと言うんじゃないだろうな。
「言うわよもちろん! 私も代表としてあんたと共に責任を背負って一緒に行ってあげるから安心なさい」
 こいつと一緒で安心できたことなど一度しかない。誰もが知っている規定事実である。
「ハルにゃん今日も元気だな!」
 田井中さんがハルヒのテンションに合わせ自分も負けてられないぜとさらにテンションを上げる。
「おい律、みんないるんだから騒ぐなよ。恥ずかしいだろ」
 それを早々に抑える秋山さんはもじもじしている。本当に人見知りの激しい人だ。
「そろそろお昼ごはんにしよーよー!」
 そんなやり取りの繰返しも飽きたのか、平沢さんがお昼ご飯を催促している。
「先輩も相変わらず元気……でしたよね?」
 そんな平沢さんのいつも通りに後輩の中野さんは微妙な表情をしている。
「どうしたのあずにゃん? 私はずっと元気だよ?」
 様子のおかしい中野さんにクエスチョンマークを頭に浮かべた平沢さんが尋ねる。当然だが俺達SOS団以外の部外者は記憶が上塗りされている。平沢さんがあんな奇怪な体験をして精神を病む必要もなくなったわけだ。
 ただ俺達の悩みを共有できる人間が一時的に増えていたので、少し惜しむ気分もある。
「それじゃあお昼にしましょ! みんな今日はキョンのおごりだからじゃんじゃん好きなものを注文しなさい!!」
 ハルヒを先頭に十人もの団体一行は近くのファミレスへ移動するため歩き出した。まあいいぜ、今日ぐらいは俺がおごってやってもな。

256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:14:36.53 ID:HxF9oKHP0
(´┗┛ー┗┛)

257 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 22:17:11.86 ID:iytu5xOE0
 週明けの月曜日、部室にはようやくいつもの景色が戻っていた。
「……」
 ようと声をかけると視線だけ俺に移し長門は読書の世界へと帰っていった。何も言わないが、どうやらちょっとだけ改変された世界の不都合とやらを修正してくれたのは長門のようだ。結局こいつの世話になっちまった。
 程なくして朝比奈さんがやってきたがメイド服をクリーニングに出すためすぐ帰られてしまった。俺もご一緒したかったが部室にいなかったらその場で死刑にするからと意味不明なことをあいつに言われていたのでおとなしく待っていることにした。
「いるわねキョン! それじゃあお詫び行脚へ行くわよ!!」
 そして部室にやってきたハルヒに腕をつかまれ俺は桜高へ向かうこととなった。ハルヒの肩にはギターがかけられている。盗んできたのかと思いきや、どうやら平沢さん中野さんの桜高ギタリスト二名と昨日の休日を利用して買ってきたものらしい。
 とうとうマイギターを手に入れるまでになったかこいつのバンド熱は。そして普通の人と仲良く買い物をするという女子高生らしい暮らしもできるようになったか。
 そんなにあの一言がこいつのバド魂に火をつけるとは。やはり言葉の力は恐ろしいものであり、滅多なことは言えないと再認識したぜ。
 そもそも合同練習以来、ハルヒが妙にハイテンションだったのは俺のあの一言が原因だったのかもな。

 あの日、朝比奈さんと最後に向かった過去で俺は帰宅するハルヒの後を追いかけ声をかけることになった。それが朝比奈さんの命令だったからだ。そして実にシンプルな一言を伝えた。桜高での合同練習初日を終えた帰り道である。
「何よ」
 夕日に照らされた赤い顔をこちらに向け、ハルヒはぶっきらぼうに俺へ言葉を投げかける。思ってもいないと言えばそうだし、思っていると言えばそうである言葉をお前にかけようと思ってな。言われた通りに俺はこうハルヒに言った。
「今日のバンド練習、楽しかったぜ。またSOS団で桜高に邪魔させてもらおうな」
 珍しく素っ頓狂な顔をしているハルヒである。
 そんなに俺の前向き発言が珍しかったのか、あるいは自分のもやもやを俺のこの言葉が吹き飛ばしたのか、ハルヒは急に馬鹿でかい声になり光り輝くかの有名な黄金の剣にも負けないまぶしい笑顔で、
「そうね……当たり前よ!! だって私が企画したんだもの!! でもあんたがわざわざそう言ってくれて確信したわ!! また来週も絶対行くからね!!」
 うんうんと頷きながら上機嫌の体で帰っていった。夕日に照らされていた赤い顔は赤いままだった。にしてもこんなアホみたいな言葉をかけただけなのだが、これでよかったのだろうか。呆けていると朝比奈さん(大)が近づいてきた。
「お疲れ様でした」
「朝比奈さん、これで本当にいいんですか?」
 朝比奈さんは大きく頷き肯定の仕草、続けて、
「完璧です。これで涼宮さんは平沢さんと変わりたいと思うこともなはずです。あとは長門さんやそちらの私がどうにかすると思います」
 と言った。

258 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 22:26:20.08 ID:iytu5xOE0
 さて、ひとまず解決はしたが疑問も残る。現在、俺は今回の時間遡行について話を聞きたいと古泉にせがまれたのでそのあらましを語ってやっている。暇だったのでポーカーをやりながらだ。
 一方的に話すのもなんなので、残った疑問を古泉に逆質問してみる。
「結局ハルヒは何がしたかったんだろうな」
 迷惑極まりない自分の力なすりつけという無自覚の悪行は何が原因だったのか俺には理解できなかった。古泉は珍しく簡潔かつわかりやすい言葉で俺に教えてくれた。
「恐らくですが、平沢さんや軽音部の皆さんがうらやましかったんですよ」
 でも、自分自身が入れ替わってしまったらSOS団が蔑ろになってしまう。そんな風に悩んでいるうちに力だけが移っちまったってわけか。それにしたって俺達との活動が不満だったのかあいつは。
「そうとは思えませんね。むしろ逆でしょう」
 僕の仮説ですけど、と古泉はいつもの説明口調で前置きし語ってくれた。
「涼宮さん自身、音楽が好きでバンドにも興味があります。しかし僕を含め他メンバーはまったくの素人です。それを気に病み軽音部に教えてもらえばいいと考え今回の企画を立案した」
 しかし、と古泉は言葉を繋げお得意の演説を続ける。
「僕達団員がこの企画を楽しめていたのかどうかを考え、そう考えているうちに自分と軽音部、特に涼宮さんが気に入っていた平沢さんと自分を比較して今回の事態が発生したんですよ」
 非常に勝手な思考でまことにあいつらしいな。だけどあいつが自分のことではなく俺達のことを優先的に考えた結果の出来事だとはにわかに信じがたい。
「以前もお話しましたが、涼宮さんも人として成長しているのです。もちろんあなたや……僕だってね」
 古泉はそう言いながら手札を明かす。成長か……そんなもんかね。俺は古泉のフラッシュをフルハウスで粉砕しながらハルヒのいない団長席を眺めていた。
 結果としてハルヒが気を変えることもなく、全員が全員元の鞘に納まり今回の事件は解決した。
 まったく無関係であった平沢さんに非日常な体験をさせてしまったのは申し訳なかったがその力をハルヒみたいにわけのわからんことに使う人じゃなくて助かった。

259 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 22:29:14.89 ID:iytu5xOE0
「目標は合同ライブよ合同ライブ!!
 三週連続で軽音部にお邪魔した俺達は、現在お昼ごはんのため先週と同じファミレスで食事中だ。ハンバーグを早々に食い終えたハルヒはウマの合う田井中さんと合同ライブ開催に向け日程を話し合っている。
「へーこんなお茶っ葉もあるのねぇ」
「ムギちゃん今度一緒に買いに行かない?」
 琴吹さんと朝比奈さんもそれぞれ予定を立てている。朝比奈さんのキーボードはまるで進歩の兆しが見えていないが、琴吹さんは根気強く教え続けているという情報も付け加えておく。
「皆さん色々予定を立てているようですし僕達もいかがですか?」
 古泉、野郎との予定は俺のスケジュール帳に書く欄がないんだ。
「それは残念」
 俺や長門、古泉は普段の団活と同じポジションにいる。そんな黙っている俺達よりもイジりがいがあると思ってか、ハルヒは、
「梓ちゃんいらっしゃーい!」
 中野さんを呼びつけ何やらはじめやがった。田井中さんもそれに加わり妖しい空気になってきた。やれやれ、俺が止めないと誰も止めないのはいつものことか。そうしてあまり調子にのるなよとハルヒに声をかけようとした。
「おいハ」
「律! お店の中であんまり騒ぐな!」
 ハルヒと言う前に秋山さんが田井中さんへ釘を刺した。どうやら軽音部的俺ポジションは秋山さんらしい。
「なんだよー! いいじゃん別にー」
 ぶーぶー駄々をこねる田井中さんに対しハルヒは
「りっちゃん逆に考えなきゃ。つまり部室に帰ればいいってことよ!」
 それは揚げ足だろと言わんばかりの解釈を言っていた。この調子だとまた練習どころじゃないんだろうな。

260 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 22:32:49.54 ID:iytu5xOE0
「もう面倒くさいわ! 来週はみんなで遊びに行きましょう。不思議探索ツアーよっ!」
 ハルヒの提案に田井中さんや琴吹さん、それに平沢さんと朝比奈さんが賛同と取れる笑顔を向けている。
 よく見ると秋山さんや中野さんも部長田井中さんに意見しても無駄だし的な空気をかもし出しているし、古泉や長門に至っては言われるがままな空気である。
 いやまあ、多分ここにいるみんなは表情や内情どうあれ、同じことを考えているはずだ。そして誰よりもハルヒ自身が一番感じているだろう。
 まあいいぜ、せっかく色んな人と仲良くなったんだ。ハルヒだって楽しんでいるみたいだし、俺は文句も言わずその場の流れに乗っかることにした。
 ハルヒにまた分かり合える友達ができたことも良い事だし、俺としてもなんだかんだで音楽を提供する側も悪くない気分だし、たまにはハルヒが持ち込んでくるイベントも悪いもんじゃないなと考えていた。
「じゃあ当日はキョンが費用の十割を負担するから財布は持ってこないように!」
 さっそく前言を撤回せざるを得ない事態に陥ってしまったようだ。やれやれ、十割負担はどうにか避けるとするがこのままでは平沢さん達をはじめとする軽音部の皆さんにハルヒの専属財布だと思われかねん。
 俺は肩を竦め依然中野さんにセクハラを続けているハルヒを静止するのであった。その様子を田井中さんが冷やかす。
「お! ハルにゃんのカレシが俺を構えってさー!」
「バッバカ言うんじゃないわよ! 誰がこんな奴!」
 そう言いながら俺の首根っこを掴むハルヒを軽音部の方々はそれぞれ顔を赤らめて見ていらっしゃる。ハルヒよ、それじゃあ誤解の上塗りだ。
 俺はこのまま軽音部の皆さんに勘違いされ続けるのと財布として見られるのでは、どちらが幸せなのかと思案するのであった。

『ディストーション・シミュレーション』終わり

261 :なめたん ◆k05EaQk1Yg :2009/10/02(金) 22:33:51.06 ID:iytu5xOE0
長々とありがとうございました
時系列は前回の余波は唯たちが1年の秋、今回は2年の9月中旬です
ただキョンと古泉が余波の話をしているのは2年次の12月なので少し話が前後しています

まとめると
余波の本編(唯1年の秋)
今回の話(唯2年の秋)
余波キョンと古泉の会話(唯2年の冬)
ということです
次回はちょうど真ん中の三部、軽音部以外のけいおんキャラも出ますので今回の長さ&けいおん色の少なさを見逃してやってください><
ちなみにお分かりかと思いますがキョンたちと唯たちは同級生であり、涼宮ハルヒの驚愕以降の設定で書いています(驚愕…いつ出るんでしょうねぇ・・・)

262 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/02(金) 22:35:01.25 ID:fIoYTWVyO
支援ついでになんか投下



space guitar girl!



 夢を見た。また、あの日の夢だ。あれからもう、3年もの月日が経つ。
 憂……今あなたは、一体どこにいるの?どうして私から離れていったの?会いたいよ……憂……。

 地球から何億光年も離れた、別銀河のとある惑星。ギターとアンプを抱え、バイクに跨る女性が1人。
 女性は酒場の脇にバイクを停め、中に入る。
「マスター、何か景気のいい話ない?」
 マスターはチラリと壁の貼紙を見る。女性はそれを見て、首を横に振る。
「あれじゃ、ちょっとね。飛びっきりのをお願い」
 マスターは顔色ひとつ変えず、女性に酒を出す。女性も顔色ひとつ変えずに、その酒を一気に飲み干す。
 それを見たマスターは、無言で一枚のカードを差し出す。女性はそれを受け取ると、酒場を後にする。

「やるな、あの嬢ちゃん」
 酒場の隅のテーブルで飲んでいた男は、彼女の一部始終を見た感想を呟き、後を追うように酒場を出て行く。

263 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 22:36:41.86 ID:z06RkBbIO
>>261


264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:36:56.23 ID:EHi/co7EO
>>261
おつ

265 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/02(金) 22:44:27.52 ID:fIoYTWVyO
>>261
支援のつもりがニアミスで終了でしたか



266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:44:57.95 ID:HxF9oKHP0


267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:49:57.29 ID:JeJk/6mx0


268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 22:53:02.99 ID:SJU8x4uXP
もつ鍋、でなく乙

269 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 23:00:31.88 ID:cWp9UJoT0
乙!



270 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/02(金) 23:01:52.47 ID:PlufMfHWO
けいおん!のssなら麦茶さんが今投下してやるってハリキってましたけど・・・

271 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 23:03:12.69 ID:cWp9UJoT0

続き投下しますね

272 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 23:04:13.77 ID:cWp9UJoT0
>>183の続き

 ムギはうなされていた。
 琴吹のお嬢様。
 いつもそう呼ばれていた。
 自分が嫌だと思っても、周りはそれを止めない。
 どうしても出来てしまう周りとの壁。
 だから、高校で純粋な友達を作れて本当に嬉しかった。
 同じ年頃の女の子たちと遊ぶことがこんなに楽しかったなんて。
 それに、最近はアルバイトも始めた。
 最初は親や周りの人間に反対はされた。
 でも、今は自分の意思でやっている。
 そんな最近の生活に、ムギは十分に満足していた。
 だけど、やっぱり普通の女の子にはなれない。
 そういう運命なんだと思ってしまえば諦めがつくのかもしれない。
 だけど、だけど、だけど。
 そう頭の中で呟くたびに自分が泥沼の中に引きずり込まれていくような感じがした。
 唯ちゃん、りっちゃん、澪ちゃん、梓ちゃん。
 軽音部のメンバーの顔が浮かんでは消える。

「おい、起きろ」

 乱暴な男の声でムギは目を覚ました。


273 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 23:05:04.14 ID:cWp9UJoT0
 気付けば縄で体を縛られていた。
 目の前の男は覆面を付けており、感情は声の調子から推測するしかない。
 ムギは思い出した。
 昨日の夜のことを。
 それは家の門の前で起きた一瞬の出来事。
 突然目の前で止まった車から降りてくる男たち。
 背中に突き付けられた刃物は叫び声を出させなくさせるには十分だった、
 そのまま車の中に押し込められ、車は動き出した。
 息急く男達の会話。

「うまくいったな」
「おい、ホントにこいつが琴吹の娘なのか?」
「間違いない、こいつだ」

 だが、男の1人は納得のいかない顔でムギを一瞥する。

「それにしては無防備過ぎないか……?」
「油断してたんだろ」

 ムギは口に猿ぐつわをはめられており、声が出せない。
 だから必死に目で訴えた。
 助けてほしい、と。
 だが、男達はムギと目を合わせることは無かった。

「これであの『浮遊眉毛計画』も終わりだな」
「まだ分からないぞ」
「ふん、俺はもう浮足立ってしょうがない」

 『浮遊眉毛』という言葉にムギは聞き覚えを感じた。


274 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 23:05:45.33 ID:cWp9UJoT0
「それより、つけられているとか無いんだろうな」
「大丈夫だ、ほら、この通り」

 男の手には完全に折られたムギの携帯があった。

「他に追跡されるような物は持ってなかったぜ」

 そう言って、ムギの方を振り向く。
 男が驚いた声を上げる。

「おい、こいつ起きてるぞ」
「な、眠らせたんじゃなかったのか!?」
「ふん、聞かれたってべつに構いやしないさ」
「だが……」
「どうする?」
「好きにしろ」

 そう言われて、助手席に座っていた男が後部座席に身を乗り出す。
 手にはスタンガンを持っていた。

「ふひひひ……」
「んッ! むぐ〜っ!」

 バチンと音が聞こえ、ムギの記憶はそこで途切れた。


275 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 23:06:25.72 ID:cWp9UJoT0
「おい、飯だ」
 
 回想にふけっていたムギははっと我に帰る。
 目の前にはパンといまどき珍しい瓶入りの牛乳が一本。
 男は縄をほどきながら言う。

「何か変なマネしたら、飯抜きだからな」

 そこにはなんの感情も感じられない。
 ムギはパンをかじりながら祈った。
 これが夢であることを。
 蜘蛛の巣が張っている窓からは、綺麗な夕暮れが見えた。 

[指令2]‐[終わり]



276 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 23:07:06.10 ID:z06RkBbIO
>>270
いけねえなぁ…嘘を教えるのは…

277 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/02(金) 23:09:12.47 ID:PlufMfHWO
危ないです
あげちゃいますよ?

278 :ギ―助 ◆CvdBdYFR7. :2009/10/02(金) 23:10:30.27 ID:cWp9UJoT0
最近は長編が多いですね

279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/02(金) 23:13:48.81 ID:JeJk/6mx0
>>276
197 名前:午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A [sage] 投稿日:2009/10/02(金) 23:07:06.10 ID:z06RkBbIO
けいおんのSSならこの俺様が今すぐ投下してやるぜ!



ふむ

280 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/02(金) 23:15:41.56 ID:PlufMfHWO
>>276
え?だってさっき麦茶さんが…………あれ?じゃああの人は……?

281 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 23:17:44.81 ID:z06RkBbIO
>>279
ダウト!
本物の>>197は…コイツだ!!

戻197/280:天倉澪 ◆ER64J6XKva5u [sage]
2009/10/02(金) 15:13:58.91 ID:PlufMfHWO(10)
やった!

麦茶さん……よろしくおねがいしますね///
--- 以下スレ情報 ---
【初心者】まったりけいおん!SS書いていくスレ【新規歓迎】 (280)
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1254325821/

282 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/02(金) 23:34:03.04 ID:fIoYTWVyO
なんか動物化終わらせるとか言ってた気がするが、気にせず続き



「クラブ『BOARD』……ここみたいね」
 女性は扉を開き、地下へと続く階段を降りる。
 店内にはアップテンポのナンバーが繰り返され、それにノって踊り騒ぐ客達。
 女性は店の奥へと進む。スタッフルームに入ろうとする女性を黒服の男が止める。女性がカードを見せると、男は道を譲る。
「やあ、待ってたよ。平沢唯さん」
 女性-唯-がスタッフルームに入ってくるなり声をかける男。その両隣に、2人の女がいる。
男「俺はカズマ。ここの支配人をやってる者だ」
女A「久しぶりの『お客様』ですね。私はサクヤ。よろしくね」
女B「……ムツキです。よろしく」
「カズくんにサクちゃんにムッちゃんね。みんな、よろしくね」
 早速ニックネームをつけて呼ぶ唯。
カズマ「カズマさんにしてくれると有り難いんだけどな。支配人だし」
サクヤ「あら、可愛らしくて良いじゃないですか」
ムツキ「ムッちゃん……」

283 :天倉澪 ◆ER64J6XKva5u :2009/10/02(金) 23:51:54.59 ID:PlufMfHWO
麦茶さん!私のこと好きですか?

284 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 23:52:41.98 ID:z06RkBbIO
梓「カズマ…?」

カズマ「俺は剣崎 カズマ…またの名を、仮面ライダーブレイド」ターンアーップ




こうですね、支援します

285 :午後の麦茶 ◆aozzrhnk3A :2009/10/02(金) 23:53:42.32 ID:z06RkBbIO
>>283
ムギちゃんの次くらいに





と言ったらどうなるんだろう…ドキドキ

286 :謎の小袋 ◆PzD3ftv2xo :2009/10/03(土) 00:00:22.45 ID:qCkPdfPYO
カズマ「しかし……随分ゴツいもん持ってるな。重くないのか?」
 カズマは唯の持つアンプを見て言う。普通アンプという物は、唯のように華奢な女性が片手で持てるような重さではない。
 それを唯は片手で持っているのだから、驚くのも無理はない。
唯「この子はね、友達の会社で作って貰った特注品なんだ。こう見えて意外と軽いんだよ」
そういうと、アンプをサクヤに渡す唯。
サクヤ「あら本当。軽いわ」
 嬉しそうにアンプを振り回すサクヤ。
唯「あう〜アンピーいじめないで〜」
ムツキ(アンピー!?名前!?)
カズマ「あ〜、そろそろ本題入っていいか?」
その声に、女性陣がカズマの方を向く。
咳払いをひとつして、カズマが話し始める。
カズマ「さて、唯ちゃん。君が追っているのは、そんじょそこらの犯罪者じゃない。そうだな?」
唯「うん。多分、だけどね」
 唯は、3年前、突然記憶を失った憂を、見知らぬ女性が連れ去ったという出来事を話した。

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